おみくじの順番一覧|大吉の次は?末吉・凶の意味と順位をやさしく解説!
初詣や参拝でつい気になる「おみくじの運勢」。
「大吉の次って何?」「末吉や凶って実際どんな意味?」と迷った経験はありませんか?
おみくじは、単なる“運試し”ではなく、今の自分に必要なメッセージを受け取るためのもの。
この記事では、おみくじの一般的な順番や各運勢の意味、そして凶が出たときの前向きな受け止め方まで、わかりやすく解説します。
運勢の読み解き方を知ることで、きっと神社参拝がもっと楽しくなりますよ。
おみくじの順番ってどうなってる?|大吉〜凶までの一般的な並び
初詣や神社参拝で引く「おみくじ」。
なんとなく「大吉が一番良くて、凶は悪い」というイメージはありますが、実際にどんな順番で並んでいるのかは知らない方も多いのではないでしょうか?
この章では、おみくじに登場する運勢の種類や、順番のバリエーションをわかりやすく解説します。
おみくじの種類は何種類ある?
おみくじに登場する運勢の種類は、実は神社やお寺によって異なりますが、主に次のようなものがあります:
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大吉(だいきち)
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吉(きち)
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中吉(ちゅうきち)
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小吉(しょうきち)
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末吉(すえきち)
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凶(きょう)
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大凶(だいきょう)
このほかに「半吉」「末小吉」「小凶」など、さらに細かい表現を用いる神社もあり、多いところでは12〜13種類の等級が使われている場合もあります。
基本的に「吉」の種類に段階をつけて細分化されているため、種類の多い神社ほど“微妙なニュアンス”を伝えようとしているといえるでしょう。
神社やお寺によって「順番」が違うって本当?
はい、本当です。
おみくじの順位は全国統一ではなく、各神社仏閣の方針によって異なるため、「吉」と「中吉」のどちらが上か、「末吉」がどの位置に入るかなどは、必ずしも共通していません。
例えば、
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A神社では「大吉 → 中吉 → 小吉 → 吉 → 末吉 → 凶」
-
B神社では「大吉 → 吉 → 中吉 → 小吉 → 末吉 → 凶 → 大凶」
のように、同じ「吉」でも順位が入れ替わっている場合があります。
そのため、おみくじの結果に一喜一憂するよりも、「内容(メッセージ)」をしっかり読み解くことが本来の目的とされています。
一般的な順位の例|13段階や7段階のパターンとは?
とはいえ、よく使われる“典型的な順番”もあります。以下は代表的な2つのパターンです。
▶ 13段階パターン(細かく運勢を分けるタイプ)
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大吉
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吉
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中吉
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小吉
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半吉
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末吉
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末小吉
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平(運勢なし/中立)
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小凶
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半凶
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末凶
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凶
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大凶
これは細かい差を出すために、中間や末端の運勢をかなり細分化しているのが特徴です。
▶ 7段階パターン(シンプルなタイプ)
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大吉
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中吉
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小吉
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吉
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末吉
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凶
