【皮脂トラブル解消】鼻の下だけテカる原因とは?今日からできるスキンケア&生活習慣の見直し術

鼻の下だけテカる原因とは?皮脂を抑えるスキンケア術と生活習慣のコツ

鏡を見ると「鼻の下だけテカってる…」と気になったことはありませんか?
実はこの“部分テカリ”、単なる皮脂の出すぎではなく、乾燥・ストレス・生活習慣の乱れなど、肌の内外バランスの崩れが原因のことも多いんです。

本記事では、鼻の下がテカる原因を徹底解説しながら、朝・夜のスキンケア法や日中のメイク対策、生活習慣の見直しポイントまでをわかりやすく紹介します。
今日からできる習慣を取り入れて、テカリ知らずのサラサラ肌を目指しましょう。

 

鼻の下だけテカるのはなぜ?まずは原因を知ろう

鼻の下(人中部分)は、顔の中でも皮脂腺が集中しているゾーンです。
Tゾーンの一部にあたるため、汗や皮脂の分泌が活発で、乾燥や刺激を受けやすいのが特徴。
「鼻の下だけテカる」と感じる人は、実は肌の“バランス崩れ”が起きているサインかもしれません。
ここでは、考えられる主な原因を3つの視点から解説します。

皮脂腺が多い「鼻下ゾーン」は分泌が活発

鼻下は、皮脂を分泌する皮脂腺が多い部位のひとつ。
顔の中でも鼻や額(Tゾーン)は皮脂量が多く、もともとテカりやすい構造をしています。
特に気温が高い日や、体温上昇・ホルモンバランスの変化があると、皮脂分泌が一気に増加。
その結果、鼻の下だけ皮脂が浮いてしまうことがあります。

また、毛穴の出口が狭い人ほど皮脂が詰まりやすく、分泌が追いつかずに「テカる→詰まる→さらに皮脂が出る」という悪循環に陥ることも。
皮脂を完全に抑えるのではなく、“過剰分泌を防ぐケア”がポイントです。

マスク・乾燥・ストレスが原因になることも

マスク生活が続く中で、「鼻の下だけテカるようになった」という声も多く聞かれます。
これは、マスク内の蒸れや摩擦による刺激が原因のひとつ。
摩擦や蒸れによって肌表面の角質が乱れると、「乾燥した」と脳が判断し、皮脂を余分に分泌してしまいます。

また、ストレスや寝不足も皮脂分泌を促進する要因です。
交感神経が優位になると、皮脂腺を刺激して皮脂量が増えるため、日常的に疲労やストレスがたまりやすい人は注意が必要です。
「マスク+ストレス」で皮脂バランスが乱れやすい現代では、外側からの保湿と内側からのリラックスケアが欠かせません。

インナードライ(肌の水分不足)にも要注意

「テカる=脂性肌」と思いがちですが、実は乾燥が原因のテカリも多いです。
これは“インナードライ”と呼ばれる状態で、肌の内側が乾燥しているために、皮脂が過剰分泌してしまう現象です。

インナードライの人は、

  • 洗顔後すぐに皮脂が出る

  • 保湿してもすぐテカる

  • 肌のつっぱりとベタつきを同時に感じる
    といった特徴があります。

改善のカギは、「水分を与えて油分で守る」保湿バランス
アルコールや強い洗浄剤入りのスキンケアを避け、セラミドやヒアルロン酸配合の保湿ケアで、肌の内側からうるおいを保つことが大切です。


🔍 まとめポイント(原因編)

  • 鼻下は皮脂腺が多く、もともとテカりやすい部位

  • マスク摩擦・ストレスで皮脂分泌がさらに増える

  • インナードライで“乾燥なのにテカる”状態になることも

 

テカリを抑えるスキンケア術|朝・夜のケアがカギ

テカリを抑えるスキンケア術|朝・夜のケアがカギ

皮脂バランスをコントロールするには、ただ “洗えばいい” のではなく、朝・夜で役割を使い分けることが重要です。
以下では、朝と夜それぞれでやるべきポイントと、おすすめ成分・製品例を紹介します。

