【顔のもたつき解消】あご下のむくみが取れない原因と効果的な小顔ケアの基本とは?
「最近、あご下がすっきりしない…」「二重あごみたいに見える…」そんな違和感を覚えたことはありませんか?
マッサージをしてもすぐ戻ってしまうあご下のむくみは、実はリンパの滞り・塩分過多・姿勢のクセ・筋力の低下など、さまざまな生活習慣が原因になっていることがあります。
この記事では、あご下のむくみが取れない理由と、今日から始められる小顔ケアの基本を徹底解説。セルフケアはもちろん、見落としがちな原因や、必要に応じたプロのサポートまで網羅しています。
スッキリとしたフェイスラインを目指したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
「あご下のむくみが取れない…」と感じるのはどんな時?
あご下のむくみは、見た目の印象に大きく影響します。朝はすっきりしていたのに、夕方にはフェイスラインがもたつく…。そんな変化に「なんとなく太った?」と勘違いしてしまう人も少なくありません。
「むくみ」は一時的なものと思われがちですが、毎日続く・戻りにくい場合は、日々の生活習慣や体の巡りに原因が潜んでいる可能性があります。以下に、よくあるサインとその背景をチェックしてみましょう。
フェイスラインがぼやける・二重あごが目立つ
「最近、写真を撮ると顔が大きく見える…」「マスクを外したときにあごのラインが気になる」そんな経験はありませんか?
これは、あご下に余分な水分や老廃物が溜まり、フェイスラインがぼやけている状態。むくみによって肌がたるみ、実際には太っていなくても二重あごのように見えることがあります。
特にデスクワークやスマホ時間が長い人は、顔まわりの筋肉が動かずリンパが滞りやすいため要注意です。
朝と夜で顔の印象が変わる?
朝はすっきりしていたのに、夕方になると顔が重たく感じる…。この差に気づいている人は、体内の水分バランスや代謝リズムにゆがみがあるかもしれません。
✔ 寝不足
✔ 塩分の多い食事
✔ 水分の摂りすぎ・摂らなさすぎ
などが重なると、日中に顔の下へ水分が重力で溜まり、あご下がむくみやすくなるのです。
この「日内変動」が続くと、むくみが慢性化して“むくみ癖”がついてしまうことも。
マッサージしてもすぐ戻る…原因はどこにある?
「マッサージしても一時的にしかスッキリしない」「翌朝には元通り…」という方は、根本的な原因にアプローチできていない可能性があります。
マッサージの効果がすぐ消えるのは、次のような理由が考えられます:
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姿勢が悪く、あご下のリンパが圧迫されている
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咬筋や表情筋が衰えて、流れを押し出す力がない
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体全体の巡りが悪く、顔だけケアしても効果が続かない
対策としては、「マッサージだけに頼らず、筋肉を動かす・姿勢を整える・生活習慣を見直す」といった“複合的ケア”が必要です。つまり、あご下のむくみは“顔だけの問題”ではないということ。
あご下のむくみが取れない原因とは?
あご下のむくみが「取れにくい・戻りやすい」背景には、単なる水分の停滞だけではなく、生活習慣や体の機能低下など、複数の要因が複雑に関わっていることが少なくありません。以下のような原因に心当たりはありませんか?
①リンパの流れが悪い
あご下のむくみの大きな原因のひとつが、「リンパの流れの滞り」です。特に耳の下から首にかけてのリンパ節(耳下腺・顎下腺・鎖骨下リンパ節)は、老廃物や余分な水分の“出口”としての役割を担っています。
この流れが詰まると、顔やあご下に不要な水分がたまり、むくみやすくなります。
対策:
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首回りのストレッチや、軽いリンパマッサージを習慣に
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湯船にしっかり浸かり、血行とリンパの巡りを促進
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鎖骨まわりや耳下を優しくほぐすことで流れがスムーズに
②塩分・水分の摂りすぎ
「塩辛いものが好き」「外食やコンビニ食が多い」という方は要注意。体が水分をため込みやすい状態になり、顔やあご下がむくみやすくなります。
また、「むくみ対策のために水をたくさん飲んでいる」という人も、代謝・排出機能が追いついていないと逆効果になることがあります。
対策:
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1日の塩分摂取量は6g以下を意識(日本人平均は10g以上)
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カリウム(バナナ・アボカド・ほうれん草など)で余分なナトリウムを排出
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水分は「こまめに・ちびちび」と摂り、冷えを避ける(冷たい水より常温・白湯がおすすめ)
③姿勢の悪さ・スマホ首(ストレートネック)
猫背やスマホを見る姿勢が長く続くと、首周辺の血管・リンパが圧迫され、あご下の流れが滞りがちになります。さらに、筋肉が緊張し、老廃物が溜まりやすい環境に。
この状態が慢性化すると、むくみだけでなく「たるみ」「シワ」など老け見えの原因にもつながります。
対策:
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デスクワーク時は、顔を前に突き出さず背筋を伸ばす
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1時間に1回は立ち上がって肩甲骨まわりを動かす
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スマホは“目線の高さ”で操作。下向き姿勢はNG
④筋力の低下や加齢によるたるみ
顔やあご下の筋肉は、年齢とともに衰えていきます。筋肉の“ポンプ機能”が落ちると、老廃物や水分を押し流せず、むくみが定着してしまうのです。
特に40代以降は、脂肪とむくみが重なって“たるみ”に見えるケースも多く、ケアの難易度が上がります。
対策:
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表情筋エクササイズ(舌回し・口角上げなど)で血流アップ
