汗対策スキンケア完全ガイド|夏のベタつき肌をサラサラに保つ方法【専門家監修】

汗と皮脂でベタつく夏の肌――。
「朝のスキンケアをしても、すぐテカる」「マスクの中がムレて不快」そんな悩みを感じていませんか?
実は、汗対策には“保湿”と“皮脂コントロール”のバランスが大切なんです。
この記事では、皮膚科専門家の監修のもと、
夏のベタつき肌をサラサラに保つスキンケア方法を徹底解説。
汗やテカリの原因から、成分選び・朝昼夜のケアテクまで、
今日から実践できる“快適肌ルーティン”をわかりやすく紹介します。
なぜ夏は「ベタつき肌」になりやすいのか?
気温や湿度が上がる夏は、肌の皮脂分泌が活発になり、汗との混ざりでベタつきやすくなります。
さらに、冷房や紫外線といった外的刺激も重なり、肌のバランスが乱れやすい季節です。
ここでは、その原因を詳しく見ていきましょう。
汗と皮脂の分泌が増える季節的要因
夏は、体温調節のために汗をかく量が自然と増加します。
同時に、皮脂腺の働きも活発化し、「汗+皮脂+ホコリ」が混ざることで肌表面がベタついたり、毛穴づまりを起こしたりしやすくなります。
特に、額や鼻まわり(Tゾーン)は皮脂腺が多く、テカリ・崩れ・ニキビが発生しやすい部位です。
対策ポイント:
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朝の洗顔は「皮脂を落としすぎない泡洗顔」でやさしくリセット。
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日中はティッシュオフで汗を軽く押さえたあと、「収れん化粧水」や「ミストタイプの化粧水」で肌をひきしめましょう。
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油分の多いクリームより、ジェルや乳液タイプの軽い保湿剤を選ぶのがおすすめ。
エアコンによる“乾燥×皮脂過多”の悪循環
意外と見落としがちなのが、冷房による乾燥です。
室内の空気が乾くと、肌の水分が奪われ、肌は「乾燥を防ごう」として逆に皮脂を過剰分泌してしまいます。
この「乾燥性脂性肌(インナードライ)」の状態が、夏のベタつきを悪化させる大きな原因です。
対策ポイント:
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冷房の効いた室内では、保湿ミストや軽めの乳液で水分と油分のバランスをキープ。
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洗顔後はすぐに化粧水→乳液で“水分の蒸発防止膜”を作る。
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就寝時はエアコンの風が直接顔に当たらないように工夫し、寝室に加湿器を置くのも◎。
マスク・紫外線ダメージもベタつきの原因に
夏はマスクや紫外線の影響も重なり、肌が常に刺激にさらされています。
マスク内は高温多湿で汗がこもりやすく、皮脂の酸化や毛穴づまりが起こりやすい環境。
さらに紫外線は皮脂を酸化させ、肌のバリア機能を低下させます。これが“ベタつき+肌荒れ”の連鎖を引き起こします。
対策ポイント:
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外出時は皮脂吸着パウダー入りの日焼け止めでテカリと紫外線を同時にガード。
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マスク着用時は、スキンケアを「保湿重視+油分控えめ」に切り替える。
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帰宅後はすぐに洗顔して汗・皮脂・花粉・ほこりをオフし、鎮静系化粧水(アラントイン・ツボクサエキスなど)で炎症ケアを。
まとめ:
夏のベタつきは「皮脂が多いから」だけでなく、乾燥・紫外線・摩擦といった複数の要因が関係しています。
“洗う・うるおす・守る”の3ステップを丁寧に行うことで、汗ばむ季節でもサラサラな肌をキープできます。
ベタつき肌のまま放置するとどうなる?

