寝てるのに寝不足感…原因はコレかも?ぐっすり感を取り戻す5つの改善法
「ちゃんと寝たはずなのに、なんだかスッキリしない…」
そんな“寝てるのに寝不足感”に悩んでいませんか?
睡眠時間は足りているのに、朝の目覚めが重く、疲れが抜けない――その原因は、眠りの“質”にあるかもしれません。
本記事では、寝ても寝ても疲れが取れない理由や、ぐっすり感を取り戻すための具体的な改善法をご紹介します。
がんばる毎日を心地よく過ごすために、まずは「自分の眠り」とやさしく向き合ってみませんか?
「寝てるのに寝不足感が取れない…」その違和感、見逃さないで
睡眠時間は足りてるのにスッキリしない理由
「毎日7時間は寝ているのに、朝起きるとだるい」「たっぷり寝たはずなのに、なんだか疲れが抜けない」――そんな“寝てるのに寝不足感”は、実は多くの人が感じている悩みです。
この状態の原因は、“睡眠の質”の低下にあることがほとんど。たとえ長時間眠っていても、眠りが浅かったり、途中で何度も目が覚めていたりすると、脳も体もしっかり休めていないのです。
また、ストレスや不安があると、寝ている間も脳が“緊張状態”のままになりがち。体は横になっていても、心が休めていない――そんなアンバランスな状態が、翌朝の重だるさにつながります。
まずは、「○時間寝ている=十分眠れている」と思い込まずに、睡眠の“質”にも目を向けることが大切です。
体が重い・だるい…“睡眠の質”が落ちているサインかも
こんな症状、思い当たりませんか?
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朝起きると、首や肩がガチガチにこっている
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昼間、やけにあくびが出る・集中力が続かない
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寝つきはいいけど、夜中に何度も目が覚める
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寝ても「夢をずっと見ていた気がする」
これらは、睡眠の質が低下しているサインかもしれません。
とくに30代〜40代は、仕事・家事・人間関係など多方面からストレスがかかりやすい時期。その影響が睡眠に表れやすく、「ちゃんと寝てるのにしんどい…」と感じやすくなります。
もし最近、「寝ても疲れが取れない」日が続いているなら、生活習慣や眠る環境を一度見直してみるサインかもしれません。
無理に頑張りすぎず、「なんとなく変だな」と思ったら、それはあなたの心と体からのやさしい警告。自分を労わるタイミングとして、ぜひ少し立ち止まってみてください。
寝てるのに寝不足に感じる主な原因5つ
「ちゃんと寝たのにスッキリしない…」そんな悩みの裏には、“眠りの質”を下げる原因が隠れていることがあります。ここでは、見落としがちな5つのポイントをチェックしてみましょう。
① 浅い眠りが続いている(中途覚醒やレム睡眠の問題)
眠りは、深いノンレム睡眠と浅いレム睡眠を交互に繰り返すことで、心と体を回復させています。ところが、寝ている間に何度も目が覚めていたり、夢ばかり見ていたりする場合は、深い眠りにうまく入れていない可能性があります。
とくに「朝起きても体が重い」「ぐっすり感がない」という方は、中途覚醒や眠りの浅さに注意が必要です。
② ストレスや不安で脳が休めていない
ストレスや不安が溜まっていると、寝ていても脳が“警戒モード”から抜けきれない状態になります。頭の中で考えごとがグルグルしていたり、夢をたくさん見たりするのもそのサイン。
「気持ちが落ち着かなくて寝つきが悪い」「寝てもすぐ目が覚める」という方は、“メンタル疲れ”のケアがまず必要かもしれません。
③ スマホ・ブルーライトの影響で体内時計が乱れている
寝る直前までスマホを見ていませんか?
スマホやPCの画面から出るブルーライトは、脳に「今は昼間」と誤認させてしまうため、眠気を遠ざける原因に。寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりします。
また、体内時計が乱れることで、ホルモンの分泌にも影響が出て、結果として疲れが取れにくくなるのです。
④ 寝具・室温・音など“眠りの環境”が合っていない
意外と見落としがちなのが、寝室の環境。たとえば、
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枕が合っておらず、首や肩がこっている
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室温が暑すぎる・寒すぎる
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外の音や明かりが気になっている
こうした小さな違和感が積み重なると、無意識に眠りを妨げていることがあります。体を預ける環境が整っていないと、いくら寝ても「熟睡できた感じ」が得られません。
⑤ 隠れた不調(自律神経の乱れやホルモンバランス)
生活リズムの乱れや年齢的な変化で、自律神経やホルモンバランスが崩れると、睡眠にも大きな影響が出ます。たとえば:
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交感神経が優位になりすぎてリラックスできない
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更年期の影響で眠りが浅くなる
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疲れているのに眠れない・朝早く目が覚める
こうした「見えにくい不調」は、無理にがんばっている人ほど気づきにくいもの。心身の声にそっと耳を傾けることが、回復への第一歩になります。
ぐっすり眠るために今日からできる改善法
寝ているはずなのに疲れが取れない…
そんな日々から抜け出すには、「眠るための準備」を整えることが大切です。ここでは、今夜からできる5つの改善ポイントをご紹介します。
寝る前1時間は“脳を休ませる時間”に
スマホを触りながらベッドに入っていませんか?
