肌断食って実際どうなの?1ヶ月試してわかった効果と失敗しないための注意点【体験レビュー】
「肌断食」という言葉を聞いたことはあっても、「実際に効果があるの?」「スキンケアをやめたら逆に肌が荒れそう…」と不安に思う人は多いのではないでしょうか。私自身も半信半疑のまま1ヶ月間、肌断食に挑戦してみました。
この記事では、その体験を通して感じたリアルな効果やデメリット、さらに失敗しないための注意点をわかりやすくまとめています。これから試してみたい方や、自分に合うか知りたい方はぜひ参考にしてください。
肌断食とは?基本のやり方と目的をおさらい
肌断食の定義と「何もしない美容法」の考え方
肌断食とは、普段のスキンケアで使っている化粧水・乳液・クリームなどをあえて使わず、肌を“何もつけない状態”にして自然の回復力を引き出す美容法です。
「食事の断食」が消化器官を休ませるように、「肌断食」はスキンケア成分や刺激から肌を休ませることが目的。過剰なお手入れで弱ってしまった肌のバリア機能を、本来の力で取り戻そうという考え方です。
ただし、完全に“何もつけない”のはリスクもあるため、実践方法には段階があります。
肌断食のやり方|完全断食とゆる断食の違い
肌断食には大きく分けて2つの方法があります。
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完全肌断食
夜は洗顔後、スキンケアを一切せずそのまま就寝。朝も水洗顔のみにする徹底的な方法。短期間で肌の変化を感じやすい一方、乾燥や赤みなどのリスクも大きいため、初心者にはハードルが高め。 -
ゆる肌断食
化粧水や美容液は使わず、ワセリンや保湿クリームなど最低限のアイテムだけで過ごす方法。肌のバリア機能を守りながらケアを簡略化できるので、肌断食初心者や敏感肌の人に向いています。
まずは週末だけの「プチ断食」から始めてみるのもおすすめです。
肌断食の目的は?本来の肌力を取り戻すために
肌断食の一番の目的は、「肌が本来持っている保湿力やバリア機能を回復させること」です。
日々のスキンケアは肌を守っているようで、実は化粧品成分や摩擦による刺激が肌に負担をかけているケースも少なくありません。
肌断食をすることで、
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過剰な油分・成分を取り除き、肌の自然なターンオーバーを促す
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皮脂や水分のバランスを自分の力で整える
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シンプルケアでも十分な肌環境をつくる
といった効果が期待できます。
ただし、乾燥や敏感症状が出やすい人は、目的を見失わないよう「肌を休ませつつ最低限の保湿を守る」ことが大切です。
肌断食を1ヶ月試してみた!実際の変化と感想
1日目〜7日目|乾燥・つっぱりとの闘い
1週間ごとの肌の変化(1週目〜4週目)
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1週目
これまでの化粧水やクリームをやめた途端、肌はつっぱり感が強く、乾燥やカサつきが目立ちました。赤みが出る日もあり、「大丈夫かな?」と不安になる時期。肌断食を始めた人が最初につまずきやすいのも、この1週目です。 -
2週目
乾燥は続くものの、過剰な皮脂分泌が少し落ち着いてきました。Tゾーンのテカリが減り、毛穴が目立ちにくくなるなど、小さな変化を実感。まだ快適とはいえませんが「続けてみようかな」と思える段階。 -
3週目
肌が少しずつ安定し、洗顔後のつっぱりがやわらぎました。肌表面が以前よりなめらかになり、ファンデーションのノリが良くなる感覚も。まだ乾燥はあるものの、肌本来の力が戻り始めているのを感じました。 -
4週目
大きなトラブルが減り、全体的に素肌の調子が落ち着きました。シンプルケアでも問題なく過ごせるようになり、朝のスキンケアやメイク時間も短縮。1ヶ月でようやく「肌断食の効果」を実感できる結果に。
良かった点・つらかった点のリアル体験談
良かった点
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スキンケアにかかる手間と費用が大幅に減った
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肌のベタつきやテカリが改善された
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素肌の調子が整い、ナチュラルメイクでも自信が持てるようになった
つらかった点
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最初の1〜2週間は乾燥や赤みで不安になった
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人と会う予定があると「肌荒れが目立つのでは」と気になる
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季節によっては乾燥が強く、保湿を我慢するのが難しい
「肌断食=ラク」というイメージがあるかもしれませんが、実際は“最初の辛さを乗り越えられるか”が大きな分かれ道になります。
続けるコツと挫折しそうになった瞬間
肌断食を1ヶ月続けるには、いくつかの工夫が必要でした。
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挫折しそうになった瞬間
