唇の乾燥・ひび割れケア完全ガイド|ガサガサ唇を即効改善するリップケア法
「唇がカサカサしてリップがのらない」「ひび割れて痛い」――そんな唇の乾燥トラブルに悩んでいませんか?唇は皮膚が薄く、汗腺や皮脂腺がないため、乾燥や外部刺激の影響を受けやすいデリケートなパーツです。正しいリップケアを知っていれば、ガサガサ唇もふっくらなめらかに改善できます。
この記事では、唇の乾燥・ひび割れの原因から、今日からできる予防習慣、応急ケア、市販で買えるおすすめリップアイテム、病気の可能性まで徹底解説。あなたの唇を守り、美しく保つための完全ガイドです。
唇が乾燥・ひび割れする原因とは?
乾燥やひび割れでガサガサになった唇は、見た目だけでなく痛みや不快感も伴うもの。実は唇には皮脂腺や汗腺がなく、バリア機能がとても弱いため、肌以上にトラブルが起こりやすい部位です。ここでは、主な原因を3つの視点から解説します。
空気の乾燥・寒さ・紫外線などの外的要因
冬の冷たい風やエアコンによる乾燥は、唇から水分を急速に奪います。また、紫外線も大敵。唇の皮膚はとても薄いため、UVダメージによって乾燥や炎症が進行しやすいのです。
対策ポイント
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加湿器を使って室内の湿度を保つ
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外出時はUVカット効果のあるリップを使用
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マスクやマフラーで物理的に保護する
リップや口紅の刺激・合わないスキンケア
意外と多いのが、リップクリームや口紅そのものが刺激となり、逆に乾燥やひび割れを悪化させるケースです。メントールや香料が強いもの、落ちにくい口紅などは、唇の皮膚に負担をかけることがあります。
対策ポイント
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成分を確認し、無香料・低刺激タイプを選ぶ
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クレンジングは優しく行い、落とし残しを防ぐ
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自分の唇に合うリップを見つけるまで複数試す
水分不足・栄養不足・生活習慣の乱れ
体の内側のコンディションも唇の状態に直結します。水分不足はもちろん、ビタミンB群・ビタミンE・鉄分などが不足すると、唇が荒れやすくなります。また、睡眠不足やストレスもターンオーバーを乱し、修復力を下げてしまいます。
対策ポイント
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水をこまめに飲んで体内から潤いを補う
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野菜・果物・良質なたんぱく質で栄養バランスを整える
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睡眠時間を確保し、規則正しい生活を心がける
今日からできる!唇の乾燥・ひび割れを防ぐリップケア習慣
唇の乾燥やひび割れは、ちょっとした習慣を見直すだけでも改善できます。外側からの保湿ケアと、体の内側からのケアを両立させることで、トラブル知らずのふっくら唇を目指しましょう。
保湿はこまめに!リップクリームの正しい塗り方
リップクリームは「乾燥してから塗る」よりも「乾燥する前に塗る」ことが大切です。特に食後や洗顔後、外出前は水分が奪われやすいため、早めの保湿を習慣にしましょう。
正しい塗り方のポイント
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唇全体に「縦方向」にやさしく塗る(シワに沿って保湿成分が行き渡る)
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厚塗りよりも“こまめな塗り直し”を意識
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夜は就寝前に厚めに塗って“リップパック”代わりに
NG習慣をやめる(唇をなめる・強くこする)
乾燥が気になると、つい唇をなめたり皮を剥がしたくなったりしますが、これは逆効果。唾液が蒸発する時に水分が奪われ、さらにガサガサが進んでしまいます。強くこすることも摩擦ダメージの原因に。
改善のための習慣
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唇が乾いたら「なめる」ではなく「リップを塗る」
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皮むけは無理に剥がさず、リップやワセリンで保護
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メイク落としや洗顔はゴシゴシせず、やさしくなじませる
睡眠・食事・水分補給で体の内側からケア
外からの保湿だけではなく、体の内側からのサポートも欠かせません。十分な睡眠と栄養は、唇のターンオーバーを整え、自然な潤いを守る基盤になります。
内側からのケアポイント
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1日1.5〜2ℓを目安に水分補給(カフェインやアルコールは控えめに)
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ビタミンB群(豚肉・卵・大豆製品)、ビタミンE(ナッツ・アボカド)、鉄分を意識して摂る
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睡眠は7時間前後を目安にし、ストレスをためすぎない
ひび割れた唇を優しくケアする方法
唇がひび割れてしまったときは、刺激の強いケアや無理な処置は逆効果。炎症や出血を悪化させないように、やさしく保護しながら回復をサポートすることが大切です。ここでは、自宅でできる応急処置や効果的なケア方法をご紹介します。
はちみつやワセリンを使った応急ケア
