湿気でも髪が広がらない!まとまりをキープするヘアケア&スタイリング術

湿気でも髪が広がらない!まとまりのある髪を作るコツとは?

1. はじめに

梅雨や夏のジメジメした季節になると、「朝はきれいにセットしたのに、外に出た途端に髪が広がってしまった…」という経験をしたことはありませんか?
湿気による髪の広がりは、多くの人が抱える代表的なヘアトラブルのひとつです。特にくせ毛やダメージ毛の方は、空気中の水分を吸いやすく、うねりやボリュームがコントロールしにくくなります。

しかし、正しいケアとちょっとした工夫を取り入れることで、湿気の多い日でもまとまりのある髪をキープすることは可能です。

本記事では、湿気で髪が広がる原因から、毎日の基本ケア・スタイリング方法・生活習慣の見直し・おすすめアレンジまでを徹底解説。今日から実践できる対策を知ることで、雨の日や梅雨の時期も自信を持って過ごせるようになります。

 

2. 湿気で髪が広がる原因とは?

髪の毛と湿気(水分)の関係

髪の毛は「ケラチン」というたんぱく質でできており、内部には水分を吸収しやすい性質があります。湿度が高い環境では、空気中の水分を髪が取り込み、毛髪内部のバランスが乱れることで膨張します。この結果、髪が広がったりうねったりしてしまうのです。

くせ毛やダメージ毛が広がりやすい理由

くせ毛の人は、髪の断面が均一ではなく楕円形に近いため、湿気を含むと部分的に伸びたり縮んだりしやすく、うねりが強調されて広がります。
また、カラーやパーマ、熱ダメージなどでキューティクルが傷んだ髪は「水分の出入り口」が多くなり、余分な湿気を取り込みやすい状態。結果としてまとまりにくく、広がりが顕著になります。

梅雨や夏に特に広がりやすくなる要因

梅雨時や夏は、湿度が高くなるだけでなく、汗や皮脂の分泌も増える季節です。髪に付着した汗や皮脂が湿気を吸収しやすくし、より髪の広がりを助長します。さらに冷房と外気の温度差による乾燥やダメージも加わり、まとまりにくい髪質に拍車をかけるのです。

 

3. 湿気に負けない!まとまりのある髪を作る基本ケア

3. 湿気に負けない!まとまりのある髪を作る基本ケア

① 保湿&補修できるシャンプー・トリートメント選び

  • 選び方のポイント
    湿気による広がりを抑えるには、補修成分+高保湿成分が配合されたものが効果的です。ダメージを補修してキューティクルを整えつつ、保湿で内部の水分バランスを安定させるため、うねりや広がりを根本から改善できます。

  • おすすめ市販シャンプー

    • クラシエ ディアボーテ オイルインシャンプー リッチ&リペア
      ヒマワリ由来オイルにより髪の内外からケアし、湿気に強いうるツヤ髪へ。

    • &honey メルティ モイストリペア シャンプー
      高純度ハチミツ+オーガニックオイルで内側からうるおわせ、パサつきとうねりを抑えます。

    • YOLU リラックスナイトリペア シャンプー
      ナイトケラチンや3種のコーティング成分で、夜の間に髪を補修して翌朝扱いやすい髪へ。

② ドライヤーで正しく乾かすポイント

  • タオルはゴシゴシせずに優しく押さえるように水分を吸い取る「タオルドライ」が基本。摩擦で広がるのを防ぎます。

  • ドライヤーは根元から毛先へ、下向きの風を意識しながら乾かすことで、キューティクルが整いまとまりやすくなります。完全に乾かすことで湿気を含む余地を減らせます。

③ ヘアオイルやミルクで仕上げる「髪のコーティング」

  • なぜ重要?
    湿気を内部に取り込ませないためには、髪の表面に油分ベースの保護層を作ることが必要です。これが「まとまりキープ」の肝です。

おすすめ商品

  • Purunt. Re:right リライト 美容液 ヘアオイル ヘアミルク セット
    水ベースで内部へ潤いを補給するヘアミルクと、外側をコーティングするヘアオイルの2ステップ構成。湿気で広がりやすいくせ毛にアプローチ。

  • オルナ オーガニック ヘアミルク
    軽い質感が好みの方に◎。オイルより軽く、クセのゴワつきやパサつきを抑えてまとまりやすい質感に仕上げます。

④ 基本ケアまとめのアクションリスト

ステップ ケア内容
1 補修+保湿シャンプーを選ぶ(例:ディアボーテ、&honey、YOLU)
2 タオルで優しく水分オフし、ドライヤーで丁寧に乾かす(根元→毛先、下向き)
3 ヘアミルクで内部を整え、ヘアオイル(または軽めミルク)で表面をコート

この「基本ケア」を続けることで、湿気の多い季節でも「まとまりのある髪」を実感しやすくなります。続くスタイリング対策でもさらに強化できますが、その前にしっかりとしたベースを築きましょう!

