頬骨の上のシミ対策|原因と美白ケアの正解とは?
頬骨の上にだけ、なぜか浮き出てくるようなシミ…。メイクでは隠しきれず、年々濃くなっているような気がして、不安になることはありませんか?
実は、頬骨は紫外線の影響を特に受けやすく、シミができやすい“リスクゾーン”。さらに、日焼け止めの塗り残しや、摩擦による刺激も重なりやすい場所なんです。
この記事では、頬骨のシミができる原因と、今日から始められる美白&予防ケアの方法を徹底解説。今あるシミにも、これからの肌にもやさしく効く対策を一緒に探していきましょう。
どうして頬骨の上にシミができるの?
鏡を見るたび気になる、頬骨の上に浮かぶシミ。実はこの場所、シミができやすい“要注意ゾーン”なんです。なぜ頬骨に集中するのか?その理由を知ることで、対策の精度もぐっと高まります。
紫外線が集中しやすい部位だから
頬骨は顔の中でも高く、立体的なパーツ。そのため、太陽の光を正面から受けやすく、紫外線の影響が集中的に当たりやすい場所です。
紫外線は、メラニンの生成を活性化させる“シミの元”。毎日の蓄積が、いつの間にかシミとなって表面化するのです。
対策ポイント:
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外出前には「頬骨を重点的に」日焼け止めを塗る習慣を。
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UVカットマスクやサングラスも効果的。
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曇りの日や冬でも、紫外線対策は欠かさずに。
日焼け止めの塗り残しポイントになりやすい
頬骨のカーブに沿って、日焼け止めが均一に塗れていない…なんてことも。特に「急いでいる朝」や「化粧下地との併用」でムラができやすい部位です。
塗り残しがあると、その部分だけ紫外線をダイレクトに浴びてしまい、メラニンが偏って蓄積 → シミ化…という悪循環に。
対策ポイント:
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スキンケアの最後に「鏡でチェック」しながら丁寧に塗布。
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スポンジや指の腹で“ポンポンと置くように”が◎
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メイクの上から使えるUVスプレーも持ち歩くと便利。
摩擦・乾燥・加齢による影響も大きい
マスクのこすれ、洗顔時のゴシゴシ、季節の乾燥…。頬骨まわりの肌は、知らず知らずのうちに刺激を受け続けています。摩擦や乾燥は、肌のバリア機能を弱らせ、メラニンが排出されにくい状態に。さらに加齢によるターンオーバーの乱れも、シミの定着を後押しします。
対策ポイント:
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洗顔やスキンケアは“こすらずやさしく”が基本。
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高保湿の化粧水・クリームで乾燥を防ぐ。
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肌のターンオーバーを整える栄養や睡眠も見直そう。
頬骨シミに多いタイプとは?
「このシミ、いつの間に…」と思ったとき、まず知っておきたいのがシミの種類です。頬骨にできやすい代表的なタイプは、見た目が似ていても原因や対策が異なります。ここでは、特に多い3種類をわかりやすく解説します。
老人性色素斑(日光黒子)
もっとも多く見られるのがこのタイプ。紫外線ダメージの蓄積によってできる、いわば**“日焼けの名残”のようなものです。
30代以降に増えはじめ、シミが丸く、輪郭がはっきりしていて、色が濃いめ**という特徴があります。
対策ポイント:
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美白成分(トラネキサム酸・ハイドロキノンなど)配合のスキンケアで少しずつケア。
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紫外線対策の徹底でこれ以上濃くしないことが最優先。
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目立つ場合は、皮膚科でのレーザー治療も選択肢。
肝斑(かんぱん)との見分け方
肝斑は、左右対称に広がる、モヤっとしたシミが特徴です。頬骨の高い部分に出やすく、30〜40代の女性に多いタイプ。女性ホルモンのバランスや摩擦などの刺激が関与しています。
見分けのポイント:
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シミが「左右ほぼ同じ位置」にある
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境界がぼんやりしている
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紫外線やストレス、ピル・妊娠で悪化しやすい
対策ポイント:
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摩擦を避けることが最重要!洗顔やクレンジングはこすらず優しく。
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美白+抗炎症成分(トラネキサム酸など)を意識したアイテムが有効。
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内服薬や漢方薬も併用するとより効果的なケースも。
そばかすや炎症後色素沈着との違い
**そばかす(雀卵斑)**は、遺伝的な要因が大きく、10代から出やすいシミ。頬骨を中心に細かい斑点状に広がることが多く、日焼けで濃くなります。
一方、炎症後色素沈着は、ニキビ・かぶれ・虫刺され・擦り傷などの**“肌トラブルの痕”**として残るシミです。
対策ポイント:
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そばかすは完全に消すのは難しいが、美白ケア+紫外線対策で薄く保てる。
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色素沈着は、早めに保湿&炎症ケアすることでシミ化を防げる。
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どちらも摩擦・乾燥は悪化要因なので丁寧なスキンケアを。
美白ケアの基本|毎日の積み重ねがカギ
頬骨のシミ対策において重要なのは、“一発逆転”ではなく、“毎日のコツコツケア”です。正しい知識と習慣があれば、今あるシミもこれからのシミも、しっかり予防&改善が目指せます。