「少しベタつくくらいだから…」と放っておくと、実は肌内部ではトラブルの連鎖が進行しています。
皮脂や汗が長時間残ることで、毛穴詰まり・酸化・水分バランスの乱れが起こり、肌の健康を大きく損ねてしまうことも。
ここでは、放置によって起きる3つの代表的なリスクを解説します。
毛穴詰まりやニキビの原因になる
ベタついた肌は、皮脂・汗・汚れ・古い角質が混ざり合い、毛穴をふさいでしまう状態になりやすいです。
この詰まりが「角栓」や「白ニキビ」の元になり、酸化すると黒ずみ毛穴・炎症ニキビへと進行します。
また、汗をかいた状態でメイクを重ねたり、皮脂をティッシュで強くこすったりすると、摩擦刺激によってニキビが悪化することも。
対策ポイント:
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洗顔は朝・夜の2回が基本。皮脂吸着系クレイ洗顔や酵素洗顔を週2〜3回取り入れて毛穴ケアを。
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メイクの上から汗を拭くときは、ティッシュで“押さえるように”優しくオフ。
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ニキビができやすい人は、ノンコメドジェニック(毛穴を詰まりにくくする)処方のスキンケアを選びましょう。
肌の水分バランスが乱れ、くすみや化粧崩れを招く
ベタつき肌を「脂が多い」と思い込み、洗いすぎたり保湿を控えたりすると、肌の水分が不足してしまいます。
水分が少ないのに皮脂が多い状態、いわゆる“インナードライ”になると、肌表面がごわつき、透明感のないくすみ顔に。
また、乾燥をカバーしようと皮脂がさらに分泌され、化粧崩れが早くなるという悪循環に陥ります。
対策ポイント:
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洗顔後は10秒以内に化粧水を塗布して、蒸発を防止。
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「セラミド」「ヒアルロン酸」「アミノ酸」など保湿力が高い成分を含むスキンケアを選ぶ。
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朝のメイク前には、皮脂吸着下地×軽い保湿ジェルでバランスを整えるのがベスト。
汗・皮脂酸化による「肌老化」のリスクも
放置された汗や皮脂は、空気中の酸素や紫外線によって酸化します。
酸化皮脂は過酸化脂質という物質に変化し、これが肌の炎症・くすみ・たるみ・小ジワを引き起こす原因に。
つまり、夏のベタつきを放っておくと、「隠れ老化」が進行する危険性があるのです。
対策ポイント:
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外出後は、できるだけ早く洗顔 or 拭き取りシートで酸化皮脂をオフ。
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スキンケアには「ビタミンC誘導体」「ナイアシンアミド」など抗酸化・皮脂抑制成分を取り入れる。
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紫外線は酸化の最大要因なので、日焼け止めを“汗で流れにくいタイプ”に更新するのも忘れずに。
まとめ:
ベタつき肌を放置すると、毛穴・くすみ・老化など、見た目にも大きな影響が出てしまいます。
大切なのは、皮脂を取りすぎず、適度にコントロールするケア。
「落とす+うるおす+守る」を意識して、ベタつきを“育肌モード”に変えていきましょう。
汗対策に効くスキンケアの基本ステップ

夏のスキンケアは、「皮脂を抑える」ことばかりに意識が向きがち。
しかし、実は大切なのは“汗・皮脂を適度に落とし、水分を補い、バランスを保つ”ことです。
ここでは、汗対策にも効果的なスキンケアの正しい流れを紹介します。
① クレンジング・洗顔は“落としすぎない”が鉄則
汗や皮脂が気になるからといって、ゴシゴシ洗ったり強い洗浄力の洗顔料を使うのはNG。
肌に必要なうるおいまで奪うと、乾燥を補うために皮脂が過剰分泌され、さらにベタつきが悪化します。
対策ポイント:
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クレンジングは、汗・皮脂汚れが多い夏でもミルク・ジェルタイプの“やさしい処方”を選ぶ。
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洗顔料は、皮脂吸着成分(クレイ・炭など)入りで、泡で包み込むように洗うのが鉄則。
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朝は洗顔料を使う日と、水洗いだけの日を交互にして皮脂バランスを整えるのも◎。
おすすめ成分: クレイ、炭、アミノ酸系洗浄成分、グリチルリチン酸2K
② 化粧水で“水分チャージ+ひんやり鎮静”
汗や紫外線の刺激でほてった肌は、まず鎮静&水分補給が最優先。
化粧水でしっかりうるおいをチャージすることで、皮脂の過剰分泌を防ぎ、肌の温度を下げることができます。
対策ポイント:
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化粧水は、清涼感のあるタイプや収れん効果のあるタイプを選ぶと◎。
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コットンにたっぷり含ませて“ひんやりパッティング”すると、毛穴もキュッと引き締まる。
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紫外線後や汗をかいたあとは、ツボクサエキス(CICA)入りの鎮静系化粧水で赤みケアもおすすめ。