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フェイスラインの下側を意識して「う」「い」「え」の発音を繰り返す
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咀嚼力アップのため、よく噛む食事を意識
⑤ホルモンバランスや体の不調の影響
女性の場合、生理周期や更年期によるホルモンバランスの乱れが原因で、体がむくみやすくなることがあります。また、甲状腺や腎臓の機能低下など、見逃しがちな内臓の不調も、あご下の慢性的なむくみにつながることがあります。
対策:
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生理前・生理中はむくみやすいため、塩分と冷えに注意
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頻繁にむくみが出るなら、医療機関で血液検査などのチェックを
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睡眠の質やストレス管理も、ホルモンの安定に重要
今日からできる!基本の小顔ケアでむくみ解消
「あご下のむくみをなんとかしたい」と思ったとき、特別な道具や高額な施術を選ぶ前に、毎日の“基本ケア”を見直すことが大切です。むくみは、“ちょっとした習慣”の積み重ねで変わっていきます。以下の方法を、無理なく日常に取り入れてみましょう。
毎日のリンパマッサージのコツ
リンパマッサージは、老廃物や余分な水分を押し流してくれる即効性の高いケア。ただし、力任せにゴリゴリ押すのは逆効果。大切なのは“やさしく・正しい方向”で流すことです。
基本の流れ:
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鎖骨のくぼみを数秒プッシュして「出口」を開く
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耳の下からあご下に向けて、親指や指の腹でなでるように流す
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あご下〜首筋を通って鎖骨へ、やさしく数回さすり下ろす
ポイント:
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クリームやオイルを使って摩擦を防ぐ
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お風呂上がりやスキンケアのついでに続けやすいタイミングで
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朝は軽め、夜はしっかり流すのが理想
姿勢を整えて、あご下スッキリ
むくみと姿勢は一見無関係に見えますが、実は深く関係しています。前傾姿勢やスマホ首(ストレートネック)は、首のリンパの流れを妨げる大きな原因です。
日常でできる姿勢ケア:
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デスクワーク中は、骨盤を立てて“耳・肩・腰”が一直線になるよう意識
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スマホは顔の高さに持ち上げて、首を下げすぎない
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壁に背をつけて立ち、あごを軽く引いた姿勢を習慣に
おすすめプチ習慣:
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1時間に1回、首・肩・肩甲骨をぐるっと回してリセット
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座っているときは、両足裏を床にしっかりつける
表情筋トレーニングでたるみを防ぐ
あご下のむくみは、筋力の衰え=表情筋のたるみとも関係があります。使わなければ衰えるのが筋肉。顔も「鍛えるケア」で引き締め効果が期待できます。
おすすめの簡単トレーニング:
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【舌回し】:口を閉じたまま、舌で歯茎の外周をなぞるように20回回す(左右それぞれ)
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【あいうえお運動】:大きく口を開いて発音する。特に「う」と「い」で口角とあごに刺激
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【二重あご対策】:上を向いて天井を見ながら「いー」と声に出す×10回(首〜あご下を引き締め)
コツ:
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表情筋は“1日3分でもOK”。ながら習慣で毎日続けやすいのがメリット
食事と水分バランスを見直す
顔やあご下のむくみは、体内の水分・塩分バランスの崩れが原因であることが多いです。外食や加工食品が続くと、知らないうちにむくみやすい体に。
見直すポイント:
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カリウムが豊富な食材(きゅうり、海藻、バナナなど)で排出を促す
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塩分を控えめにして、「出す力」を育てる食事を意識
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冷たい飲み物を避け、白湯や常温水で代謝を下げない工夫を
おすすめ習慣:
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朝一番に白湯を一杯飲む
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カップ麺やレトルトを“毎日”食べていないかチェック
温活・入浴で代謝アップをサポート
体が冷えていると血流もリンパも滞り、むくみやすくなります。とくにあご下など末端部分は、温活の恩恵を受けにくいため意識的なケアが必要です。
今日からできる温活ケア:
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シャワーだけで済ませず、湯船に10〜15分つかる(38〜40度が目安)
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入浴中に首〜あご下をやさしくマッサージ