美白成分入りスキンケアの選び方
美白をうたう化粧品は数多くありますが、有効成分の種類と役割を知ることがカギになります。シミのタイプや肌状態に合った成分を選ぶことで、効果を最大限に引き出せます。
代表的な美白有効成分:
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トラネキサム酸:肝斑・炎症抑制に◎
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アルブチン・ビタミンC誘導体:メラニンの生成抑制に◎
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4MSK・コウジ酸:メラニン排出のサポート
選び方のポイント:
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成分表示に「医薬部外品」や「有効成分」と記載があるかをチェック
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肌への刺激が少ない処方(アルコール・香料フリーなど)を選ぶと◎
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シミのタイプ別に複数の成分を併用するのもおすすめ
保湿とバリア機能ケアも同時に行う
肌が乾燥していると、バリア機能が低下し、紫外線や刺激に過敏に。すると美白成分の浸透も悪くなり、逆に肌荒れの原因にもなります。**「美白だけ」ではなく「保湿も同時に」**が基本です。
保湿の基本ケア:
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洗顔後すぐに「水分+油分」を補う
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セラミド・ヒアルロン酸・グリセリン配合アイテムが◎
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朝晩、欠かさずに保湿を行うことで、肌の回復力も高まる
+バリア機能を高める生活習慣:
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睡眠・栄養・ストレスケアも肌の土台を整える
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マスクによる摩擦乾燥も、保湿でカバーを
摩擦を避ける!洗顔・メイク時の注意点
せっかく美白ケアをしていても、日々の**“こすり”習慣がシミの原因になっている**ことも。特に頬骨は、洗顔やメイクで手が触れやすい場所。知らず知らずの摩擦を減らす工夫が必要です。
洗顔時のポイント:
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泡で包み込むように洗う(指で肌をこすらない)
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タオルで拭くときは「押さえるように」やさしく
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熱いお湯はNG。ぬるま湯でやさしくすすぐ
メイク時のポイント:
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スポンジやブラシは力を入れず軽く滑らせる
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肌にフィットするリキッド系で、摩擦を最小限に
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クレンジングは「擦らず落とせる」バームやミルクタイプがおすすめ
「美白=塗るだけ」ではなく、日々の扱い方や生活習慣全体が大きな差を生みます。自分の肌を“丁寧に扱う”意識を持つことが、美白ケアの第一歩です。
紫外線対策は“徹底”がポイント
頬骨の上にできるシミを本気で防ぎたいなら、**紫外線対策は「たまに」ではなく「毎日&丁寧に」**が鉄則。美白ケアも、紫外線を浴び続けていては効果が出にくくなります。日常生活でできる紫外線カットの工夫を紹介します。
日焼け止めの選び方と正しい塗り方
日焼け止めを使っているのにシミが増える…そんなときは**「選び方」や「塗り方」に問題があることも**。日焼け止めは「強ければいい」「SPFだけ見ればいい」ではありません。
選び方のポイント:
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日常使い:SPF30/PA+++程度でOK
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長時間の屋外:SPF50+/PA++++を選ぶ
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紫外線吸収剤が肌に合わない人は、**ノンケミカル(紫外線散乱剤)**タイプを選択
塗り方のポイント:
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少量では効果が出にくいため、顔全体で500円玉大を目安に
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頬骨などの高い部分は重ね塗りでカバー
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2〜3時間ごとの塗り直しが理想。特に汗をかいた後は必須
化粧下地・ファンデでも紫外線対策を
日焼け止めだけで完璧!と思いがちですが、実はメイクアイテムにもUVカット効果があるものを重ねることで、防御力は何倍にもなります。
おすすめの重ね使いテク:
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化粧下地にもSPF・PA表記があるものを選ぶ
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リキッドファンデ・パウダーもUVカット入りで“二重ブロック”
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メイク後のUVカットスプレーで仕上げれば、塗りムラもカバー
特に頬骨のような「光が当たりやすい場所」には、ファンデーションやフェイスパウダーでUVを物理的に跳ね返すイメージが大切です。
外出時の+α対策(帽子・日傘など)
どれだけ日焼け止めを塗っても、真夏の直射日光は想像以上に強力。外出時には“物理的に遮る工夫”が、肌を守る最後の砦になります。
+α対策のおすすめ:
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**つばの広い帽子(7cm以上が理想)**で顔全体をカバー