おすすめ成分: ツボクサエキス、アラントイン、ヒアルロン酸、ハマメリス葉エキス
③ 乳液・ジェルで“軽くうるおいキープ”
夏は「乳液やクリームを省略したくなる季節」ですが、ここを怠ると肌の水分が逃げてインナードライを悪化させます。
ただし、重すぎる油分は汗や皮脂と混ざってベタつきやすくなるため、“軽く保湿”がポイントです。
対策ポイント:
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乳液は“サラッと質感”のジェル乳液タイプをチョイス。
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オイルフリーやノンコメドジェニック処方を選ぶと毛穴詰まりを防げます。
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首やデコルテなど、汗をかきやすい部位は部分使いで調整を。
おすすめ成分: セラミド、ナイアシンアミド、グリセリン、BG(ブチレングリコール)
④ UVケアは“さらっと質感”タイプを選ぶ
夏の肌トラブルの大半は紫外線が引き金。
日焼け止めはベタつくからと省略すると、皮脂酸化やシミ・たるみの原因になります。
ポイントは、汗を防ぎながらも軽い塗り心地のUVケアを選ぶこと。
対策ポイント:
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「皮脂吸着パウダー入り」「汗・水に強いウォータープルーフ」タイプが◎。
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顔用はジェル・ミルクタイプの日焼け止めがおすすめ。
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外出中は、こまめにミストタイプやスティックUVで塗り直しを。
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紫外線後は、ビタミンC誘導体入り化粧水で酸化ダメージをリセット。
おすすめ成分: 酸化亜鉛、トコフェロール(ビタミンE)、ビタミンC誘導体、シリカ
まとめ:
汗対策スキンケアの基本は、
「落とす→水分補給→軽保湿→守る」の4ステップ。
どれかを省くとバランスが崩れ、ベタつきや乾燥が悪化します。
“軽くて快適な使用感×保湿重視”を意識すれば、夏でもサラサラ健やかな肌をキープできます。
ベタつかない!おすすめ夏用スキンケア成分

夏のベタつき肌対策では、「余分な皮脂をコントロールしつつ、刺激・ほてりを抑える」成分を選ぶことが鍵です。ここでは特に有効な3つの成分グループと、避けたほうが良い成分もあわせてご紹介します。
皮脂吸着・テカリ防止に「シリカ」「カオリン」
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シリカ(Silica)は、化粧品原料として「余分な油分・皮脂を物理的に吸着・マット化」する働きがあります。
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カオリン(Kaolin)は、天然白土クレイの一種で、微細な粒子が皮脂や汗・汚れを吸着し、ベタつき・毛穴の気になる肌に用いられています。
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なぜ夏に有効か?
汗・皮脂の分泌が高まる季節、皮脂が肌表面に残ることで光沢・ベタつき・毛穴の目立ちが起こりやすいです。こうした成分を含むスキンケア(洗顔・パック・下地・マット仕上げ化粧水など)を使うと、肌表面が「さらっと」保たれ、ベタつき・テカリを軽減できます。 -
実践ポイント:
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洗顔やパックに「クレイ/カオリン配合」のものを週1〜2回取り入れて、皮脂・汗・古い角質を“吸着リセット”。
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化粧下地・フェイスパウダーなどで“シリカ入りマット仕上げ”を選ぶ。
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過度に皮脂を取りすぎると乾燥を招くため、「吸着 → すぐ保湿」の流れを忘れずに。
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おすすめ商品例:
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イプサ ルミナイジング クレイe:クレイ(カオリン)配合で、ベタつき・毛穴の気になる肌用のマスク・洗顔製品として人気。
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他にも「クレイマスク」「カオリン洗顔料」などで検索すると複数製品がヒットします。
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汗・肌荒れ対策に「アラントイン」「グリチルリチン酸2K」
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アラントイン は、肌の再生を促したり、刺激・ほてりを鎮める働きが期待される成分です。
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グリチルリチン酸2K(Glycyrrhizin 2K)は、甘草由来の整肌・抗炎症成分で、肌荒れ・ニキビ・炎症を抑える目的で化粧品に配合されます。
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なぜ夏に有効か?
