かかとのひび割れに効くクリーム|おすすめ商品と正しい使い方とは?
乾燥や摩擦でガサガサにひび割れてしまうかかと。
「どんなに保湿しても治らない」「歩くと痛いほどひび割れてしまう」と悩んでいませんか?
実は、かかとのひび割れは原因やケア方法をきちんと理解すれば、少しずつ改善できます。
この記事では、おすすめのかかとケアクリームと正しい使い方、季節ごとの対策やNG習慣まで、徹底的に解説。
毎日のお手入れで、なめらかな素足を取り戻しましょう。
かかとのひび割れはなぜ起きる?
乾燥・角質・摩擦が主な原因
かかとのひび割れは、肌の乾燥・角質の蓄積・日常的な摩擦など、いくつかの要因が重なって起こります。
まず、空気の乾燥や血行不良により、かかとの皮膚の水分が不足すると、肌の柔軟性が低下し、ひび割れやすくなります。
さらに、歩行や立ち仕事による繰り返しの刺激で角質が硬く厚くなると、肌が裂けるように割れやすくなります。これは、身体が摩擦からかかとを守ろうとして角質を溜めこむ「防御反応」でもあります。
また、裸足での生活やサイズが合っていない靴による摩擦や衝撃も、かかとに負担をかける原因になります。角質が厚くなっても、保湿されなければ内部の柔軟性は失われ、結果的にガサガサ・パックリとしたひび割れに。
つまり、乾燥+角質+摩擦という3つの要素が重なることで、かかとの肌トラブルが悪化しやすくなるのです。
ひび割れが悪化する生活習慣とは?
日常生活のなかにも、かかとのひび割れを悪化させる要因が潜んでいます。
たとえば、毎日の入浴後に保湿をしないことは大きなNG習慣。肌が乾燥しやすいお風呂上がりは、保湿クリームを塗る絶好のタイミングです。何もケアせず放置すれば、水分がどんどん蒸発して、肌がさらに硬くなってしまいます。
また、素足でフローリングを歩く・サンダルで長時間外出するといった行動は、知らず知らずのうちに摩擦や刺激を与えてしまい、角質の厚みやひび割れを進行させる原因になります。
さらに、栄養バランスの乱れや睡眠不足、ストレスも肌の新陳代謝に影響を与えるため、かかとの修復力を低下させてしまいます。
放置しておくと、ひび割れから出血したり、細菌感染のリスクもあるため、生活習慣の見直しとあわせて、早めの保湿・角質ケアが重要です。
かかとのひび割れに効くクリームの選び方
保湿力・角質ケア成分に注目
かかとのひび割れ対策において、最も大切なのは「しっかり保湿して、硬くなった角質をやわらかくする」こと。
そのため、クリーム選びではまず高い保湿力があるかどうかをチェックしましょう。
具体的には、ワセリン・グリセリン・シアバターなどの保湿成分が含まれているものは、肌表面の水分蒸発を防ぎ、うるおいを閉じ込める効果があります。
さらに、角質をやわらかく整える成分も重要です。たとえば、尿素や乳酸、AHA(フルーツ酸)などは、硬くなった皮膚のターンオーバーをサポートし、ガサガサ感を和らげてくれます。
ただし、成分の濃度や肌質によっては刺激を感じることもあるため、敏感肌の人は低刺激タイプを選ぶと安心です。
尿素・ヘパリン・セラミドの効果とは?
クリームに配合されている注目成分の中でも、特にかかとケアに効果的なのが「尿素・ヘパリン類似物質・セラミド」の3つです。
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尿素:古い角質をやわらかくし、肌表面のガサガサをなめらかに整える作用があります。高濃度(20%程度)のものは角質ケア向きですが、ひび割れが深い場合は刺激を感じることもあるため、濃度に注意が必要です。
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ヘパリン類似物質:保湿しながら血行を促進し、皮膚の代謝を整えてくれる成分。乾燥性のひび割れに特に効果的で、皮膚科でも処方されることがある優秀な保湿成分です。
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セラミド:肌のバリア機能を支える重要な成分で、水分をしっかりと保持しながら、外部刺激から肌を守ってくれます。セラミド配合クリームは、敏感肌や乾燥肌の人にもおすすめです。
この3つは、ひび割れの「根本原因(乾燥・角質・バリア低下)」にアプローチできる成分なので、配合されているかをチェックしましょう。
クリームとバーム、どちらがいい?
