【保存版】受験語とは?高校・大学受験生が使う受験用語まとめ&意味一覧!
受験勉強をしていると、塾や模試、ネット上などで飛び交う「受験語(じゅけんご)」に戸惑った経験はありませんか?
「全統」「共テ」「青チャ」「A判定」…など、聞き慣れない言葉が多く、最初は意味が分からず戸惑う受験生も少なくありません。
本記事では、高校・大学受験でよく使われる受験用語をカテゴリ別にわかりやすく解説。
さらに、効率的な覚え方や、保護者・先生が知っておくべき理由もあわせてご紹介します。
受験語をしっかり理解すれば、模試の結果を正しく読み解けたり、勉強の効率もグッと上がります。
受験生本人はもちろん、保護者や教育関係者にも役立つ内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください!
受験語とは?
受験語の定義と特徴
「受験語(じゅけんご)」とは、高校・大学受験を控えた学生やその指導に関わる教師、塾講師、保護者の間で頻繁に使われる専門的な言葉や略語のことを指します。いわば、**受験シーンに特化した“共通言語”**のようなもので、一般的な日常会話では耳にしないものも多く含まれます。
たとえば、「共テ(共通テスト)」「A判定」「滑り止め」「青チャ(青チャート)」などがその代表例。これらの言葉は受験生のあいだでは当然のように使われますが、受験に詳しくない人には意味が伝わりづらい場合もあります。
受験語の特徴には以下のようなものがあります:
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略語や俗語が多い(例:共テ=大学入学共通テスト)
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進学塾・予備校由来の用語も多い(例:Z会、東進、河合模試)
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合否に関する言葉が明確(例:志望校、併願校、抑え校)
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学習ツールの略称が多い(例:赤本、青チャ、過去問)
受験語は年々アップデートされており、SNSや受験生向け掲示板で生まれた新語・流行語も増えています。
なぜ受験語を知っておくべきか?
受験語を理解しておくことには、大きなメリットがあります。特に以下のような人には重要です。
✅ 受験生本人にとって
受験語を知っていることで、情報収集や対策がスムーズになります。志望校の合格ラインや模試の判定結果、効率的な勉強法などの情報は、受験語を理解していないと正しく読み解けません。また、SNSや掲示板、YouTubeの受験系動画でも受験語が多用されるため、知らないと話についていけなくなることも。
✅ 保護者や先生にとって
子どもや生徒と受験について話すとき、用語を共有していると意思疎通が圧倒的にスムーズになります。逆に、用語を知らないと会話がかみ合わず、余計な誤解や不安を生む原因にもなります。
✅ 受験戦略を立てるうえでも有効
「この時期は“全統模試”がある」「“二次対策”をそろそろ始める」など、受験語が示す言葉には重要なタイミングや行動指針が含まれています。それらを理解していれば、自然と「今、何をすべきか」が見えてくるのです。
高校・大学受験でよく使われる受験用語一覧
スケジュール系(例:全統、マーク模試、記述模試 など)
受験準備は計画的なスケジューリングが重要。その中で頻繁に登場するのが模試に関する用語です。
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全統(ぜんとう):全国統一模試の略。河合塾などが主催する大規模模試で、全国レベルでの自分の位置がわかります。
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マーク模試:マークシート形式で実施される模試。共通テスト対策に直結する重要な模試です。
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記述模試:自分で記述するタイプの模試。国公立二次試験などに必要な記述力が問われます。
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共テ模試:共通テストを想定した形式で出題される模試。大学入学共通テストの形式に慣れるための必須模試です。
👉 模試の日程や結果は受験戦略を立てる基盤になるため、これらの用語は必ず押さえておきましょう。
試験形式・科目関連(例:センター、共テ、二次、選択科目)
試験そのものに関わる用語は、受験計画の核心に関わってきます。
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センター:かつて行われていた「大学入試センター試験」のこと。現在は廃止され、「共通テスト(共テ)」に変更。
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共テ(共通テスト):正式名称は「大学入学共通テスト」。国公立大学を中心に多くの大学が利用する統一試験。
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二次(試験):各大学が個別に実施する試験。共テとは異なり、記述・面接・論文など多様な形式がある。
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選択科目:自分で選べる受験科目。大学や学部によって指定科目が異なるため要注意。
👉 試験制度や科目に関する理解は、志望校選びにも直結します。
合否・志望校関連(例:A判定、併願、滑り止め、押さえ校)
合格に近づくための「戦略語」がこのカテゴリー。意味を正確に知っておきましょう。
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A判定:模試などで「合格可能性80%以上」とされる最上位判定。B〜Eまでの段階あり。
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併願(へいがん):第1志望以外の大学・学部も一緒に受けること。合格の可能性を広げる戦略。
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滑り止め:絶対に合格できるレベルの大学を受けておく保険のような存在。
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押さえ校:滑り止めに近いが、行ってもよいと感じるレベルの大学。
👉 合格の確率を高めるには、併願戦略がカギとなるため、用語の理解は必須。
勉強・学習法用語(例:過去問、青チャ、参考書ルート、復習ノート)
勉強の効率を上げるために、使われる参考書や勉強法も受験語に。
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過去問:過去の入試問題。大学ごとの傾向をつかむのに欠かせない。