 

4. スタイリングで湿気対策を強化!

4. スタイリングで湿気対策を強化!

A. アイロンやブローでツヤを出すコツ

  1. 熱前にトリートメントを仕込む
    ヘアアイロンやブローの前に、保湿効果のあるトリートメントを髪全体に薄くつけておくことで、熱ダメージを軽減し、キューティクルを整えてツヤを出しながら湿気による広がりを防ぎます。

  2. ブローは根元から毛先へ下方向に乾かす
    ドライヤーは根元から毛先へ、下向きの風で乾かすことでキューティクルが整い、髪の表面が滑らかになってまとまりやすくなります。

  3. 冷風で仕上げてキューティクルを閉じる
    高温でのスタイリングのあとに、冷風でクールダウンさせることで、キューティクルが引き締まり、ツヤとモチが長持ちします。

B. 湿気に強いスタイリング剤の選び方と使い方

湿気が強い日には、高いキープ力と保湿・ツヤ成分を備えたスタイリング剤を使うことが鍵です。以下におすすめのタイプと商品をご紹介します。

おすすめスタイリング剤

  • ケープ 3Dエクストラキープ(スプレー)
    湿度に強いキープ力で、スタイリングをしっかり押さえる。巻き髪や前髪のキープにも◎。

  • N.(エヌドット) ベーススプレー1
    アイロン前に使用するタイプで、スタイリングキープ+熱ダメージ軽減。自然なツヤ感プラス、香りも人気。

  • プロダクト ヘアワックス(バーム)
    天然由来成分たっぷりのマルチバーム。保湿成分が髪をコーティングし、湿気の侵入を防ぎつつ自然な濡れ感を演出。

  • ルベル トリエ エマルジョン8
    クリームワックスタイプで、しっかりホールドしながら自然な束感とツヤを与える。湿気に負けにくい処方。

  • ミルボン ニゼル ドレシアジェリーM
    ジェルとクリームの良いとこ取りタイプ。濡れ感とキープ力を両立し、巻き髪にも◎。

C. 髪を触りすぎない&広がりを抑える日中ケア

  • 髪は極力触らない
    手に残った皮脂やホコリが髪につくと広がりの原因になります。なるべく指通りの整ったキレイな状態をキープしましょう。

  • 軽いミストで指どおりを整える
    日中に髪がパサついてきたら、補修&保湿ミストを軽く吹きかけて髪を落ち着かせるのもおすすめです。例として「Airy & Easy グロッシーリペアミスト」は、補修×保湿の処方でまとまりとスタイリングのしやすさを両立します。

D. セルフスタイリングアクションリスト

ステップ 方法
1 アイロンやブロー前に保湿性のある下地トリートメントを仕込む。
2 アイロン/ブロー → 冷風で仕上げてキューティクルを閉じる。
3 キープ力+保湿を備えたスタイリング剤(スプレー・ワックス・ジェリーなど)で仕上げ。
4 日中は髪を触らず、必要なら軽いミストで補修。

 

5. 生活習慣から見直す!湿気に強い髪を育てる方法

5. 生活習慣から見直す!湿気に強い髪を育てる方法

食事・睡眠・栄養で髪質を整える

髪は「ケラチン」というタンパク質でできているため、バランスの取れた食事が大切です。

  • タンパク質(肉・魚・卵・大豆製品)で髪の土台を強化

  • ビタミンB群(ナッツ類・豚肉・卵黄)で新陳代謝を促進

  • 亜鉛・鉄分(牡蠣・レバー・ほうれん草)で抜け毛予防

  • オメガ3脂肪酸(青魚・チアシード・えごま油)で頭皮環境を改善

さらに、睡眠中に分泌される成長ホルモンは髪の修復・再生に不可欠です。22時~2時のゴールデンタイムに深い睡眠を取ることを意識しましょう。

適度な運動や血流改善で健康的な髪に

血流が悪いと毛根まで栄養が届きにくく、うねりやパサつきの原因になります。

  • ウォーキングやストレッチで全身の血行を促進

  • 頭皮マッサージで毛根への血流アップ

  • 入浴時に湯船に浸かって体を温める

これらを習慣化することで、髪がしっかりと栄養を受け取り、湿気に左右されにくいハリのある髪を育てられます。

美容院でできる「髪質改善トリートメント」も選択肢に

自宅ケアに加えて、美容院での「髪質改善トリートメント」を取り入れるのも効果的です。内部補修とコーティングを同時に行うことで、湿気によるうねり・広がりを長期間抑えることができます。

人気のメニュー例:

  • 酸熱トリートメント:髪内部の歪みを補修し、まとまりを改善

  • ケラチントリートメント:不足したタンパク質を補い、湿気での膨張を防ぐ

  • 水素トリートメント:酸化ダメージをリセットし、髪にハリとツヤを与える

「毎日のスタイリングが楽になる」とリピートする人も多く、梅雨や夏の湿気シーズンに特におすすめです。


👉 ポイントは、内側からの栄養補給 × 外側からの補修ケア
この両輪でアプローチすることで、湿気に強い健やかな髪質を育てることができます。

 

6. 湿気の日でも崩れにくいおすすめヘアアレンジ

6. 湿気の日でも崩れにくいおすすめヘアアレンジ

低めのひとつ結びで広がりを抑える

湿気で広がりやすい髪は、低めの位置でまとめると安定感がアップします。

  • 耳の下あたりで結ぶと、大人っぽく落ち着いた印象に

  • 表面を少しだけほぐして、こなれ感を演出

  • ゴムを隠すように毛束を巻きつけると仕上がりがきれい

👉 シンプルですが、ビジネスシーンやカジュアルにも合わせやすい万能アレンジです。

シニヨン・お団子で上品にまとめる

髪をまとめきってしまうと、湿気による広がりやうねりを気にせず過ごせます。

  • 首元でまとめる「低めシニヨン」でエレガントに

  • 頭頂部でお団子にすれば、アクティブで若々しい印象に

  • バレッタやヘアクリップをプラスすると華やかさアップ

👉 湿気で髪が広がりやすい日こそ、きっちりまとめ髪が時短&きれい見えを叶えます。

三つ編み・編み込みで湿気でもかわいいアレンジ

湿気でまとまりにくい髪を、編み込みで「デザイン」として活かすのもおすすめ。

  • サイド三つ編みは簡単なのにかわいく見える定番

  • ハーフアップ×編み込みでフェミニンに

  • ゆるくほぐした三つ編みは、崩れてもおしゃれに見える

👉 「少し乱れてもかわいい」アレンジなので、湿気の日にぴったり。


💡 ポイントは、仕上げに 湿気に強いヘアスプレー を使うこと。特に「ケープ 3Dエクストラキープ」や「ロレッタ カチカチシュー」などは、まとめ髪や編み込みをしっかり固定してくれます。

 

7. まとめ|今日からできる湿気対策のポイント整理

7. まとめ|今日からできる湿気対策のポイント整理

湿気による髪の広がりは、くせ毛やダメージ毛の人にとって特に大きな悩みですが、原因を知り、正しいケアを積み重ねればコントロールすることが可能です。ここまでの内容を整理すると、次のようなポイントが大切です。

髪が広がる原因を理解することが第一歩

  • 髪は湿気(水分)を吸収しやすく、内部の水分バランスが崩れると広がり・うねりが発生する

  • くせ毛やダメージ毛はキューティクルが乱れているため、特に湿気を吸いやすい
    👉 まずは「なぜ広がるのか」を理解し、自分の髪質に合った対策を見つけることが重要です。

基本ケア+スタイリングで湿気に強い髪をキープ

  • 保湿力のあるシャンプー・トリートメントを選び、髪を内部から整える

  • ドライヤーで根元からしっかり乾かし、最後は冷風でキューティクルを引き締める

  • ヘアオイルやミルクで髪をコーティングし、水分の出入りを防ぐ

  • スタイリング時は、ブローやアイロンでツヤを出し、湿気に強いスプレーで仕上げる
    👉 毎日のケアとスタイリングの工夫で、髪は格段にまとまりやすくなります。

生活習慣とアレンジでさらに崩れにくい髪へ

  • バランスの取れた食事、十分な睡眠、適度な運動で髪の健康を内側からサポート

  • 美容院での「髪質改善トリートメント」も、湿気に負けないベース作りに効果的

  • 湿気の日は、ひとつ結び・シニヨン・三つ編みなどのアレンジでおしゃれに乗り切る
    👉 「髪を整える」+「崩れにくい工夫」で、梅雨や夏も快適に過ごせます。


💡 まとめ
湿気対策は、シャンプーやスタイリング剤だけに頼るのではなく、毎日の基本ケア・正しい習慣・アレンジを組み合わせることが成功のカギです。今日からできる小さな工夫を積み重ねて、雨の日でも広がらない「まとまりのある美しい髪」をキープしましょう。

 

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美容・健康業界で10年以上の経験を持ち、男女問わずスキンケアやエイジングケアをサポート。肌質改善・脱毛・健康美容を専門とし、これまでに1000人以上をカウンセリング。美容商品の監修やメディアでの執筆・講演も行う。 「美しさは健康とライフスタイルのバランスから生まれる」を信念に、専門知識を活かした実践的な美容情報を発信中。

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