冷蔵庫の電気代を減らす7つの設定&使い方テクニック|月々の節約効果を実感!
「冷蔵庫ってずっとつけっぱなしだし、電気代の大きな原因では…?」と思ったことはありませんか?
実はその直感、大正解。冷蔵庫は家電の中でも特に電力消費が多く、使い方や設定を見直すだけで、年間数千円〜1万円以上の節約も夢じゃないんです。
この記事では、電気代をぐっと抑える7つの冷蔵庫活用テクニックに加え、買い替え時に役立つ省エネ型冷蔵庫の選び方や便利アイテムも一挙紹介!
今日からできる小さな工夫で、家計にうれしい節電生活をスタートしましょう。
✅ 電気代がかかる冷蔵庫、なぜ見直しが必要?
家庭で常に稼働している冷蔵庫は、知らないうちに電気代を圧迫している存在です。エアコンやテレビよりも目立たない存在ですが、その分「設定ミス」や「使い方のクセ」が長期的なムダを生んでいる可能性も。まずは冷蔵庫の電気代が高くなりがちな理由を知り、見直す価値を理解しておきましょう。
🔌 冷蔵庫は家電の中でも消費電力が多い?
冷蔵庫は、24時間365日ずっと稼働し続ける数少ない家電です。経済産業省や電力会社のデータによると、家庭の電気代における冷蔵庫の割合は約14%前後。これは照明やテレビ、洗濯機と比べても高い部類に入ります。
特に10年以上前の古い冷蔵庫は、省エネ性能が大きく劣っており、同じ容量でも年間にかかる電気代が1.5〜2倍になることも。意識せずに使い続けているだけで、年間1万円以上のムダな出費になっているケースも珍しくありません。
💡 設定や使い方次第で年間数千円の節約も可能
冷蔵庫の電気代は、設定の見直しや使い方の工夫で手軽に削減できます。たとえば「強モード」で使い続けていた温度設定を「中」にするだけでも、年間で数百円〜千円単位の節約に。
また、庫内を整理して冷気の循環を良くしたり、ドアの開閉回数を減らすだけでも消費電力は抑えられます。これらの対策は特別な道具や買い替えを必要とせず、今日からでも始められるのが魅力です。
小さな積み重ねが、1年で数千円、5年で1〜2万円という節約につながることも。まずは冷蔵庫の現状を見直し、できるところから改善していきましょう。
✅ 冷蔵庫の電気代を減らす7つの設定&使い方テクニック
日常のちょっとした工夫や設定の見直しで、冷蔵庫の電気代はグッと下げることができます。ここでは、誰でも今日から始められる節電テクニックを7つご紹介します。
① 冷蔵庫の温度設定を「中」にする
冷蔵庫の温度設定は「強」「中」「弱」が選べる機種が一般的ですが、普段使いには「中」がおすすめです。「強」にしていると必要以上に冷やしすぎて電力をムダに消費してしまいます。
特に冬場や気温の低い季節は、「弱」でも十分なケースも。食材が凍ったり、霜がつくようなら冷やしすぎのサイン。季節や室温に応じて温度設定を見直すことが節電につながります。
② 冷気の吹き出し口をふさがない
冷蔵庫内の冷気は、庫内の奥から送風口を通じて循環しています。この吹き出し口を食材でふさいでしまうと、冷気が全体に行き渡らず効率が悪化。結果として、冷却力を補うために余計な電力がかかります。
パック飲料や大きめのタッパーなど、口元を覆ってしまいやすい食品の配置に注意し、吹き出し口の前にはスペースをあけておくようにしましょう。
③ 食品を詰めすぎない・整理整頓する
冷蔵庫は中に空気が流れることで庫内全体を均等に冷やします。ところが、食品をぎゅうぎゅうに詰めすぎてしまうと、冷気の流れが妨げられ冷却効率がダウン。無駄な電力がかかってしまいます。
理想は7割程度の収納量。また、どこに何があるかを一目で把握できるように整理しておけば、ドアの開閉時間も短くなり、さらに節電効果がアップします。
④ 熱いものは冷ましてから入れる
できたての料理やスープなどをそのまま冷蔵庫に入れると、庫内の温度が一気に上がってしまい、冷却機能がフル稼働します。これは非常に大きな電力ロスの原因です。
常温まで冷ましてから保存容器に入れる、あるいは粗熱を取ってから冷蔵庫に入れるだけで、庫内の温度変化を抑え、電力消費を防ぐことができます。
⑤ ドアの開閉を素早く・回数を減らす
冷蔵庫のドアを開けるたびに、庫内の冷気が逃げて室温の空気が流入します。このとき内部の温度を下げ直すために、冷却機能が一時的に高稼働します。
食材の場所をあらかじめ把握しておく、冷蔵庫を開けっぱなしにしない、目的を決めてから開けるなど、ちょっとした意識で無駄な開閉を減らすことが可能です。
⑥ 背面や下のホコリを定期的に掃除する
冷蔵庫の背面や下部には、放熱用のコイルやフィンがあり、ここにホコリがたまると放熱効率が低下します。結果的に冷却力が下がり、必要以上に電力を消費することになります。
3〜6ヶ月に一度は、冷蔵庫を少し動かして掃除機やモップでホコリを除去しましょう。掃除だけで数%の電力削減効果が期待できる、意外な盲点です。
⑦ 冷蔵庫の設置場所を見直す(壁との隙間・直射日光)
冷蔵庫は壁に近すぎたり、直射日光が当たる場所に設置されていると、放熱がうまくいかず消費電力が増加します。
背面や側面に5cm以上の隙間をあけ、放熱スペースを確保することが重要。また、日光が当たる場所は避けるか、遮光カーテンやシートなどで対策しましょう。設置環境を見直すだけで、冷却効率と寿命の両方が改善されます。
✅ 買い替えも節約につながる?省エネ型冷蔵庫の選び方