朝は「洗いすぎず保湿重視」で皮脂バランスを整える

なぜ朝は“洗いすぎない”ほうがいいか
夜の間に分泌された余分な皮脂や汚れを落とすことは大切ですが、朝に強く洗い過ぎると、必要な皮脂まで奪い過ぎてしまい、肌が「守ろう」と逆に皮脂を出しやすくなります。特に「鼻の下だけテカる」ような肌は、バリア機能が乱れやすい状態とも言えます。

朝スキンケアのステップ例 & 注意点

  1. ぬるま湯で軽くすすぐ
     → 強い洗浄力の洗顔料は使わず、顔全体をぬるま湯でゆるやかにリセット

  2. 優しい低刺激洗顔(必要なら)
     → 洗顔料を使う場合は、泡立てて“泡で包み込む”ように軽く洗う

  3. 化粧水(バランスケア or 皮脂ケアタイプ)

  4. 乳液 or 軽めの保湿ジェル(オイルフリータイプが好ましい)

  5. 日焼け止め+メイク下地

ポイント成分・処方設計

  • 高保湿成分(ヒアルロン酸、グリセリン、BGなど)を適量入れて、肌の水分を保持

  • セラミド類似成分が入っているとバリア機能を補助できる

  • ノンコメドジェニック処方オイルフリー を選ぶ

  • 無添加・無香料・アルコール(エタノール)低配合のものが安心

夜はクレンジング+保湿で皮脂詰まりをリセット

夜こそ“リセット”が肝。日中の紫外線やホコリ、メイク・皮脂が混ざった汚れをしっかり取り除くことで、翌朝の過剰なテカリを防ぎます。

夜スキンケアのステップ例

  1. クレンジング(メイクをしているなら必須)
     → ミルク/ジェル/バームなど、肌に優しいタイプで。強くこすらない。

  2. 洗顔(低刺激な泡洗顔が望ましい)

  3. 化粧水(バランスを整えるもの)

  4. 美容液 or 美容液+乳液

  5. 保湿クリーム or ナイトジェル(必要に応じて)

注意点

  • クレンジング・洗顔時に摩擦をかけすぎない

  • 酵素洗顔、スクラブ、ピーリング製品は頻度を制限(鼻下敏感になる可能性)

  • 保湿を省略しない:乾燥すると角質が乱れて皮脂が増える原因になり得る

皮脂吸着・バランスケア成分入りの化粧水がおすすめ

皮脂をコントロールする目的で使える成分やタイプ、そして具体的な製品例を以下に示します。

有効成分・設計要素

  • 吸着剤(シリカ、ベントナイト、カオリンなど):余分な皮脂を吸着

  • 収れん作用成分(ハマメリス、アルギン酸、銀杏葉エキスなど)

  • ビタミンC誘導体、ナイアシン(ナイアシンアミド):皮脂・テカリの抑制・肌バランス改善

  • グリチルリチン酸、アラントイン等の抗炎症成分:肌の炎症・過敏状態を鎮める

  • セラミド、ヒアルロン酸等の保湿成分も併用されていると良い(吸着だけでは乾燥を招くため)

国内で注目されている製品・シリーズ例

  • キュレル 皮脂トラブルケア 化粧水

  • ONE BY KOSÉ バランシング チューナー(皮脂・毛穴ケア化粧水)

  • 無印良品 化粧水 敏感肌用 さっぱり(さっぱりタイプで皮脂ケア向きなテクスチャ)

  • d プログラム バランスケア セット MB(資生堂のバランスケアライン)

 

メイク中のテカリ対策|日中も快適に過ごすコツ

メイク中のテカリ対策|日中も快適に過ごすコツ

日中、特になりやすいのが「鼻の下・小鼻あたりのテカリ」。
この部分をコントロールするためには、土台作り(下地)+部分対策アイテム+直しのマナーを押さえておくことが重要です。
以下、3つの観点で具体的な対策を示します。