はちみつには天然の保湿・抗菌作用があり、乾燥やひび割れた唇の応急処置に適しています。さらにワセリンは皮膚表面に膜を作り、水分の蒸発を防いでくれるので、外部刺激からのバリアとして最適です。
応急ケアのやり方
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清潔な手で唇を軽く洗うか拭く
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はちみつを少量なじませ、数分置く
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その上からワセリンを重ねて保護膜をつくる
※はちみつは夜のケアにおすすめ。日中はワセリンのみでもOKです。
ラップパックで集中保湿
乾燥が進んでカサカサがひどいときは、ラップパックが効果的。短時間で潤いを補給し、唇を柔らかくしてくれます。
ラップパックの手順
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リップクリームやワセリンを厚めに塗る
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唇の上に小さく切ったラップをのせる
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5〜10分ほど置いたら外す
その後は優しくティッシュで押さえ、余分な油分を軽くオフしましょう。
皮むけは無理に剥がさず保護するのが基本
ひび割れや乾燥で皮がめくれていても、無理に剥がすのは絶対NG。出血や炎症を悪化させ、治りが遅くなる原因になります。
正しい対処法
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皮がめくれている部分はリップやワセリンで覆い、自然に剥がれるのを待つ
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気になる場合は、蒸しタオルを数分当ててからやさしくふやかす
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それでも残る皮はそのまま保護しておくのがベスト
市販で買える!おすすめのリップケアアイテム
唇の乾燥・ひび割れを防ぐには、適切なリップケアアイテムを選ぶことも大切です。ただし「高保湿=どれでもいい」というわけではなく、成分や刺激性、用途(外出用・夜用など)を意識して選びましょう。ここでは、プチプラ保湿リップ/医薬品リップ/オーガニック・自然派 の3分類でおすすめ例と選び方を紹介します。
ドラッグストアで買えるプチプラ保湿リップ
手軽に買えて日常使いに向く、定番の保湿リップは最低1 本は持っておきたいアイテムです。少し価格が抑えめでも、保湿力に優れたものも多くあります。
選び方のポイント
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無香料・無着色または低刺激タイプ
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保湿成分(シアバター、ホホバオイル、スクワラン、ヒアルロン酸など)配合
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UVカット機能(SPF/PA)付きならさらに安心
おすすめ例(国産含む)
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DHC 薬用リップバーム:日本製の定番。オリーブバージンオイル、アロエエキス、ビタミンE 配合で、しっとり感が長持ちすると評判です。
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ザ パブリック オーガニック 精油リップスティック:天然由来成分メインで、色付き/無色タイプあり。
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ロート製薬 メンソレータム ディープモイスト 無香料:薬用タイプもあり、UVカット機能付きのものも。
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これらはドラッグストアでも比較的見つけやすいです。
高保湿成分入り!乾燥・ひび割れに強い医薬品リップ
ひどく荒れている唇には、医薬品リップ(薬用リップ)が有効なこともあります。ヒビ・荒れ防止成分などが含まれているものを選ぶとよいでしょう。
選び方のポイント
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ヒアルロン酸、セラミド、尿素、グリチルリチン酸などの修復・抗炎症成分
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「医薬部外品」「薬用」表記があるもの
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刺激が少ない処方かどうか(アルコール・香料などが強くないもの)
おすすめ例
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DHC 薬用リップクリーム(前出)も医薬部外品のラインナップあり
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メンソレータム 薬用リップ リペアワン 無香料:薬用処方で保湿強化タイプとして人気
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ニベア ディープモイスチャーリップ:保湿性能が評価されてランキングに登場している例あり
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医薬品リップを使う際は、用法を守ることが重要です。
自然派派におすすめのオーガニックリップバーム
成分にこだわりたい、肌が敏感な人にはオーガニック・無添加タイプのリップバームが安心感があります。ただし「オーガニック=保湿力が高い」とは限らないので、保湿成分や油分バランスもチェックを。
選び方のポイント
