
朝起きたら髪がチリチリ、広がってまとまらない…。そんな髪のトラブルに悩んでいませんか?
実はチリチリ髪は「ダメージ」や「乾燥」だけでなく、間違ったヘアケアや生活習慣が原因になっていることも。
この記事では、美容師監修のもと、髪がチリチリになる原因と今すぐできる応急ケア、さらに根本から改善するヘアケア習慣までを詳しく解説します。
ツヤのある“触れたくなる髪”を取り戻すための第一歩にしましょう。
髪の毛がチリチリに…その正体とよくある悩みとは
鏡を見るたびに気になる「髪の毛のチリチリ」。
パサつきや広がり、うねりが混ざってまとまりにくくなると、清潔感やスタイリングのしやすさにも影響します。
実はこの“チリチリ髪”は、髪の内部構造が壊れかけているサイン。
まずは、見た目の特徴や似たような悩みとの違いを知ることが、正しいケアの第一歩です。
チリチリ・パサパサ・うねり…どれも同じ「ダメージサイン」
髪がチリチリして見えるのは、表面のキューティクルがはがれ、髪内部の水分・タンパク質が流出しているためです。
この状態では髪の内部がスカスカになり、光を均一に反射できないため、ツヤを失ってチリチリ・パサパサに見えてしまいます。
うねりや広がりも、ダメージで髪の「形を支える成分(ケラチン)」が不均一になっていることが原因。
つまり、チリチリ・パサパサ・うねりといった見た目の違いはあっても、根本的には「髪が傷んでいる」サインなのです。
「縮毛」と「チリチリ髪」の違いを知ろう
一見似ている「縮毛」と「チリチリ髪」ですが、実は原因がまったく異なります。
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縮毛(くせ毛):生まれつきの毛根の形状が影響。髪の断面が楕円形で、うねりやねじれがある。
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チリチリ髪(ダメージ毛):外的ダメージ(熱・薬剤・紫外線など)によって髪の構造が壊れ、人工的にうねりやチリつきが出ている。
つまり、縮毛は「遺伝的・構造的なくせ」であり、チリチリ髪は「後天的なダメージ」が主な原因です。
この違いを理解することで、「トリートメントで整えるべきか」「縮毛矯正を検討すべきか」など、正しいケアの方向性が見えてきます。
年齢や季節によって悪化するケースも
髪のチリチリは、季節や年齢によって悪化することがあります。
✔ 季節要因
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冬は乾燥による静電気や保湿不足でパサつきやすく、
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夏は紫外線や汗・湿気でうねりやチリつきが増えやすい傾向に。
✔ 年齢要因
加齢によって頭皮の皮脂量や水分保持力が低下し、髪内部のタンパク質も減少します。
その結果、髪が細く・弱くなり、ダメージを受けやすくなるのです。
このように、「チリチリ髪」は一時的なトラブルではなく、季節や年齢によって変化する“髪のコンディションのバロメーター”。
日々のケアを怠らず、環境に合わせてヘアケアを調整することが、改善への近道です。
髪がチリチリになる原因|内側と外側のダメージに注意

髪がチリチリになる原因は、外側(環境・ケア・施術)と内側(栄養・ホルモン・生活習慣)に分けられます。
見た目は同じようでも、原因が異なれば必要な対策も変わります。
ここでは、よくある5つの要因を順に解説します。
原因① 熱ダメージ(ドライヤー・アイロンの使いすぎ)
ドライヤーやヘアアイロンの高温は、髪表面のキューティクルを破壊し、タンパク質を変性させてしまいます。
これが続くと髪内部の水分が抜け、硬くチリチリした手触りに。
対策ポイント
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ドライヤーは15〜20cm離して使用し、仕上げは冷風で整える
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ヘアアイロンは180℃以下を目安に、毎日使わない
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使用前にヒートプロテクトオイル(熱保護剤)をつける
“早く乾かす=高温”ではなく、“丁寧に乾かす=美髪”が正解です。
原因② カラー・ブリーチなどの薬剤ダメージ
ヘアカラーやブリーチ剤には、髪の内部に薬剤を浸透させるためのアルカリ成分や過酸化水素が含まれています。
これらはキューティクルを開き、内部構造(コルテックス)までダメージを与えるため、チリチリ・パサパサの原因に。
対策ポイント
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カラー・ブリーチの施術間隔は2〜3か月以上あける
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施術後1週間は集中トリートメントで水分補修を
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低刺激カラー(酸性カラー・トリートメントカラー)を検討する
美容院での「前処理・後処理トリートメント」もダメージを軽減してくれます。
原因③ 紫外線・乾燥・湿気などの環境要因
季節や気候も髪の健康に大きく影響します。
紫外線は髪のメラニンを破壊し、乾燥はキューティクルの開きを促進。
