SNS中毒注意!? インスタ・X・TikTokで使われる流行ハッシュタグ&隠語まとめ
気づけば1日中SNSを見てしまう…そんなあなた、SNS言語にどっぷりハマっていませんか?
インスタ、X(旧Twitter)、TikTokなど、各プラットフォームでは次々と新しいハッシュタグや隠語が生まれ、まるで“もう一つの言語”のように広がっています。
本記事では、2025年最新版として今どきのSNS用語や流行ワードをまとめて解説!
「#〇〇してみた」「〇〇しか勝たん」「情緒が迷子」など、知っておくだけで投稿や会話がもっと楽しくなるキーワードを一挙にご紹介します。
SNSのトレンドに振り回されないためにも、「使う」も「使わない」も、自分で選ぶ時代。
言葉の流行を“知る楽しさ”から、はじめてみませんか?
そもそも「SNS隠語」って何?なぜ流行る?
SNS世代の“共通語”として広がる背景
SNS隠語とは、SNS上で使われる略語や造語、スラングなどを指します。たとえば、「草=笑」「それな=共感」「〇〇しか勝たん=好きすぎる」といった言い回しがそれに当たります。これらの言葉は、特定のコミュニティや年代層の中で一気に浸透し、“通じる人には通じる”独特の共通語として機能しています。
背景にあるのは、スピード感と省略文化。投稿は限られた文字数で目立たなければスルーされやすいため、短くインパクトのある言葉が求められます。さらに、周囲と同じ「ノリ」や「温度感」を共有したいという心理も、こうした言葉の広がりに拍車をかけています。まさにSNS時代の“現代用語”とも言えるでしょう。
投稿をバズらせるためのテクニックにも
SNS隠語や流行ハッシュタグは、単なる流行語ではなく、バズるための“演出道具”としても活用されています。特にX(旧Twitter)やTikTokなどでは、目を引く言葉選びがクリック率や再生回数に大きく影響。たとえば、「〇〇してみた」「〇〇が優勝」「ガチで神回」などの表現は、投稿内容を瞬時に伝えつつ、ユーザーの好奇心をくすぐります。
また、流行ワードを適切に使うことで、同じ言語感覚を持つユーザーからの共感や拡散も得やすくなります。つまり、SNS隠語は“ただ流行っている言葉”ではなく、アルゴリズムを味方につける一つの戦略とも言えるのです。
ただし、使い方を間違えると“痛い人認定”されることもあるので、見聞きを重ねながら自然に馴染ませていくのがコツです。
2025年版|インスタで話題の流行ハッシュタグ
#垢抜けるには(自分磨き系)
「#垢抜けるには」は、メイク・ヘア・ファッション・姿勢など、自分磨きに関する投稿の定番ハッシュタグ。特に10〜20代女性の間で人気が高く、ビフォーアフターの写真や“垢抜けポイント”を紹介する投稿が日々シェアされています。
2025年は「ナチュラルなのに垢抜けてる」がトレンドに。極端な変化よりも、“清潔感・透明感・バランス”が重視されており、「盛らないけど垢抜けたい」層に刺さるキーワードとして活用されています。
#今日の積み上げ(勉強・努力系)
勉強・資格取得・筋トレ・仕事の進捗など、「今日やったこと」を可視化・記録するために使われるのが「#今日の積み上げ」。見た人に「この人頑張ってるな」と思わせる共感型ハッシュタグであり、自分自身のモチベーション管理にもつながると人気です。
2025年は「自己肯定感UP」「記録系ルーティン」の需要が高まり、このタグの使用者がさらに増加中。インスタでの「見せる努力」は、仲間やフォロワーとのゆるいつながりを作るツールにもなっています。
#彼氏感 / #彼女感(カップル投稿で定番化)
カップル投稿の定番ハッシュタグとして、もはや説明不要の「#彼氏感」「#彼女感」。恋人の日常を“ちょっと主観で切り取った”ような写真が多く、第三者視点で「うらやましい」「キュン」と思わせる演出がポイントです。