皮脂崩れ防止下地&部分用パウダーを活用

◎ 何故“下地”が肝になるか?
下地の役割は、ファンデーションと肌をつなぐ“橋渡し”だけでなく、余分な皮脂を吸着or制御してくすみ・ヨレを防ぐ土台にもなります。
特にテカリやすいゾーンには、皮脂崩れ防止力のある下地を使うことで、ファンデーションが溶けたり混ざったりするのを抑えられます。

◎ 部分用パウダー(フェイスパウダー/ルースパウダー)も併用を
テカリやすい鼻下あたりには、メイク最後または直し時に“部分的に”パウダーを重ねることで、皮脂吸着・表面のさらっと感を維持できます。
ただし、粉を厚く重ねすぎると「粉ふき」や「白浮き」の原因になるので、薄く・さっと押さえるようにつけるのがコツ。

テカリが出たら“ティッシュオフ → 軽く直す”が正解

◎ “拭き取り”の基本プロセス

  1. 柔らかめのティッシュを1枚、よく広げる(折りたたんだままだと摩擦が強くなる)

  2. 肌と垂直に、そっと押し当てるように吸い取る
      → こすらず、拭かず、“押し当てて離す”イメージ

  3. 余分な油分を取った後、直し用下地やパウダーを“ごく少量・薄く”重ねる

この方法は、油とり紙よりマイルドで肌への刺激が少ないという意見があります。
また、ベースメイク途中や直し時にティッシュオフを挟むと、表面の過剰な油分を除去でき、崩れにくくなる効果もあります。

◎ 「ティッシュオフ後すぐメイクし直す」が肝心
油浮きを取ったあと、そのまま放置するとピンポイントでその部分からムラになりやすいです。
直後に軽く下地 → パウダーを重ねることで、均一な仕上がりを保てます。

メイク直しでやりがちなNG行動に注意

いくつか、ありがちな失敗パターンとその対策を挙げておきます。

NG行動 問題点 より良い代替手段
強くこすってティッシュで拭き取る 摩擦でメイクが剥げたり肌刺激になる 押し当てるように吸い取る(拭かない)
油とり紙を頻繁に使う 必要な皮脂まで奪われて、逆に皮脂分泌が促される可能性 ティッシュオフを基本に。油とり紙は応急処置程度に
パウダーを厚く重ねすぎる 粉ふき・白浮き・ムラの原因に ごく少量・薄く重ねる。ブラシやスポンジで軽くのせる
直し時に水分系のアイテムを使う(例:ミストをバシャバシャ噴く) 新たな油分・水分が混ざって混合崩れの元になる ミスト使用なら少量・肌を潤わせ過ぎないように
汗や油分をそのまま上からファンデを重ねる ベースが崩れ、厚塗り感 or ムラ落ちを招く まず拭き取り → 薄く下地 → パウダーで整える

また、午後の直しで「乳液を綿棒に少量つけてヨレてる部分をなじませる」というテクニックも紹介されています。
ヨレやすい部分を“溶かしてからなじませる”ことで、パウダーを重ねたときの厚塗り感を抑えられる方法です。

 

生活習慣の見直しもカギ|内側からテカリを改善

生活習慣の見直しもカギ|内側からテカリを改善

鼻の下のテカリを根本から抑えるには、スキンケアだけでなく“生活習慣”の見直しも欠かせません。食事・睡眠・ストレス管理といった日々の積み重ねが、皮脂分泌のバランスに大きく影響します。

脂質・糖質の摂りすぎは皮脂分泌を促進

揚げ物・スナック菓子・スイーツなど、脂質や糖質の多い食事をとりすぎると、皮脂腺が活発になりやすくなります。特に鼻の下のような皮脂腺が集中する部位は、すぐにテカリとして現れがちです。