湿気の多い時期には、水分を吸収して髪内部が膨張し、チリつきやうねりを悪化させます。
対策ポイント
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外出時はUVカットスプレーや帽子で髪を守る
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冬場は加湿器を使い、保湿力の高いオイルをプラス
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梅雨時は湿気ブロック系スタイリング剤でうねり防止
“髪も肌と同じように、季節に合わせたケアを変える”意識が大切です。
原因④ 栄養不足・ホルモンバランスなど体内要因
食生活の乱れや睡眠不足、ストレスなどによって、髪を作る栄養が不足すると、髪質そのものが弱くなります。
特に女性は、ホルモンバランスの変化(妊娠・出産・更年期など)で髪のハリ・コシが低下し、チリチリ・うねりやすくなることも。
対策ポイント
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タンパク質(肉・魚・卵・大豆)をしっかり摂る
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ビタミンB群・亜鉛・鉄など髪の成長に必要な栄養素を補う
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質のよい睡眠とストレスケアを心がける
体の内側から整えることも、美しい髪を保つための大切なヘアケアです。
原因⑤ 間違ったヘアケア・シャンプー選び
「良かれと思ってやっているケア」が、実はチリチリ髪を悪化させているケースもあります。
強すぎる洗浄力のシャンプーや、過剰なブラッシング、濡れ髪のまま就寝などが典型的なNG習慣です。
対策ポイント
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アミノ酸系シャンプーやダメージケア専用タイプに切り替える
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濡れた髪は摩擦厳禁! タオルでやさしく水気を取る
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毎日のブラッシングは毛先から少しずつほぐす
正しいアイテム選びと扱い方が、髪のチリつきを根本から防ぐ第一歩です。
髪のチリチリは、「熱・薬剤・環境・体内・ケア」など、複数の要因が重なって起こることがほとんど。
次のパートでは、それぞれの原因に合わせた具体的な対処法と改善習慣を紹介します。
チリチリ髪の対処法|すぐにできるケアと習慣

髪のチリチリやパサつきを即座に和らげるケアは、「応急処置」と「習慣化」の両輪で取り組むのが効果的です。
以下の5つの方法は、毎日のルーティンに取り入れやすく、チリチリを抑える実践的なテクニックです。
① 洗い流さないトリートメントで即ツヤ補修
ポイント
濡れた髪(タオルドライ後)に洗い流さないトリートメント(アウトバス・リーブイントリートメント)を使うことで、髪表面を保護し、乾燥や摩擦によるチリつきを防ぎます。
特に、セラミド、アミノ酸、シリコーン(または軽いシリコーン代替成分)入りのものがよく使われます。
使い方のコツ
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タオルドライ後、手のひらに少量(毛先中心に、手グシで)伸ばす
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毛先~中間にかけてなじませ、根元にはつけすぎない
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ドライヤー・アイロン前に使えば、熱からも守る働きが期待できる
おすすめ商品例
以下は人気・信頼性のある洗い流さないトリートメント/オイル類の例です。
(髪質・好みによって適したものを選んでください)
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OUAI Leave‑In Conditioner:軽めのテクスチャーでベタつきにくく、まとまりを補助
リンク -
フィーノ プレミアムタッチ 浸透美容液ヘアオイル:日本国内で人気のオイルタイプ(コスパ良好)
リンク -
ホーユー NiNE マルチスタイリングオイル リッチ:スタイリングも兼ねたい方に使いやすいオイル
リンク -
いち髪 潤濃和草エッセンス:和草成分入りで和風な処方が好みの人向け
リンク
日本のユーザーからは、「洗い流さないトリートメントおすすめランキング」などでこうした商品が頻出しています。
② ドライヤーは「温→冷」で仕上げる
ポイント
高温でガンガン乾かすとキューティクルが乱れ、チリつきやすくなります。
“温風でしっかり乾かしてから冷風で引き締める”流れを意識すると、まとまり感が出やすくなります。
手順例
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中温~低温風で髪根部から乾かす(根元優先)
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毛先に近づくにつれて風力を弱め、しなやかさを残す
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最後に冷風に切り替えて表面のキューティクルを締める
