【2025年版】水道代の節約術|お風呂・トイレ・キッチンでできる簡単エコ対策まとめ
毎月の水道代、「もう少し抑えられたらいいのに…」と思ったことはありませんか?
実は、お風呂・トイレ・キッチンといった日常のちょっとした工夫だけで、無理なく水道代を節約することができます。
この記事では、誰でも簡単に始められる節水術を場所ごとにわかりやすく解説。
さらに、節水グッズや裏技的テクニックも紹介し、家計の負担を減らしながらエコな生活を目指すヒントをお届けします。
水道代を少しでも減らしたい方は、今日からできる実践方法をぜひチェックしてみてください!
水道代はどこで最も使われている?家庭内の水使用量をチェック
水道代の節約を始めるには、まず「どこで一番水を使っているのか」を知ることが重要です。無理に全体を我慢するのではなく、水の使用量が多い場所に重点的に対策することで、効率よく節約ができます。以下では、家庭内の水使用量に関するデータをもとに、効果的な節水の第一歩を解説します。
日本の平均水道代はいくら?
一般家庭の水道代は、家族構成や地域によって異なりますが、総務省の家計調査によると、2024年時点での1か月の平均水道代は約5,500円前後とされています(※上下水道含む)。
例えば、以下のような家族構成ごとの目安があります:
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一人暮らし:3,000〜4,000円/月
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夫婦+子ども2人:6,000〜8,000円/月
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高齢者世帯(2人):4,000〜5,500円/月
年間では6〜9万円近くになることもあるため、光熱費の中でも見直しの価値が高い項目です。
家庭で水を多く使う場所TOP3
家庭内で水を多く消費する場所には傾向があります。環境省や東京都水道局の資料をもとにした平均的な水使用量の割合は以下の通りです:
-
お風呂(浴室) 約40%
→湯船の給水やシャワーが主な原因 -
トイレ 約20%
→1回の流しで6〜13Lと、回数に比例して大きな消費に -
キッチン 約18%
→調理・洗い物などで日常的に使用
この3か所だけで全体の8割近くの水を使っているため、ここに集中して対策することで、大幅な水道代の削減が可能です。
節水の効果はどれくらい?実際のデータから見る節約効果
では、具体的に節水をしたらどれくらい水道代が下がるのでしょうか?以下は実際の効果の一例です:
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シャワーを1日10分→5分に短縮(家族4人)
→年間 約20,000円の節約に -
節水型トイレに交換
→従来型(13L/回)→節水型(4.8L/回)で、年間 約15,000円の節約 -
食器洗いを「ため洗い」に変更
→年間 約5,000〜7,000円の節水効果あり
こうした取り組みの合計で、年間3〜5万円以上の節約が可能とされており、長期的には大きな経済的メリットとなります。
お風呂でできる節水術|意識するだけでグッと変わる
お風呂は家庭内で最も多くの水を使う場所。実は1回の入浴で200L前後の水を使っているとされており、ここを見直すだけで水道代は大きく変わります。特別な設備投資をしなくても、日々の使い方を少し工夫するだけで、節水効果は十分に期待できます。
シャワー時間を短縮するコツ
シャワーは1分で約12〜15リットルの水を使います。つまり、毎日5分間シャワーを短縮すれば、1人あたり**年間約27,000リットル(=水道代で5,000円以上)**の節水が可能です。
効果的に短縮するには以下のような工夫を:
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髪や体を洗っている間はシャワーを止める
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2分単位で鳴る防水タイマーを浴室に設置する
-
あらかじめ体を予洗い・予湿しておく
家族全員で意識すれば、年間数万円単位での節約も夢ではありません。
「ため湯」派はこう使うと節約に
湯船にお湯をためる派の家庭でも、使い方次第で節約できます。通常の浴槽の容量は150〜200L。節水型浴槽でも140L前後なので、ちょっとした工夫が鍵になります。
節水のための「ため湯」ポイント:
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湯量の基準を“肩まで”から“みぞおち程度”に見直す(約20〜30L節水)
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「追い焚き」よりも「保温」で回数を減らす
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入浴後のお湯を洗濯や掃除に再利用する(風呂水ポンプが便利)
特に冬場は保温シートやふたを併用することで、ガス代の節約にもつながります。
節水シャワーヘッドの効果とは?おすすめ商品も紹介
節水シャワーヘッドは、水の出方を工夫して少ない水量でもしっかり洗えるように設計されたアイテム。中には最大70%の節水効果をうたう商品もあります。
主な効果とメリット:
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水圧を強く感じる「空気混合方式」で快適さもキープ
-
節水量に応じて年間5,000〜10,000円の水道代カットも
-
自宅のシャワーに簡単に取り付けられるタイプが主流
おすすめの節水シャワーヘッド(2025年版):
商品名 | 節水率 | 価格帯 | 特徴 |
---|---|---|---|
ボリーナワイド | 約50% | 約8,000円 | ウルトラファインバブルで美肌効果も |
田中金属製作所 プレミアムナノバブル | 約60% | 約6,000円 | 日本製・取り付け簡単 |
リファ ファインバブルピュア | 約67% | 約30,000円 | 美容目的+高性能 |