対策ポイント

  • 揚げ物を控えて、蒸し・焼き・茹で調理に切り替える

  • 白米やパンの代わりに玄米や全粒粉パンを選ぶ

  • 甘い飲み物よりも、水や麦茶、無糖の緑茶を習慣にする

食事の「質」を意識することで、皮脂分泌を自然と落ち着かせることができます。

睡眠不足・ストレスも皮脂バランスを乱す原因に

睡眠が不足すると、肌の再生を担うホルモンの分泌が乱れ、皮脂が過剰に出やすくなります。また、ストレスによるホルモンバランスの乱れも皮脂分泌を刺激する大きな要因です。

改善のコツ

  • 夜更かしを避け、6〜7時間以上の睡眠を確保

  • 寝る前のスマホ使用を控え、入浴やストレッチでリラックス

  • 週末は「予定を入れすぎない日」をつくる

「疲れた日こそ早く寝る」を意識すると、肌のコンディションも整いやすくなります。

ビタミンB群・食物繊維を意識して摂ろう

ビタミンB群は皮脂分泌をコントロールし、肌荒れを防ぐ働きがあります。特にビタミンB2・B6は“皮脂抑制ビタミン”とも呼ばれています。
また、食物繊維は腸内環境を整えて、体内の老廃物をスムーズに排出。結果的に肌トラブルの原因となる“内側の詰まり”を防ぎます。

おすすめの食材例

  • ビタミンB2:レバー、卵、納豆、アーモンド

  • ビタミンB6:マグロ、鶏むね肉、バナナ

  • 食物繊維:ごぼう、オートミール、海藻、豆類

サプリ派の方には

  • 「DHC ビタミンBミックス」

  • 「ファンケル ビタミンB群」

  • 「オルビス ディフェンセラ(内側ケアに人気)」

なども人気です。食事+サプリで効率的に内側から皮脂バランスを整えましょう。

💡まとめポイント

  • 油・糖の摂りすぎはテカリの原因

  • 睡眠とストレスケアで皮脂コントロール

  • ビタミンB群と食物繊維で“内側からサラサラ肌”へ

 

まとめ|「鼻の下のテカリ」は正しいケアで防げる!

まとめ|「鼻の下のテカリ」は正しいケアで防げる!

鼻の下のテカリは、単なる「皮脂の出すぎ」ではなく、肌の水分・油分バランスの乱れが根本原因です。正しいスキンケアと生活習慣を意識すれば、誰でもツヤではなく“清潔感のある自然な肌”を取り戻せます。

外側(スキンケア)と内側(生活習慣)の両面ケアが重要

どんなに高価な化粧水を使っても、生活習慣が乱れていてはテカリは改善しません。
逆に、食事や睡眠を整えても、スキンケアを怠ると皮脂詰まりや乾燥が悪化します。

外側ケアのポイント

  • 朝:洗いすぎず保湿重視で皮脂バランスを整える

  • 夜:クレンジング+保湿で毛穴汚れをリセット

  • 日中:皮脂崩れ防止下地&部分用パウダーで快適に

内側ケアのポイント

  • 脂質・糖質を控えめに

  • ビタミンB群・食物繊維を積極的に摂る

  • 睡眠とストレス管理で肌の代謝を整える

この“外×内”のWアプローチこそ、テカリ知らずの肌を育てる近道です。

一時的なテカリよりも“肌質改善”を目指そう

テカリを「隠す」「抑える」だけの対策では、根本的な解決にはなりません。
大切なのは、一時的なツヤを気にするよりも、肌そのもののコンディションを底上げすること

時間をかけてでも、自分の肌に合うケアと生活リズムを見つけていけば、
鼻の下だけでなく、全体のトーンやキメまで整っていきます。

「毎日少しずつ整える」意識が、テカリを寄せつけない健やかな肌づくりにつながります。

 

 

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美容・健康業界で10年以上の経験を持ち、男女問わずスキンケアやエイジングケアをサポート。肌質改善・脱毛・健康美容を専門とし、これまでに1000人以上をカウンセリング。美容商品の監修やメディアでの執筆・講演も行う。 「美しさは健康とライフスタイルのバランスから生まれる」を信念に、専門知識を活かした実践的な美容情報を発信中。

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