【2025年版】ネットスラング辞典｜10代・20代が使う最新ネット語＆意味を完全解説！

Posted on 2025年4月11日2025年9月17日

「それな」「草」「おけまる」など、SNSやゲームで飛び交うネットスラング。10代・20代を中心に日常会話やチャットでも使われるようになり、今や若者文化を象徴する言葉となっています。しかし、意味を知らないと会話についていけなかったり、誤用して気まずい思いをすることも…。

この記事では【2025年版】として、最新のネットスラングをわかりやすく解説。世代間のギャップを埋めたい大人世代や、SNSで自然に使いこなしたい人にも役立つ“ネット語辞典”をお届けします！

ネットスラングとは？その特徴と進化の歴史

ネットスラングの定義と日常会話への浸透

「ネットスラング」とは、インターネット上で生まれ、主にSNSや掲示板、オンラインゲームなどで広まった独自の言葉や表現のことを指します。
最初はネット上だけの“特殊な言葉”でしたが、現在では若者の会話やLINE、日常のやり取りにも自然に浸透しています。たとえば「草＝笑う」「それな＝共感」などは、すでに多くの人がオフラインでも使っているスラングです。
つまりネットスラングは、単なるネット用語にとどまらず、「若者の共通言語」として社会に影響を与える存在へと進化しています。

SNS・掲示板・ゲームから生まれた文化

ネットスラングが生まれる背景には、その時代ごとの「ネット文化」があります。

掲示板時代（2ちゃんねるなど）：短縮語や内輪ネタから多くのスラングが誕生
オンラインゲーム：チャットで素早く意思疎通するための略語（例：gg＝good game）
SNS時代（Twitter/X・Instagram・TikTok）：拡散力によって一気にトレンド化する特徴

こうした媒体の違いが、それぞれ独特のスラングを生み出してきました。近年は特に TikTokやX の影響力が強く、数日で一気に流行語となるケースも珍しくありません。

時代ごとに変化してきたネット語の進化

ネットスラングは「その時代の空気」を反映する言葉です。

2000年代前半：「orz」「キター！」など顔文字やアスキーアート由来のスラング
2010年代：「リア充」「ワロタ」などSNS普及期に流行した用語
2020年代：「草」「○○しか勝たん」「ガチ勢」などZ世代を中心に広がった表現
2025年現在：動画プラットフォーム発のフレーズや、短縮＆ミーム化された新語が次々に登場

このように、ネットスラングは常に「新しい文化×テクノロジー」とともに進化し続けており、今後もSNSを中心に新語が生まれ続けると考えられます。

【2025年最新】若者が使うネットスラング一覧

10代がよく使う“Z世代発”スラング

10代は学校・推し活・SNSを中心に独自のネットスラングを生み出しています。特に「テンションを盛り上げる系」や「共感・ノリ重視のフレーズ」が多いのが特徴です。
代表的なスラングは以下の通りです。

「しか勝たん」 …「○○が一番！」「推ししか勝たん」など、強い推し愛を表す言葉。
「きまZ」 …「決まってる、かっこいい」の略。テンションが上がったときに使用。
「エモい」 …「感情が揺さぶられる」「なんかいい感じ」という意味で、日常でも浸透。
「草」 …「笑う」の意味。もともとは「ｗ」が草に見えることから誕生。
「わかりみが深い」 …「すごく共感できる」というニュアンス。

これらは友達同士やSNSコメントで多用され、若者らしい「ノリと言語センス」を象徴するスラングです。

20代が愛用する“トレンド×仕事・恋愛系”ネット語

20代は学生から社会人へと移行する時期。仕事や恋愛、ライフスタイルに関連するネット語が多く使われています。10代よりも「共感・効率・大人ユーモア」がポイント。

「ガチ勢／エンジョイ勢」 …本気で取り組む人（ガチ勢）と、気軽に楽しむ人（エンジョイ勢）を区別。ゲームや推し活から広まった言葉。
「秒で」 …「すぐに」「即行」という意味。例：「それ秒で行く！」
「メンタルえぐい」 …精神的にきつい状況を表現。若者のメンタルワードとして定着。
「詰んだ」 …「状況が行き詰まった」「どうしようもない」の意。
「尊い」 …推しや恋愛対象に対して「言葉にならないくらい大好き」という感情を示す。