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首や肩が冷えやすい人は、タートルネックやスカーフで保温を
プラスの一手:
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生姜・にんにく・ねぎ・味噌など“体を温める食材”を積極的に取り入れる
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就寝前はカフェインではなく、温かいハーブティーや麦茶を
それでも改善しない場合は?見落としがちな対策ポイント
リンパマッサージや姿勢改善、食事の見直しなど基本的なケアを続けていても、「あご下のむくみがなかなか取れない」「すぐに戻ってしまう」と感じる人も少なくありません。
そんなときは、**意外と見落としがちな“生活のクセ”や“体の内部要因”**をチェックしてみましょう。気づくだけでも改善への第一歩になることがあります。
枕の高さや寝方が原因のことも
就寝中の姿勢や枕の高さが合っていないと、首の角度が不自然になり、リンパや血液の流れが妨げられることがあります。
特にあご下のむくみは、「朝起きたときに目立つ」「寝起きだけパンパン」という人に多く見られる傾向です。
対策ポイント:
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枕の高さは、仰向けであごが軽く引ける程度が理想(高すぎるとあごが圧迫される)
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横向き寝が多い人は、片側だけに負荷がかかりやすいため注意
-
低反発よりも“首のカーブを支える構造”のある枕を選ぶと◎
また、寝る直前のスマホやPC使用は姿勢が崩れやすく、首元が詰まりやすいため、リラックスした状態で就寝することも大切です。
慢性的なむくみは内科的なチェックも必要
「何をやっても改善しない」「常にむくんでいる感じがある」場合は、体の内部に原因がある可能性もあります。
特に注意したいのが以下のようなケースです:
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片側だけ極端にむくむ
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朝だけでなく、一日中むくんでいる
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頭痛・めまい・倦怠感など、他の不調も感じる
考えられる内科的要因:
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甲状腺機能の異常(低下症など)
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腎機能や肝機能の不調による水分代謝の低下
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ホルモンバランスの乱れ(特に女性の場合)
対策:
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健康診断や血液検査でホルモンや内臓の状態をチェック
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むくみ外来や内科・婦人科での相談も視野に入れる
早期に専門機関に相談することで、「美容の問題」ではなく「体のSOS」に気づけることもあります。
専門サロンや美容医療も選択肢に
セルフケアで限界を感じる場合、プロの手を借りることでより的確に、早く改善できる可能性があります。特に、たるみや慢性むくみが進行しているケースでは、効果的な選択肢になります。
おすすめの方法:
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エステや小顔矯正サロンでのリンパドレナージュや筋膜ケア
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ハイフ(HIFU)やラジオ波などの美容医療で深部からの引き締め
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EMSやフェイシャルマッサージ機器による筋肉刺激
選ぶ際のポイント:
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「むくみ改善」「小顔ケア」に特化した施術メニューがあるか確認
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継続できる価格・通いやすさを重視
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一時的な効果ではなく、“継続ケアとの併用”が理想
プロの視点から、自分のむくみタイプを診断してもらうことで、よりパーソナライズされた対策が可能になります。
まとめ|あご下のむくみは「原因」と「基本ケア」の見直しから
あご下のむくみは、見た目の印象を大きく左右するだけでなく、顔全体のバランスや老け見えにもつながる重要なサインです。
「なんとなく浮腫んでいるだけ」と放置せず、まずは“なぜむくむのか”を正しく知ることが第一歩になります。
生活習慣や姿勢、筋肉の衰え、さらには内臓やホルモンバランスなど、さまざまな原因が複雑に絡み合っているからこそ、丁寧に見直す価値があるケアと言えるでしょう。
毎日の小さな積み重ねが小顔への近道
むくみのケアに魔法のような即効性はありませんが、ほんの数分のマッサージや、ちょっとした習慣の見直しが、やがて大きな変化につながります。
たとえば、朝の洗顔後にあご下を軽く流すだけでも、続ければ“流れやすい顔”に変わっていきます。
また、表情筋を動かす・塩分を控える・湯船につかるといった、体の巡りを意識した習慣も、むくみ体質の改善に効果的。
「気になったら、今すぐにできることから試す」――それが、小顔への最短ルートです。
一時的な対処より“続けやすさ”を重視しよう
むくみ対策でよくある落とし穴は、「マッサージをしてその場だけすっきり」「一度サロンに行っただけで満足してしまう」といった一時的なケアに頼りすぎてしまうこと。
大切なのは、「今日だけ頑張る」よりも、“明日も続けられる方法”を選ぶことです。
たとえ1回の効果が小さくても、それが“毎日の習慣”になれば、顔の印象は確実に変わっていきます。
あなたのライフスタイルに合った無理のないケアを選び、コツコツ積み上げていくことが、美しくすっきりとしたフェイスラインを手に入れるためのカギです。


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