-
大凶
多くの人が見慣れているのはこちらの方かもしれません。
神社によっては「中吉・小吉・末吉」しか使っていないところもあり、かなり簡略化されている場合もあります。
🔸補足:順位の“正解”はない
おみくじの順番は、どの神社がどういう基準で並べているかによって変わるため、「絶対的な正解」はありません。
ですので、順位に振り回されず、「今の自分に何を伝えようとしているのか?」に目を向けることが、おみくじの本来の楽しみ方といえるでしょう。
各おみくじの意味と特徴をやさしく解説
おみくじに書かれている運勢の言葉には、それぞれに深い意味があります。
単純に「良い・悪い」ではなく、今の自分に必要な“気づき”や“方向性”を示してくれるもの。
ここでは代表的な7種類の意味と特徴を、やさしく解説していきます。
大吉:最も運勢が良い!ただし油断は禁物
「大吉」はおみくじの中で最も良いとされる運勢。
全体的に運気が高く、恋愛・仕事・健康・金運など、あらゆる面でチャンスが巡ってくる可能性を示しています。
ただし注意したいのは、「良い運勢=何もしなくてもOK」ではないということ。
運気が高いときほど、慢心せず謙虚な姿勢が運を活かすカギです。
吉:安定した幸運。堅実に行けば◎
「吉」は大吉の次に良い運勢とされることが多く、安定した良い状態を意味します。
大きな波こそありませんが、着実な成果や穏やかな運気が期待できます。
堅実な行動を心がけ、焦らず進めば、じわじわと良い方向へと運が開けていくでしょう。
中吉:運はよいが、慎重さも大切
「中吉」は比較的良い運勢で、チャンスも多く巡ってくる傾向があります。
ただし、注意点として勢いに任せすぎると失敗することもあるとされ、運を活かすには冷静さが求められます。
自信を持ちつつも、謙虚な気持ちを忘れず、一歩一歩進む姿勢が大切です。
小吉:チャンスは小さいが確実
「小吉」は、小さな幸運がじわじわ訪れるという意味を持ちます。
大きな成功というよりも、日常の中にある“ささやかな喜び”や“コツコツと積み重ねる幸せ”に目を向けるとよいでしょう。
自分らしいペースで進めば、確実に前へ進んでいける運勢です。
末吉:あとで幸運がやってくる予兆
「末吉」は、今はまだ運が開けていないけれど、やがて好転していくという未来志向の意味を持ちます。
地道な努力や継続が、後々の成果につながる運勢とも言えます。
焦らず、コツコツ積み上げていくことで、将来的に良い結果を手にできる暗示です。
凶:一見悪くても“気づき”のチャンス
「凶」は、多くの人が“悪い”と感じる運勢ですが、実は「注意すべきこと」が書かれている貴重なメッセージでもあります。
物事がうまくいきにくい時期かもしれませんが、その分、慎重になれる・改善点に気づけるという利点もあります。
凶を引いたときは、「今のままで大丈夫?」というサインととらえ、行動を見直すきっかけにすると良いでしょう。
大凶:運気は低め。でも上昇の始まりとも
「大凶」はおみくじの中で最も運勢が低いとされる結果ですが、これは“底を打った”という意味でもあります。
ここから運気が上昇していくタイミングとも考えられ、むしろ希望をもって過ごすべき時期です。
また、大凶を引く人は少ないため、「逆に運が強い証拠」と受け止める人もいるほど。
どんな運勢であっても、気持ち次第で未来は変えられることを忘れずに。
「凶」や「末吉」が出たらどうする?|気にしすぎないためのヒント
おみくじで「凶」や「末吉」が出ると、ついがっかりしてしまうもの。
「この先、大丈夫かな…?」と不安になる人も少なくありません。
でも安心してください。
運勢の“結果”だけに一喜一憂するのではなく、そこに込められた意味を正しく理解すれば、むしろ前向きなヒントになることも多いのです。
ここでは、ネガティブな運勢が出たときの受け止め方と、おみくじの正しい扱い方についてご紹介します。
凶=悪いだけじゃない!神様のメッセージとは?
「凶」と聞くと、どうしても“最悪の結果”と思いがちですが、実は神様からの大切なメッセージとも言えます。
-
今のままだと危ないよ
-
慎重に進めば避けられることがあるよ
-
焦らず、見直してみよう
こうした“気づき”を与えてくれるのが、凶のおみくじ。
つまり、**失敗や不運を防ぐための「予防線」**ともいえるのです。
また、凶の後には上昇しかありません。
「今が底なら、あとは上がるだけ」と考えることで、気持ちも前向きになります。
おみくじは“今の自分への助言”と受け止めよう
おみくじは「未来を当てる占い」ではなく、“今”の自分に必要なアドバイスをくれるものです。
運勢だけでなく、その下に書かれている文章(願望・待人・仕事・健康など)に、
自分にとって大事なヒントが詰まっていることが多いです。
たとえば凶が出ても、
-
「焦らず、時を待てば開ける」
-
「誠実に努力せよ」
などの前向きな言葉が添えられていることも多く、行動次第で状況を変えていけるという希望が込められています。
「悪い結果」ではなく、「今を良くするためのヒント」として捉えると、おみくじの見方が変わってきますよ。
結ぶ?持ち帰る?正しいおみくじの扱い方
おみくじを引いたあと、「凶は結んだほうがいい?」「吉は持って帰っていいの?」と迷う人も多いですよね。
基本的に、おみくじの扱いに“絶対のルール”はありませんが、一般的なマナーとしては以下の通りです:
▶ 凶や不運系のおみくじ
境内の「おみくじ結び所」に結んで帰るのが主流。
結ぶことで「悪運を神社に預ける」という意味合いがあり、心が少しスッキリします。
▶ 吉・大吉などの良い運勢のおみくじ
持ち帰って、お守り代わりに財布や手帳に入れる人が多いです。
願いが叶うまで、目に見える場所に置いておくのもおすすめです。
どちらにせよ、大切なのは「結果より、その後どう行動するか」。
おみくじは、神様との対話のようなもの。感謝の気持ちを持って、丁寧に扱いましょう。
おみくじにまつわる素朴な疑問Q&A
おみくじを引くときに、ふと疑問に思うことってありませんか?
