【保存版】乾燥の季節に備える!正しい保湿スキンケアと生活習慣見直し術
秋冬や季節の変わり目は、肌の乾燥やかゆみ、小じわなどトラブルが増えやすい時期。実はその原因、多くが「間違ったスキンケア」や「生活習慣の乱れ」にあります。
この記事では、毎日の保湿ケアの正しい方法から、ドラッグストアで買えるおすすめ保湿アイテム、さらに睡眠・食事・室内環境といった生活習慣の見直しポイントまで徹底解説。今日から始められる乾燥対策で、潤いに満ちた肌を守りましょう。
乾燥の季節が肌に与える影響とは?
寒さが増す秋冬は、空気中の水分量が一気に低下し、肌から水分が奪われやすくなります。さらに暖房による乾燥も加わり、肌の潤いが逃げやすい状態に。結果として「かゆみ」「粉ふき」「小じわ」などのトラブルが現れやすくなるのです。
つまり、乾燥の季節は肌にとって一年の中でもっとも過酷な環境といえます。だからこそ “予防ケア”を先回りで始めること が大切です。
肌のバリア機能が低下する原因
肌の表面には「角質層」と呼ばれる薄い膜があり、水分を保持しながら外部刺激から守る役割を果たしています。これがいわゆる “バリア機能” です。
しかし以下の要因でバリア機能は低下します。
-
空気の乾燥による水分蒸発
-
熱すぎるお湯や洗浄力の強い洗顔料での洗顔
-
加齢によるセラミドや天然保湿因子の減少
-
睡眠不足や不規則な生活によるターンオーバーの乱れ
バリア機能が弱まると、わずかな刺激でも肌が赤くなったり、ヒリつきを感じたりする敏感状態に。これを防ぐには「保湿成分で角質層を満たし、守る」ことが最重要ポイントです。
対策のポイント
-
洗顔はぬるま湯&低刺激のものを選ぶ
-
セラミド・ヒアルロン酸・グリセリン入りのスキンケアを取り入れる
-
入浴後は10分以内に保湿剤でフタをする
乾燥によるトラブル(かゆみ・粉ふき・小じわ)
乾燥が進むと、肌に以下のようなトラブルが起きやすくなります。
-
かゆみ
角質層が乱れることで外部刺激が入り込みやすくなり、かゆみを引き起こす。
→ 対策:保湿後は綿やシルクなど刺激の少ない素材の服を着る -
粉ふき
角質がめくれ上がり、白い粉のように見える状態。ファンデーションのノリも悪化。
→ 対策:週1〜2回のマイルドな角質ケア+油分を含むクリームで保湿 -
小じわ
水分不足で肌がしぼみ、表情ジワが固定化しやすくなる。
→ 対策:目元・口元はアイクリームや高保湿美容液で“集中ケア”
ポイントは「乾燥を放置しない」こと。
小さな粉ふきやかゆみも、放置すると炎症や老化の原因につながるため、早めのケアで“うるおいバリア”を取り戻しましょう。
今こそ見直すべき!保湿スキンケアの基本ステップ
乾燥の季節こそ、スキンケアの基本を丁寧に見直すことが大切です。間違った方法のままでは、どんなに高価な化粧品を使っても効果は半減してしまいます。ここでは、肌を守りながらうるおいをしっかり閉じ込める基本のステップを解説します。
洗顔は“落としすぎない”が鉄則
乾燥対策の第一歩は「洗いすぎないこと」。強い洗浄力のクレンジングや熱いお湯での洗顔は、必要な皮脂や保湿成分まで流してしまい、肌をカサつかせる原因になります。
正しい洗顔ポイント
-
お湯の温度は「32〜34℃」のぬるま湯が理想
-
泡立てた洗顔料で“こすらず”やさしく洗う
-
洗顔後はタオルで押さえるように水分を拭き取る
落とすケアをやさしく見直すだけでも、肌の乾燥を大幅に防ぐことができます。
化粧水・乳液・クリームの正しい順番
保湿の基本は「水分を与えて、油分でフタをする」こと。順番を守るだけで浸透力と持続力が変わります。
正しいステップ
-
化粧水:洗顔後すぐに使い、角質層に水分を届ける。手で包み込むように数回重ね付けすると効果的。
-
乳液:化粧水で与えた水分を保持し、油分で軽くカバー。乾燥が気になる部分は少し多めに。
-
クリーム:仕上げに塗り、うるおいを逃がさないよう“フタ”をする。目元や口元など乾燥しやすい箇所は重ね塗りが◎。
「化粧水→乳液→クリーム」のシンプルな流れを守るだけで、乾燥小じわや粉ふきを予防できます。
週1回のスペシャルケアで潤いをチャージ