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青チャ(青チャート):数学の参考書「チャート式」の青色。難関大向けでボリューム多め。
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参考書ルート:勉強する参考書の順番や組み合わせのこと。「基礎→応用→過去問」という流れが基本。
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復習ノート:模試や演習で間違えた問題の記録ノート。効率的な復習の鍵となる。
👉 どの教材を使うか、どの順で使うかも合否に直結するため、参考書名も“言語”として理解を。
学校・塾・予備校用語(例:Z会、東進、駿台、代ゼミ、サピ)
予備校・通信教材・塾の略称も受験語として頻出です。
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Z会:通信教育や映像授業で有名な学習サービス。難関大向けの良問が多い。
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東進(とうしん):映像授業・有名講師で知られる予備校。全国に生徒がいる。
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駿台(すんだい):理系に強い老舗予備校。医・難関大志望者が多く通う。
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代ゼミ(だいぜみ):代々木ゼミナールの略。講義型授業スタイルが中心。
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サピ:中学受験向け大手塾「SAPIX(サピックス)」の略。高校受験ではあまり使われないが、中高一貫校出身者との会話で出ることも。
👉 出身校や勉強スタイルによっては、これらの名称が日常的に飛び交います。
ネットスラング・略語系(例:共テ、E判、オワタ、ガチ勢)
近年の受験生はSNSや掲示板でも情報収集を行うため、スラングも要チェック。
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共テ:共通テストの略。会話でも文章でも略されがち。
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E判:模試の判定で最下位ランク(合格可能性20%未満)。
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オワタ:「終わった」の意味で使うネットスラング。試験の手応えが悪かった時などに使用。
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ガチ勢:本気で勉強に取り組む人のこと。「エンジョイ勢」と対比される。
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爆死:試験や模試で惨敗したことを指す表現。
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ワンチャン:「ワンチャンス」の略。可能性が低くても少しは望みがある状態。
👉 スラング系も知らないと「会話が読めない」「情報を見落とす」リスクがあります。
受験語はどうやって覚える?効率的な覚え方
受験語は、ただの知識として暗記するだけでは身につきません。実際の受験生活や情報収集の中で**“使いながら覚える”**ことが重要です。ここでは、受験語を効率的に身につける2つの具体的な方法をご紹介します。
暗記ではなく「使って覚える」コツ
受験語は単語帳のように丸暗記するよりも、**日常の学習や情報収集に取り入れて“自然に身につける”**のがコツです。
📌 こんな使い方で覚えよう!
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模試の結果表を読み込む時に、判定や偏差値の用語に注目する → A判定、C判定、志望順位などを自然と理解できるように。
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先生や塾講師との会話で積極的に受験語を使ってみる →「そろそろ過去問始めるべきですか?」「次の記述模試の対策って何すればいいですか?」など、実際の会話で慣れていく。
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自分の勉強記録に受験語を取り入れる →「今日は青チャの例題3まで終わった」「共テ対策用の英語リスニングを1時間」など、日記や手帳に自然に書き込んで習慣化。
👉 **「見る→使う→定着する」**のサイクルを意識すれば、難しい用語も無理なく覚えられます。
SNSや掲示板、受験生ブログも活用しよう
最近の受験生にとって、SNSや掲示板、個人の受験ブログは貴重な情報源です。そしてそこにはリアルな受験語が飛び交っています。
📌 活用すべきメディア例:
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X(旧Twitter):「#受験生」「#共テ」「#二次対策」などのハッシュタグで検索すると、他の受験生のリアルな投稿が見つかる。
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YouTubeの受験系チャンネル:解説動画の中で講師や先輩が頻繁に受験語を使用している。
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受験掲示板(例:みん考、スタディサプリ掲示板など):先輩受験生や同学年の悩みを通じて、用語の使われ方が学べる。
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個人ブログ・note:合格体験記や勉強法記事では、受験語が自然な文脈で使われている。
📌 メリット:
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教材には載っていない**“生きた受験語”の使い方**がわかる
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同年代の受験生の勉強法・悩みに共感しやすい
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用語のニュアンス(例:E判→絶望、A判→油断禁物)も体感的に理解できる
👉 ただし、誤情報や不安をあおる内容もあるので、信頼できる発信者・媒体を選ぶことが大切です。
受験語は、知識として知るだけでなく「理解して使える」ことが最大の目的です。
実践の中で覚える工夫をすれば、自然に語彙力も受験力もアップしていきます!
