『ちなみに』を使いすぎてる?不自然な会話にならない話し方のコツとは

『ちなみに』を使いすぎてる?不自然な会話にならない話し方のコツとは

「ちなみに」ばかり使っていませんか?

何気ない会話や文章の中で、「ちなみに」という言葉を無意識に繰り返してしまうこと、ありませんか?
たしかに便利なつなぎ言葉ではありますが、使いすぎると――

  • 会話が単調に聞こえる

  • 文章がくどく感じられる

  • 相手に“わざとらしさ”や“マウント”の印象を与えることも…

実は、「ちなみに」は“多用すると逆効果になりやすい言葉”のひとつ。
相手に違和感なく伝えるためには、使いどころを見極める工夫が必要です。

本記事では、「ちなみに」の使いすぎを自然に減らし、よりスムーズで伝わる会話・文章を作るための具体的なコツや言い換え例を紹介します。
あなたの伝え方、今日から変えてみませんか?

 

なぜ「ちなみに」を使いすぎてしまうのか?

話を補足したいという心理

「ちなみに」は、会話や文章の流れに“ちょっとした補足”や“追加情報”を入れるのに非常に便利な言葉です。
特に、「これも知っておいてほしい」「この話も関連してる」といった意図があると、つい口に出してしまいがちです。

しかし、補足したいことが多すぎると、「ちなみに」が何度も登場し、結果的に本題がぼやけてしまいます。
言い換えれば、「情報を足そう」とする優しさが、逆に伝わりにくさを生んでしまうこともあるのです。

つなぎ言葉として便利だから

「ちなみに」は、話の区切りや切り替えに使いやすく、沈黙を避けたいときや文章をつなげたいときの“万能ワード”のように感じられます。

たとえば――

  • 「ちなみに、昨日の件だけど…」

  • 「ちなみに、それは来週まで有効です」

  • 「ちなみに、こんなデータもあります」

このように多くの場面で違和感なく使えるため、無意識のうちに“頼りがち”になります。

ただし、その便利さゆえに使いすぎると、聞き手や読み手に「またか」と思わせてしまうリスクもあるため注意が必要です。

ビジネスや文章で見聞きする機会が多い影響

ビジネス文書や説明資料、プレゼン、メールなどで「ちなみに」は頻繁に登場します。
このようなシーンでは、話に厚みを出したり、別視点を提示したりするのに適しているため、多用されがちです。

また、ネット記事やSNS投稿でも「ちなみに〜」という導入がよく見られるため、「使っていい表現」として定着しやすい傾向があります。

こうした“よく見る表現”を真似るうちに、自分でも気づかないうちに多用する癖がついてしまうのです。

✅ ワンポイントまとめ

「ちなみに」は悪い言葉ではないが、“便利すぎる”からこそ多用のリスクも高い。
補足・つなぎ・模倣――この3つが、使いすぎの主な原因です。

 

「ちなみに」の使いすぎがもたらす印象とは?

「ちなみに」の使いすぎがもたらす印象とは?

「ちなみに」は一見、控えめで親切な印象を与える言葉ですが、使いどころを間違えると逆効果になることも。ここでは、頻繁に使いすぎた場合にどう見られてしまうか、具体的に見ていきましょう。

会話が単調・くどく感じられる

「ちなみに」は語調が柔らかく、テンポよく話をつなげるのに便利ですが、何度も繰り返すと会話に変化がなくなり、単調な印象を与えます。

たとえば、

「ちなみに、それは昨日で終わったんですよ。ちなみに、〇〇さんも知ってて。ちなみに、次の予定は…」

というように、続けて何度も使われると、聞き手は“聞かされている感”が強くなり、集中力が切れやすくなります。

話に抑揚がなくなると、「結局なにが大事だったの?」と感じられてしまうこともあるため注意が必要です。

知ったかぶり・マウントに聞こえる場合も

「ちなみに」は追加情報を提供する性質があるため、使い方によっては“上から目線”に見えてしまうこともあります。

たとえば、

「ちなみに、それって本当は〇〇らしいですよ」
「ちなみに、△△の方が効率いいですけどね」

といった表現は、相手にとっては“訂正された”ように感じられたり、「知識をひけらかされた」と受け取られることがあります。

本人にその気がなくても、「また知ってるアピールしてるな」と思われてしまうのは避けたいところです。

本題が見えにくくなることも

「ちなみに」が何度も登場すると、話の軸がぶれてしまい、聞き手や読み手が“どれが本題なのか”を見失いがちです。

特に、1つの話題を展開している最中に、

  • 「ちなみに、それに関連して…」

  • 「ちなみに、こんな事例もあって…」

  • 「ちなみに、別の視点から見ると…」

と次々に脱線すると、情報量が増える反面、要点がぼやけてしまいます。

結果的に、「結局なにが言いたかったの?」とモヤモヤを残す会話になってしまうリスクも。

✅ ワンポイントまとめ

「ちなみに」の使いすぎは、丁寧なつもりが逆効果になりかねません。
単調・マウント・話の迷子…この3つが、相手の印象に悪影響を与える主な要因です。

 