毎日の基本ケアに加えて、週1〜2回のスペシャルケアを取り入れると、乾燥ダメージをリセットできます。
おすすめのスペシャルケア
-
保湿マスク(シートマスク):短時間で潤いを集中補給
-
ナイトパック:寝ている間にじっくり浸透し、翌朝のもっちり感を実感
-
オイル美容:化粧水後に数滴プラスして“ブースター”として使うと、保湿効果がUP
スペシャルケアは「やりすぎない」のもポイント。週1〜2回で十分なので、取り入れやすいアイテムを習慣化しましょう。
ドラッグストアで買える!人気&高コスパの保湿アイテム
敏感肌におすすめの低刺激スキンケア
敏感肌の場合は、肌のバリアを壊さないやさしい成分・香料無添加・刺激が少ない処方のものを選ぶのが鉄則です。
おすすめアイテム:
-
キュレル 潤浸保湿 フェイスクリーム(医薬部外品)
セラミド機能成分+アラントイン配合で、乾燥性敏感肌の保湿&肌荒れ防止に定評があります。ドラッグストアで手に入りやすい。
リンク -
ミノン アミノモイスト モイストチャージ クリーム
9種類の保潤アミノ酸を含み、軽めで肌なじみがいいタイプ。敏感肌・かつ乾燥の強い人に向く。
リンク -
アルージェ エクストラ モイストクリーム(とてもしっとり)
無香料・無着色・界面活性剤や鉱物油をなるべく使わないなど “7つのフリー処方” を採用しており、敏感肌でも安心して使える処方。
リンク
敏感肌用ケアのポイント:
-
最初はお試しミニサイズやサンプルで試す。赤み・ヒリヒリがないかチェック。
-
夜だけ使う、あるいは最初は他のアイテムを減らして敏感な反応を最小限にする。
-
刺激になりやすい香料・アルコール・強めのエッセンス類は避ける。
プチプラで優秀な保湿クリーム&オイル
コスパ重視で、毎日たっぷり使いたい人のためのアイテム。
おすすめアイテム:
-
肌ラボ 極潤パーフェクトゲル 100g:ゲルタイプで塗りやすく、重たくない使用感。顔だけでなくボディにも使える大容量でコスパ◎。
リンク -
ナチュリエ ハトムギ保湿ジェル 180g:ハトムギ(ヨクイニン)エキス入りで肌をしっとりさせつつさっぱり使いたい時に。夏〜秋の乾燥初期に向く。
リンク -
ビオレu 角層まで浸透するうるおいミルク 無香料 300ml:無香料でたっぷり使えるミルクタイプ。ボディ/手足などにも使いやすく、保湿力を維持したい乾燥時期にぴったり。
リンク -
肌ラボ 極潤プレミアム ヒアルロンクリーム 50g:ヒアルロン酸複数種配合の高保湿クリーム。朝夜使える重めのタイプで、夜のケアの仕上げに。
リンク
プチプラアイテムの使い方のコツ:
-
オイルやクリームは「局所使い」として、乾燥が特に強い部分(目元・口元・鼻のまわり)に重点的に使う。
-
ミルクやゲルは全体に使って浸透と保湿のベースを作る。油分多めのアイテムで“フタ”をする順序を守ると効果アップ。
-
コスパ重視なら、大容量サイズを選ぶか定期的にセール時を狙う。
乾燥がひどい時に使いたいレスキューアイテム
急に肌が粉ふいたり、ひび割れそうなほど乾燥が進んだ時に助けになる“特別ケア”アイテム。
おすすめアイテム:
-
ワセリン/高精製ワセリンバーム系:酸化しにくく密封力が高いため、肌の上でフタを作って水分蒸発を防ぐ。就寝前の最後の一手として使うと効果的。
→ 例:イハダ 薬用クリアバームなどがこういった用途で紹介されています。 -
ナイトパック・シートマスク:肌に集中してうるおいを与える。透明シート系マスクを使い、クリームとの併用で翌朝までしっとりをキープ。
-
集中美容オイル:特にスクワランオイルなど、肌と相性が良い高純度オイルを使って、乾燥した部分になじませる。プチプラでもHABAのスクワランなどが人気。
レスキューケアでやること:
-
就寝前に保湿ライン(化粧水、乳液やクリーム)をふだんより丁寧に → 最後にワセリンやバーム/オイルでフタ。
-
室内の湿度を50〜60%に保つ(加湿器や濡れタオルを活用)。
-
寝具・パジャマ・タオルがごわついていないか、摩擦が起きていないかを確認。肌に刺激を与えてしまうとせっかくのケアが台無し。
生活習慣も保湿力に影響する!