購入前には、自宅の水圧やシャワー口の規格に合うかを確認しておくと安心です。
家族で入浴時間を調整すると意外な節約に
複数人が同じ湯船を使うなら、「入浴の順番」や「時間間隔」にも工夫の余地があります。
節水につながる家族の入浴ルール例:
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家族全員が間隔を空けずに続けて入浴(追い焚き不要に)
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最初の人が“ざっと”入り、最後にしっかり入るスタイル(湯の清潔度を保ちやすい)
-
お風呂のお湯を「全員で共有する」意識を持つ
また、子どもと親が一緒に入る“同時入浴”スタイルも、時短と節水の両面で効果的。バスタイムを“時短+団らん”に変えることで、家族の時間も増えるかもしれません。
トイレでできる節水術|使い方とアイテムで水道代を削減
トイレは家庭内の水使用量の約20〜25%を占める、意外と水を使う場所。1回の使用で6〜13リットルもの水が流れるため、1日に何度も使う分、節水対策の効果が高いポイントです。ここでは、日常の使い方から簡単なDIYテクまで、すぐにできる節水方法をご紹介します。
トイレの「大・小」レバー、正しく使ってる?
最近のトイレには「大」と「小」の2つの流しレバーがついていますが、意外と常に「大」で流している人が多いのが現状。これでは無駄に水を使ってしまいます。
各レバーの水使用量の目安:
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大:8〜13L
-
小:4〜6L
つまり1回あたり約4〜6Lの差があるので、毎回「小」で済むところを「大」で流していると、年間で2,000〜4,000円分の水道代を無駄にしている可能性も。
実践アドバイス:
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用途に応じて「大」と「小」を意識的に使い分ける
-
家族で共通ルールを作る(例:「基本は小」)
古いトイレは要注意!節水型トイレにリフォームも
1990年代以前に設置されたトイレの中には、1回の洗浄で13L以上の水を使うものもあります。
一方、最新の節水型トイレでは、1回の「大」で4.8L程度、小で3.6L以下という製品も登場しており、約60%もの節水が可能です。
節水型トイレの導入で期待できる年間削減効果:
-
家族4人の場合 → 年間 約20,000円〜30,000円の節水効果
リフォーム費用の目安:
-
本体代+工事費込みで8〜15万円程度
(※補助金制度がある自治体も。事前に要確認)
「家計+環境に優しい」節水リフォームとして人気が高まっています。
ペットボトルをタンクに入れる?昔ながらの裏技
昔からあるトイレ節水術に、「トイレタンクに水を入れたペットボトルを入れる」という方法があります。
これはタンク内の水量を物理的に減らし、1回の流しに使う水を抑えるという仕組み。
やり方と注意点:
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1〜2リットルのペットボトルに水を入れ、しっかりキャップを閉める
-
タンクの中に静かに入れる(排水バルブを塞がない位置)
-
必ず「節水しすぎて流れが悪くならないか」試してから常用する
※最近の節水型トイレには不向きな場合もあるので、機種に応じた判断が必要です。
効果目安:
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1回あたり約0.5〜1Lの節水
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年間で約1,000〜2,000円の削減に
トイレ掃除の工夫で水の使用量を抑える方法
意外に見落とされがちなのが「掃除による無駄な水流し」。
以下のような習慣を見直すことで、数十回分の水の無駄を減らすことができます。
節水につながるトイレ掃除のコツ:
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洗剤を使って流す前にブラシで汚れを落とす(流す回数を1回に)
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トイレ用の泡スプレーや除菌剤で日々の汚れを防止し、掃除頻度を減らす
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尿石・水垢がつきにくいコーティング剤を活用する
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「掃除のたびに流す」ではなく、「まとめて流す」にシフト
トイレ掃除のたびに「大」を流していると、月に数百リットルの無駄になります。清潔を保ちつつ、上手に節水しましょう。
キッチンでできる節水術|洗い物や調理のちょっとした工夫
キッチンは水の使用頻度が高い場所のひとつ。特に皿洗い・調理・食材の下処理などで、知らず知らずのうちに大量の水を使ってしまいがちです。しかし、少しの工夫で無理なく節水でき、年間数千円〜1万円近い水道代の削減が可能になります。以下では、すぐ実践できるテクニックをご紹介します。
流しっぱなしを防ぐ!洗い物の基本テク
洗い物のときに水を流しっぱなしにする習慣があると、1回で約100〜200リットルもの水を使うこともあります。
これを見直すだけで、家庭の水道代はグッと減らせます。
節水に効果的な皿洗いの基本テクニック:
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「ため洗い」で洗剤を使い、すすぎだけ流す
-
油汚れはキッチンペーパーで拭き取ってから洗う
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洗剤をスポンジに直接つけて、水を使わずに泡立てる
【節水効果の目安】
・流しっぱなし(5分):約60〜75L
・ため洗い(10Lバケツ使用):約10〜15L
→ 毎日実践すれば年間10,000円以上の節約も可能!