汗・皮脂・紫外線・マスクによる刺激など、夏の肌は“荒れ・赤み・毛穴炎症”を起こしやすい環境です。こうした整肌・抗炎症成分を含むケアは、炎症の悪化・ニキビ化を防ぐ上で有効です。 -
実践ポイント:
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朝晩の化粧水・美容液に「整肌/抗炎症」成分入りのものを選択。敏感な肌・ベタつきやすい肌双方に有効。
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暑さでほてった肌には、成分入りの“鎮静化粧水ミスト”を取り入れて、赤みを早めにケア。
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おすすめ商品例:
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AZELAIN アドバンスド セラム:グリチルリチン酸2K・アラントインを配合し、脂性・毛穴トラブル肌向けの集中ケア美容液として紹介されています。
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ひんやり清涼感の「メントール」「ペパーミント」も◎
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メントール や ペパーミント に含まれる成分は、皮膚上で“ひんやり”とした冷感を感じさせ、肌のほてり・熱感を和らげる効果が期待されています。
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なぜ夏に有効か?
外出・屋内冷房・汗・紫外線によって肌がほてり、ベタつき+“蒸れ感”を招きやすい夏。冷感成分を含むスキンケアを使うことで、肌表面の温度感を下げ、快適な使用感+ベタつき予防につながります。 -
実践ポイント:
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顔・首すじ・デコルテなど、汗をかきやすい部位に“冷感ミスト”や“ひんやりジェル”を取り入れる。
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マスクや移動後など、肌が蒸れてベタついたと感じた時に、「ペパーミント/メントール配合」のスキンケアで即リフレッシュ。
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敏感肌の方は“冷感が強すぎる製品”に注意。初回使用はパッチテストを。
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おすすめ商品例:
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マンダム 冷肌ミスト リフレッシュミント 30 mL:ミント香・ひんやり感を持つミストタイプで、夏のベタつき・ほてり対策として携帯しやすいアイテム。
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ミントクリーム 20 g 北見ハッカ通商:ハッカ(ミント)由来クリームで、肌の冷感ケア&爽快感が得られやすい製品。
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コラム:避けたいNG成分「アルコール強め」「重すぎるオイル」
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夏のスキンケアで“ベタつきを押さえたい”という意識が強くなると、「アルコール(エタノール)大量配合」や「重厚なオイル・バームタイプ保湿剤」を選びがちですが、実は注意が必要です。
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強いアルコール(エタノール)は、表面の皮脂・汗・汚れを“過剰に”洗い流してしまい、肌のバリア機能が乱れ、それが逆に皮脂過剰を招くことがあります。
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重すぎるオイル・バームは、汗・皮脂・湿気と混ざって肌表面に“膜”を張り、蒸れ・毛穴詰まり・ベタつき・酸化の温床になることがあります。
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対策ポイント:
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夏用スキンケアは、“軽めの質感”で“保湿+整肌”を重視。アルコールフリーまたは低刺激設計の製品を選ぶ。
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乳液・保湿剤は“ジェルタイプ”や“オイルフリー”処方を。夜や乾燥を感じる時だけ重めを使うなど、季節・時間帯・肌状態で切り替えを。
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成分表示を見て、「アルコール(Denat./Ethanol/Alcohol)」「ミネラルオイル」「重質シリコーンオイル」などが上位にある場合は、夏用としては軽めの製品を別に用意するのがおすすめ。
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まとめ
夏の“ベタつき肌”には、
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皮脂/汗を“吸着・コントロール”するシリカ・カオリン
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炎症・肌荒れを“整える”アラントイン・グリチルリチン酸2K
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ほてり・蒸れを“ひんやり快適”にするメンソール・ペパーミント
の3つの成分が特に有効です。加えて、“軽め保湿+質感コントロール”を意識し、NG成分(強アルコール・重オイル)には気を付けましょう。これらを上手に取り入れることで、夏でもサラサラで快適な肌状態を目指せます。
日中の「汗崩れ」対策テクニック

暑さ・湿度・マスク・移動・屋内冷房など、日中はお肌が“汗+皮脂+外的刺激”にさらされて、メイクがドロップしたり粉っぽくなったり、テカったりと“崩れ”が起きやすくなります。ここでは、昼間の肌状態をリセットしつつ、持ちを良くする3つの実践テクニック+おすすめ商品もご紹介します。
ティッシュオフ→ミスト化粧水で“瞬間リセット”
汗をかいた後やテカリを感じたとき、まず大切なのは “肌表面の余分な汗・皮脂・湿気”をやさしくオフ し、その後に軽く水分チャージして、肌を落ち着かせること。