冷蔵庫は一度買うと10年以上使うのが一般的ですが、その分、省エネ性能の進化による差が非常に大きい家電でもあります。古い冷蔵庫を使い続けるよりも、最新モデルに買い替えた方が数年で本体代以上の電気代を節約できるケースも。
ここでは、買い替えを検討する際に知っておきたい省エネ性能の違いや、選び方のコツを解説します。
🆕 新しい冷蔵庫はどれくらい省エネなのか
最新の冷蔵庫は、技術の進化により10年前のモデルと比べて約30〜50%も消費電力が少ないとされています。とくに「インバーター制御」や「真空断熱材」などの機能を備えたモデルは、年間で3,000〜5,000円以上の節電効果が期待できます。
たとえば、年間電気代が1万円以上かかる古い冷蔵庫を、省エネ性能の高い最新モデル(年間消費電力量300kWh以下)に買い替えた場合、10年で5〜7万円の節約も可能です。これは本体価格の一部または全額を“電気代で回収できる”という計算になります。
電気料金の高騰が続く今、古い冷蔵庫を長く使うより、買い替えが最も手軽で確実な節電手段になることも。
🏷 「省エネラベル」の見方とチェックポイント
冷蔵庫を購入する際は、家電量販店やネットショップで表示されている「省エネラベル(統一省エネラベル)」を必ずチェックしましょう。
注目すべきポイントは以下の3点です:
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多段階評価(星マーク)
5つ星に近いほど、省エネ性能が高いと評価された製品です。 -
年間消費電力量(kWh/年)
数字が小さいほど電気代が安く、目安として年間400kWh以下なら省エネモデルといえます。 -
年間電気代の目安(円)
1kWhあたりの電力単価(27円で算出)で年間の電気代が記載されています。この金額が古い冷蔵庫の半分以下であれば、買い替えを検討する価値ありです。
さらに、使い方や設置環境に応じた容量選びも大切です。大家族でもないのに大型冷蔵庫を選ぶと、ムダな電力を使う原因になるため、人数×70L+常備品分100Lが適正容量の目安と覚えておくと便利です。
✅ 知って得する!冷蔵庫の節電グッズや便利アイテム
冷蔵庫の節電は、設定や使い方の工夫だけではありません。専用の節電グッズや整理アイテムを活用することで、さらに効率よくムダな電力をカットできます。ここでは、コスパも高く、誰でも手軽に導入できるおすすめのアイテムを紹介します。
🧊 断熱シート・保冷剤の活用
冷蔵庫の冷気を逃がさない工夫として効果的なのが、ドアポケットや冷凍庫に使える「断熱シート」や「保冷剤」です。とくにドアの開閉時に冷気が逃げやすい部分に設置することで、庫内の温度上昇を抑え、冷却負担を軽減できます。
以下のような使い方が効果的:
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冷蔵庫のドアポケット内にアルミ断熱シートを敷く(冷気の放出を抑制)
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冷凍庫内に保冷剤を配置して温度変化を緩やかに
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停電時の保冷対策にもなるので、非常用にも役立つ
100円ショップやホームセンターでも手に入るため、低コストで高い節電効果が期待できるアイテムです。
📦 庫内整理に便利なトレーやボックス
冷蔵庫の中をキレイに整理することで、冷気の流れがスムーズになり、開閉時間も短縮されて節電に直結します。そのために役立つのが、「収納トレー」や「整理ボックス」といったアイテムです。
おすすめの活用法:
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食品をカテゴリ別に分けてトレーで仕切る
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奥の物が取り出しやすいようスライド式ボックスを使用
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「〇〇用」などラベルを貼って誰でもひと目で中身がわかる工夫をする
これにより、庫内の食品の出し入れがスムーズになり、ドアの開閉回数や時間を減らすことが可能です。加えて、食品の賞味期限切れや重複買いを防ぐ効果もあるので、電気代だけでなく食費の節約にも◎。
こうした節電アイテムは、Amazonや楽天などでも「冷蔵庫 省エネ」「冷蔵庫 整理グッズ」などで検索すると多数見つかります。
✅ まとめ|今日から始められる電気代節約の第一歩!
冷蔵庫は24時間365日稼働し続ける家電だからこそ、ちょっとした工夫や意識の変化が、確実な電気代の節約につながります。
今回ご紹介したテクニックの中には、「温度設定を“中”に変える」「ドアの開閉を意識する」「断熱シートを使う」など、今日からでもすぐに実践できる方法がたくさんあります。
さらに、古い冷蔵庫を省エネ型に買い替えることも長期的には非常に効果的。買い替えのタイミングが近い方は、電気代の比較や省エネラベルのチェックも忘れずに。
電気代の節約は、「無理なく・楽しく・継続的に」が成功のコツ。まずは自分の冷蔵庫を見直すことが、節電生活の第一歩です。できることから1つずつ取り入れて、毎月の電気代の変化をぜひ実感してみてくださいね。


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