2025年の若者スラング最前線!海外 vs 日本の流行語を徹底比較|意味・使い方・カルチャー解説つき
2025年、SNSや動画文化の進化とともに、若者スラングもますます多様化・加速中!
海外では「slay」「delulu」、日本では「それなすぎる」「優勝」など、日々新たな言葉が生まれ、文化の中に浸透しています。
この記事では、海外と日本の若者語の違いと共通点、それぞれの流行スラングの意味や使い方、リアルな使用例まで徹底解説。
ただの言葉遊びではない、“スラングから見える今のカルチャー”を、わかりやすくご紹介します。
「最近よく見るけど意味がわからない」「自然に使いたい」「スラングで文化を知りたい」――そんな方にぴったりのガイドです!
🟦 2025年の若者語、なぜ注目されてるの?
🟩 スラングは時代の鏡?言葉から見える若者文化
若者のスラングは、単なる“流行語”ではなく、その時代の価値観や空気感を映し出すカルチャーの鏡のような存在です。
2025年現在、Z世代〜α世代を中心に使われる言葉には、「多様性の尊重」「共感重視」「ユーモアでの自己表現」などのトレンドが色濃く表れています。
たとえば、英語圏のスラング「delulu(=delusional)」は、妄想的なポジティブ思考を自虐的に肯定する言葉であり、「現実逃避もOK」「自分らしくあることが正義」という価値観が背景にあります。
日本語のスラングでも、「優勝」「〇〇しか勝たん」といった推し活文化に根ざした表現が広まり、「好きを全力で表現する」ことがポジティブに受け取られています。
つまりスラングは、“今どんな価値観が若者に受け入れられているか”を知るヒントなのです。新しいスラングを追うことは、単に言葉を覚えるだけでなく、社会や文化の変化に敏感でいることにもつながります。
🟩 SNS・TikTokが生み出す“瞬間流行語”の正体
スラングの広がり方は、かつてのテレビや雑誌主導から大きく変わり、今やTikTok・X(旧Twitter)・Instagramなど、SNSがメインの発信源です。
2025年の今、流行語は**「誰が言ったか」ではなく、「バズったかどうか」で定着」**する傾向があります。
例えば、あるTikTokクリエイターが使ったユニークな言い回しが、10秒の動画内でウケれば、それが「音声ミーム」として拡散し、瞬く間に若者の間で市民権を得ます。
これが「瞬間流行語(フラッシュ・スラング)」と呼ばれる現象。意味や背景よりもノリとテンポの良さ・共感性が優先されるため、スピード感も命です。
同じように、日本語のスラングもYouTubeショートやTikTokで「語尾に〇〇つけるとギャルっぽい!」という形で爆発的に広まり、日常語として定着することも。
このように、SNS時代のスラングはリアルタイムで生まれ、瞬時に消費される“言葉のファストフード”。流行に乗るには、「何が流れてるか」だけでなく、「なぜ流行ってるのか」まで見つめる視点が求められています。
🟦 海外スラング【2025年版】注目の10語と意味・使い方
🟩 1. rizz(リズ):恋愛スキルの高さを表す
「rizz」は “charisma” の略から派生したスラングで、特に恋愛・口説きの上手さを表す言葉です。Z世代を中心に2023年頃から一気に普及し、2025年も引き続き使用頻度の高いワードとなっています。
-
✅ 使い方例:
“He’s got mad rizz.”(彼、めっちゃ口説き上手じゃん)
“Teach me how to rizz her up.”(あの子を落とす方法、教えて) -
💡 ポイント:
男女問わず使えますが、恋愛スキル・コミュ力を称賛する意味で主に男性に使われる傾向あり。
🟩 2. delulu(デイルル):妄想全開でポジティブ思考
「delulu」は “delusional(妄想的)” を短縮したもので、自分の都合のいい妄想をポジティブに楽しむ姿勢を茶化した言い回しです。
-
✅ 使い方例:
“I know he’s never texted me back, but I still think we’re soulmates. I’m so delulu.”
(返信ないけど運命の人だと思ってる。私って完全にデイルル) -
💡 ポイント:
ネガティブにならずに“妄想を楽しむ”というZ世代的ポジティブ思考の象徴。推し活や恋愛妄想に使われることが多い。
🟩 3. it girl / it boy:時代のアイコン的存在
「it girl」や「it boy」は、“今いちばん輝いてる存在”という意味で使われます。昔からある表現ですが、2025年はSNS時代に合わせて**「憧れの存在」×「共感されるキャラ」**としてアップデートされました。
-
✅ 使い方例:
“She’s the new it girl of TikTok.”(彼女はTikTok界の新しいアイコン)
“That outfit is so it boy vibes.”(その服装、完全にイケてる男子って感じ) -
💡 ポイント:
ルックスだけでなく、**価値観や雰囲気を含めて「惹きつける人」**に対して使われます。
🟩 4. slay:完璧にキメる、最高にイケてる
「slay」は元々「圧倒する」「やりきる」という意味で使われていましたが、2025年では**「超かっこいい」「自分らしさ全開」**を褒める定番ワードになっています。
-
✅ 使い方例:
“You totally slayed that look!”(そのファッション、マジでキマってる!)