2025年は、写真加工よりも「リアルな距離感」や「自然体な表情」が好まれる傾向にあり、カップル系インフルエンサーや“ストーリーズ映え”投稿でも引き続き活用されています。
#映えよりリアル(ナチュラル志向トレンド)
かつての“加工・盛り・キラキラ”路線から、近年は「生活感・自然体・地味かわいい」へとトレンドが変化。その中で注目されているのが「#映えよりリアル」というハッシュタグです。
作り込まれた写真よりも、「ちょっと生活感がある朝ごはん」「崩れてるけど愛おしい部屋」「疲れ顔でも前向きな表情」など、リアルな“今の自分”を肯定する投稿が支持されるようになっています。
このタグは、SNS疲れを感じた人にとっての“逃げ場”や“癒やしの場”にもなっており、今後もナチュラル志向の象徴として広がっていくと予想されます。
X(旧Twitter)で使われる隠語&略語一覧
「界隈」「中の人」「FF」などの定番表現
X(旧Twitter)では、独特の略語や専門用語が飛び交い、“知っている前提”で会話が進むことも少なくありません。中でも使用頻度が高いのが、「界隈(かいわい)」「中の人」「FF(フォローフォロワー)」といった表現です。
-
界隈:ファンコミュニティやジャンル全体のこと(例:ジャニーズ界隈、V界隈など)
-
中の人:企業アカウントやキャラクターアカウントを運営する実際の担当者のこと
-
FF:フォロー関係にある人(Follow/Follower)を略したもので、挨拶やタグなどで使われます(例:「FFさんへご報告」)
これらの言葉は2025年も引き続き使われており、X特有の“距離感のある親しさ”を表現するのに便利なキーワードとなっています。
「〇〇しか勝たん」「情緒が迷子」など感情表現系
Xでは「テンションの浮き沈み」や「情緒の暴れっぷり」もまた、コンテンツの一部。感情を表すユニークな隠語も豊富です。
-
〇〇しか勝たん:「〇〇が最高に好き」という強い肯定(例:「推ししか勝たん」)
-
情緒が迷子:感情の起伏が激しく、何を感じているのか分からない様子(例:「朝は泣いてたのに、今爆笑してる。情緒が迷子」)
-
感情がしんどい:言葉にならない気持ちをざっくり表す万能ワード
これらの言葉は、投稿に共感やリズム感を与えるためによく使われ、「気持ちを共有したい」というユーザー心理が背景にあります。まさにXらしい“言語センス”の表れです。
日常会話にも浸透!?「草」「案件」「界隈ガチ勢」
最近では、X発の隠語が日常会話や他SNSにも広がっています。
-
草:「笑った」の意味(元は「w」がたくさん生える=草)
-
案件:やたらと宣伝っぽい投稿や、スポンサー付きの投稿(例:「これって案件じゃんw」)
-
界隈ガチ勢:特定ジャンルへの熱量が高すぎる人(例:「推し界隈のガチ勢、投稿量えぐい」)
「草」は中高生から大人まで使われるようになり、もはや“第二の「笑」”と言っても過言ではありません。また「案件」や「ガチ勢」は、SNSを少しでも触っていればすぐ伝わる定番語に。
知らずにスルーしてしまうと意味がわからなかったり、誤解が生じたりすることもあるため、見慣れない言葉が出てきたら「まずググる」も一つの対策。SNSをより楽しく、疲れず使いこなすための知識として、ゆるく押さえておくと安心です。
TikTok発|若者言葉&トレンドワード最前線
「〇〇してみた」動画の主流ハッシュタグ
TikTokでは「〇〇してみた」系の動画が常に人気ジャンルです。2025年もその傾向は続いており、「試してみた」「食べてみた」「真似してみた」といったチャレンジ系動画に付けられるハッシュタグがバズのきっかけとなっています。
たとえば:
-