注意点
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風は髪からある程度距離(15〜20cm程度)を保つ
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ドライヤーのノズル(集中ノズル)を使うと風向きがコントロールしやすくなる
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ドライヤーを左右に振るより、髪線沿いにすっと風を通す
この“温 → 冷”切り替えは、プロのドライ工程でもよく採用される手法です。
③ くせ毛専用オイル・ミルクを活用
ポイント
くせ・うねりを整える成分(シリコーンやケラチン誘導体、保湿成分など)を含むオイル・ミルクは、チリつきを抑えるだけでなく「まとまり・柔らかさ」を与える効果も。
通常のオイルより軽めで、湿気に強い処方のものが向いています。
使い分けのヒント
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髪が細め・軟毛 → ミルクタイプ(軽さが欲しい)
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髪が硬め / まとまり重視 → オイルタイプ + ミルク併用
例:市販で人気のくせ毛用オイル・ミルク
(ランキングでも上位に入ることが多い)
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ダイアン パーフェクトビューティー「ハローダイアン グッバイ ダメージ補修ヘアオイル」
リンク -
ダイアン「ハローダイアン うるおい補修ヘアミルク」
リンク
④ うねりを抑えるブラッシング法
ポイント
ブラッシング時の摩擦や無理な力がキューティクルを傷つけてチリチリに悪化させることがあります。
“やさしく・毛先から丁寧にほぐす”ことが基本です。
具体的なコツ
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濡れた髪は目の粗いクシ・ワイド・スリットタイプで最初にほぐす
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乾いた髪は獣毛ブラシや滑りのいいブラシを使う
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毛先から徐々に根元へ、少しずつ解く
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必要ならブラッシング中に少量のオイル・ミルクを併用
ブラッシングそのものをいやらしいストレスとしないよう、“髪をいたわる動作”として取り入れると良いでしょう。
⑤ 髪を守る「寝る前ケア」を取り入れる
ポイント
寝ている間の摩擦・乾燥・寝癖はチリチリを悪化させます。寝る前に一手間かけることで、翌朝の髪質が変わります。
おすすめ習慣
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絹(シルク)やサテンの枕カバー・ナイトキャップを使う
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就寝前に少量のオイル・ミルクを毛先に塗布
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髪をゆるくまとめて(低い位置で三つ編み・お団子など)摩擦を軽減
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部屋を適度に保湿(乾燥しすぎないよう)
これらを習慣化すれば、朝のバタつきを軽減でき、スタイリング時の負荷も下げられます。
根本から整える|チリチリを防ぐヘアケア習慣

応急ケアで一時的に改善しても、根本的にチリチリを防ぎ、髪質を変えていくには“習慣”の見直しが不可欠です。
以下の4つは、日常レベルで取り入れやすく、長期的に髪を健やかに保つための基本です。
日常のシャンプー・トリートメントを見直す
髪の土台を整えるうえで、毎日使うシャンプー・トリートメント選びは極めて重要です。
ダメージ毛には、優しい洗浄成分・補修力・保湿力を兼ね備えたものを選びましょう。
✔ 良いシャンプー・トリートメントの条件
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アミノ酸系洗浄成分など、過度に強くない界面活性剤を使っている
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シリコーンやケラチン誘導体、補修成分・保湿成分(セラミド、加水分解タンパク質など)を含む
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pHバランス(弱酸性)が整っているもの
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ノンシリコン・無添加・低刺激をうたっているが、保湿や補修性能が後退していないもの
美容のまとめサイトでも、「いつものシャンプーやトリートメントの見直し」から変化が出ると指摘されることが多いです。
✔ 正しい使い方(習慣化するポイント)
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予洗い(シャワーで2〜3分)で髪や地肌の汚れ・ホコリを流す