“She slays every performance.”(彼女は毎回パフォーマンスが最高) -
💡 ポイント:
外見だけでなく、言動・行動すべてに使える汎用スラング。「自信に満ちた様子」にピッタリ。
🟩 5. no cap:ガチで、本当の話
「no cap」は「嘘じゃない」「マジで」を意味する表現で、強調や真実性の主張に使われます。「cap」は“ウソ”の意味で、それを否定する形。
-
✅ 使い方例:
“This is the best burger I’ve ever had, no cap.”(これまでで一番うまいバーガー、マジで)
“No cap, I stayed up all night watching Netflix.”(ホントに徹夜でNetflix観てた) -
💡 ポイント:
文章やコメントの語尾に置いて強めの肯定をするのがポイント。
🟩 6〜10:その他話題の言葉(例:be so for real、canon event など)
以下は2025年もじわじわと浸透中の要注目スラングです。
6. be so for real(ビー・ソー・フォーリアル)
「本気で言ってる?」というツッコミや驚きの表現。SNSでのコメント欄でよく見かけます。
👉 “Be so for real, you wore that to school?”
7. canon event(カノン・イベント)
スパイダーバース系のミームから派生した表現で、**「避けられない人生の重要イベント」**という意味。
👉 “Everyone has a canon event — like their first heartbreak.”
8. ate(エイト)
「やりきった」「完璧だった」を意味する賞賛系ワード。「She ate(彼女、最高だった)」と一言だけ使われることも。
👉 “She ate and left no crumbs.”(完璧すぎて余韻も残さない)
9. girl dinner / boy dinner
自分なりの超適当なご飯=「○○ dinner」として表現。「文化系自炊ミーム」としてSNSで大流行。
👉 “This bag of chips is my girl dinner.”
10. ratioed(レイシオされた)
SNSで「いいねよりリプの方が多い」など、炎上やバズの指標として使われる。
👉 “He got ratioed hard after that tweet.”
これらのスラングを知ることで、英語圏の若者文化に対する感度もぐんとアップします。
また、SNSを通じて**“逆輸入”される日本語スラングとの共鳴やズレ**を楽しむのも、言葉を知る醍醐味です。
🟦 日本スラング【2025年版】注目の10語と意味・使い方
🟩 1. ぎゃる語の再燃:〇〇しか勝たん/優勝/あざまる水産
令和のZ世代・α世代の間で**“令和ギャル語”ブーム**が再燃しています。2000年代初期のギャル文化の再評価とともに、「〇〇しか勝たん」「優勝」「あざまる水産」などが日常に再登場。
-
✅ 使い方例:
「今日のカフェ、内装も味も優勝すぎた!」
「推しのビジュ、秒で優勝…〇〇しか勝たん」
「あざまる水産〜(=ありがとう)」 -
💡 背景ポイント:
語尾の語呂やノリ重視で、テンション共有や共感のための言葉として使われる。XやTikTokではコメント欄で多用されがち。
🟩 2. SNS発:ワロタピーポー/草超えて森/秒で〇〇
SNSミームを背景に、言葉遊び感の強いスラングがZ世代を中心に流行。既存のネットスラングをアレンジした進化形が多いのが特徴です。
-
✅ 使い方例:
「友達が寝坊して遅刻→ワロタピーポーw」
「その服のセンス、草超えて森」
「秒で寝た」「秒で推した」=“即座に”の意味で強調表現に -
💡 背景ポイント:
もともとの意味よりも**“勢い”“ノリ”“語感”**が重視され、共感やツッコミ、ツイートの締め文句にも使われる。
🟩 3. “エモ”文化の進化形:それなすぎる/メンブレ案件
「エモい」から派生した、感情の共有・感覚のシンクロに特化したスラングが進化中。特に「それなすぎる」は共感の強調、「メンブレ案件」はメンタル不調をライトに伝えるための表現として使われます。
-
✅ 使い方例:
「この展開、それなすぎる…」=めっちゃ共感!