かかとケアアイテムには「クリームタイプ」と「バームタイプ」があり、それぞれ特徴が異なります。
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クリームタイプは、みずみずしく伸びが良いため、日中やお風呂上がりの保湿ケアに便利です。サラッとした使い心地のものも多く、こまめに塗り直したい人におすすめです。
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一方、バームタイプは油分が多く、肌にしっかり密着して長時間うるおいをキープできます。寝る前の集中ケアにぴったりで、靴下を重ねて“ラップ保湿”するのにも適しています。
ひび割れが軽度ならクリーム、深く割れて痛みがある場合はバームでしっかり保護する、というように、肌の状態や使用シーンによって使い分けるのがベストです。
おすすめのかかとケアクリーム5選(2025年版)
こちらは、2025年最新版の「かかとケアクリーム5選」です。目的別に厳選しました👇
① ガサガサかかとに強い!尿素配合クリーム
資生堂 尿素10% フットクリーム
尿素10%+セラミド配合で、角質をやわらかくしながら保湿。臨床実験でも「乾燥・ひび割れ対策に最適」と評価されています。
② 敏感肌でも安心の低刺激タイプ
ドクターショール かかと用保湿クリーム
グリセリンとシアバターなど低刺激成分主体で、敏感肌も使いやすい。皮膚バリアを整えつつ潤いを閉じ込めます。
③ 夜用集中ケアに最適な高保湿バーム
Flexitol Heel Balm
濃厚テクスチャーで寝る前の集中ケアに最適。ラップまたは靴下と併用する「密封保湿」で翌朝には驚くほどしっとりします。
④ プチプラでも効果あり!コスパ重視派に
旅美人 かかとつるつるクリーム
お手頃価格でも、尿素や植物オイルなどの保湿成分を配合。日常使いにぴったりで、定期購入しやすいのも魅力です。
⑤ 香りも楽しめる癒し系ケアクリーム
尿素クリーム20% 高濃度
尿素20%+トウモロコシ由来角質除去成分配合で、効果は本格的。香り付きでケアする楽しみもプラスされます。
✅選び方チェックリスト
使用目的 | おすすめアイテム | ポイント |
---|---|---|
軽い乾燥・角質ケア | 資生堂 尿素10% | 泥除け+保湿バランス◎ |
敏感肌・低刺激 | ドクターショール | 無香料・皮膚保護重視 |
深刻なひび割れの集中保湿 | Flexitol Heel Balm | 睡眠時の高保湿に最適 |
コスパ重視 | 旅美人クリーム | プチプラで定期使いに◎ |
本格ケア&香り重視 | 尿素クリーム20% | 高濃度×香り付きでケアに楽しみを |
✨使い分けの提案
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軽度の乾燥 → 日中はUREA、夜は旅美人
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敏感肌の方 → 日常はドクターショール、週末集中ケアにFlexitol
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ガッツリ角質ケア → 高濃度尿素で週1〜2回スペシャルケア
それぞれの商品は乾燥・角質・うるおい不足に効果的で、使用シーンや肌質別に選べます。
クリームの効果を最大化する使い方
お風呂上がりの“3分以内”がチャンス
かかとクリームを使うタイミングで最も効果的なのが、**お風呂上がりの「3分以内」**です。
入浴後は肌が温まり、毛穴が開いて血行が良くなっているため、クリームの浸透力が最大限に高まるゴールデンタイム。さらに、角質がふやけてやわらかくなっているため、保湿成分が角質層まで届きやすくなっています。
タオルで水気を優しくふき取ったら、できるだけ早めにクリームを塗るようにしましょう。この「3分以内ケア」を習慣化するだけで、かかとのガサガサはぐっと改善しやすくなります。
すりこむように丁寧に塗るのがポイント
ただ塗るだけではなく、**「すりこむように丁寧に塗る」**ことが、ひび割れケアではとても大切です。
ガサガサになりやすいかかとの中心部や、ひび割れの溝に沿って、指の腹を使ってやさしく押し込むように塗り込むと、成分がよりしっかり浸透します。
また、足の裏全体〜かかとまでをマッサージしながら塗ることで、血行促進にもつながり、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)も整いやすくなります。
力を入れすぎず、「いたわるような気持ち」で塗ることが、肌を守るポイントです。
靴下・ラップで“密封保湿”する裏技も!
さらにクリームの効果を高めたいときは、**“密封保湿”**がおすすめ。
塗ったあとに、通気性のあるコットン靴下をはく、またはサランラップで軽く包むことで、蒸発を防ぎつつじっくり浸透させることができます。
特に夜のケア時に靴下+クリームの重ね技を取り入れると、翌朝のかかとのしっとり感がまるで違います。
「硬くなったかかとが柔らかくなった」「ガサガサが気にならなくなった」といった声も多い裏技です。
ただし、ラップで密封する場合は**長時間放置しない(30分〜1時間目安)**ことと、通気が悪くならないよう注意しましょう。
やってはいけないNGケアとは?