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シャンプーはまず手で泡立ててから頭皮につける(液体を直接頭皮につけない)
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泡で摩擦を防ぎながら「頭皮を優しく」洗う
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すすぎは「洗う時間の2倍」を目安に、しっかり洗い流す
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トリートメント・ヘアマスクは毛先中心に塗布し、最低3分置く(もっと置くのも可)
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最後はぬるま湯またはやや冷ためのお湯で洗い流す
こうした丁寧な手順を習慣化すると、髪の表面の余分な引っ掛かりや摩擦が減り、チリつきを防ぎやすくなります。
✔ おすすめシャンプー・トリートメント例
以下は比較的評価の高い製品例です(髪質・予算に応じて選択してください):
(商品名は参考例として挙げています)
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ダイアン パーフェクトビューティー シャンプー & トリートメント — トライアルセットあり、手軽に試しやすい
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リファ ミルクプロテイン シャンプー & トリートメント セット — 補修性・保湿性が高めの処方
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シルクザリッチ モイスト シャンプー & トリートメント セット — しっとり感を重視した設計
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CLAYGE SR シリーズ シャンプー & トリートメント — スカルプケア成分を含む処方
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※これらはいずれも “優しい処方・補修力をある程度兼ね備えたもの” という観点で例示しています。使用感・相性は個人差があるため、可能であればトライアルや少量から試すのが安心です。
週1〜2回の集中ケアでダメージをリセット
日常ケアだけでは補いきれないダメージ(乾燥、熱・薬剤の蓄積など)には、週1〜2回の集中トリートメント・ヘアマスクが効果的です。
✔ 集中ケアのポイント
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通常のトリートメントよりもっと保湿・補修成分が濃いものを使う
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使用前にタオルドライして余分な水分を軽く取る
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毛先中心に塗布し、頭皮は避ける(毛先ほどダメージが大きいため)
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蒸しタオルやヘアキャップ(ラップ+バスタオル)を併用して温め、浸透を促す
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放置時間は目安として10〜15分、製品の指示に従う
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すすぎはややぬるめの水で、残留しないよう丁寧に
こうした集中ケアを定期的に入れることで、内部のタンパク質・水分の回復が期待でき、チリチリを抑えやすくなります。
また、美容師やヘアケア専門サイトでも、トリートメント反復によって内部補修が蓄積的に進むため、髪質改善につながると推奨されています。
食事・睡眠・ストレス管理も髪質改善に効果的
外側のケアだけでは不十分です。髪は体内からも影響を受けます。生活習慣を整えることは、質の良い髪を育てる土台となります。
✔ 栄養・食事のポイント
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良質なタンパク質(魚・肉・卵・大豆など)をしっかり摂る
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亜鉛・鉄・ビタミンB群・ビタミンC・ビタミンEなどミネラル・ビタミンを意識
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青菜・海藻類・果物を日常に取り入れる
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水分補給(体内の水分バランスが髪の水分量にも影響)
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脂質・糖質の過剰摂取を控える
こうした食事習慣を通じて、髪を作る原料(アミノ酸・ミネラルなど)が十分供給されることが、丈夫でしっとりした髪質に導きます。
✔ 睡眠・ストレス・生活リズム