#〇〇チャレンジ(例:#ダンスチャレンジ、#深夜テンションチャレンジ)
-
#〇〇やってみた(例:#無人駅で全力ダッシュしてみた)
-
#〇〇検証してみた(例:#深夜のコンビニ行ったら何買う?検証)
こうしたタグは、トレンドに乗りつつも“自分らしさ”を出しやすく、真似されやすい=拡散されやすいという強みがあります。TikTokでは「共感+参加」が広まりのカギとなるため、今後も“〇〇してみた”系は鉄板と言えるでしょう。
「秒で〇〇」「ワンチャン〇〇」などスラング系
TikTokでは会話のテンポやノリが命。そのため、短くて使いやすいスラング系の若者言葉が日々生まれています。中でも2025年のトレンドは、スピード感・ノリ重視の言い回し。
-
秒で〇〇:一瞬で何かをする・思う(例:「秒で好きになった」)
-
ワンチャン〇〇:可能性が低くても“ひとチャンある”というニュアンス(例:「ワンチャン付き合える?」)
-
エモい:感情が揺さぶられる(例:「この曲、ガチでエモい」)
これらの言葉は、コメント欄やナレーション、テロップなどにも頻出。特に「秒で〜」や「ワンチャン〜」はリズムがよく、リアクションとしてもネタとしても使いやすいことから、2025年も引き続き浸透しています。
口癖化しがち?「それな」「ガチでえぐい」などリアクション語
TikTokのコメント欄や会話系動画で目立つのが、リアクション系の若者言葉。思わず「それな」「わかりみ」「えぐい」などの言葉が口から出る、そんな“ノリの共通語”が多用されています。
-
それな:完全同意。相手の意見や感情に強く共感
-
ガチでえぐい:本気でやばい(感動・驚き・衝撃 すべてに使える万能語)
-
わかりみが深い:「わかる」よりもさらに強い共感表現
特にTikTokでは「声に出したくなる言葉」「コメントしやすい言葉」が人気の傾向にあり、リアクション語は短くてもインパクト抜群。10代~20代の間ではリアルな会話にも広がり、学校や友人同士のやりとりにも自然に溶け込んでいます。
“共感”と“ネタ化”が止まらない!バズる言葉の法則
ネガティブ×ユーモアの「病みかわいい」文化
「病みかわいい」とは、メンタルの不安定さやネガティブな感情を、あえてポップで可愛く表現するSNS文化のこと。
「しんどいけどメイクだけは盛った」「友だちに会いたいけど通知は全部オフ」など、矛盾をそのまま肯定するスタイルが特徴です。
この文化が支持される理由は、無理にポジティブを装わなくていい空気感と、“そんな自分でも大丈夫”という共感のしやすさ。TikTokやXでは「病み投稿だけど加工は盛り盛り」や「泣きながら自撮りしてみた」など、**“陰と陽のミックス感”**がバズを生むトレンドになっています。
2025年現在も、「本音を言ったら病んでるって言われた(笑)」のように、ネガティブをあえて茶化すことで救われる若者が増加。ユーモアを装備した自己開示こそが、今のSNSにおける新しい“強さ”なのかもしれません。
自虐・誇張・あるあるの絶妙バランスが人気の理由
SNSでは、**「わかる〜!」と笑える“あるあるネタ”**が鉄板コンテンツ。その中でも特にバズりやすいのが、「ちょっと自虐」「ちょっと盛ってる」「でもリアル」という、絶妙なバランス感覚を持った言葉や投稿です。
たとえば:
-
「休日に予定なさすぎて枕に相談してる」
-
「人間関係うまくいかないけどポテチは私の味方」
-
「早起きできた日は、それだけで優勝」
このような投稿は、「わかるわかる…」「それ自分すぎる(笑)」と共感の連鎖を呼びやすく、思わずコメントやシェアしたくなる力があります。
さらに、**“ちょっとふざけることで深刻になりすぎない”**のもポイント。自虐やネガティブな内容であっても、ユーモアと“ノリ”で包むことで、多くの人に届きやすくなっています。