乾燥がピークに達した1週目〜2週目は、「化粧水をつけたい!」という衝動に何度も駆られました。特に仕事や外出がある日は、人目が気になり苦しくなる場面も。 -
続けるコツ
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最低限の保湿(ワセリンなど)で肌を守る
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「今日は夜だけ肌断食」など無理のないペースで実践
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週ごとの小さな変化をメモし、モチベーションを保つ
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季節や肌状態に合わせて“完全”ではなく“ゆる断食”に切り替える
この工夫のおかげで、1ヶ月継続でき、最終的に「やってよかった」と感じられる結果につながりました。
肌断食のメリット|1ヶ月続けてわかったこと
スキンケア代が減ってコスパが良い
肌断食を始めてまず実感したのは、スキンケアにかけるお金がぐっと減ったことです。
これまでは化粧水、美容液、乳液、クリームとライン使いしていた分、月に数千円〜数万円かかっていました。しかし肌断食では最低限のアイテム(ワセリンなど)で十分。
「肌に負担をかけない=お財布にも優しい」ことは、続けるうえで大きなメリットだと感じました。コスメを買い足すたびに悩む時間や出費も減り、精神的にもラクになったのは意外な効果です。
肌トラブルが減り、素肌に自信が持てる
1ヶ月を通して感じた最大のメリットは、肌トラブルが少なくなったことです。
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ニキビや吹き出物ができにくくなった
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毛穴の開きや皮脂テカリが落ち着いた
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肌の赤みや刺激を感じる回数が減った
過剰なお手入れをやめたことで、肌本来のバリア機能が働き始めたのだと実感しました。結果として、ノーメイクでも外出できるくらい素肌に自信が持てるようになったのは大きな変化です。
シンプルケアで心もラクになる
肌断食のメリットは見た目だけでなく、心の負担を減らす効果もあります。
「スキンケアをしなければいけない」「あの美容液を買わなきゃ」といったプレッシャーから解放され、ケアの時間もシンプルに。朝は水洗顔だけ、夜は軽い保湿で終了する日もあり、余った時間を自分の好きなことに使えるようになりました。
また、スキンケアの情報に振り回されず「これで十分」という安心感が持てるようになり、気持ちも前向きに。シンプルなケアがそのまま“心の断食”になった感覚です。
肌断食のデメリットと注意点
乾燥や赤みが出やすいリスク
肌断食を始めると、多くの人が最初に感じるのが乾燥と赤みです。
化粧水や乳液を急にやめることで、肌のバリア機能が追いつかず、カサつきや粉ふき、赤みが出やすくなります。特に乾燥肌や敏感肌の人は「やっぱり合わないのでは?」と不安になる時期が必ずあります。
これは一時的な反応の場合もありますが、無理に我慢し続けると肌荒れが悪化するリスクがあるため、保湿を完全にゼロにせず、最低限のサポートをすることが大切です。
紫外線や外的刺激への弱さ
肌断食中はスキンケア成分のバリアがなくなる分、紫外線や花粉、ほこりなどの外的刺激に弱くなる傾向があります。
特に日中は紫外線による乾燥・シミ・しわのリスクが高まるため、日焼け止めの使用は必須です。
また、冬場の乾燥や冷暖房の影響もダイレクトに受けやすくなるので、環境によるダメージに注意が必要です。
間違った方法で悪化する可能性
肌断食はシンプルな方法ですが、やり方を間違えると逆効果になることもあります。
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肌状態に合わず、乾燥や炎症が悪化する
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季節や環境を無視して無理に続ける
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紫外線対策を怠り、しみ・くすみが悪化する
「肌断食は絶対に肌に良い」という思い込みは危険です。あくまで自分の肌の状態を観察しながら調整することが成功のカギとなります。
失敗しないための5つの注意点
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いきなり完全断食にしない
初心者は「ゆる肌断食」から始めて徐々に慣らすのが安全です。 -
最低限の保湿はOKと考える
乾燥が強いときはワセリンや保湿クリームで肌を守りましょう。 -
紫外線対策は必須
日焼け止めだけは肌断食中でも欠かさず使用してください。 -
季節や生活環境に合わせて調整する
冬や花粉の季節は特に無理をせず、肌の声を優先すること。 -
異常を感じたらすぐ中止する
強い赤みやかゆみが続く場合は、無理に続けず皮膚科で相談を。
この5つを意識するだけで、肌断食による失敗や肌荒れリスクを大幅に減らせます。
肌断食が向いている人・向いていない人の特徴
肌断食に向いている人のタイプ
肌断食は、すべての人に合う美容法ではありません。ただし、以下のようなタイプには向いている可能性があります。