肌のうるおいは化粧品だけで決まるものではありません。実は、睡眠・食生活・水分摂取・室内環境といった毎日の習慣が、保湿力を大きく左右します。ここでは、乾燥の季節に意識したい生活習慣のポイントをご紹介します。
睡眠と肌の回復力の関係
肌は眠っている間に細胞を修復し、バリア機能を整えています。特に「22時〜2時」の間は成長ホルモンが分泌され、肌のターンオーバーを助けるゴールデンタイム。
対策のポイント
-
就寝はできるだけ日付が変わる前に
-
睡眠時間は最低でも6〜7時間を確保
-
寝る直前のスマホ・PCはブルーライトで睡眠の質を下げるため控える
-
枕カバーやシーツは清潔に保ち、肌への摩擦を減らす
十分な睡眠をとることは「一番コスパのいいスキンケア」といえます。
水分補給と食生活で“内側から潤う”
肌の水分量は外からの保湿だけでなく、体内の水分と栄養バランスによっても左右されます。
水分補給のポイント
-
一度に大量ではなく、こまめに摂取(目安:1日1.5〜2L)
-
カフェイン飲料は利尿作用で水分を失いやすいため、白湯や麦茶がベスト
-
冬でも喉が渇く前に水分を補う
食生活で意識したい栄養素
-
セラミドを補う食品:こんにゃく、しらたき、小麦胚芽、米ぬか
-
必須脂肪酸(オメガ3):サバ、サンマ、アマニ油、えごま油(肌のバリアをサポート)
-
ビタミンC・E:柑橘類、キウイ、アーモンド、アボカド(抗酸化作用で肌老化を防ぐ)
「食べて潤す」ことを意識すれば、内側からの保湿力が底上げされます。
加湿器や室内環境の整え方
乾燥の大きな原因は「室内環境」。特にエアコン暖房は湿度を奪い、肌の水分を一気に蒸発させます。
乾燥対策のポイント
-
室内湿度は 50〜60% を目安に加湿
-
加湿器は寝室に必ず置く。なければ濡れタオルや洗濯物の室内干しで代用可
-
エアコンの風が直接肌に当たらないよう配置を工夫
-
空気清浄機と併用すれば、ホコリや花粉による肌刺激も軽減できる
さらに、観葉植物(パキラ、サンスベリアなど)を置くと自然な加湿効果も得られ、インテリアにも◎。
こんな習慣が乾燥を悪化させる?やりがちなNGケア
乾燥肌対策を頑張っていても、無意識の習慣が逆に潤いを奪ってしまうことがあります。毎日のスキンケアや生活の中で、やりがちなNG行動をチェックしてみましょう。
熱すぎるお湯での洗顔・入浴
「冷えるから熱いお湯でスッキリしたい!」という気持ちは分かりますが、42℃以上のお湯は肌の皮脂膜を一気に洗い流し、乾燥を加速させます。洗顔や入浴は ぬるま湯(35〜38℃程度) が理想。特に顔は皮膚が薄いため、熱いお湯は避けてやさしく洗い流すことが大切です。
ゴシゴシこするクレンジングやタオル使い
汚れをしっかり落としたい気持ちから、クレンジングで強くこすったり、洗顔後にタオルでゴシゴシ拭いてしまう人は要注意。摩擦はバリア機能を壊し、赤みや乾燥の原因になります。
👉 クレンジングは「なじませるように優しく」
👉 タオルは「押さえるように水分を吸わせる」
これだけで肌の負担はぐっと減らせます。
アルコール成分の強い化粧品の使いすぎ
サッパリ感を求めてアルコール高配合の化粧水を使い続けると、必要な水分まで蒸発させてしまいます。特に乾燥が気になる季節は、低刺激・高保湿タイプ を選ぶのが正解。どうしてもさっぱり系を使いたい場合は、部分使いにとどめて、全顔にはしっとり系を重ねるのがおすすめです。
✨ ポイント
「熱すぎるお湯」「摩擦」「アルコール過多」──これらは乾燥を悪化させる三大NG習慣。今日から少し意識を変えるだけで、肌の潤いはぐんと守れるようになります。
まとめ|季節の変わり目こそ、保湿ケアを見直そう
気温や湿度が大きく変化する季節の変わり目は、肌にとって最も負担がかかる時期。乾燥やゆらぎが出やすい今だからこそ、基本に立ち返った保湿ケアと生活習慣の見直しが欠かせません。小さな積み重ねが、未来の肌の美しさを左右します。
毎日の基本ケアが未来の肌を守る
「洗顔 → 化粧水 → 乳液・クリーム」というシンプルなステップを丁寧に続けることが、乾燥対策の土台。とくに“水分を与えてフタをする”という流れを守るだけで、肌の調子は大きく変わります。忙しい日も最低限のケアは怠らないことが、10年後の肌を支える一番の投資です。
生活習慣+スキンケアで乾燥知らずの肌へ
外側からのケアに加えて、睡眠・食事・水分補給・室内環境といった生活習慣を整えることも忘れずに。保湿ケアと生活の両輪で潤いを守ることで、肌はより安定しやすくなります。
✨ 季節の変わり目は肌が不安定になりやすい時期ですが、基本に忠実な保湿ケアと丁寧な生活習慣で、乾燥や肌荒れを未然に防ぐことができます。今日の積み重ねが、明日のなめらかな素肌をつくります。


最新記事 by 鈴木一輝(美容専門家) |ご支援はこちら (全て見る)
- 「ターンオーバー」とは?肌の仕組みとスキンケアで整える方法を徹底解説! - 2025年8月16日
- 🟢若返りたい50代男性必見!美容・健康・習慣で10歳若く見える方法 - 2025年8月16日
電話番号 052-265-6488