SNSを見て疲れる…やめたい人必見!心が軽くなるデジタルデトックス法7選
「なんとなくSNSを見た後に、どっと疲れる」「やめたいのに、つい開いてしまう」——そんなモヤモヤを感じていませんか?
情報の波にさらされ、気づけば心も体もすり減っている。SNS疲れは、現代人なら誰でも陥る可能性のある“見えないストレス”です。
本記事では、SNSを見て疲れる理由から、放置すると起こる心身への影響、そして今日から実践できるデジタルデトックス法まで詳しく解説します。
「やめたいけど、やめられない」そんなあなたが、無理なくSNSと距離を取り、自分らしい時間を取り戻すためのヒントをお届けします。
SNSで「なんか疲れる…」と感じる理由とは?
情報の多さが脳に負担をかけている
SNSには、毎日大量の情報が流れ込んできます。ニュース、日常の投稿、自己啓発、宣伝、トレンド…。スクロールするだけで脳は膨大な情報を処理し続け、知らず知らずのうちに“情報疲れ”が起きてしまいます。
▶ 対策:意識的に「情報の断捨離」をしよう
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見るアカウントを厳選する:自分にとって有益で心地よい情報を発信する人だけを残す
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SNSを見る時間帯を決める:朝と夜だけ、30分だけなど、情報の流入をコントロール
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スクリーンタイムやアプリ制限を設定して、自然に距離を取る習慣を作る
「全部の情報を追わなくてOK」と割り切るだけでも、気持ちがだいぶ楽になります。
他人と比べて自己肯定感が下がる
SNSでは、他人の「キラキラした瞬間」ばかりが目に入ります。旅行、仕事の成功、理想のライフスタイル…。それを見て「自分は何もできてない」と落ち込むこと、ありませんか?
▶ 対策:比較するのは“過去の自分”だけにしよう
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SNSは「ハイライト」だけを切り取った世界。舞台裏は誰も見せていないと意識する
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自分が「満たされない」と感じるアカウントは思い切ってミュート or フォロー解除
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代わりに、自分に似た価値観を持つ人・励まされる投稿をしている人をフォローする
他人の人生ではなく、自分のペースを取り戻すことが、SNS疲れを防ぐ第一歩です。
「いいね」に依存してしまう心理
SNSの「いいね」やコメントは、一時的に承認欲求を満たしてくれますが、それが目的になると、数字に振り回されて心が疲れてしまいます。「反応が少ない=価値がない」と感じてしまうことも。
▶ 対策:「誰かの評価」より「自分の満足」を大切に
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投稿前に「これは自分が本当に残したい内容?」と一度問いかけてみる
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「いいね数を表示しない」機能を活用してみる(InstagramやXに設定あり)
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SNSの外に“評価されない楽しさ”を見つけてみる(手書き日記や趣味など)
SNSは“自分を証明する場所”ではなく、“表現を楽しむ場所”と考え方を変えるだけで、気持ちが軽くなります。
SNS疲れを放置するとどうなる?心と体への影響
集中力や睡眠の質が低下する
SNSは“ながら見”の代表格。通知が鳴るたびにスマホを見てしまい、集中が途切れたり、脳が常に興奮状態になって眠りが浅くなったりすることがあります。寝る直前までスマホを見てしまうと、ブルーライトの影響で睡眠の質も悪化しやすくなります。
▶ 対策:スマホを手放す「オフタイム」を作ろう
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寝る1時間前はスマホを触らないルールを自分に課す
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通知をすべてオフにするか、就寝モード・集中モードを活用する
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寝室にスマホを持ち込まず、紙の本や音楽でリラックスする習慣をつける
スマホから離れる時間を意識的に持つだけで、頭がクリアになり、睡眠の質も向上します。
孤独感や不安感が増すことも
SNSはつながりの場である反面、「自分だけ取り残されている」と感じやすい場所でもあります。他人の楽しそうな投稿を見て、自分の孤独が際立つように感じてしまうことも。また、否定的なコメントや炎上に触れることで、漠然とした不安が蓄積されていくこともあります。
▶ 対策:リアルなつながりと“自分軸”を大切に
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SNSではなく、家族や友人との会話・対面のつながりを増やす
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感情がざわついたときは、「SNSを見る代わりに紙に感情を書き出す」ことで整理する
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“今ここ”の自分に目を向けるマインドフルネスや深呼吸も効果的
SNSに左右されるのではなく、自分のペースで心を整える時間が必要です。
SNS依存症のリスク
SNSをやめようと思ってもやめられない、見ていないと落ち着かない――それはSNS依存のサインかもしれません。スマホが手元にないだけで不安になったり、常に誰かの反応を気にしたりすると、心の健康が損なわれていきます。
▶ 対策:依存度を「見える化」して意識的に減らす
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スマホの使用時間を毎日チェックして記録する
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SNSを見たくなったら、「今の気持ちはなに?」と一度立ち止まって自己観察する