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十分な睡眠(7~8時間目安)で成長ホルモンや修復機能を促す
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規則正しい生活リズム:夜更かし・不規則な時間帯を避ける
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ストレスケア(運動・趣味・深呼吸・リラクゼーションなど)
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血行改善:頭皮マッサージや軽い運動で全身の血流を促す
こうした習慣は、ホルモンバランスや頭皮環境、栄養循環に影響し、チリチリを生みにくい髪質に近づけてくれます。
例えば、夜遅くまでの不規則な生活はホルモン・自律神経を乱し、頭皮の血流低下を招くことがあります。
美髪を保つための生活習慣チェックリスト
以下は、「うっかり忘れがちな習慣」も含めたチェックリスト形式です。読者が自分の生活習慣を振り返るきっかけになります。
| チェック項目 | 実施の目安 | コメント |
|---|---|---|
| アミノ酸系(または低刺激)シャンプーを使っている | ✅ 毎回 | 澱みなく洗浄・刺激抑制 |
| トリートメントやヘアマスクを定期的に使っている | ✅ 週1~2回 | 集中補修が不可欠 |
| シャンプー~すすぎ~トリートメントの手順を丁寧にできている | ✅ 毎回 | 摩擦や残留を防ぐ |
| 睡眠時間が7~8時間確保できている | ✅ 毎晩 | 成長・修復時間を確保する |
| バランスのよい食事(タンパク質、ミネラル、ビタミン)を心がけている | ✅ 毎食 | 髪の“素材”を整える |
| ストレスをため込まず、適度に解消している | ✅ 定期的 | 自律神経・ホルモン影響を防ぐ |
| 適度な運動・頭皮マッサージを行っている | ✅ 週2~3回 | 血流促進で栄養供給をサポート |
| 就寝前に髪をまとめたり保護している | ✅ 毎晩 | 摩擦・寝癖防止になる |
| 水分補給を意識して1日1.5~2L程度摂っている | ✅ 毎日 | 体内・髪の水分バランス維持 |
ひとつでも✔が少ない項目があれば、そこを改善の目安として取り組むと良いでしょう。
これらの習慣を、対処法パートと組み合わせて実行していけば、チリチリになりにくい髪質へ少しずつ変えていくことが期待できます。
それでも改善しないなら?プロの手を借りる選択肢

日常のヘアケアや生活習慣を見直しても、チリチリ・パサつきがなかなか改善しない…。
そんなときは、美容院での専門的な施術や、髪質診断をもとにしたケアを検討しましょう。
プロの技術と知識を取り入れることで、髪の内部から質感をリセットできる場合があります。
美容院でのトリートメント・髪質改善メニュー
美容院で行うサロントリートメントや髪質改善メニューは、ホームケアとは異なり、髪の内部補修に特化しています。
傷んだ髪を一時的にコーティングするのではなく、栄養成分を内部に浸透・定着させるのが特徴です。
✔ サロンケアの主なメリット
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髪内部のタンパク質・脂質・水分バランスを整える
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手触り・ツヤ・まとまり感が劇的に変化
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カラー・パーマの持ちを良くする
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継続することで“チリチリしにくい髪質”へと近づく
✔ 人気の髪質改善メニュー例
| メニュー名 | 特徴 | 持続目安 | 向いている髪質 |
|---|---|---|---|
| TOKIOトリートメント | 特許技術で内部のケラチンを再構築。強度回復に優れる | 約1ヶ月 | ハイダメージ・ブリーチ毛 |
| オージュア(Aujua)トリートメント | 一人ひとりの髪質・悩みに合わせて調合可能 | 約3〜4週間 | 乾燥・広がり・加齢毛 |
| 酸熱トリートメント(後述) | 熱反応によって髪内部を補修・定着 | 約1〜2ヶ月 | チリチリ・うねり・膨らみが強い髪 |
| サイエンスアクア | 水とアミノ酸で髪を整える次世代ケア | 約1〜2ヶ月 | 自然な仕上がりを求める方 |
これらの施術は、ホームケアでは届かない深部ダメージの再構築が可能です。
特に「手触りを一度リセットしたい」「梅雨や湿気でチリつく季節に備えたい」ときにおすすめです。
縮毛矯正・酸熱トリートメントの違い
「チリチリ髪をまっすぐにしたい」と考えると、縮毛矯正や酸熱トリートメントが候補に上がります。
しかし、それぞれ目的も仕上がりも異なります。違いを理解して選びましょう。
| 比較項目 | 縮毛矯正 | 酸熱トリートメント |
|---|---|---|
| 目的 | 強いクセ・うねりを「まっすぐに矯正」する | ダメージ補修+うねりを「整える」 |
| 原理 | 薬剤+高温アイロンで髪の結合を組み替える | 酸性成分+熱で髪内部を再構築 |
| 仕上がり | サラサラでストレート、ハリのある質感 | 柔らかく自然なまとまり |
| 持続期間 | 約3〜6ヶ月 | 約1〜2ヶ月 |
| ダメージ | 強め(薬剤・熱ダメージあり) | 弱め(髪質改善目的) |