「また末吉?」「もう一回引いてもいいのかな?」など、誰もが一度は感じたことがあるはず。
ここでは、よくある3つの質問に対して、わかりやすくお答えします。
Q:毎回「末吉」ばかり出る…なぜ?
A:たまたま出る確率が高いだけ、という可能性が一番です。
神社によっては、運勢ごとの割合をあえて偏らせているところもあり、「大吉」より「末吉」や「小吉」が多く含まれている場合もあります。
そのため、何度引いても同じような結果が出るのは、統計的に不思議なことではありません。
また、スピリチュアル的には「今は慎重さが大事な時期」「焦らず進むべきタイミング」など、“今のあなたに必要なメッセージ”として同じ運勢が繰り返されることもあると言われます。
気にしすぎず、「末吉=未来の幸運への種まき期」と受け止めてみましょう。
Q:何回も引いてもいいの?
A:基本的には「1回だけ」がマナーですが、状況によってはOKです。
おみくじは、“その時の自分への助言”を受け取るためのものなので、通常は1回で十分。
何度も引くと、“良い結果が出るまで引く”という本来の意図とずれた行動になってしまう可能性も。
とはいえ、たとえば
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神社を変えて引いた
-
時期を変えてもう一度引いた
-
内容が腑に落ちなかったので改めて考えたい
など、真剣に受け止めた上での再挑戦なら、マナー違反とは言えません。
大切なのは、**「どんな結果でも素直に向き合う心構え」**です。
Q:「凶」を引いた年はどう過ごせばいい?
A:「慎重に、足元を固める年」ととらえてみてください。
凶が出ると落ち込んでしまいがちですが、凶とは「悪いことが確定して起こる」予言ではありません。
むしろ、「今のままだとつまずく恐れがあるから、注意してね」というありがたいアドバイスなのです。
凶が出た年こそ、
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健康や生活リズムを整える
-
人間関係での言動に気を配る
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無理な決断や投資は避ける
といった「慎重で丁寧な一年」を意識することが、運気を回復させる第一歩になります。
また、“凶を引く人は運が強い”という考え方もあり、
逆境を乗り越える力を与えられた年だとポジティブに受け止める人も多いです。
まとめ|おみくじの順番と意味を知れば、もっと神社参拝が楽しくなる
おみくじは、ただの“運試し”ではなく、今の自分と向き合う小さなきっかけ。
その順番や意味を知っていくことで、神社参拝の時間がぐっと深く、味わい深いものになります。
結果に一喜一憂するよりも、そこに込められたメッセージをどう活かすか。
それが、おみくじとの上手な付き合い方です。
どんな運勢でも“前向きなメッセージ”がある
「大吉」はもちろんうれしいですが、「末吉」や「凶」にも、ちゃんと前向きな意味が込められています。
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焦らずじっくり進もう
-
今は準備のときだよ
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気を引き締めるチャンスかも
どんな結果にも、“今の自分に必要な言葉”が必ずあると思って読むことで、おみくじの見え方が変わってきます。
大切なのは、“良い・悪い”ではなく、「何を受け取るか」。
おみくじは「運を読む」より「心を整える」もの
おみくじは未来を決めるものではありません。
むしろ、「今の自分を客観的に見つめ直す」ための鏡のような存在です。
どんな運勢であっても、
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自分の行動や考え方を振り返る
-
新たな気づきを得る
-
前向きにリスタートする
そんな“心の整理”に役立つのがおみくじです。
神社に足を運び、おみくじを引くという時間そのものが、心を整える大切な時間。
結果だけでなく、そうした時間を大切にしていきたいですね。


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