「LINE既読スルー、メンブレ案件」=ちょっとメンタル来るわ… -
💡 背景ポイント:
Z世代の「重さは出したくないけど気持ちは伝えたい」という空気感を体現する言葉たち。エモい=曖昧な感情表現をさらに細分化。
🟩 4. 日常で増加中:無理ゲー/ガチ恋/やばたにえん
もはやスラングというより日常語化した言葉たち。使うシーンや相手も選ばず、汎用性が高くなっています。
-
✅ 使い方例:
「この課題、マジ無理ゲー」
「推しにガチ恋しそうで自分が怖い」
「今週忙しすぎて、やばたにえん(=やばすぎるの意)」 -
💡 背景ポイント:
会話にリズムと親しみを加えるため、SNSや会話の中で使われる。2025年現在も**“古いけどまだ現役”**な強さあり。
🟩 5〜10:最新のZ世代流行語(例:ちいかわ語・逆にあり・ぴえんの派生語など)
2025年のZ世代はアニメ・キャラコンテンツ起点のスラングにも強い反応を示します。以下は最近注目のスラングたち。
5. ちいかわ語(例:むり〜/しんど〜/やったぁ〜)
ちいかわのセリフを模した話し方で、**“自分の感情をゆるく表現”**する言葉遣い。
👉 例:「朝から仕事むり〜(語尾を伸ばすのがポイント)」
6. 逆にあり
最初はナシかと思いきや、実はアリな展開やモノを評価する言い回し。
👉 例:「この服、ダサかわだけど…逆にあり!」
7. ぴえん系の進化語:ガチぴえん/ぴえん越えてぱおん/ぴえむず(ぴえん+ムズい)
感情の大げさな表現として、ぴえん語が枝分かれ。
👉 例:「テスト全滅…ぴえん越えてぱおん…」
8. 〜みが深い
名詞+“み”で感情や状況を表現する言葉。
👉 例:「青春みが深すぎて泣いた」
9. きまZ(キマゼット)
「キマってる(キレてる/かっこいい)」の略語化&ギャグ化。
👉 例:「今日のコーデ、きまZじゃね?」
10. てぇてぇ
「尊い」「癒される」の意。主に推しカプ文化から広まった言葉。
👉 例:「この2人、ほんとてぇてぇ…」
日本スラングは、テンション・語感・感情のゆるさや共感がカギ。海外スラングと比べても、「ノリ重視」「擬音・感覚重視」「かわいさ」が強く出るのが特徴です。
🟦 海外スラングと日本語スラングの違いと共通点
🟩 感情表現の濃さ vs かわいさ・共感重視の傾向
海外スラングと日本語スラングを比較すると、まず目につくのが感情表現の“質”の違いです。
英語圏の若者スラングは、自己主張や感情をストレートかつ濃く表現する傾向があります。
たとえば「slay(完璧にやりきる)」「no cap(ガチで)」などは、自分の意見や感覚を強く断言するための言葉です。
一方で、日本の若者スラングはかわいさ・共感・やわらかさを重視した表現が多く、
「それな」「ぴえん」「やばたにえん」など、相手と気持ちを分かち合うことを前提とした“共鳴語”として使われます。
つまり、
-
海外スラング:**「私はこう感じる」**を強く主張
-
日本語スラング:**「わかるよね?」**と共感を求める
という違いがあると言えるでしょう。
🟩 「言葉遊び文化」の違いが作る独自表現
スラングにおける“遊び心”にも、言語ごとの文化が反映されています。
英語のスラングは、略語や音のリズム、逆転の発想で作られることが多く、たとえば
-
「delulu」=“delusional”の略+かわいげある語感
-
「it girl」=シンプルな構文に新しい意味を込めた表現
といったように、短く・覚えやすく・パンチのある言葉が好まれます。
対して日本語スラングは、語尾変形・語感・ゴロ合わせ・感情の響きを活かした言葉遊びが得意です。
-
「草超えて森」「秒で〇〇」などは言葉の“増幅”や“比喩”を楽しむ文化の表れ。
-
「やばたにえん」「あざまる水産」なども、意味より語感とユーモア優先のネーミングが特徴です。
このように、
-
英語スラング=シンプルで“響き”重視、意味明快
-
日本語スラング=語呂や語感を重ねて“遊ぶ”文化
という対照的な言葉遊び文化が、それぞれの独自スラングを生み出しています。
🟩 グローバル化で“ハイブリッド化”する言葉たち
2025年現在、TikTokやYouTube ShortsなどのグローバルSNSの拡大により、海外・日本問わずスラングのボーダーレス化が進んでいます。
たとえば、
-
英語スラング「slay」「rizz」などが日本語ツイートやTikTok動画に自然に混ざる
-
日本の「ぴえん」「推し活」「しか勝たん」が海外インフルエンサーの間で使われ始める
といった“クロスオーバー現象”が加速しています。
また、新たに登場するスラングの中には、**英語と日本語がミックスされた“ハイブリッド語”**も登場。
たとえば
-
「スレイすぎる」(slay+日本語)
-
「ガチdelulu」=マジで妄想すごい
といった表現は、Z世代・α世代の間で違和感なく使われつつあります。
つまり、今のスラングは
-
カルチャーの融合点であり
-
言葉による“国境なき共感”のツール
とも言える存在です。
🟦 若者スラングの使い方|SNS・リアル会話での注意点
🟩 TPOをわきまえた使い方が大事!