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天然由来成分(ミツロウ、シアバター、植物オイルなど)
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無香料または精油や自然な香り
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防腐剤・パラベン無添加などの表示
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日本製(国産オーガニック)なら安心感が強い
おすすめ例
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OSAJI ニュアンスリップバーム:日本のナチュラルブランド。やわらかく кожиになじむテクスチャー。
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デイリーアロマジャパン YUZU リップクリーム:国産ゆずを使ったオーガニック要素のある商品。
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SHISEIDO カラージェル リップバーム:資生堂の信頼あるブランド。ケア機能と発色を両立。
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TIRTIR ウォーターメロウリップバーム:軽めの使い心地で普段使いに向く。
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また、国内オーガニック系ブランドでは「アクア・アクア オーガニックスイーツリップC(日本製)」がよく紹介されており、無添加・天然成分を重視している例としても挙げられています。
唇の乾燥が治らないときは要注意!考えられる病気と対処法
「保湿しても良くならない」「何週間も乾燥やひび割れが続く」という場合は、単なる乾燥ではなく病気が隠れている可能性があります。早めに原因を見極めて、適切に対処することが大切です。
口角炎・口唇炎の可能性
口の端や唇全体が赤くただれたり、痛みを伴う場合は 口角炎 や 口唇炎 が疑われます。
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口角炎:口の端が切れて痛む。カンジダ菌や細菌感染、ビタミンB2不足が関与することも。
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口唇炎:唇全体が炎症を起こし、赤み・腫れ・強いひび割れが見られる。化学物質や紫外線も原因になりやすい。
対処法
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患部を清潔に保ち、刺激の少ないリップで保護
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ビタミンB群を含む食品(豚肉、卵、納豆など)を意識的に摂る
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症状が長引く場合は皮膚科で抗菌薬やステロイド外用薬が処方される
アレルギー・アトピーとの関連
リップクリームや口紅、歯磨き粉などに含まれる成分が原因で 接触性皮膚炎(アレルギー反応) を起こしているケースもあります。また、アトピー性皮膚炎の人はバリア機能が弱く、唇の乾燥や炎症が慢性化しやすい傾向にあります。
対処法
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新しいコスメやリップを使い始めてから悪化した場合は使用を中止
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無香料・低刺激・アレルギーテスト済みのリップに切り替える
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アトピーがある場合は、主治医と相談して炎症を抑える治療を行う
皮膚科を受診すべきサイン
次のような症状がある場合は、自己判断せずに皮膚科を受診することをおすすめします。
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2週間以上、保湿ケアをしても改善しない
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赤みや腫れ、強いかゆみ・痛みがある
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出血やただれを繰り返す
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唇だけでなく口の周りや顔全体に広がっている
皮膚科では症状に応じて、抗真菌薬、抗炎症薬、保湿剤などが処方されます。早めに専門医に相談することで、悪化や再発を防ぐことができます。
まとめ|毎日のリップケアでふっくら唇を取り戻そう!
唇の乾燥やひび割れは、外気の影響や生活習慣の乱れなど、誰にでも起こり得るトラブルです。ですが、正しいケアを続けることで、しっとりなめらかな唇を取り戻すことができます。
大切なのは「こまめな保湿」と「やさしいケア」。リップクリームを正しく使い、NG習慣(唇をなめる・こする)を避けるだけでも、唇のコンディションは大きく変わります。また、栄養バランスの整った食事や水分補給、十分な睡眠といった体の内側からのケアも欠かせません。
さらに、ひび割れがひどいときはワセリンやはちみつでの保護、ラップパックによる集中保湿などで応急処置を取り入れると回復が早まります。市販の医薬品リップやオーガニックバームなど、自分のライフスタイルに合ったアイテムを選ぶこともポイントです。
もし長引く場合や繰り返す場合は、口角炎や口唇炎などの病気の可能性もあるため、早めに皮膚科を受診することが安心につながります。
毎日のちょっとした積み重ねで、ガサガサ唇は必ず改善できます。今日から無理なく続けられるリップケア習慣を取り入れて、ふっくら健康的な唇を取り戻しましょう!


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