朝シャワーのデメリット7選｜体温・肌・眠気に与える影響とは？

Posted on 2025年7月13日2025年7月13日

朝のシャワーでシャキッと目を覚ます——そんな習慣を続けている人も多いのではないでしょうか。
たしかに、朝シャワーにはリフレッシュ効果や身だしなみを整えるメリットがありますが、実は肌や体温、自律神経に思わぬ影響を与えている可能性も。特に乾燥肌や冷え性の方にとっては注意が必要です。

この記事では、朝シャワーがもたらす7つのデメリットを中心に、肌・体・生活リズムへの影響や、朝シャワーを無理なく取り入れるための対策も詳しく解説します。あなたに合った“心地よいシャワー習慣”を見つけるヒントにしてください。

朝シャワーの「意外なデメリット」とは？

肌の乾燥を招くリスクがある

朝のシャワーは皮膚のバリア機能がまだ十分に整っていない状態で浴びることが多く、乾燥を引き起こしやすくなります。特に熱めのお湯は、肌に必要な皮脂まで洗い流してしまうため注意が必要です。
**▶対策：**38〜40度のぬるめのシャワーを短時間で済ませ、シャワー後すぐに保湿ケア（化粧水＋乳液など）を行いましょう。

体温のコントロールが乱れやすくなる

朝の体温はまだ低い状態。シャワーを急に浴びると、体温の急激な変化によって体がだるく感じることがあります。また、汗をかきやすくなることで外出前に不快感を覚える人も。
**▶対策：**シャワー前に軽くストレッチをして体を温めておくと、体温の急上昇を緩やかにし、負担を減らせます。

自律神経のバランスに悪影響が出ることも

交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズにいかず、朝から頭がぼーっとしたり、逆に神経が過敏になって落ち着かないといったことも。
**▶対策：**冷水と温水を交互に浴びる「温冷交代浴」や、足元から徐々にお湯をかける方法で、自律神経への負荷を和らげましょう。

「目覚めが良くなる」は一時的？逆に眠気が続く人も

シャワー直後は一時的にスッキリしますが、その後の血流の変化で眠気をぶり返す人もいます。特に夜型タイプの人はこの傾向が強め。
**▶対策：**シャワー後に軽めの朝日を浴びたり、白湯を飲んで内側からも覚醒を促すと効果的です。

時間に余裕がないとストレスの原因に

朝のバタバタした時間に無理やりシャワーを入れると、かえって焦りや緊張が高まり、1日中ストレスを感じやすくなります。
**▶対策：**朝シャワーをルーティンにする場合は、前日に準備を整えておき、最低でも＋10分の余裕を確保しましょう。

寝汗を流すつもりが“皮脂バリア”を奪ってしまう

朝は皮脂がまだ整っておらず、寝汗を洗い流すつもりでゴシゴシ洗うと、肌本来のバリア機能が破壊される可能性も。
**▶対策：**ナイロンタオルでの強いこすり洗いは避け、泡で優しく洗う“肌をいたわる洗い方”を意識しましょう。

髪・頭皮へのダメージが蓄積することも

朝のシャンプー後にしっかり乾かさずに外出すると、紫外線や大気汚染によって頭皮トラブルを招きやすくなります。特に濡れたままの髪は傷みやすい状態です。
**▶対策：**ドライヤーで完全に乾かすことを習慣にし、できればUVカットのヘアスプレーなどで髪の保護も行いましょう。

朝シャワーが向いていない人の特徴

乾燥肌・敏感肌の人

乾燥肌や敏感肌の方は、朝のシャワーで肌のうるおい成分や皮脂膜がさらに奪われ、かゆみや赤みなどのトラブルが起こりやすくなります。夜間に回復した肌が、朝の熱いシャワーでリセットされてしまうことも。
▶対策：
・お湯の温度はぬるめ（37〜38度）を意識する
・洗浄力の強すぎるボディソープは避け、敏感肌用の泡タイプを選ぶ
・シャワー後は5分以内に保湿ケアをすることが乾燥予防のカギです