自然な会話にするためのコツ

自然な会話にするためのコツ

「ちなみに」は便利な言葉ですが、頻繁に使いすぎると不自然に感じられることも。
ここでは、より自然でスマートな会話に近づけるための具体的な工夫をご紹介します。

他の表現に置き換える

「ちなみに」の役割を果たす言葉は、実はたくさんあります。
毎回「ちなみに」と言わなくても、適切な表現に置き換えることで、会話にバリエーションが生まれ、聞き手にも優しい印象を与えられます。

▶ 置き換え例:

目的 言い換え例
補足したい 「実は」「ちなみに言うと」「ちょっと補足すると」
話題を転換したい 「ところで」「そういえば」「話は変わるけど」
情報を追加したい 「それに」「加えて」「他にも」
相手に注意を引きたい 「意外かもしれませんが」「余談ですが」

同じ意味を持つ言葉をうまく使い分けることで、会話がより豊かで自然になります。

一文の構成を見直す(つなぎ言葉を省略)

「ちなみに」が必要だと感じるのは、多くの場合、文章や話がつながっていないときです。
逆に言えば、文と文が自然につながっていれば、わざわざ「ちなみに」と言う必要はありません。

▶ 例文比較:

  • NG:
     「新商品は来週発売です。ちなみに、オンライン予約はすでに開始しています。」

  • OK:
     「新商品は来週発売予定で、すでにオンライン予約も始まっています。」

一文の構造を見直すだけで、接続詞に頼らずスムーズな文が作れます。

文と文のつながりを意識して整理する

話す前に、伝えたい内容を頭の中でざっくり整理することも大切です。
「これを言ったら次はこれ」という流れが見えていれば、不必要に「ちなみに」で話を繋ぐ必要はなくなります。

▶ 整理のコツ:

  • 伝えたい話題を「主・従」に分ける

  • 補足的な情報は“後回し”にしてもOK

  • 本題 → 理由 → 事例 → 補足、という順序を意識する

話に構造ができると、「ちなみに」を多用せずとも、伝わる会話がしやすくなります。

会話では相手の反応を見て展開を変える

会話はキャッチボールです。相手の興味や表情、反応を見ながら話を展開すれば、「ちなみに」で無理に話を続けようとする必要がなくなります。

▶ 実践のヒント:

  • 相手がうなずいたり反応したときだけ、補足する

  • 興味がなさそうなら無理に話を続けない

  • 「それ、もっと詳しく聞きたい!」と言われたら、補足するチャンス!

自分本位に話すのではなく、相手のペースに合わせることで、自然なやりとりが生まれ、「ちなみに」も効果的なタイミングで使えるようになります。

✅ ワンポイントまとめ

「ちなみに」を減らすには、“他の言い回し”+“話の整理”+“相手への配慮”がポイント。
意識するだけで、ぐっと自然で伝わる話し方になります。

 

「ちなみに」の上手な使い方とは?

「ちなみに」の上手な使い方とは?

「ちなみに」は悪い言葉ではありません。
むしろ、適切な場面で使えば、話に深みや余裕をもたせる“知的な補足表現”になります。
ここでは、「多用を避けながら効果的に使うコツ」を具体的にご紹介します。

タイミングと文脈を意識する

「ちなみに」が活きるかどうかは、その前の文とのつながり次第です。
唐突に挟むと違和感を生みますが、前文の流れを受けて“補足として自然につながる”ときには、非常にスムーズに使えます。

▶ 良い例:

「明日のイベントは午後から開始です。ちなみに、雨天でも開催予定です。」

ここでは「ちなみに」が自然な追加情報の導入になっており、聞き手もすんなり受け入れられます。

▶ NG例:

「ちなみに、犬って可愛いですよね。」

このように文脈と無関係な話題への切り替えに使うと、「唐突」「脱線感」が強くなってしまいます。

要点が終わった後の“補足”に限定する

「ちなみに」は“本題のあと”にそっと添える補足や参考情報にこそ力を発揮します。
話の途中で何度も挟むよりも、話が一区切りついたタイミングで一度だけ使うことで、聞き手の負担を減らしつつ情報をプラスできます。

▶ コツ:

  • まず「主題(本題)」を伝え切る

  • 次に、相手が理解したことを確認する

  • 最後に「ちなみに」で補足や豆知識を加える

この順序を守れば、「ちなみに」が効果的なエッセンスになります。

あえて「ちなみに」で緩急をつけるテクニックも

実は、「ちなみに」は会話や文章に“リズムの変化”をもたらすテクニックとしても使えます。
同じテンポで話し続けると平坦に聞こえてしまう場面で、あえて「ちなみに」を挟むことで話の雰囲気に変化をつけられるのです。

▶ こんな使い方もアリ:

「今日の会議は全体的に順調でした。ちなみに、社長は終始ご機嫌でしたよ。」

このように少しユーモアを交えて補足することで、場の空気を和らげたり、情報に“遊び”を加える効果があります。

特に文章やプレゼンでは、「重さと軽さのメリハリ」が読者や聴き手の集中を保つうえで重要です。

✅ ワンポイントまとめ

「ちなみに」は“補足の調味料”。本題が整ってから、少しだけ加えるのがちょうどいい。
タイミング・文脈・緩急を意識すれば、「知的なつなぎ言葉」として活用できます。

 

日常で実践できる!「ちなみに」対策トレーニング

日常で実践できる!「ちなみに」対策トレーニング

「ちなみに」の使いすぎを意識しすぎると、逆に話しづらくなってしまうことも。
そこで大切なのは、日常の中で自然にクセを修正できる“ゆるやかなトレーニング”です。
以下の方法を取り入れて、楽しく改善を続けてみましょう。

会話の録音・振り返り

自分の話し方のクセは、自分ではなかなか気づきにくいものです。
そんなときに効果的なのが「会話の録音&振り返り」。スマホ1つでできる、シンプルかつ効果的な方法です。

▶ 実践の手順:

  1. 雑談・打ち合わせ・電話など、自分が話している場面を録音(許可が必要な場では配慮を)

  2. 後から再生し、「ちなみに」が何回出てきたかをチェック

  3. 「本当に必要だったか?」を自分で評価してみる

使いすぎていると気づくだけでも、次回から自然と減っていきます。
慣れてきたら、他のつなぎ言葉(「ていうか」「なんか」など)にも応用可能です。

日記やメモでつなぎ言葉を意識して書いてみる

文章を書くときも、「ちなみに」を使いすぎるクセが出やすい人は要注意。
そこで、日記やちょっとしたメモの中で「つなぎ言葉を意識して書く」ことが、実は良いトレーニングになります。

▶ 書き方のポイント:

  • 1日3~5行程度の簡単な文章でOK

  • あえて「ちなみに」を使わずに書いてみる

  • 「それに」「一方で」「そういえば」など、他の言葉を試してみる

例え短いメモでも、「自然な流れで書く力」が徐々についてきます。
書きながら“つなぎ言葉を選ぶ癖”がつくと、会話にも応用しやすくなります。

文章や話し方のプロに学ぶ(例:インタビュー動画)

プロの話し方や文章の構成には、つなぎ言葉の使い方に無駄がありません。
YouTubeや書籍などで、“自然に聞きやすい話し方”を観察することも大きな学びになります。

▶ 参考におすすめの素材:

  • インタビュアー(プロの聞き手)の番組
     例:プロフェッショナル仕事の流儀/NHK「SWITCHインタビュー」など

  • 人気YouTuberのトーク動画(台本が整理されているもの)

  • 作家やライターのエッセイ・コラム

  • TEDトークなどのスピーチ動画(話の構造が明快)

「ちなみに」をどう使っているか・使っていないかに注目して視聴/読書することで、自分の言葉づかいにも変化が出てきます。

✅ ワンポイントまとめ

日常に取り入れられる“ちょっとした工夫”こそ、自然な言葉づかいを育てるカギ。
自分の話を見直し、プロに学び、繰り返す——その積み重ねが、話し方の印象を大きく変えてくれます。

 

まとめ:脱・「ちなみに」依存で、伝わる&自然な会話を

まとめ:脱・「ちなみに」依存で、伝わる&自然な会話を

「ちなみに」は便利な言葉ですが、つい頼りすぎてしまうと、
・会話が単調になる
・知ったかぶりに見える
・本題がぼやける
など、伝えたいことが正しく届かなくなる恐れもあります。

大切なのは、「ちなみに」を封印するのではなく、**“適切な場面で選んで使う”**という意識です。
言い換え表現や文章構成の見直し、相手との対話を意識することで、自然で伝わる話し方に変えていけます。

💡今日からできるポイントまとめ

  • ✔ 「ちなみに」は“補足”に限定して使う

  • ✔ 言い換え表現を覚えて使い分ける

  • ✔ 一文のつながりや会話の流れを意識する

  • ✔ 自分の話し方を客観的に見直す習慣をつける

伝わる会話とは、“相手が聞き取りやすく、頭に入ってきやすい”会話です。
つなぎ言葉を見直すだけでも、印象や伝達力がぐっと向上します。

脱・「ちなみに」依存を目指して、一歩ずつ自分らしい話し方を育てていきましょう。

 

 

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言葉の力と健康の大切さを伝えることを使命に、10年以上にわたり記事執筆や講演活動を行っています。健康情報サイトや医療系メディアでの執筆経験が豊富で、専門家監修のもと正確で信頼性の高い情報を発信しています。心理学・健康科学の知識と、カウンセリング・健康支援活動の経験を活かし、「わかりやすく実践できる情報」をモットーに執筆しています。

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