角質の削りすぎは逆効果
ひび割れかかとを何とかしたくて、やすりや軽石でゴシゴシと削ってしまうのは要注意。
たしかに、一時的にガサガサ感は軽減されますが、**削りすぎることで肌のバリア機能が低下し、逆に角質が厚く硬くなろうとする「防御反応」**を引き起こす可能性があります。
特に、電動リムーバーなどで毎日削るのはNG。摩擦によるダメージでひび割れや出血のリスクが高まり、治りが遅くなることも。
角質ケアは、週に1~2回、やさしくなでる程度でOK。保湿をしっかり行い、自然に角質がやわらかくなってから処理するのが理想的です。
自己流ケアで悪化させないために
ネットやSNSで見かけた情報を頼りにした**“自己流ケア”**も、ひび割れかかとには危険な場合があります。
たとえば、「ラップで長時間密封しすぎて蒸れてしまった」「スースーするメントール入りクリームで刺激が強すぎた」など、肌状態に合わないケアは逆効果になりがちです。
また、傷がある状態で角質リムーバーやピーリング剤を使うと、痛みや炎症、菌の侵入による感染リスクもあります。
かかとが赤くなっていたり、ひび割れが深い・出血しているような場合は、市販クリームでのケアを中止し、皮膚科での相談を優先することも大切です。
正しいケアをするには、自分のかかとの状態をよく観察し、「落とす」よりも「守る・整える」ケアに意識を向けることが、トラブルの予防につながります。
ひび割れかかとの予防法と日常ケア
毎日の保湿習慣が未来のかかとを守る
かかとのひび割れを防ぐ基本は、「乾燥させないこと」。そのためには、毎日の保湿ケアを習慣化することが何より大切です。
特におすすめのタイミングは、お風呂上がり。水分がまだ肌に残っている状態で保湿クリームを塗ることで、うるおいを閉じ込める効果がアップします。
朝も忙しくなければ、靴を履く前に保湿+靴下で肌を保護すると、日中の摩擦によるダメージも減らせます。
ガサガサになる前の“予防保湿”を意識すれば、季節を問わず、なめらかなかかとをキープできます。
通気性の良い靴選びも大切
意外と見落としがちなのが、靴選びがかかと環境に与える影響です。
サイズが合っていない靴や通気性の悪い素材を履き続けると、かかとへの摩擦やムレによって角質が厚くなりやすくなります。
特にヒールや硬い素材の靴は、歩行中の圧力が一点に集中しやすく、かかとの乾燥やひび割れを引き起こす要因になります。
日常使いの靴こそ、通気性が良く、クッション性のある素材を選ぶようにしましょう。
また、裸足での生活時間が長い人も要注意。フローリングとの直接的な摩擦が蓄積し、ひび割れの原因になることがあります。室内でも、スリッパや靴下を活用して足裏を守る意識を持ちましょう。
季節ごとのケアポイント
かかとの状態は、季節によって変わるため、ケアも柔軟に調整することが大切です。
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冬(乾燥がピーク)
湿度が低く、肌が乾燥しやすいため、朝晩2回の保湿が基本。尿素入りや高保湿のバームタイプを使って、しっかり守りましょう。 -
春・秋(乾燥+摩擦)
肌は揺らぎやすく、衣替えで靴が変わる時期。靴ずれ・摩擦に注意しながら、軽めのクリームで保湿を継続するのがポイントです。 -
夏(ムレ・角質厚化)
サンダルや裸足の時間が増え、かかとは露出されやすくなります。汗や紫外線、摩擦で硬くなった角質を優しくオフし、さっぱりタイプの保湿剤を使用しましょう。
季節によって「乾燥・摩擦・ムレ」のバランスが変化するからこそ、その時期に合ったアイテムとケア方法の見直しが、ひび割れ予防の鍵となります。
まとめ|ひび割れ知らずのなめらかかかとへ
正しいアイテムと使い方が改善のカギ
かかとのひび割れは、「ただ保湿すればいい」という単純なものではありません。
乾燥・角質・摩擦といった複数の要因に対し、それぞれに合ったケアアイテムを選ぶことが大切です。
たとえば、尿素入りクリームで硬くなった角質を柔らかくし、セラミドやヘパリン類似物質でうるおいとバリア機能をサポートする——このように、成分に注目してクリームを選ぶことで、より高い効果が期待できます。
さらに、使い方も重要。お風呂上がりの3分以内に塗る・すり込むように丁寧に使う・靴下で密封するなど、ちょっとしたひと手間がクリームの効果を最大限に引き出します。
毎日のケアが、ツルツルかかとをつくる
かかとのひび割れは、一晩で治るものではありません。ですが、毎日のケアの積み重ねが、必ず結果につながります。
「昨日より少し柔らかくなったかも」「今日はガサガサしてない」——そんな小さな変化を感じられたら、それが改善のサインです。
忙しい日でも、たった1分でもいい。毎日、かかとに目を向けてあげることが、ツルツル素足への一番の近道です。
大切なのは、焦らず、あきらめず、自分のペースで続けること。
未来のあなたのかかとは、今日のひと塗りから変わっていきます。


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