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UVカット加工の日傘は黒よりも白・シルバー系が熱もカットできて◎
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サングラスで目元の紫外線ダメージもブロック
さらに、移動中の窓ガラス越しの紫外線(UV-A)にも要注意。車内や室内でも、日差しを感じる環境なら日焼け止めは必須です。
頬骨のシミを防ぐには、「朝のひと塗り」だけでは不十分。日中の過ごし方、重ね塗りの工夫、物理的ブロックまで含めた“徹底ケア”が、未来の肌に差をつけます。
できてしまったシミにおすすめの対策
気づいたときには、頬骨の上にうっすら…あるいはくっきりと現れたシミ。すでにできてしまったシミに対しては、正しい知識と継続的なケアが必要です。「薄くする」「悪化させない」「心を落ち着ける」の3ステップで考えていきましょう。
市販の美白アイテムで“薄くする”ケア
ドラッグストアやコスメブランドから出ている美白ケア用アイテムも、正しく使えば効果が期待できます。特に以下の成分は、できてしまったシミへの対策として有効です。
おすすめ美白成分:
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ハイドロキノン:メラニン色素の還元作用が強いが、刺激があるため慎重に
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ビタミンC誘導体:肌への浸透性が高く、メラニンの生成抑制&還元に◎
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トラネキサム酸:肝斑や炎症性のシミにも穏やかに作用
使用時のポイント:
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部位によっては**“部分用美白アイテム”**を選ぶと効果的
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朝も使えるタイプなら、日中のケアにも役立つ
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肌が敏感なときは使用を一時中止して肌を守る判断も大切
皮膚科での治療(レーザー・外用薬など)
「なかなか薄くならない」「できたシミが気になって仕方ない」場合は、皮膚科での専門的な治療も視野に入れてみましょう。セルフケアでは対応しにくいタイプのシミにも、確かなアプローチが可能です。
主な治療法:
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レーザー治療(Qスイッチ・ピコなど):老人性色素斑や濃いシミに即効性あり
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外用薬(ハイドロキノン・トレチノイン):ターンオーバーを促しながら薄くする治療
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内服薬(ビタミンC・トラネキサム酸):肝斑や全体的なくすみに対して有効
受診時のポイント:
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自分のシミの“種類”を正しく診断してもらう
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一度では消えないことも多く、継続的な通院が前提
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費用やダウンタイムについて事前確認を
シミを取りたいならこちら▶TCB 東京中央美容外科
すぐに治そうと焦らないことも大切
シミがあると、つい「早く消したい」「なんでできたの?」と自分を責めてしまうことも。でも、肌はゆっくり変化するもの。焦りやストレスが逆に肌の状態を悪化させてしまうこともあります。
前向きな心構え:
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シミは“肌からのメッセージ”。今後のケアのきっかけととらえる
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今日のケアが、数か月後の肌をつくると考える
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肌と丁寧に向き合う時間は、心にもやさしい美容習慣
「もうできたから遅い」なんてことはありません。
適切なケアを積み重ねれば、シミは少しずつ目立たなくなりますし、新たなシミの予防にもつながります。大切なのは、自分の肌と無理なく付き合っていく姿勢です。
まとめ|頬骨のシミは「攻め」と「守り」でケアしよう
頬骨の上にできるシミは、紫外線や摩擦、加齢やホルモンバランスなど、さまざまな原因が重なって生まれます。だからこそ、“守るケア”で予防し、“攻めるケア”で改善を目指すことが、未来の肌に大きな差を生むポイントです。
日々の紫外線対策+スキンケアで予防
シミは、一日でできるものではありません。だからこそ、毎日の積み重ねが最大の予防策になります。日焼け止め、帽子、日傘などの“外からの守り”と、美白・保湿ケアなどの“内からの守り”の両立を。
紫外線は一年中降り注いでいます。「今日は曇ってるからいいか」ではなく、「365日ケアする」が理想です。ちょっとの意識の差が、5年後・10年後の肌を変えていきます。
できたシミも、ケア次第で薄くなる可能性あり
一度できたシミも、あきらめる必要はありません。市販の美白ケア、皮膚科での治療、生活習慣の見直しなど、**選択肢はたくさんあります。**特に頬骨のように目立ちやすい部分だからこそ、早めに行動することがカギです。
すぐに結果が出なくても、肌は日々少しずつ変わっていくもの。焦らず、肌にやさしく寄り添う気持ちで続けていけば、きっと変化を感じられるはずです。
まずは原因を知り、自分に合った対策を
大切なのは、「なんとなくケア」ではなく、自分のシミのタイプや原因を正しく知ること。それによって使うアイテムも、選ぶ対策も変わってきます。
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老人性色素斑なのか?肝斑なのか?そばかすなのか?
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紫外線?摩擦?ホルモンバランス? 何がトリガーになっている?
**原因を知ることは、自分の肌を大切にすることにつながります。**肌は日々の“扱い方”にきちんと応えてくれる存在。今できることから、あなたに合ったケアを始めてみましょう。
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