レジ袋の正式名称って知ってる?由来や意外な雑学をわかりやすく解説
コンビニやスーパーでもらう「レジ袋」。何気なく使っているけれど、実はその名前や歴史、デザインには意外な秘密があるって知っていましたか?
今回は「レジ袋の正式名称って知ってる?由来と雑学」というテーマで、レジ袋の成り立ちや呼び名の広まり、豆知識クイズまでを一挙にご紹介!
知っておくと日常がちょっと楽しくなる、レジ袋にまつわるトリビアをぜひチェックしてみてください。
🟦 レジ袋の正式名称ってなに?
🟩 実は「レジ袋」は通称だった!
コンビニやスーパーでおなじみの「レジ袋」という言葉。実はこれは正式な名称ではなく、私たちの間で広まった通称なのをご存じでしょうか?
「レジ袋」は「レジ(=レジスター)」で提供される袋だからこう呼ばれるようになりました。誰にでもわかりやすいネーミングですが、法律や業界では別の呼び方がされているんです。
🟩 正式名称は「〇〇袋」だった?
レジ袋の正式名称は、「プラスチック製買物袋」または「ポリエチレン製買物袋」とされています。
特に「容器包装リサイクル法」や環境省の資料では「プラスチック製買物袋」と記載されており、これが行政的な正式名称といえるでしょう。
ただし、業界団体やメーカーの間では「ポリ袋」や「HDPE袋(高密度ポリエチレン袋)」など、材質に基づく表現が使われることもあります。
つまり、「レジ袋=ポリ袋」というイメージは一部正しいものの、正式には使い方や材質によって異なる呼び方があるというのが正確な理解です。
🟩 レジ袋とポリ袋の違いとは?
「レジ袋」と「ポリ袋」、見た目はよく似ていますが、実は使われるシーンや形状、素材に明確な違いがあります。
項目 | レジ袋 | ポリ袋 |
---|---|---|
主な用途 | 買い物袋(レジで提供) | 梱包・保存・分別など多用途 |
形状 | 持ち手付き(タンク型) | 持ち手なし(角形や筒型) |
素材 | HDPE(高密度ポリエチレン)が主流 | LDPE(低密度)やHDPEなど用途に応じて多様 |
提供場所 | スーパー・コンビニなど | ドラッグストア・ホームセンター・業務用など |
レジ袋は**「買い物用」「持ち運びに便利な形状」という点で特徴づけられ、ポリ袋はより汎用的な袋として使われています。
そのため、レジ袋はポリ袋の一種であるものの、「買い物用に特化したポリ袋」=レジ袋**という使い分けがされているのです。
🟦 レジ袋の由来をたどる
🟩 いつから使われ始めたの?
レジ袋が日本で普及し始めたのは、1970年代後半から1980年代初頭のことです。
当時、スーパーなどの小売業界では紙袋が主流でしたが、コストや耐久性、耐水性の面で問題がありました。
そこに登場したのが、ポリエチレン製の袋。軽くて丈夫、しかも水にも強く、大量生産が可能という特長から、1970年代後半にレジ袋が少しずつ導入され始めたのです。
特に注目すべきは、1980年代に入ってからの急速な普及。この時期には、全国のスーパーやコンビニでレジ袋が当たり前のように使われるようになり、私たちの生活にすっかり定着しました。
🟩 「レジ袋」という呼び名の広まり
「レジ袋」という言葉は、もともと**「レジ(会計)で提供される袋」**という意味合いから自然発生的に生まれた通称です。
業界で最初にこの言葉を使った明確な記録は残っていませんが、1980年代以降、スーパーマーケットやメディア、広告などを通して徐々に一般化していったと考えられています。
レジ袋の正式名称は「ポリエチレン製買物袋」や「プラスチック製買物袋」ですが、この正式名称は日常生活では馴染みにくく、一般には浸透しませんでした。
その代わり、「レジ袋」というシンプルでわかりやすい言葉が、消費者の間で定着したのです。
現在では「レジ袋」が広辞苑や国語辞典にも掲載されており、生活用語として完全に認知されていると言えるでしょう。
🟩 コンビニ・スーパーでの導入背景
レジ袋が全国のスーパーやコンビニに導入された背景には、物流の効率化とコスト削減のニーズがありました。
紙袋に比べてレジ袋は…
-
安価(製造コストが低い)
-
軽量でかさばらない
-
濡れても破れにくい
という利点があり、業界にとって非常に魅力的な選択肢だったのです。
特に、1980年にセブン-イレブンが全国展開を始めるタイミングでレジ袋の使用が本格化。このころから大手小売チェーンがこぞって採用するようになり、全国的に急速に広まったとされています。
その後、袋詰めの効率やブランドロゴの印刷などのマーケティング的な効果もあり、レジ袋は店舗運営に欠かせないアイテムとして定着していきました。
🟦 知ってると話したくなる!レジ袋の雑学
🟩 レジ袋に隠されたデザインの工夫
一見シンプルに見えるレジ袋ですが、実はそこには使いやすさを追求したさまざまな工夫が詰め込まれています。
代表的なのが「タンク型(胴付きタイプ)」と呼ばれる形状。これは…
-
持ち手がついている
-
袋の口が広く開きやすい
-
収納時にかさばらない
というメリットを兼ね備えた、まさに機能美の形です。
さらに、底の「マチ」にも注目。平らな底面を作ることで、牛乳や弁当などの重くて横に広い商品も安定して入れられるようになっています。
また、袋の素材には高密度ポリエチレン(HDPE)が多く使われており、シャカシャカとした触感とともに強度と軽さを両立。
低コストかつ高機能という、まさに合理性のかたまりといえるデザインなんです。
🟩 レジ袋有料化の目的と影響
2020年7月、日本全国でレジ袋の有料化が義務付けられたことは記憶に新しいでしょう。
その目的は明確で、「プラスチックごみ削減による環境保護」です。
環境省は、使い捨てプラスチックの象徴でもあるレジ袋を「有料にする」ことで、消費者の意識を高め、マイバッグの利用促進や不要な袋の削減を促すことを狙いました。
実際、導入から1年後の調査では、
-
レジ袋辞退率は7割以上に上昇
-
マイバッグ持参率が大幅アップ
という結果が報告されており、一定の効果を上げたと評価されています。
ただし一方で、「レジ袋だけが環境問題の原因ではない」という指摘もあり、環境教育や分別リサイクルなどの総合的な対策の必要性も再認識されました。
🟩 海外では呼び方が違う?英語表現あれこれ
私たちが普段「レジ袋」と呼んでいる袋、海外ではどのように呼ばれているのでしょうか?