夜の時間は、脳と心をクールダウンさせる大切なタイミング。就寝前の1時間はできるだけ**“情報を入れない・刺激を減らす”時間**にしましょう。
たとえば…
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照明を少し暗めにして、やさしい音楽を流す
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スマホやPCは思い切ってオフ
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好きな本をゆっくり読む
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ホットドリンクを飲みながら一息つく
こうした“脳をお休みモードに切り替えるルーティン”が、自然な眠りをサポートしてくれます。
寝室環境を整える(光・温度・音・香りの工夫)
睡眠の質を上げるには、「眠る環境」も重要です。以下のようなポイントを見直してみましょう。
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光:暗すぎず、やわらかな間接照明が◎
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温度:夏は26℃前後、冬は18〜20℃が快適とされています
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音:気になる場合は耳栓やヒーリング音楽を活用
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香り:ラベンダーやヒノキなど、リラックスできる香りをプラス
毎晩“心地いい”と感じられる空間をつくることで、体も自然と「眠る準備」ができるようになります。
朝の光を浴びるだけでも体内時計は整う
良質な睡眠のために、実は**“朝の過ごし方”が鍵**になります。特に大切なのが、朝起きてすぐに太陽の光を浴びること。
朝の光を目から取り入れることで、体内時計がリセットされ、夜にしっかり眠くなる「メラトニン」の分泌が整います。
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カーテンを開けて自然光を浴びる
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数分でもベランダに出て深呼吸する
それだけでも、睡眠リズムは大きく変わってきます。
ストレスリリースの習慣を取り入れてみる(呼吸・ストレッチ)
ストレスがたまっていると、心も体も「緊張状態」のまま眠りにくくなります。そんなときは、副交感神経を働かせる習慣を意識して取り入れましょう。
おすすめは:
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ゆったりとした腹式呼吸(5秒吸って、5秒吐く)
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首や肩まわりのやさしいストレッチ
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温かいお風呂でリラックス(就寝の1〜2時間前が理想)
眠る直前に“リラックススイッチ”を入れることで、自然と深い眠りへと導かれます。
「眠れなきゃだめ」と思わない、睡眠への焦りを手放す
「早く寝なきゃ」「眠れないと明日に響く…」――そう思うほど、眠りから遠ざかってしまうこともあります。
実は、「眠れない自分」にダメ出しすること自体が、眠りを浅くしてしまう原因になることも。
そんなときは、あえて「横になってるだけでも、体は休まってる」と思うこと。呼吸を整えたり、目を閉じているだけでも、脳はリラックスに向かってくれます。
眠りに“完璧”を求めすぎず、「眠れたらラッキー」くらいの気持ちでいることが、ぐっすり感を取り戻すコツです。
まとめ|“寝てるのに寝不足”から脱け出す第一歩は「気づくこと」
無理に我慢せず、まずは自分の眠りと向き合ってみよう
「寝てるのに疲れが取れない」「毎朝スッキリ起きられない」――
そんな小さな不調に気づいたあなたは、もうすでに第一歩を踏み出しています。
睡眠は、ただ「長く寝ればいい」ものではありません。
忙しい日々の中で、自分の体と心の声に耳を傾けることが、“本当の休息”を取り戻すきっかけになります。
不調を無理に我慢したり、気のせいにせずに、
「もしかして眠りの質が落ちているのかも」と気づいてあげること。
それだけで、体はゆっくりと回復の方向に向かいはじめます。
小さな見直しでも、眠りの質はグッと変わる
睡眠を改善しようとすると、「何か特別なことをしなきゃ」と思いがちですが、
実は、小さな習慣の見直しこそが一番の近道です。
たとえば――
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寝る前のスマホ時間を少し短くしてみる
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朝、カーテンを開けて日光を浴びる
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寝室の照明や温度を少しだけ工夫する
こうしたシンプルな行動でも、積み重ねれば睡眠の質は確実に変わってきます。
「頑張る」のではなく、「やさしく整える」ことが、深く安らげる眠りへのヒントです。
今日から、自分の眠りに少しだけ意識を向けてあげてください。
あなたの毎朝が、少しずつ軽やかになりますように。


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