【保存版】虫除けに自然素材を使う方法|効果的アイテム&簡単手作りレシピ3選

虫除けに自然素材を使うには?効果的アイテム&簡単レシピ紹介

夏になると気になるのが「蚊」や「虫刺され」。でも、市販の虫除けスプレーに含まれる化学成分が肌や子どもへの影響が気になる…という方も多いのではないでしょうか。そんなときにおすすめなのが、レモングラスやラベンダーなどのハーブ、精油、食品由来の素材を使った自然派の虫除け対策です。

本記事では、効果的な自然素材の種類や市販のアイテム、さらに自宅で簡単に作れる手作りレシピ3選をご紹介。安心・安全に使えて、香りも楽しめるナチュラルな虫除け習慣を始めてみませんか?

 

なぜ自然素材の虫除けが注目されているの?

化学成分に頼らない安心感

市販の虫除けスプレーにはディート(DEET)やイカリジンといった化学成分が使われています。効果は高いものの、肌の弱い人や小さな子どもにとっては刺激が強すぎる場合もあります。そこで注目されているのが自然素材を使った虫除けです。植物由来の成分をベースにしているため、化学薬品に敏感な方でも安心して使いやすいのが大きな魅力です。

肌へのやさしさと環境配慮

自然素材の虫除けは、精油やハーブなど植物由来の成分を活用するため、肌への刺激が少なく優しいのが特徴です。また、合成化学物質を使わないことで、使用後に環境へ与える負荷も軽減できます。アウトドアやキャンプなど自然の中で使うシーンにおいても、地球に優しい選択肢として支持されています。

アロマ効果でリラックスも期待

自然素材を使った虫除けは、ただ虫を寄せ付けないだけでなく「香り」も楽しめます。たとえば、ラベンダーにはリラックス効果、レモングラスやシトロネラにはリフレッシュ効果があり、虫除けと同時に心身を整えてくれるメリットがあります。虫から身を守りながら、アロマセラピーのように気分までリフレッシュできるのは自然素材ならではの魅力です。

 

虫除けに効果的な自然素材とは?

虫除けに効果的な自然素材とは?

代表的なハーブ(レモングラス・ラベンダー・ミント)

自然素材の虫除けといえば、まず思い浮かぶのがハーブです。

  • レモングラス:シトラールという成分が蚊やハエを遠ざける効果を持ち、爽やかな香りが人気です。

  • ラベンダー:リナロールという成分が虫の嫌う匂いを発しつつ、リラックス効果も期待できます。寝室や子ども部屋にも使いやすいのが特徴です。

  • ミント(ペパーミント・スペアミント):メントール成分が虫を寄せつけず、清涼感のある香りが夏にぴったりです。

鉢植えやベランダガーデニングとして育てても、空間自体の虫除け効果が期待できます。

精油(エッセンシャルオイル)の活用

ハーブを凝縮した精油(エッセンシャルオイル)は、虫除けアイテム作りに最適です。とくに効果が高いとされるのが以下のオイルです。

  • シトロネラ精油:蚊対策の定番。キャンドルやスプレーに活用しやすい。

  • ユーカリ・シトリオドラ精油:アウトドアでの使用に強力。森林浴のような香りで爽快感もプラス。

  • ティーツリー精油:虫除けに加えて抗菌作用があり、肌トラブル予防にも役立ちます。

ただし精油は濃度が高く、そのまま肌に直接つけると刺激になることがあります。キャリアオイルや精製水で必ず薄めて使用するのが安全です。

食品由来の素材(お酢・柑橘系など)

身近な食品にも虫除け効果を持つものがあります。

  • お酢:酢酸の匂いを嫌う虫が多く、スプレーにして窓際や玄関に使うと効果的。

  • 柑橘系(オレンジ・レモン・ゆずの皮):リモネンなどの香り成分が虫を遠ざけます。乾燥させてポプリにしたり、皮を煮出してスプレーにすると手軽です。

  • にんにく:強い香りで蚊や害虫を避ける効果があるため、ガーデニングの害虫対策にも使われます。

これらは調理や生活の延長で取り入れやすく、「自然派の虫対策」として手軽に始められるのが魅力です。

 

自然素材を使った効果的な虫除けアイテム

自然素材を使った効果的な虫除けアイテム

自然素材の虫除けは、香りや使い勝手を活かして “日常使いできる形” にするのがポイントです。ここでは定番のタイプごとにメリット・注意点・市販品例を交えつつ、読者がすぐ導入できる選択肢を提示します。