バズる言葉には、“感情を言語化するセンス”と、“自分をネタにできる余白”がある。そんな空気感が、今のSNSでは求められているのです。
SNS用語に振り回されないためにできること
知らないと“浦島太郎”?でも焦らなくて大丈夫
SNSの世界では、次から次へと新しい言葉や表現が登場します。数週間前まで流行っていた言葉が、いつの間にか「もう古い」と言われていることも。特にTikTokやXでは、10代〜20代を中心にスピード感が異常に速く、「知らない=置いていかれた気分」になることもあるでしょう。
ですが、すべてを追う必要はありません。
“わからない自分”を受け入れることが、SNS疲れを防ぐ第一歩です。むしろ、わからない言葉に出会ったときは、「今どきってこうなのか〜」と好奇心をもって軽くチェックする程度でOK。
SNS用語に詳しくなくても、人との関係性は築けます。言葉を「使えるかどうか」より、「理解しようとする姿勢」の方がずっと大切です。
使う?使わない?自分に合った距離感を持とう
流行語やSNS隠語は、“無理に使うもの”ではありません。
自分の言葉として自然に馴染むなら使えばいいし、「なんか違うな」と思うなら、使わなくてもまったく問題ありません。大切なのは、流されすぎずに、自分らしい言葉選びができるかどうかです。
たとえば、「草」や「ガチ」はノリで使えても、「秒で〇〇」や「〇〇しか勝たん」がしっくりこない人もいる。それでいいのです。
SNSとの付き合い方には、“正解”も“義務”もありません。
見る専でもいい、使わなくてもいい、でも「知ってる」だけで世界はちょっと広がる。
それくらいの心構えで、言葉との距離感を調整していきましょう。
まとめ|SNS言語を“知る”だけでも、世界が広がる
すべてを真似しなくていい。選び取る感覚を大切に
SNSで飛び交う隠語や流行語は、確かに魅力的で、使いこなすと“今っぽさ”が演出できます。でも、それをすべて取り入れる必要はありません。
「知っているけど、使わない」も立派な選択肢。むしろ、自分の言葉としてしっくりくるものだけを選び取る感覚の方が、ずっと自然で好印象です。
「周りが使ってるから合わせなきゃ…」と無理に取り入れると、どこか浮いてしまったり、逆に“痛い”と感じられてしまうことも。
大切なのは、自分のキャラや立場に合った使い方を見極める柔軟さです。
SNSの言語は“ファッション”のようなもの。流行は追ってもいいけれど、「似合うかどうか」は自分で決めていいのです。
「知ってる」だけで、対話や観察がもっと面白くなる
たとえ使わなくても、流行りの言葉や隠語を“知っている”だけで、SNSの世界はぐっと読み解きやすくなります。
他人の投稿が深く理解できたり、若い世代との会話の中で「あ、それ聞いたことある」と反応できたり…。そんな小さな「わかる」が、人との距離を少し近づけるきっかけになります。
また、知識としてストックしておくことで、「今どんな価値観が広がっているのか」「どんな表現が共感を呼んでいるのか」が見えてきます。
SNSの世界は、ある意味で“言葉の実験場”。その観察自体が、ちょっとしたエンタメにもなるのです。
使うかどうかよりも、“面白がれるかどうか”が、SNSとの上手な付き合い方のヒント。
言葉の流行を知ることは、世界の変化を知ることでもあります。あなたらしい距離感で、SNSをもっと楽しんでいきましょう。


最新記事 by 高橋いつき |言葉と健康の知識を届ける専門ライター (全て見る)
- 朝方にふくらはぎがつるのはなぜ?原因と予防に効く“体にやさしい習慣”とは - 2025年7月1日
- 喉がイガイガするけど痛くないのはなぜ?考えられる原因と自宅でできるケア方法まとめ - 2025年7月1日
電話番号 052-265-6488