| おすすめの人 | 強いクセ・縮れ毛に悩む人 | チリチリ・パサつき・広がりを整えたい人 |
つまり、
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根本からクセを伸ばしたい場合は「縮毛矯正」
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チリチリや乾燥を落ち着かせたい場合は「酸熱トリートメント」
が向いています。
ただし、酸熱トリートメントも施術直後はカラー退色や独特の匂いが出ることがあるため、経験豊富な美容師に相談して行うのが安心です。
専門家に相談すべきタイミングとは
自宅ケアやサロンケアを試してもチリチリが改善しない場合、頭皮や体の内側の要因が隠れている可能性もあります。
✔ 美容師・ヘアケア専門家に相談すべき症状
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どんなケアをしても手触りがゴワゴワ・チリチリのまま
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部分的にチリつきが強くなった(特に後頭部・前髪など)
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カラーやパーマがすぐにムラになる
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頭皮が乾燥・かゆみ・炎症を起こしやすい
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抜け毛や細毛が増えた気がする
こうしたケースでは、髪ではなく「頭皮環境の乱れ」や「ホルモン・栄養バランスの変化」が関係していることも。
美容師だけでなく、皮膚科・内科(女性なら婦人科)での相談も有効です。
また、チリチリ毛を自己判断で強い薬剤(市販のストパーなど)で処理するのは危険です。
内部がダメージで空洞化している髪に薬剤を使うと、さらに「ビビり毛」や切れ毛が進行する可能性があります。
必ず、現状のダメージレベルを診断してもらった上での施術を選びましょう。
💡まとめ
チリチリ髪の改善は、「自己流ケア → 専門ケア → プロ相談」と段階的に進めるのが理想です。
特に、酸熱トリートメントや髪質改善トリートメントは、「ストレートにしたいわけじゃないけどまとまりがほしい」人に最適。
放置せず、プロの力を借りながら“扱いやすく、潤いのある髪”を取り戻しましょう。
まとめ|チリチリ髪は「放置しない」ことが改善への第一歩

チリチリ・パサつき・広がりといった髪の悩みは、放置するほど悪化しやすいもの。
なぜなら、キューティクルの乱れや水分バランスの崩れは、時間とともに髪内部にダメージを蓄積させてしまうからです。
でも裏を返せば、正しいケアを始めた瞬間から、髪は確実に変わり始めます。
「何をしてもダメかも…」と感じていても、日々の積み重ねが数週間後、数ヶ月後に“まとまりやすい髪”という形で必ず応えてくれます。
原因を見極め、正しいケアを習慣に
まず大切なのは、チリチリ髪の原因を正しく見極めること。
熱や薬剤などの“外的ダメージ”か、栄養・ホルモン・生活習慣などの“内的ダメージ”かによって、対処法はまったく異なります。
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ドライヤーやアイロンの熱を減らす
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カラーやブリーチ後は集中補修ケアを取り入れる
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栄養・睡眠を整えて「髪が育つ土台」を強くする
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自分の髪質に合うシャンプーやトリートメントを選ぶ
これらを“特別なケア”ではなく、毎日の当たり前にすることが、美髪への最短ルートです。
髪の変化はゆっくりですが、1〜2週間続けるだけでも「手触り」や「まとまり」が違って感じられるはずです。
すぐに変わらなくても、日々の積み重ねで髪は応えてくれる
髪は一度傷むと自然には元に戻りませんが、正しいケアの積み重ねで“見た目の質感”は確実に改善します。
大切なのは、焦らずコツコツとケアを続けること。
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1日で変わらなくても、1ヶ月後には手触りが変わる
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半年後には、「チリチリが気にならなくなった」という人も多い
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美容院での定期メンテナンスも取り入れると、より効果的
「放置しない」「正しく向き合う」――その意識こそが、美髪を取り戻す第一歩です。
自分の髪をあきらめず、丁寧にケアしていけば、チリチリだった髪もきっと“ツヤのある髪”へ変わっていきます。
💡最後に一言:
チリチリ髪は「痛んでいるからこそ変われるサイン」。
今日から始める小さなケアが、あなたの髪を未来の“なめらか美髪”へ導いてくれます。
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