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**SNS断ちデー(週1回など)**をつくって、オフラインの時間を意図的に増やす
「見ないと不安」ではなく、「見なくても大丈夫」と思えるようになることが、SNSとの健全な距離感です。
やめたい人におすすめ!デジタルデトックス法7選
① SNSアプリを一時的に削除してみる
見ないようにしようと思っても、ついアイコンをタップしてしまうのがSNS。いっそのことアプリ自体を削除するのは、とても効果的な一手です。
▶ 実践のヒント
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「〇日だけ削除」と期間を決めるとハードルが下がる
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どうしても必要な連絡先は、別の手段(LINEやメールなど)で確保しておく
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不安な人は、ホーム画面からアイコンを隠すだけでもOK
“ない状態”を一度体験すると、「SNSなしでも大丈夫だった」という感覚が得られます。
② 通知をオフにして“強制的に距離を置く”
SNS通知は、小さなストレスの原因。バイブ音やポップアップが気になって、つい見てしまいますよね。通知をすべてオフにするだけで、頭と心に余白が生まれます。
▶ 実践のヒント
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通知設定で「バッジ」「サウンド」「バナー」をすべてOFFに
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重要な人だけに通知を限定する設定(iPhoneの「集中モード」など)も活用
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通知がないと、スマホを手に取る回数そのものが自然に減ります
③ スクリーンタイムを設定する
アプリの使用時間に上限を設けると、「見過ぎ」を物理的に防げます。“自分ルール”ではなく、“スマホの設定”に任せることで、意思に頼らず制限可能です。
▶ 実践のヒント
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iPhoneやAndroidにある「スクリーンタイム」「デジタルウェルビーイング」を活用
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SNSアプリに1日30分など、具体的な制限を設定する
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パスコードを家族や友人に設定してもらえば、さらに効果的
④ 見る時間・回数を決めておく
「いつでも、何度でも見られる」状態こそがSNS疲れの原因。時間や回数にリミットを設けることで、コントロール感が戻ります。
▶ 実践のヒント
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「朝だけ」「昼休みの10分だけ」など時間帯を固定
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「1日3回まで」など回数で管理してみる
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ストップウォッチやタイマーで時間を意識するクセをつける
ルールを設けることで、「つい開いてしまった」を防げます。
⑤ オフラインで過ごす時間を習慣にする
スマホのない時間を意識的に作ると、デジタルに頼らない感覚が自然に戻ってきます。はじめは短時間でもOK。
▶ 実践のヒント
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散歩・カフェで読書・手帳時間など、スマホなしで楽しめる時間を1日15分から
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スマホは別の部屋に置く or タイムロッキングボックスを使うのも効果的
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日曜だけSNSを使わない「デジタル安息日」を設けてみるのもおすすめ
⑥ 「手が空いたらSNS」を別の行動に置き換える
なんとなく暇だからSNS、というクセは根深いもの。その“スキマ時間”を、別の行動に置き換えることで習慣がリセットされます。
▶ 実践のヒント
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メモ帳に「SNSの代わりにやることリスト」を書いておく(読書、ストレッチ、深呼吸など)
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ポケットにスマホではなくハンドスピナーや小さな本を入れておく
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エレベーターの待ち時間や電車の中など、特定の“ルーティン切替ポイント”を決めてみる
⑦ SNS以外のつながり(リアル・趣味)を大切にする
SNSをやめること=孤独になること、ではありません。リアルな会話や趣味の時間のほうが、心の栄養になります。
▶ 実践のヒント
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友人とのカフェタイムや電話、家族との会話を大切に
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趣味や習い事、ボランティア活動など、リアルな場に積極的に参加
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SNSでしかつながっていない人との関係も、一度“会う・話す”に変えてみると新しい発見があります
この7つの方法はすべて、“一気に”やる必要はありません。自分に合いそうなものから1つずつ試すことで、無理なくSNSとの距離を見直すことができます。
デジタルデトックスを続けるためのコツ
目的を明確にする(なぜSNSを控えるのか)
SNS断ちをなんとなく始めても、しばらくすると「ちょっとぐらいなら…」と元に戻ってしまいがち。自分にとっての“やる理由”をはっきりさせることが、継続の原動力になります。
▶ 実践のヒント
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「睡眠の質を上げたい」「もっと自分の時間を取り戻したい」など、目的を1つ書き出す