冷え性で朝の体温が低い人

冷え性の人は、朝のシャワーで急に体を温めると血管の収縮や拡張が乱れ、めまいや倦怠感を感じやすくなります。また、熱が体表から逃げやすくなるため、むしろ冷えてしまうことも。
▶対策：
・シャワー前に白湯や温かい飲み物を摂って内側から温める
・シャワー中は足元→体幹→首まわりの順に温めると、身体への負担を軽減
・できれば朝は蒸しタオルや足湯など、緩やかな温熱刺激に切り替えるのも◎

時間に追われる生活スタイルの人

朝がバタバタしている人にとって、シャワーの時間がプレッシャーとなり、かえって自律神経が乱れたり、ストレスホルモンが増加する恐れもあります。忘れ物や遅刻の原因になるケースも。
▶対策：
・朝シャワーを習慣にしたい場合は、起床時間を10〜15分早めることが必須
・髪は夜に洗っておき、朝は顔・首周りだけ軽く洗う“時短版”シャワーもおすすめ
・週末など余裕のある日だけ朝シャワーを取り入れる「メリハリ習慣」も一つの方法です

このように、体質やライフスタイルに合った工夫をすれば、朝シャワーも取り入れ方次第で快適になります。

朝シャワーを取り入れるなら注意したいポイント

お湯の温度は38〜40度がベスト

朝は体温がまだ上がりきっていないため、熱すぎるシャワーを浴びると自律神経を刺激しすぎて体に負担がかかります。逆にぬるすぎても目が覚めにくく、だるさが残ることも。
▶対策：
・お湯の温度は**38〜40度の“ぬるめの快適温度”**を意識
・寒い季節でも、一気に熱いお湯をかけずに足先から徐々に温めるのが理想です
・洗顔や首回りは特にデリケートなので、熱めの温度は避けましょう

シャワー時間は5分〜10分を目安に

長時間のシャワーは肌の乾燥リスクを高め、朝の時間を圧迫する原因にもなります。短時間でも効果的に目を覚ますには“洗う部分を絞る”こともポイントです。
▶対策：
・頭・顔・首・脇・足だけ洗う“部分洗い”スタイルで時短＋清潔を両立
・目覚まし代わりに冷水を最後に15秒ほどかける「クールダウン法」もおすすめ（心臓から遠い部位から）
・「ながらシャワー」（歯磨きやヘアセットを同時に）は事故防止のため避けましょう

保湿ケアは入念に！すぐに保湿アイテムを使おう

シャワー後の肌はうるおっているように見えて、実はどんどん水分が蒸発しています。特に朝は紫外線や冷房などの乾燥ダメージが重なるため、保湿が甘いと肌荒れの原因に。
▶対策：
・シャワー後5分以内に保湿をスタートするのが基本
・忙しい朝は、オールインワンタイプの保湿ジェルやミストで時短対策
・肌タイプに合ったスキンケアアイテム（敏感肌なら低刺激タイプ）を常備しておくと便利です

朝シャワーと夜入浴を「併用」する方法もあり

朝にシャワーを浴びたいけれど、夜に疲れや汚れを落とさないのは不安…という人には「朝シャワー＋夜入浴」の併用スタイルがぴったり。肌にも自律神経にもやさしく、理想的なバランスが取れます。
▶対策：
・夜はしっかり湯船に浸かって疲れを取る＋保湿ケア
・朝はシャワーで寝汗を流す程度にとどめると肌にもやさしい
・両立が難しい日は、夜だけしっかり入浴し、朝は蒸しタオルでリフレッシュする方法も選択肢に