親や先生も知っておきたい受験語
受験語は、受験生本人だけでなく**保護者や教育関係者にとっても重要な“共通言語”**です。子どもとの会話や進路相談の際、受験語を理解しているかどうかで、伝わり方・安心感が大きく変わってきます。
保護者とのコミュニケーションギャップを防ぐために
親世代が学生だった頃とは、受験の仕組みも用語も大きく変わっています。「センター試験」から「共通テスト」になっただけでも、大きなズレを感じる人は少なくありません。
例えば…
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子「今回の共テ模試、B判だった」
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親「共テってなに?Bっていいの?悪いの?」
こうした会話のすれ違いは、子どもにとっては説明のストレスになり、保護者にとっては「なんとなく分からないまま話が進んでいく」不安要因になります。
📌 受験語を知っておくメリット:
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子どもの話がスムーズに理解できる
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模試の判定や成績表を見ても、状況が正確に把握できる
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無駄な心配や焦りを減らし、落ち着いてサポートできる
👉 保護者が「知らない」ではなく、「一緒に学ぶ」姿勢でいることが、子どもにとっての安心材料にもなります。
子どもと一緒に受験語をチェックしよう!
受験語は、親子で一緒に学ぶことができます。テスト対策や成績表の見方だけでなく、進路相談や将来設計のきっかけづくりにもつながるからです。
✅ おすすめの取り組み方:
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模試の結果を一緒に見ながら、用語を解説してもらう
→「A判定ってどういう意味?」「共テ対策って今は何してるの?」など、素直な疑問を投げかけてみる。 -
子どもが使う参考書や教材の表紙・タイトルをチェック
→「青チャ」「赤本」などの略語の意味を教えてもらうことで、自然な会話が生まれます。 -
受験スケジュールを一緒に整理しながら、受験語に触れる
→「全統模試っていつ?」「二次試験って何科目あるの?」など、日常的に使うようになるのが理想。
📌 親が受験語を理解していれば、子どもも話しやすくなり、「相談できる環境」が自然と整います。
受験は、決して子ども一人で戦うものではありません。保護者や先生が「受験語を理解する努力」をすることで、より良いサポート体制が整い、家庭や学校での信頼関係も深まります。
まとめ|受験語を知れば、情報収集・対策もスムーズに!
受験語は、単なる略語や専門用語ではありません。
それは、**受験という世界の“共通言語”**であり、情報を正しく読み取り、行動につなげるための大切なツールです。
模試の結果をどう解釈するか。受験戦略をどう立てるか。周りの情報をどう活用するか――
こうした全ての場面で、受験語を理解しているかどうかが、判断力とスピードを左右します。
特に現代では、SNS・動画・受験ブログ・掲示板など、情報源が多様化しており、正確に意味をつかめないと誤解や不安の原因にもなりかねません。
💡 受験語を知ることのメリットは以下の通り:
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情報収集が早く・深くなる
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模試や参考書、教材の使い方が的確になる
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保護者・先生との意思疎通がスムーズになる
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受験仲間との会話・相談でも困らない
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不安が減り、自信を持って行動できるようになる
覚えるコツは、「使いながら慣れる」こと。
無理に暗記する必要はありません。日々の学習や会話、ネットでの情報収集を通じて自然と身につけていくことができます。
親も先生も一緒になって“受験語リテラシー”を高めていけば、受験のあらゆる場面でスムーズなサポートと判断ができるようになります。
🎓 「受験語を制する者は、受験を制す」
そんな気持ちで、今日から少しずつ覚えていきましょう!


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