どんなに流行していても、スラングは**“誰にでも・どこでも通じる言葉”ではないことを忘れてはいけません。
とくにビジネスの場や年齢層の異なる相手との会話では、スラングの使用は誤解・不快感・距離感の原因**にもなりかねません。
たとえば、
-
学校の先生や上司に「それ、ガチ優勝っすね」→やや不適切
-
年配の親戚に「それってメンブレ案件じゃん」→意味が伝わらず困惑
というケースもあります。
スラングを使うときは、「誰と/どんな場面で/どういう文脈で」が重要。
SNSや同世代のフランクな会話ではOKでも、フォーマルな場では避けるのがベターです。
🟩 「無理に使う」と逆効果?違和感なく使うコツ
スラングは、自然に出るからこそ“イケてる”と感じられるものです。
無理に使おうとすると、文脈や語感にズレが生じて、「イタい」「空回りしてる」と思われてしまうリスクがあります。
✅ 違和感のない使い方のポイントは:
-
まずは聞く・見る側に回ることから始める
-
SNSや動画でどんなテンション・場面で使われているか観察する
-
自分のキャラ・話し方に合っているかどうかを意識する
たとえば、普段敬語で話す人がいきなり「それなすぎる〜」と言うと違和感が出ます。
スラングは**“自分らしさ”の延長で使うもの**と考えると、無理がなくなります。
🟩 スラングを通じて“文化”を理解しよう
スラングは一過性の言葉に見えて、実はその時代・世代の価値観や感覚を映し出す文化的なシグナルでもあります。
たとえば、
-
「〇〇しか勝たん」→推し活文化の広がり
-
「delulu」→自己肯定感や妄想力をポジティブに捉える空気感
-
「それなすぎる」→共感を重視するZ世代の人間関係
このように、スラングの背景には必ず**「なぜこの言葉が生まれ、支持されるのか」**という時代のムードが存在します。
言葉の意味だけでなく、その背景にあるメンタリティや文化的文脈に目を向けることで、
スラングは単なる流行語ではなく、「時代を読むカギ」になります。
つまりスラングを知ることは、“今を生きる人たちのリアル”を理解する手段にもなるのです。
🟦 まとめ|2025年の若者語はカルチャーを知る入口!
🟩 スラングは時代の空気感を映すミラー
スラングとは、ただの“流行り言葉”ではありません。
それは、若者たちの価値観・感情・生き方が、最もリアルに反映される「生きたことば」です。
2025年現在、
-
海外では「**delulu(妄想OKなポジティブ)」や「**slay(自分らしさの肯定)」
-
日本では「**それなすぎる(共感の強調)」や「**〇〇しか勝たん(推し文化の象徴)」
など、“自分の感覚を素直に表現し、共有する”という傾向が色濃く表れています。
それはつまり、スラングが時代の空気感を映すミラーであるということ。
言葉を追うことで、世代が求めている「安心」「つながり」「自己肯定」のかたちが、自然と見えてきます。
🟩 海外・日本問わず、言葉から広がる“世界の今”
TikTok・Instagram・YouTubeなど、SNSの国境がなくなった今、若者語もまたグローバルに広がっています。
海外のスラングが日本でネタ化され、日本の“かわいい”文化が海外でミームとして扱われる──そんな光景が当たり前になりました。
今やスラングは、単なる“言葉遊び”を超えて、
-
「世界の若者が何を面白がっているのか」
-
「どんな価値観で生きているのか」
を垣間見る手段です。
異なる言語でも、「それ、わかる!」と感じる感覚があるように、スラングは文化の橋渡しになり得ます。
そして、言葉を通じて世界の“今”を感じ、対話を始めるきっかけにもなるのです。
✅ まとめると:
若者スラングを知ることは、ただトレンドを追うだけでなく、
**今の社会や文化を言葉から読み解く“小さな冒険”**とも言えるでしょう。


最新記事 by 高橋いつき |言葉と健康の知識を届ける専門ライター (全て見る)
- 喉がイガイガするけど痛くないのはなぜ?考えられる原因と自宅でできるケア方法まとめ - 2025年7月1日
- 脈が飛ぶような感覚…放置して大丈夫?受診の目安とセルフチェックまとめ - 2025年6月30日
電話番号 052-265-6488