【完全ガイド】レスベラトロールの効果とは?赤ワイン・食品・サプリで始めるエイジングケア
「若返り成分」として注目されるレスベラトロール。赤ワインやぶどうに含まれるポリフェノールの一種で、強力な抗酸化作用やアンチエイジング効果が期待されています。さらに、生活習慣病の予防や脳の健康サポートなど、美容と健康の両面で心強い味方に。
本記事では、レスベラトロールの主な効果から多く含まれる食品、効率よく摂れるサプリの選び方、摂取時の注意点までを徹底解説。内側から若々しさを保つエイジングケアの第一歩として、ぜひ参考にしてください。
レスベラトロールとは?|“若返り成分”と呼ばれる理由
レスベラトロールとは、ポリフェノールの一種で、ブドウの皮や赤ワイン、落花生、ベリー類などに多く含まれる天然成分です。植物が紫外線や外敵(カビや細菌)から自分を守るために作り出す「ファイトケミカル」のひとつとしても知られています。
近年、レスベラトロールが“若返り成分”と注目される理由は、その強力な抗酸化作用にあります。体内で発生する活性酸素を除去し、細胞の酸化や老化を防ぐ働きが期待されているのです。さらに、長寿に関わるとされる**サーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)**を活性化させる可能性が研究で示唆されており、「アンチエイジング効果を持つ成分」として世界中で研究が進められています。
また、レスベラトロールは美肌やシワ予防などの美容効果に加え、心血管疾患や糖尿病といった生活習慣病リスクの低下にも関与すると考えられています。そのため、美容・健康・エイジングケアを意識する人々から幅広く支持されている成分です。
👉 ポイントをまとめると:
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レスベラトロール=ポリフェノールの一種で抗酸化力が高い
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細胞の酸化を防ぎ、老化を抑える働きが注目されている
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サーチュイン遺伝子を活性化し、アンチエイジングに効果が期待される
レスベラトロールの主な効果5つ【美容・健康に嬉しい働き】
抗酸化作用で細胞を守る
レスベラトロールは、体内で発生する活性酸素を除去する強力な抗酸化作用を持っています。活性酸素は紫外線やストレス、喫煙などで増え、細胞を酸化させて老化や病気の原因になります。レスベラトロールはこれを抑えることで、細胞レベルでのダメージを予防し、健康を守る働きをします。
アンチエイジング効果でシワやたるみ予防
抗酸化作用に加え、レスベラトロールはコラーゲンやエラスチンの分解を防ぐ働きがあると考えられています。これにより、肌のハリや弾力を維持しやすくなり、シワ・たるみ・くすみといったエイジングサインを予防。美容面で注目される大きな理由です。
生活習慣病(心疾患・糖尿病)リスクの低下
研究では、レスベラトロールが血管をしなやかに保ち、血流を改善する作用や、インスリンの働きをサポートする効果が示唆されています。そのため、高血圧や動脈硬化、糖尿病といった生活習慣病のリスク低下に役立つ可能性があります。日常的に取り入れることで、予防医療の一環として期待できる成分です。
脳の健康をサポートする可能性
レスベラトロールは血液脳関門を通過できる珍しい成分として知られています。脳の酸化ストレスを抑え、神経細胞の働きを守ることから、認知症やアルツハイマー病予防に役立つ可能性が研究で注目されています。集中力や記憶力を維持したい人にもおすすめです。
疲労回復・持久力アップ効果
レスベラトロールは細胞内のミトコンドリアの働きを活性化するとされ、エネルギー産生効率を高めます。これにより、運動時の持久力向上や、日常生活での疲労回復に効果が期待できます。スポーツ選手や、疲れやすさを感じる人にとって、パフォーマンスを高めるサポート成分といえるでしょう。
👉 ポイントまとめ:
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細胞の酸化を防ぎ、若々しさをキープ
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美肌効果でシワやたるみを予防
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生活習慣病リスクを下げる可能性
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認知症予防など脳の健康サポート
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疲労回復・持久力アップにも役立つ
レスベラトロールを多く含む食品一覧|赤ワイン・ぶどう・ピーナッツなど
レスベラトロールは自然界では特定の植物に多く含まれており、普段の食事からでも摂取可能です。特に有名なのが赤ワインですが、それ以外にも身近な食品から取り入れることができます。以下に代表的な食品をまとめました。
赤ワイン
レスベラトロールを含む食品の代表格。赤ワインはブドウの皮や種を一緒に発酵させるため、白ワインより含有量が多いのが特徴です。ただし、アルコール摂取量には注意が必要で、健康のためには1日グラス1杯程度(約100ml)までが目安とされています。
ぶどう(特に皮つき)