スプレータイプ

メリット・特徴:

  • 携帯性が高く、衣類や肌、布製品にも使いやすい

  • 噴霧することで成分が拡散し、手早く虫よけ効果を発揮

  • 自作もしやすく、濃度や成分を調整できる

注意点・工夫:

  • 精油は濃度が高いので、必ずキャリアオイルやアルコール、水で希釈する

  • 使用前にはパッチテストを行い、肌に異常がないか確認を

  • 屋外では揮発性が早いため、2〜3時間おきにスプレーを補充することが望ましい

  • 子ども・ペット用には、低刺激で安全性の高い製品や配合にする

市販品の例:

  • ALOBABY アロベビー アウトドアスプレー:無添加・天然成分ベースのスプレーで、小さな子どもにも使いやすい設計

  • ナチュラルアイランド 森の肌守り アロマウォーター:アロマ成分を使ったミストタイプ。衣類や肌へのスプレーがしやすい

  • G‑Place ピレカロール×ナチュラムーン 天然防虫スプレー 250 ml:植物由来成分を活かした防虫スプレー

キャンドル・お香タイプ

メリット・特徴:

  • 火を灯すことで香りが空間に拡散し、広い範囲をカバーできる

  • 屋外・ベランダ・テラス・キャンプ場などに設置できる

  • 雰囲気をつくりながら虫よけでき、インテリア性もある

注意点・工夫:

  • 風がある場所では香りが飛びやすいので、風除けやガラスケース付きなどの形状を選ぶ

  • 火気を扱うため、周囲に可燃物がないこと・消火設備を備えること

  • 精油の添加量が多すぎると煙や刺激が強くなるので、適量を守る

  • 部屋で使うときは換気を考える

市販品・実例紹介:

  • カメヤマの シトロネラ・アロマキャンドル 系列は、天然のエッセンシャルオイルを使った虫よけキャンドルを取り扱っています。

  • お香(線香)タイプでは、松栄堂の防虫香などが人気。上品な香りで部屋でも使いやすいとの評価あり。

  • 蚊取り線香の代替として、香り成分を自然素材にした渦巻タイプやスティックタイプの虫よけお香も選択肢に入ります。

ブレスレットやシールなどの雑貨タイプ

メリット・特徴:

  • 肌に直接つけない(または最小接触)ため、敏感肌にも使いやすい

  • 持ち運びが便利(身につけておくだけで効果が得られる)

  • デザイン性の高いものならファッション感覚で使える

注意点・工夫:

  • 効果範囲は限られがちなので、顔・首など露出部には別途スプレー併用が望ましい

  • 接触型(ブレスレットなど)は、材質や皮膚刺激性に注意

  • シールタイプは接着力・粘着剤成分を確認して、肌に合わないものを避ける

市販品例(国内・海外含む):

  • 虫よけシール(ナチュラル系素材を使ったもの)

  • 虫除けブレスレット(シリコン+精油を染み込ませたタイプ)

  • ペット用虫よけタグ(自然成分入り)

 

家庭で簡単!手作り虫除けレシピ3選

家庭で簡単!手作り虫除けレシピ3選

自然素材を使った虫除けは、自宅でも意外と簡単に作れます。精油や食品素材をうまく活用すれば、家族みんなで安心して使えるアイテムに。ここでは初心者でもすぐに取り入れられる人気レシピを3つご紹介します。

アロマスプレーの作り方

材料(50mlスプレーボトル分)

  • 精製水 … 40ml

  • 無水エタノール … 10ml(精油をよく溶かすため)

  • お好みの精油(合計10滴程度)
     例)レモングラス5滴+ラベンダー3滴+ペパーミント2滴

作り方

  1. スプレーボトルに無水エタノールを入れる。

  2. 精油を加え、よく混ぜる。

  3. 精製水を加えてさらに混ぜれば完成。

ポイント

  • 使用前によく振ってからスプレーする。

  • 服や空間に使いやすく、肌に直接使う場合は必ずパッチテストを行う。

  • 2週間程度で使い切るのが安心。

虫除けジェルの作り方

材料(50g分)