食洗機の方が実は節水?選び方と使い方のポイント
手洗いより水を使っているイメージがある食洗機ですが、実は節水効果が高い家電です。
最近のモデルでは、1回の使用で約10〜12L前後の水しか使わない製品も多数あります。
食洗機で節水するためのコツ:
-
「ため洗い派」と比べても節水効果が高いのは「まとめ洗い」時
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高温洗浄で油汚れも落ちやすく、再洗いが不要
-
予洗いせず、軽く拭き取るだけでOKの機種を選ぶ
食洗機選びのポイント:
機能 | 重要度 | 理由 |
---|---|---|
節水モード | ★★★★☆ | 使用水量が明示されているモデルを選ぶ |
高温洗浄機能 | ★★★★☆ | 洗浄力が高く時短・節水に貢献 |
コンパクト設計 | ★★★☆☆ | 少人数世帯には効率的な小型機が最適 |
野菜の下洗いはボウルや桶を使おう
野菜や果物の洗浄も、水を流しながら行うとかなりの無駄が発生します。
たとえばキャベツ1玉や根菜を洗うだけで5〜10Lの水を使ってしまうことも。
節水ポイント:
-
ボウルや桶に水を張って、つけ洗いスタイルに
-
1回の水で複数の野菜をまとめ洗いする
-
最後のすすぎだけ流水を使う
→ ボウル1杯(約2〜3L)で済ませれば、手洗いの1/3以下の水量で完了できます。
また、洗い終えた水を植木やベランダの水やりに再利用すれば、エコにもつながります。
冷凍保存・まとめ調理で水の使用回数を減らす方法
「毎回調理する」スタイルでは、そのたびにまな板・包丁・鍋・調理器具の洗浄が発生し、結果的に水の使用回数も増えます。
これを避けるために、まとめ調理&冷凍保存が有効です。
節水につながる工夫:
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作り置きおかずを週末にまとめて調理する
-
一度洗った調理器具を複数回活用(例:お弁当用+夕飯)
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冷凍保存で、食材の洗浄・下処理回数を減らす
たとえば、毎日の調理で洗い物が3回→1回に減れば、それだけで月100L以上の節水になることも。
節水グッズをフル活用!家中でできるおすすめアイテム
水道代を本格的に下げたいなら、「節水グッズ」の導入が近道。1回きりの投資で継続的な水道代節約ができ、数か月で元が取れるアイテムも多数あります。ここでは、特に効果的で人気の高い節水グッズを厳選して紹介します。
節水シャワーヘッド
お風呂の水道使用量は家庭の中でも特に多く、1回のシャワーで60〜90Lもの水を使うことも。そこでおすすめなのが「節水シャワーヘッド」です。
特徴とメリット:
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最大で50%以上の節水効果
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空気を含んだ水流で、洗い心地はそのまま
-
水圧アップ機能付きでストレス軽減
おすすめの節水シャワーヘッド:
商品名 | 節水率 | 特徴 |
---|---|---|
ボリーナ リザイア | 約50% | ウルトラファインバブルで美肌・節水効果両立 |
アラミック シルキーナノバブル | 約60% | 高水圧&節水を両立、塩素除去フィルター付き |
タカギ キモチイイシャワピタ | 約35〜40% | ストップボタン付き、低価格で人気 |
節水効果目安:
・1日5分×1人 → 年間約15,000円の節水も可能
節水アダプター(蛇口用)
キッチンや洗面台など、蛇口に取り付けるだけで自動的に水の出方を抑えるのが「節水アダプター」です。低コストながら効果は抜群。
特徴と使い方:
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取り付け数分、工具不要
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泡沫(ほうまつ)水流で水量を抑えても洗浄力キープ
-
レバーやセンサー付きでこまめに止水できるタイプもあり
おすすめ商品例:
商品名 | 節水率 | 特徴 |
---|---|---|
カクダイ 節水コインアダプター | 最大50% | 回転式で出水量を調整可能 |
タカギ ワンタッチ節水パーツ | 約30〜40% | ワンタッチでストップ可能、キッチン向け |
INAX 節水泡沫器 | 約50% | 細かい泡で肌あたりも優しいタイプ |