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スキンケアのしすぎで逆に肌が荒れやすい人
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ニキビや毛穴詰まりが繰り返し起きている人
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化粧品によるかぶれ・刺激を感じやすい人
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「できるだけシンプルにケアしたい」と思っている人
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スキンケア代を節約しつつ肌の調子を整えたい人
特に「使えば使うほどトラブルが増える」と感じている人には、肌断食が肌を休ませるきっかけになるかもしれません。
逆におすすめできない人の特徴
一方で、肌断食が合わないケースもあります。無理に取り入れると逆効果になるので注意しましょう。
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強い乾燥肌やアトピー肌でバリア機能が低下している人
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皮脂が極端に少なく、つっぱりやすい人
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紫外線や外的刺激に弱く、赤みが出やすい人
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短期間で劇的な美肌効果を期待している人
このような人は、完全な肌断食よりも「ゆる肌断食」や「週末だけ肌断食」といった緩やかな方法から試すほうが安全です。
専門家に相談したほうがいいケース
肌断食を試す前に、皮膚科や専門家に相談したほうがいいのは次のようなケースです。
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慢性的な肌荒れや炎症が続いている
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強いかゆみや痛みを伴う肌トラブルがある
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アトピー性皮膚炎や脂漏性皮膚炎などの持病がある
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過去に化粧品トラブルや接触皮膚炎を起こしたことがある
専門医に相談すれば、肌断食が適しているかどうかや、無理のない取り入れ方をアドバイスしてもらえます。自己判断で悪化させる前に、必要に応じてプロの意見を取り入れることが大切です。
1ヶ月の肌断食を終えて感じたことまとめ
肌断食は「合う人には効果大」
1ヶ月間の肌断食を振り返って感じたのは、「肌断食は合う人には大きな効果をもたらす」ということです。
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過剰なスキンケアをやめることで、皮脂や水分のバランスが整う
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毛穴やテカリが落ち着き、素肌に自信が持てるようになる
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スキンケア代や手間が減り、ライフスタイルもシンプルになる
すべての人におすすめできるわけではありませんが、「肌本来の力を取り戻したい」と考えている人には試す価値がある美容法だと思います。
無理なく取り入れるのが成功のカギ
肌断食は、続け方次第で効果が変わると実感しました。
完全にスキンケアをやめるのではなく、
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最低限の保湿を取り入れる「ゆる断食」
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週末だけ行う「プチ断食」
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季節や体調に合わせて調整する柔軟さ
こうした方法を取り入れることで、無理なく続けられ、失敗を防ぐことができます。肌断食は「我慢」ではなく、「肌を休ませる工夫」と考えるのが成功のカギです。
次に挑戦したいスキンケアとの組み合わせ
肌断食を1ヶ月経験して、今後取り入れたいと思ったのは**“必要最低限のシンプルケア”との組み合わせ**です。
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日焼け止めは毎日欠かさず使う
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保湿はワセリンやバリア機能をサポートするアイテムで補う
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季節に応じて化粧水や美容液をスポット的に活用する
肌断食を土台にしながら、シンプルで負担の少ないスキンケアを組み合わせることで、無理なく長く続けられると感じました。
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