  • アロエジェル(または無香料ジェル基材) … 45g

  • お好みの精油(合計5〜8滴程度)
     例)シトロネラ3滴+ユーカリ2滴+ラベンダー2滴

作り方

  1. 清潔な容器にアロエジェルを入れる。

  2. 精油を加え、スプーンやヘラでしっかり混ぜる。

  3. 冷蔵庫で保存し、1〜2週間を目安に使い切る。

ポイント

  • 手や足など露出部分に塗布するタイプ。

  • ジェルが保湿効果も兼ねるので夏場の乾燥対策にも◎

  • 乳幼児には濃度を必ず下げる(精油全体で1〜2滴程度)。

天然キャンドルの作り方

材料(小さな缶やガラス容器1つ分)

  • ソイワックス(または蜜蝋) … 50g

  • コットン製のキャンドル芯 … 1本

  • お好みの精油 … 10〜15滴
     例)シトロネラ5滴+レモングラス5滴+ラベンダー5滴

作り方

  1. 耐熱容器にソイワックスを入れ、湯煎で溶かす。

  2. 溶けたワックスに精油を加え、軽く混ぜる。

  3. 容器に芯を固定し、溶かしたワックスを流し込む。

  4. 固まったら完成。

ポイント

  • 屋外のテラスやキャンプで使うと効果的。

  • 火を扱うため、使用中は必ず目を離さない。

  • 香りを強めたい場合はシトロネラやユーカリ系の精油を多めに。

 

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効果を高める自然素材虫除けの使い方

効果を高める自然素材虫除けの使い方

持続時間と再塗布の目安

自然素材の虫除けは、化学成分に比べて持続時間が短いのが特徴です。精油は揮発性が高いため、香りが弱くなると効果も薄れていきます。

  • アロマスプレー:約1〜2時間ごとに再スプレーが理想

  • ジェルタイプ:2〜3時間ごとに塗り直す

  • キャンドルやお香:火をつけている間のみ効果が持続

特に汗をかいた後や水辺で遊んだ後は、早めの再塗布を心がけると安心です。

シーン別(屋内・屋外・子ども用)での活用法

屋内

  • ベランダや窓際にハーブ鉢や天然キャンドルを置くと効果的

  • 枕元やリビングには、ラベンダーやユーカリ精油を加湿器やディフューザーで拡散させると、虫除けとリラックス効果を両立

屋外

  • アウトドアではスプレー+ブレスレット(雑貨系)のダブル使いが安心

  • キャンプや庭での食事では、テーブル周りにシトロネラキャンドルを配置すると空間全体をカバーできる

子ども用

  • 肌に直接つける場合は、精油濃度を大人の半分以下に調整

  • 肌が弱い子には、衣類やベビーカーに貼る「虫除けシール」や「ブレスレット」がおすすめ

  • 柑橘系精油は光毒性があるため、直射日光を浴びる前の使用は避ける

組み合わせてさらに効果アップする方法

自然素材の虫除けは複数を組み合わせることで相乗効果が期待できます。

  • アロマスプレー+キャンドル:肌を守りながら空間全体もカバー

  • ジェル+ブレスレット:汗で落ちてもブレスレットの香りが持続

  • ハーブ栽培+精油活用:日常の暮らしに自然な虫除けを取り入れやすい

さらに、レモングラスやシトロネラなど「虫が嫌う香り」を複数ブレンドすると、香りの持ちやすさや効果が増すといわれています。

 

まとめ|自然素材で安心・安全な虫対策を

まとめ|自然素材で安心・安全な虫対策を

虫除けは市販の化学成分入りアイテムだけでなく、ハーブや精油・食品由来の自然素材を使うことで、肌にも環境にもやさしい対策が可能です。スプレーやキャンドル、ブレスレットなど市販の便利アイテムに加え、自宅で簡単に作れるアロマスプレーやキャンドルもおすすめ。

また、効果を持続させるにはこまめな再塗布や、シーンに合わせた使い分けがポイントです。屋内では香りを楽しみながら虫除けできるキャンドル、屋外では持ち運びに便利なスプレーや雑貨タイプを組み合わせると効果が高まります。

自然素材を上手に取り入れて、安心・安全に快適な夏の暮らしを楽しみましょう。

 

 

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美容・健康業界で10年以上の経験を持ち、男女問わずスキンケアやエイジングケアをサポート。肌質改善・脱毛・健康美容を専門とし、これまでに1000人以上をカウンセリング。美容商品の監修やメディアでの執筆・講演も行う。 「美しさは健康とライフスタイルのバランスから生まれる」を信念に、専門知識を活かした実践的な美容情報を発信中。

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