20代はSNSだけでなく職場の雑談や恋愛トークでも自然にスラングを取り入れ、日常の「共通言語」として使っています。

TikTok・X（旧Twitter）・Instagramで流行中のワード

SNSはネットスラングの発信地。特にTikTok・X・Instagramでは、短期間で爆発的に流行する言葉が生まれます。

「秒でバズる」 …「一瞬で拡散される」という意味。TikTok発でよく使われる。
「○○してみた」 …動画投稿文化から広まった、挑戦やレビュー系の定番フレーズ。
「バチボコ」 …「めちゃくちゃ」「かなり」の強調表現。例：「バチボコ楽しい！」
「きゅんです」 …胸がときめく瞬間を表現。ハートの指ポーズと一緒に使われ話題に。
「無理ゲー」 …「難しすぎる」「どう考えても無理」という意味。日常会話でも頻出。
「量産型」 …同じようなファッションや言動をする人を指すネット語。SNSでの自己表現とも関係が深い。

SNS由来のスラングは、リズム感や語感の良さが重視され、コメントやハッシュタグに使われることで一気に定着していきます。

年代別に見るネットスラングの違い（10代・20代・30代）

10代｜学校・推し活・SNS中心のネット語

10代が使うネットスラングは、「ノリとスピード感」 が特徴です。友達同士のLINEやSNSコメント、推し活の場で日常的に使われています。

「それな」 …「同意」「わかるわ〜」という共感の表現。
「○○しか勝たん」 …「これが一番」「推し最高！」を意味する流行語。
「エモい」 …感情が揺さぶられるときに使う。
「草」 …「笑う」「ｗｗｗ」の意味。

この世代はトレンドへの感度が高く、特に TikTokやInstagramの流行ワード をリアルタイムで取り入れる傾向があります。

20代｜恋愛・仕事・日常に使うフレーズ

20代のネットスラングは、学生ノリから少し大人になり、恋愛や仕事シーンでも使いやすい言葉が多いのが特徴です。社会人生活に入ってからも、SNSや飲み会の雑談で自然に使われています。

「ガチ勢／エンジョイ勢」 …本気で取り組む人／楽しむだけの人を区別。
「秒で」 …「すぐに」「即行」という意味。例：「秒で終わるよ」
「詰んだ」 …「状況が詰まってどうしようもない」。仕事や恋愛でも使用。
「メンタルえぐい」 …心がしんどいときの表現。

20代は「学生的なノリ」と「大人っぽい表現」の両方を使い分ける世代といえます。

30代｜昔のネット文化とのギャップと現在の使い方

30代はインターネット黎明期からネット文化に触れてきた世代。掲示板文化やガラケー時代のスラングに馴染みがあり、今の若者語とのギャップを感じやすい層です。

「orz」 …落ち込む姿を文字で表現。
「キター！」 …喜びを表すフレーズ。2000年代の代表的スラング。
「ワロタ」 …「笑った」の意味で、かつて2ちゃんねるで流行。

一方で、現在の「草」「○○しか勝たん」などの新しいネット語も取り入れつつあり、昔のスラングと新しいスラングをミックスして使うのが特徴です。
同世代の間では昔の言葉が通じますが、10代・20代との会話では「古いと思われないように注意する」ことも必要になります。

知らないと恥ずかしい？誤用しがちなネット語TOP10

ネットスラングは便利で楽しい一方で、誤用すると一気に“痛い人”認定されてしまうリスクがあります。ここでは、特に誤解されやすいネット語を取り上げ、正しい使い方を解説します。

本来の意味と誤解されやすい使い方

以下は、本来の意味と間違われやすい用法の例です。

「草」
　本来：笑いを意味する（「ｗ」が草に見えることから）。
　誤用：ただの「草＝植物」と勘違いして使う。
「ワンチャン」
　本来：「もしかしたら」「可能性がある」の意。
　誤用：「一度だけのチャンス」という意味に限定してしまう。
「エモい」
　本来：感情が揺さぶられる、ノスタルジックな雰囲気。
　誤用：単に「かわいい」「おしゃれ」の意味で乱用する。
「秒で」
　本来：「すぐに」「即行」。
　誤用：「1秒以内」という文字通りの解釈。
「ガチ勢」
　本来：本気で取り組む人。
　誤用：「怖い人」「プロの人」限定で使う。