実は英語圏でもいくつか呼び方があり、場面によって使い分けられています。
-
plastic bag(プラスチックバッグ)
もっとも一般的な呼び方。素材に注目した表現です。 -
shopping bag(ショッピングバッグ)
買い物用であることを示す言い回し。紙袋にも使われることがあります。 -
carrier bag(キャリアバッグ)(主にイギリス)
持ち運ぶ(carry)という視点からの名称で、特にレジ袋のような取っ手つきの袋に使われます。 -
grocery bag(グローサリーバッグ)(主にアメリカ)
食料品(groceries)を入れる袋として、スーパーマーケットなどで使われる表現です。
国や地域によって微妙にニュアンスが異なり、文化や流通スタイルに根ざした表現がされているのも興味深いポイントですね。
🟦 おまけ:レジ袋にまつわる豆知識クイズ!
🟩 意外と知らない?○×クイズでチェック!
ここからはちょっと息抜き。
あなたはレジ袋について、どれくらい知っているでしょうか?
○か×で答える「レジ袋豆知識クイズ」にチャレンジしてみましょう!
Q1:レジ袋の正式名称は「レジ用ポリ袋」である。
→ ×
正式名称は「プラスチック製買物袋」や「ポリエチレン製買物袋」です。
Q2:日本でレジ袋が普及し始めたのは1980年代である。
→ ○
1970年代後半から導入され、1980年代に急速に広まりました。
Q3:レジ袋は全て生分解性プラスチックでできている。
→ ×
多くは高密度ポリエチレン(HDPE)製。生分解性素材は一部のみで、一般的ではありません。
Q4:レジ袋にマチ(底の折り込み)があるのは、見た目のためである。
→ ×
マチは安定して商品を入れるための実用的な工夫です。
Q5:「carrier bag」という言い方は、イギリスでレジ袋を指す。
→ ○
「carrier bag」はイギリス英語でレジ袋の一般的な表現です。
🟩 あなたはいくつ正解できる?
いかがでしたか?
レジ袋という日常的なアイテムにも、意外と知られていない雑学が詰まっています。
3問以上正解できた方は、なかなかの「レジ袋マスター」かもしれません!
クイズを通じて、「普段何気なく使っているものにこそ奥深い背景がある」という視点が持てるようになると、日常が少し面白くなりますよ。
気になる方は、家族や友人にもこのクイズを出してみてください。
ちょっとした話のネタにもぴったりです!
🟦 まとめ|レジ袋の名前を知ると見方が変わるかも?
🟩 普段使っているモノの背景を知ろう
「レジ袋」という何気ない言葉にも、正式名称や歴史、デザインの工夫などの背景があることが分かりました。
普段当たり前のように使っているモノも、その名前や由来、使われ方を知ることで、見え方が少し変わってくるのではないでしょうか。
レジ袋は、単なる「袋」ではなく、生活に根付いた機能的なツールであり、環境問題と向き合うきっかけにもなっています。
身近なアイテムだからこそ、少しの知識が「気づき」や「意識の変化」につながるのです。
🟩 雑学は日常をちょっと楽しくしてくれる
「レジ袋の正式名称は?」「海外ではなんて呼ばれてる?」——
そんな雑学を知っていると、日常のちょっとした会話にも花が咲くかもしれません。
雑学は、ただの知識にとどまらず、人とのコミュニケーションのきっかけや、自分の視野を広げるヒントにもなります。
レジ袋ひとつ取っても、そこには工夫・歴史・文化・環境問題と、実にさまざまなトピックがつながっているのです。
何気ないモノの「名前」から世界が広がる。
そんな体験をこれからも大切にしてみてください。


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