夜シャワー・夜風呂のメリットも知っておこう

深部体温を下げて睡眠の質が上がる

夜に入浴やシャワーをすることで、一度上がった体温がゆるやかに下がっていき、その過程で自然な眠気が訪れます。これが「深部体温リズム」と呼ばれる仕組みで、質の高い睡眠をサポートします。
▶対策：
・寝る1〜2時間前に入浴（またはシャワー）を済ませておくのがベストタイミング
・ぬるめの湯（38〜40度）に15分程度浸かるのが理想
・シャワー派でも、首・肩・足元を重点的に温めると効果的です

肌の回復・バリア機能に有利

肌は夜間に修復モードに入るため、夜の洗浄と保湿が整っていることで、寝ている間にダメージ回復がスムーズに進みます。逆に、日中の汚れを残したままだと、肌荒れや毛穴詰まりの原因に。
▶対策：
・入浴後は10分以内に保湿ケアを開始（特に顔・ひじ・すねは念入りに）
・クレンジングや洗顔はゴシゴシこすらず、泡でやさしく洗うのが基本
・スキンケアの仕上げにナイトクリームやバリア保湿アイテムを使うとより効果的

1日の疲れと汚れをしっかり落とせる

日中の汗・皮脂・ホコリ・花粉などをそのままにして眠ると、肌トラブルだけでなく、寝具の汚れにもつながります。夜のお風呂は、体を清潔に保つだけでなく、心身の緊張をゆるめる“リセットタイム”でもあります。
▶対策：
・湯船に浸かることで副交感神経が優位になり、心もリラックス
・入浴中に呼吸を深くする・アロマやバスソルトを活用するのもおすすめ
・忙しい日はシャワーでもOK。洗い残しがないよう短時間で丁寧に

夜のシャワー・入浴は、睡眠・美肌・ストレス対策の面でも非常に有効です。
朝シャワー派の人でも、「夜は最低限のケアをしておく」ことで日中のパフォーマンスが安定します。

まとめ｜朝シャワーのメリットとデメリットを理解して、体質に合った習慣を

肌や自律神経への影響を意識して取り入れよう

朝シャワーは、目覚めをサポートしたり、リフレッシュ効果がある一方で、肌の乾燥や自律神経の乱れといったリスクも含んでいます。特に敏感肌・冷え性の方は、取り入れ方に注意が必要です。
▶対策：
・お湯の温度は熱すぎず、肌への刺激を抑える設定にする
・時間帯や体調によっては“朝は蒸しタオルだけ”でもOK
・「なんとなく朝シャワー」が習慣化している人も、一度自分の体調との相性を見直すことが大切です

無理のない時間配分＆スキンケアがカギ

朝の忙しい時間にシャワーを加えるには、余裕のある段取りが必要です。また、肌や髪へのダメージを最小限にするには、入念なスキンケアとヘアケアの習慣化も欠かせません。
▶対策：
・朝シャワーの日は起床を10〜15分早めて心の余裕を確保
・シャワー後すぐに保湿・UVケア・髪のドライをセットで習慣に
・日によって「朝シャワー／夜風呂」を使い分ける柔軟さも、快適な生活リズムのヒントになります

朝シャワーを“気持ちよく続ける”ためには、体質や生活スタイルに合った調整がとても大切です。
心地よい1日のスタートを切るためにも、自分の肌・体調・時間配分を見ながら、無理のないバランスで取り入れていきましょう。

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早乙女くるみ｜恋愛と美容の知識を届ける専門ライター

元美容師としての現場経験と、恋愛や美容に関する取材・執筆活動を活かし、「見た目と内面の両方から自信を持てる情報」を発信しています。美容サロンでの施術経験に基づくリアルなアドバイスや、恋愛の専門家やカウンセラーへの取材記事を多数執筆。美容・恋愛に関する確かな情報を、読者の気持ちに寄り添いながら、正確かつ信頼できる形でお届けしています。「魅力は外見と内面のバランスで生まれる」を信念に、あなたらしさを最大限に引き出すコンサルティングを実施中。