ぶどうの皮や種にレスベラトロールが多く含まれます。特に赤ぶどうや黒ぶどうに豊富で、ジュースやそのまま食べることで手軽に摂取可能。皮ごと食べられる品種を選ぶとより効果的です。
ピーナッツ
意外に思われがちですが、ピーナッツにもレスベラトロールが含まれています。特に皮付きピーナッツに多く含まれるため、おやつやおつまみとして取り入れるのがおすすめです。
ベリー類(ブルーベリー・クランベリーなど)
ベリー類も抗酸化成分が豊富で、レスベラトロールを含む種類があります。ヨーグルトやスムージーに加えることで、美容と健康をサポートする食習慣を作れます。
ダークチョコレートやカカオ
高カカオチョコレートや純ココアにも微量ながら含まれています。ポリフェノール全般が豊富なため、レスベラトロールとあわせて抗酸化作用の強い食品としておすすめです。
👉 まとめ:日常で取り入れやすい食品
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赤ワイン → ただし飲みすぎに注意
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赤ぶどう・黒ぶどう(皮ごと食べる)
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ピーナッツ(特に皮付き)
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ベリー類(ブルーベリー・クランベリーなど)
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ダークチョコレート・カカオ
💡 ポイントは、「赤ワインに頼りすぎず、果物やナッツでバランスよく取り入れる」ことです。毎日のおやつや食事に加えるだけでも、無理なくレスベラトロールを習慣化できます。
サプリで効率よく摂る方法|おすすめの選び方と摂取量の目安
サプリ選びのポイント:品質・含有形態・安全性を重視
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トランス型(Trans-レスベラトロール)含有の記載があること
レスベラトロールには「トランス型」と「シス型」があり、研究で効果が報告されているのは主にトランス型です。サプリを選ぶ際は「トランスレスベラトロール含有」や「Trans-レスベラトロール」と明記されているものを選びましょう。 -
含有量表示が正確かを確認すること
「1粒中〇〇mg」といった明瞭な記載があるもの。中には「1瓶あたり」などで総量を見せて、実際には1日量あたりの含有量が少ない製品もあるので注意が必要です。 -
原材料由来と抽出方法に注意
日本国内では、イタドリ(Polygonum属)由来のレスベラトロールは医薬品扱いになる可能性があり、サプリでの使用は制限があります。ですので、ブドウ由来(赤ワインエキス、ぶどう皮) を原料とする製品が安全性・合法性の観点で優位です。
また、抽出に有機溶媒が使われているかどうか、品質管理(GMPなど)の表記があるかもチェックしたい点です。 -
安全性・純度・添加物の確認
過剰摂取による副作用の可能性も指摘されており、腎臓や肝臓への影響、薬物代謝酵素への影響が報告された例もあります。
だからこそ、余計な添加物・防腐剤・人工甘味料などが少ないもの、製造工程が明示されているものを選ぶことが肝心です。
摂取量の目安と安全ライン
以下は、文献で参照されている一般的な目安です(効果を示す研究例から逆算された値も含みます)。ただし、最適量は個人差があるため、少量から始めて様子を見ることをおすすめします。
目的 | 目安量 | 備考 |
---|---|---|
一般的な健康維持 | 30〜150 mg/日 程度 | ヒト研究でこの範囲を用いた例あり |
美容・アンチエイジング | 約 8〜20 mg/日(ぶどう抽出物換算など) | 抗酸化・肌の改善を目指す研究ではこの範囲も利用されています |
安全上限ライン | 体重60kgあたり約 450 mg/日(スイスのADI基準) | ただし、より保守的に「120 mg/日/60kg相当」の上限を提案する研究者もいます |
過剰摂取リスク例 | 数グラム(g)/日 | 高用量(例:2.5 g、5 g/日)投与で下痢・腹痛、腎障害などの報告あり |
実際の運用例のヒント:
最初は 30〜50 mg/日 程度から始め、体調を見ながら上げていく方法が無難です。
また、食後に脂質と一緒に摂ると吸収が促されやすいという説もあるため、食事中または直後の服用が推奨されることがあります。
国産・日本で入手しやすいレスベラトロールサプリの例(商品名)
以下はいくつか日本で流通しているレスベラトロールサプリの例です。品質や含有量は各製品で異なるため、先述の選び方を念頭に比較検討してください。
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シードコムス レスベラトロール
日本国内で手に入りやすく、トランスレスベラトロールを用いた製品。
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ファンケル レスベラトロール 30日分
知名度のあるブランドで扱いやすいラインナップ。
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ファイン レスベラトロール
比較的シンプルな構成で、余計な添加物が少ないものを探したい方に。