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デジタルデトックス前と後で、「どう気持ちが変わったか」をメモしておく
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スマホの待受に「SNSをやめて得たい未来」を一言で表示しても◎
目的が明確になると、迷ったときに戻る“軸”ができます。
無理のない範囲で少しずつ減らす
いきなり「今日から一切SNS禁止!」と決めても、反動で一気に見てしまうことも。小さなステップで、少しずつ減らす方が現実的で効果的です。
▶ 実践のヒント
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「まずは1日15分だけSNSを減らす」など、“できそうな目標”から始める
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週に1日だけ「SNSを見ない日」を設定し、徐々に回数を増やす
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完璧を求めすぎず、「今日は見すぎちゃったな」と思ったら翌日リセットでOK
続けることが大切なので、“完璧”より“柔軟さ”を大事にしましょう。
代わりになる「楽しみ」を見つける
SNSの代わりになる「ワクワクする時間」がないと、空いた時間を持て余して、結局SNSに戻ってしまいます。夢中になれること・リラックスできることを見つけておくことがカギです。
▶ 実践のヒント
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映画鑑賞、散歩、カフェ巡り、読書、手帳タイムなど、“自分が心地いい”と感じることを探す
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やりたかったけど後回しにしていたこと(資格勉強、趣味、部屋の模様替え)に着手してみる
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SNS断ちの時間に日記をつけると、「自分と向き合う時間」も楽しみに変わる
“楽しみ”があると、SNSに頼らずとも心が満たされていきます。
どうしてもSNSをやめられない人へ|付き合い方の見直し方
見るアカウントを整理する
SNSは“誰をフォローしているか”で、受け取る情報の質が大きく変わります。疲れの原因になっているのは、情報そのものではなく、自分に合わないアカウントかもしれません。
▶ 実践のヒント
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自分にとって「見て心地いい」「元気になれる」アカウントだけを残す
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目的別にアカウントを整理(例:学び・趣味・癒し など)して、情報の方向性を絞る
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一覧画面で「見て疲れるか/落ち着くか」で判断すると直感的に整理しやすい
フォローの質を見直すことで、SNS自体が“疲れる場所”から“心地よい場所”に変わっていきます。
疲れる投稿はミュートorフォロー解除
誰かの投稿が「なんかモヤモヤする…」と感じるとき、それを我慢して見続ける必要はありません。SNSは“全員に気を遣う場所”ではなく、“自分を守る場所”に変えてOKです。
▶ 実践のヒント
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ネガティブな気分になる投稿、比較してしまう投稿はミュートやフォロー解除をためらわない
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ミュートなら、相手に知られずタイムラインから外せるので心理的ハードルも低め
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投稿が多すぎて疲れる人は「通知OFF」だけでも負担が減ります
“見ない自由”は、あなたの心を守るための大切な選択肢です。
見る時間帯をポジティブな時間に限定する
SNSを見るタイミングによっても、心への影響は大きく変わります。特に寝る前・起きてすぐなどの“無防備な時間”は避けるのがベストです。
▶ 実践のヒント
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SNSは「お昼休みだけ」「朝の家事が終わってから15分だけ」など、1日の中で気分が安定している時間に見る
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朝起きてすぐは、SNSではなく「コーヒー・朝日・深呼吸」など、心が整う時間に
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見終わった後に「疲れてない?」「気分はどう?」とセルフチェックする習慣もおすすめ
時間帯を選ぶだけでも、SNSとの付き合い方はずいぶんと優しいものに変わります。
SNSは、完全にやめなくても「見直す」ことで、心がラクになるものです。無理せず、自分にとってちょうどいい距離感を見つけていきましょう。
まとめ|SNS疲れは「自分を守るサイン」。無理なく距離を取ろう
「なんか疲れる…」と感じるのは、心や脳が静かに出しているSOSのサイン。それは怠けているわけでも、意志が弱いわけでもなく、あなたが“ちゃんと感じ取れている”という証です。
SNSは便利で楽しい反面、情報量や人との比較によって、気づかないうちに心をすり減らしてしまうこともあります。だからこそ、自分のペースで距離をとることが、心の余裕や本来の自分らしさを取り戻す第一歩になります。
デジタルデトックスは、すべてを断つ必要はありません。
「アプリを消してみる」「通知を切る」「投稿をミュートする」など、できることから少しずつで大丈夫です。
そして何より大切なのは、SNSの代わりに、自分が心地よく過ごせる“リアルの時間”を大切にすること。五感を使って何かを感じる時間や、人との直接的なふれあいが、自然と心を満たしてくれます。
あなたがSNSとの“ちょうどいい距離感”を見つけ、心の中に静けさやゆとりを取り戻せますように。焦らず、自分を大切にしながら進んでいきましょう。


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