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ティッシュオフ:Tゾーンや鼻まわり、あご先など皮脂が出やすい部位を、ティッシュを重ねて“押さえるように”優しく拭き取ります。強くこすらず、肌の“油膜”だけを軽く取るのがポイント。
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その後、 ミスト化粧水 を顔から少し離してスプレー。汗/皮脂で熱を持った肌にさっとひんやり感を与え、化粧直しの下準備として水分補給兼鎮静を行います。
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携帯用サイズのミストをバッグに入れておくと、外出先・電車内・室内冷房下でも“潤いリセット”が可能。
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おすすめアイテム例:
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NAKICO 薬用フェイスミスト 40ml:携帯しやすく、サッと一吹きで水分補給が叶う。
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熊野油脂 麗白 ハトムギ 化粧水 ミストタイプ 250mL:たっぷり使えるサイズで、汗をかいた後や移動中のケアにも◎。
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ワンポイント:ミスト後は、ティッシュで再度軽く“押さえ”を入れ、皮脂と水分のバランスを整えておくと、下地・パウダーのノリも良くなります。
皮脂テカリ防止下地やフェイスパウダーの活用術
“汗崩れ”を防ぐためには、朝のベースメイク段階から “皮脂・汗”を想定した下地・仕上げパウダー選び をしておくことが極めて有効です。
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下地選びのポイント:
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「皮脂くずれ防止」「テカリ防止」「ウォータープルーフ」などの記載があるものを選ぶ。
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例えば、 プリマヴィスタ スキンプロテクトベース 皮脂くずれ防止 UV50 は、汗・皮脂によるメイク崩れを防ぎたい夏に定番の下地として紹介されています。
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また、プチプラでコスパ重視なら、 セザンヌ 皮脂テカリ防止下地 も候補になります。
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フェイスパウダー/仕上げのポイント:
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朝メイク後、Tゾーン・鼻筋・あごなどテカリやすい部分に 薄くパウダーをオン。
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外出中にテカリを感じたら、 フェイスパウダーをブラシ/パフで軽く重ねる と、“ベタッ”とした油膜感を抑え、サラっと見せる効果あり。
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また、 「皮脂吸着パウダー」や「マット仕上げ」表記のあるものが、汗・皮脂による崩れに強いと言われています。
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テクニックとして:
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外出前にサッと “下地+薄めパウダー” を仕込んでおくことで、汗をかいても崩れにくくなります。
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マスクをする日や蒸し暑い日は、 Tゾーンだけ部分的に下地を重ね塗り しておくのも効果的。
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外出先でもサラサラを保つ“携帯スキンケアアイテム”
屋外・移動中・オフィス内・冷房下・マスク下…さまざまな状況で肌に“汗・湿気・皮脂”が影響を与えるため、 携帯できるスキンケアアイテム を準備しておくと安心です。
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携帯アイテムの例:
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ミスト化粧水(携帯サイズ) → 汗・皮脂でほてった肌のひんやりケア。上記に挙げたアイテムなど。
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ティッシュまたは油取り紙 → 余分な皮脂・汗をオフ。軽く押さえるだけでも崩れが軽減します。
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小型フェイスパウダーまたはミニ下地 → 外出先での塗り直し用としてバッグに常備。
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ブラシ付きまたはパフ付きパウダーなら、鏡のない場所でも使いやすい。
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外出中の習慣として:
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汗をかいたあと、 すぐにティッシュオフ+ミストスプレー を1〜2回繰り返す。これだけでも“油膜+汗層”を軽くコントロールできます。
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メイク直しが難しい環境(例えば移動中・旅行先)では、 下地+パウダーだけでも“ベース再び”を怠らない ことで持ちが全然違います。
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暑さと冷房の温度差にも注意。屋内冷房で肌が冷えていると皮脂が過剰に出るケースもあるため、 冷房下でもミスト+軽め保湿 を忘れずに。
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注意点:
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バッグに複数アイテムを詰め込みすぎると出し入れが面倒になるため、 “絶対に持つ2〜3点”を選ぶ のがベスト。例えば「ミスト+ティッシュ+ミニパウダー」。
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外での塗り直し時には、 汚れた手や汚れた鏡を使わないように、携帯用の鏡や清潔なパフを用意すると仕上がりがキレイです。
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まとめ
日中の汗崩れ対策は、
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汗・皮脂を“オフ → 水分チャージ”で肌をリセットすること
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皮脂テカリ防止下地+パウダーで“ベース崩壊”を防ぐこと
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携帯アイテムを用意して、どんな状況でも“サラサラ肌キープ”できる体制を作ること
この3本柱を意識すれば、夏のベタつき・テカリ・メイク崩れに悩まされずに、快適に1日を過ごせるようになります。
夜のケアで“サラサラ肌”をリセットしよう

日中にかいた汗・皮脂・冷房・メイクなどで、肌には“ベタつき・汚れ・炎症の芽”が蓄積しています。夜はそれを“オフして・鎮めて・整える”時間として活用しましょう。ここでは3つの重要な夜ケアステップ+おすすめアイテムをご紹介します。
汗・皮脂・メイク汚れをしっかりオフ
一日を終える時点で、肌にはメイク・日焼け止め・汗・皮脂・外的埃などが付着・蓄積しています。これを放置すると毛穴詰まり・酸化・ベタつきの原因になります。
対策ポイント:
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ダブルクレンジングを基本に。まずオイル/バームタイプでメイク・日焼け止めを溶かし、次に泡またはジェル洗顔で皮脂・汗・汚れを優しく洗い流します。
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クレンジング・洗顔時は「必要な皮脂まで取りすぎない」ことがポイント。洗顔後、肌が“つっぱる”感じが出たら取りすぎサイン。
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寝る前に顔を冷水またはぬるま湯で軽くすすぎ、肌を落ち着かせてからスキンケアに移行。
おすすめ商品例: -
DHC ディープクレンジングオイル:メイク・皮脂・日焼け止めまでしっかり落とせる定番クレンジング。
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無印良品 マイルドオイルクレンジング:無香料・低刺激で、夏肌の疲れた状態にも使いやすい。
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肌をクールダウンする「鎮静パック」がおすすめ
夜のスキンケアで“リセット”を本気で行うなら、洗顔後の鎮静ケア(パック・マスク)が非常に有効です。夏の肌は汗・紫外線・冷房‐温度差で“ほてり・赤み・炎症”を起こしがち。就寝中にこれらを鎮めることで、翌朝のベタつき・乾燥・ゴワつきを防げます。
対策ポイント:
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洗顔→化粧水のあと、ナイトマスク/スリーピングパックを顔全体またはTゾーン・頬など気になる部位に使用。1〜2回/週でも◎。
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マスク使用後は、軽くパッティングして化粧水の残りを肌になじませ、重ねて乳液/ジェルで軽く保湿。
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特にベタつきが気になる夜は“油分が少なめ、鎮静重視”のものを選ぶこと。
おすすめ商品例: -
DERM ALL Matrix ドモル睡眠パック:夜用マスクとして、寝ている間にケアできるタイプ。
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SOPHISTANCE リチュアル ナイトマスク:植物由来・無添加仕様で、夏の乾燥+ベタつき肌に優しい選択肢。
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就寝前の“インナードライ対策”で翌朝ベタつきを防ぐ
夏は、冷房などで肌表面が冷えていて「乾燥を防ごう」として皮脂が過剰分泌される“インナードライ”状態になりがちです。夜のうちに肌の内側(インナー)にうるおいを補給し、バリア機能を整えることで、翌朝のテカり・ベタつき・化粧崩れを抑えられます。
対策ポイント:
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洗顔・マスクのあとは、保湿重視のジェル/乳液を選び、ベタつきが気になる部位(Tゾーン)には薄めに使う。
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夜に「数滴のセラミド・ナイアシンアミド入り美容液」を投入して“肌の揺らぎ/皮脂過剰”を根本からケア。
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就寝時は、枕カバーを清潔に保つ/寝室の湿度を50〜60%前後にキープして、冷房・乾燥・汗の悪循環を防ぐ。
おすすめ商品例: -
三和通商 ナイトモイスチャーシートマスク:寝る前に使えるシートマスクタイプで、保湿補給に便利。
リンク -
また、クレンジング後に使用する軽保湿ジェル(具体的商品名は先の洗顔・マスクと組み合わせて選ぶ)を組み込むのがおすすめ。
まとめ
夜のケアを“ただ寝る前の習慣”で済ませるのではなく、
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汗・皮脂・メイク汚れを丁寧にオフし
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鎮静・リセットパックで“ほてり・炎症”を抑え
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インナードライ対策で“肌の内側をうるおす”
という3ステップを意識すれば、翌朝のベタつき・テカリ・毛穴の目立ちを大幅に軽減できます。夏の肌を清潔・快適に保つために、夜の“リセット習慣”をぜひルーティンに加えてください。
よくある質問(FAQ)

Q1:汗をかいたあと、すぐに洗顔してもいい?