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ワカサプリ レスベラトロールゴールド
高濃度タイプを求める方の選択肢のひとつ。
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レスベラトロール プラス
その他成分とブレンドして設計されたタイプ。
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レスベラトロール 濃縮粒 180粒
容量多め、コストパフォーマンスを重視した製品。
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これらはあくまで例なので、含有量・信頼性・価格・原材料表示を比較して、あなたの目的に合ったものを選びましょう。
効率的に使うコツと注意点
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継続が鍵
レスベラトロールは即効性よりも、長期的な抗酸化ストレス軽減が期待される成分です。最低でも数か月~1年程度、一定量を継続する姿勢が重要です。 -
併用薬・健康状態に注意
抗血栓薬、抗凝固薬、ホルモン療法を受けている方は相互作用の可能性があるため、使用前に専門家に相談を。
また、腎臓や肝臓に疾患がある方は慎重を要します。高用量投与で腎障害が報告された例もあります。 -
過剰摂取リスクを避ける
“多ければ多いほど良い”ではありません。上記で示した安全上限を参考に、適量を守るようにしましょう。 -
他の抗酸化成分との相乗効果を狙う
ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノール、カテキン類などと組み合わせることで、相互に働きを高め合う可能性があります。ただし、過剰摂取にならないようバランスを意識することが大切です。
レスベラトロール摂取の注意点と副作用【飲みすぎはNG】
レスベラトロールは「若返り成分」として注目されていますが、摂りすぎると体に負担をかける可能性があります。安全に続けるためには、注意点を理解しておくことが大切です。
副作用として報告されているもの
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胃腸への影響:高用量の摂取で、下痢・腹痛・吐き気などが報告されています。
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肝臓・腎臓への負担:長期的に大量摂取した場合、臓器にストレスを与える可能性があると指摘されています。
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出血リスクの増加:レスベラトロールには血小板の凝集を抑える働きがあるため、抗血栓薬や抗凝固薬を服用中の方は注意が必要です。
飲みすぎを避けるためのポイント
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1日の目安は30〜150mg程度(一般的なサプリ基準)。
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高濃度を一度に摂るのではなく、少量を継続的に取り入れるのが安心。
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赤ワインで摂る場合は、アルコールの過剰摂取にならないように1日グラス1杯程度までに。
特に注意すべき人
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妊娠・授乳中の方:安全性が確立していないため控えるのが無難です。
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持病のある方:心疾患・糖尿病・肝疾患などで薬を飲んでいる方は必ず医師に相談を。
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アレルギー体質の方:ブドウやピーナッツ由来のレスベラトロールには食物アレルギーのリスクもあります。
👉 まとめ
レスベラトロールは抗酸化作用やアンチエイジングに優れた成分ですが、「飲めば飲むほど良い」わけではありません。適量を守り、自分の体調や薬の服用状況に合わせて、無理のない範囲で取り入れることが大切です。
まとめ|レスベラトロールで内側から若々しく!正しく取り入れてエイジングケア
レスベラトロールは、「若返り成分」と呼ばれるほど注目されるポリフェノール。抗酸化作用やアンチエイジング効果に加え、生活習慣病リスクの低下や脳の健康サポートまで、幅広いメリットが期待できます。
赤ワインやぶどう、ピーナッツなど食品から摂取することもできますが、効率よく続けたい場合はサプリの活用がおすすめ。ただし、過剰摂取は副作用のリスクもあるため、1日の摂取目安量を守りながら、生活習慣全体を整えることが大切です。
レスベラトロールは単なる美容成分ではなく、“体の内側から若々しさを支える味方”。普段の食生活やサプリを上手に取り入れて、無理なくエイジングケアを始めてみましょう。


最新記事 by 鈴木一輝(美容専門家) |ご支援はこちら (全て見る)
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