→ 価格は500〜2,000円程度。数か月で元が取れるコスパの高いアイテムです。
節水トイレタンク・節水バッグ
トイレの節水対策として人気なのが、タンクに入れる「節水バッグ」や「節水タンク用パーツ」。
水のたまり量を物理的に減らすことで、1回の流し水を抑えるしくみです。
使い方とポイント:
-
タンク内に専用の節水バッグや重し入りボトルを入れるだけ
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トイレの排水バルブや機能に影響しない位置に設置
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節水しすぎて流れが悪くならないか要確認
節水効果の目安:
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1回あたり0.5〜1Lの節水
-
家族4人×1日5回の使用 → 年間3,000〜5,000円の節約に
※節水型トイレや一体型タンクには使えないことがあるため、対応機種は必ず確認しましょう。
スマート水道メーターの活用
近年注目されているのが「スマート水道メーター」。
リアルタイムで水の使用量をスマホやモニターで確認できるため、水の無駄使いに気付きやすくなるのが最大のメリットです。
主な機能:
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アプリ連動で1日・1週間の水使用量を可視化
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異常使用(漏水など)のアラート通知
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家庭内の使用傾向をグラフ表示し、節水目標の管理が可能
利用方法:
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自治体が設置を進めているエリアもあり(無料〜有料)
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市販の「後付け型メーター」も登場(価格帯:約1〜3万円)
節水効果:
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水道の使い方に意識が向くことで10〜20%の節水が期待できる
-
使用履歴の「見える化」が行動変容を促進
どの節水グッズも初期コストは低く、効果は長期的。日々の節約と環境配慮の両立にもつながります。
まとめ|毎日のちょっとした意識が水道代の大きな節約に
節水は、「1回あたりの節約額は小さくても、積み重ねれば家計への大きな助け」となる習慣です。
お風呂・トイレ・キッチンなど生活のあらゆる場面で、水の使い方をほんの少し工夫するだけで、年間数千〜1万円以上の水道代をカットすることが可能です。
しかも、特別な技術や我慢は不要。“ちょっとした意識”の変化が、無理なく続けられる節水生活への第一歩になります。
3か月後に効果が出る!節水の継続がカギ
水道代は1か月単位で請求されるため、節水の成果はすぐに実感しにくいかもしれません。
しかし、継続して取り組めば、3か月〜半年後には確実に数字で結果が見えてきます。
節水の効果を感じやすくするコツ:
-
毎月の「水道使用量」「請求額」を記録して比較する
-
家族で取り組む場合は、「○○L減ったね!」などゲーム感覚で共有する
-
スマート水道メーターや節水アプリで可視化すると継続しやすい
たとえば1日10Lの節水でも、1か月で300L、1年で3,600L。
水道代に換算すると、年間数千円の節約につながるケースもあります。
無理なくできることから始めよう
「節水=我慢」と考える必要はありません。
やりやすいことから、少しずつ生活に取り入れることで、ストレスなく長続きします。
今すぐ始められる小さなステップ:
-
食器洗いは「流しっぱなし→ため洗い」に変える
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トイレのレバーを「小・大」で使い分ける
-
節水シャワーヘッドなどのアイテム導入から始める
中には「買い替えや工事が必要」と感じる節水法もありますが、日常的な使い方の見直しだけでも十分に効果あり。
まずは1つの行動から変えてみましょう。
水道代の節約は、エコにもなり、家計にもやさしい。
気負わず、楽しみながら続けていけば、あなたの暮らしにも確かな変化が訪れるはずです。


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