汗をかいた直後は、すぐに洗顔するよりも“やさしく拭き取る”ケアがベター。
頻繁な洗顔は、皮脂を取りすぎて肌のバリア機能を弱め、逆に皮脂の過剰分泌を招くことも。
外出先では、ミスト化粧水+ティッシュオフでリセットがおすすめです。
帰宅後に、低刺激の洗顔料で汚れと汗を丁寧に落とすようにしましょう。
おすすめ:
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ビオレ ザ フェイス 泡洗顔料(アクネケア)
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Q2:皮脂対策には化粧水より乳液を減らすべき?
「ベタつくから乳液を省く」はNG!
化粧水だけでは**水分が蒸発して“インナードライ”**を起こし、結果的に皮脂が増えてしまいます。
夏でも、軽いテクスチャーのジェル乳液や乳液タイプで“油分のふた”をしましょう。
「油分の量を減らす」よりも、「テクスチャーを見直す」のがポイントです。
おすすめ:
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エリクシール ルフレ バランシング ミルク
Q3:あぶらとり紙は使わない方がいいって本当?
あぶらとり紙は、使いすぎなければOKです。
皮脂を根こそぎ取るような強い吸着タイプを頻繁に使うと、肌が乾燥して皮脂を余計に分泌します。
おすすめは、軽く押さえる程度に使うこと。
その後、フェイスミストで軽くうるおいを補うと、テカリと乾燥の両方を防げます。
おすすめ:
-
資生堂 あぶらとり紙
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イニスフリー ノーセバム ミネラルパウダー(仕上げ用としても◎)
Q4:ベタつくのに肌が乾燥している気がするのはなぜ?
これは典型的な「インナードライ肌」のサインです。
表面は皮脂でテカテカしているのに、内部の水分が不足している状態。
原因は、冷房による乾燥・洗いすぎ・強いアルコール化粧水の使用など。
対策は、「水分をしっかり入れて、油分で軽くふたをする」スキンケアです。
朝晩の保湿を丁寧に行うことで、皮脂バランスが安定します。
おすすめ:
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アベンヌ ウオーター(敏感肌用ミスト)
-
無印良品 敏感肌用 高保湿タイプ化粧水+乳液
まとめ
夏の肌トラブルは「皮脂=敵」ではなく、「水分と油分のバランスの乱れ」が本質的な原因。
正しいタイミングでケアを行えば、汗をかく季節でもサラサラで快適な肌をキープできます。
まとめ|“汗対策スキンケア”で夏の肌を快適に

“落とす・整える・守る”の3ステップがポイント
夏のベタつき肌をサラサラに保つカギは、「落とす・整える・守る」の基本を崩さないこと。
汗や皮脂を落とすクレンジング・洗顔では“やさしく落とす”を意識し、化粧水でたっぷり水分補給。
乳液やジェルでうるおいを逃さずキープしたら、最後はさらっとタイプのUVケアで肌を守るのが理想的です。
ポイント:
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洗顔しすぎず、朝はぬるま湯+軽洗顔でもOK
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化粧水は「ひんやり鎮静」タイプを選ぶと快適
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紫外線・冷房対策を“守るケア”として習慣に
自分の肌タイプに合ったケアを選べば、夏でもサラサラ肌に
汗や皮脂の量、肌の乾燥度合いは人それぞれ。
「オイリー肌」「混合肌」「インナードライ肌」など、自分のタイプを見極めてケアを選ぶことが大切です。
たとえば、オイリー肌なら皮脂吸着パウダー入りのスキンケアを、乾燥を感じる人はジェル保湿+ミスト補給をプラス。
「どんなケアも長続きしない…」という人ほど、肌に合うテクスチャー選びが決め手になります。
おすすめ:
-
オイリー肌向け:オルビス クリアフルシリーズ
-
インナードライ肌向け:無印良品 敏感肌用シリーズ
汗に負けないスキンケアで、この夏を快適に過ごそう!
夏は汗・皮脂・紫外線と、肌へのストレスが増える季節。
でも、毎日のスキンケアを少し工夫するだけで、ベタつきや崩れをぐっと抑えられます。
朝のひと手間・日中のリセット・夜のクールダウン——。
この3つの時間帯ケアを続けることで、肌はきちんと応えてくれます。
今年の夏は、「汗に悩まされる季節」ではなく、
「涼しく、快適に、自信を持って過ごせる季節」に変えていきましょう。


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電話番号 052-265-6488