例文でわかる「正しいニュアンス」

ネットスラングは文脈でニュアンスが変わるため、例文で理解すると使いやすくなります。

「それ草」 →「めっちゃ笑った」の軽い表現。
「ワンチャン行けるかも」 →「もしかしたら成功できる可能性がある」。
「この写真エモい」 →「懐かしい雰囲気があって心に響く」。
「秒で帰る」 →「すぐ帰るね」の意味。
「ガチ勢だから本気」 →「真剣に取り組んでいる人」を指す。

正しい使い方を覚えることで、自然に会話やSNSに取り入れられます。

誤用すると“痛い人”認定されるワードとは？

特に注意したいのは、世代差や文脈を無視した誤用です。

「エモい」 を何にでも使う → 意味が薄まり「語彙力ない人」と思われがち。
「ワンチャン」 を真面目な場面（会議・就活など）で使う → 軽すぎて場違い。
「草」 を多用しすぎる → 子どもっぽく見えることも。
「秒で」 を文字通りに捉える → ネット文化に疎い印象を与える。
「ガチ勢」 を「オタク＝ネガティブ」な意味で誤用 → 相手を不快にさせる可能性あり。

誤用を避けるポイントは「TPOを意識すること」と「ニュアンスを理解して使うこと」です。ネット語はあくまで“遊び心”で使うのが鉄則です。

ネットスラングを上手に使うコツと注意点

ネットスラングは便利で親しみやすい一方で、使い方を誤ると“痛い人”扱いされるリスクがあります。ここでは、自然に活用するためのコツと注意点を解説します。

場面ごとに適切に使い分けるコツ

ネットスラングは、使う場面によって印象が大きく変わります。

友人・同世代との会話 → 「それな」「草」など軽いノリの言葉は◎
SNSの投稿・コメント → 「○○しか勝たん」「秒で」など共感やテンションを表す語が自然
職場やフォーマルな場面 → 基本は使用NG。必要なら「エモい」などポジティブな表現を限定的に使う

👉 ポイントは「カジュアルな場でだけ使う」こと。公的な文章やビジネスシーンでは避けるのが安全です。

大人世代が自然に使うためのヒント

30代以上がネットスラングを使うときは、“無理して若者言葉を真似ている”感を出さないことが重要です。

よく聞く定番語から取り入れる → 「それな」「エモい」など誰でも使いやすい言葉から始める
短文・ワンポイントで使う → 長文にスラングを混ぜると違和感が出るので、軽く添える程度がベスト
世代を意識した使い分け → 20代までの相手なら使いやすいが、同世代・年上には無理に使わない

👉 「自然な会話の一部として使う」ことを意識すると、大人世代でも違和感なく取り入れられます。

使いすぎはNG？相手との距離感を意識すること

ネットスラングは楽しい反面、多用しすぎると逆効果です。

多用すると幼稚に見える → 「草草草ｗｗｗ」などは、かえって冷めた印象を与える
相手が知らない言葉は混乱を招く → 世代差や知識差を考えて使う必要あり
親しさを表すツール → あえてスラングを共有することで仲が深まるが、無理に合わせると不自然

👉 ネットスラングは「潤滑油」。使う頻度や相手との関係性を考えながら、必要な場面でスパイス的に取り入れるのが理想です。

まとめ｜ネットスラングを理解すれば若者文化も見えてくる

スラングは「時代の空気」を映す言葉

ネットスラングは、単なる流行語ではなく、その時代の人々の価値観や空気感を反映した“文化の鏡”です。世代やプラットフォームごとに言葉が生まれ、廃れていく様子からも、若者文化や社会の変化を読み解くことができます。

知ることで会話・SNS・推し活がもっと楽しくなる

ネットスラングを知っておけば、SNSや推し活の場面で話題に入りやすくなり、世代を超えたコミュニケーションもスムーズに。無理に使わなくても「理解している」だけで共感力が高まり、会話や交流の幅が広がります。ネットスラングは、今を生きる人々をつなぐ“ことばの架け橋”なのです。

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早乙女くるみ｜恋愛と美容の知識を届ける専門ライター

元美容師としての現場経験と、恋愛や美容に関する取材・執筆活動を活かし、「見た目と内面の両方から自信を持てる情報」を発信しています。美容サロンでの施術経験に基づくリアルなアドバイスや、恋愛の専門家やカウンセラーへの取材記事を多数執筆。美容・恋愛に関する確かな情報を、読者の気持ちに寄り添いながら、正確かつ信頼できる形でお届けしています。「魅力は外見と内面のバランスで生まれる」を信念に、あなたらしさを最大限に引き出すコンサルティングを実施中。