耳の匂いが気になる方へ|原因から改善法・おすすめケアグッズまで徹底解説!
「なんだか耳のあたりが臭う気がする…」「人と近づくのがちょっと不安」——そんな経験はありませんか?
実は、耳の匂いには明確な原因があり、日々のちょっとしたケアで驚くほど改善できることも。
この記事では、耳の匂いが発生する主な原因から、セルフケアの方法、そして市販のおすすめケアグッズまでを徹底解説。
さらに、匂いの奥に隠れた病気の可能性にも触れながら、誰でも今日から始められる“耳まわりの清潔習慣”をご紹介します。
自分自身の清潔感を高めたい方は、ぜひチェックしてみてください。
耳が臭うのはなぜ?意外と知らない「耳の匂いの原因」
「なんとなく耳のあたりがにおう気がする…」そんな経験はありませんか?
実は耳の匂いには、いくつかのはっきりとした原因があります。
気づかないうちに日常生活の中で蓄積されていることも多く、「耳=顔の延長」として、清潔を保つ意識が大切です。
それでは、主な原因とその背景を詳しく見ていきましょう。
皮脂や汗による菌の繁殖
耳の周辺には皮脂腺が多く、顔と同じように皮脂や汗が分泌されます。
この皮脂や汗が毛穴や耳のくぼみにたまり、そこに常在菌が繁殖することで、特有のにおいを発するようになります。
特に暑い季節や運動後など、汗をかきやすい状況では、耳の裏や耳たぶの付け根に皮脂汚れが残りやすくなります。
▶対策ポイント
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毎日の洗顔時に「耳の裏・耳の付け根」も丁寧に洗う
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タオルで拭くときも、耳まわりを忘れずに清潔に
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汗をかいたら早めに拭き取る or 抗菌シートを活用する
耳掃除のしすぎ・しなさすぎ
耳垢は自然に排出される仕組みがありますが、放置しすぎると湿って臭う原因になります。
逆に、耳掃除を頻繁にしすぎると、耳の中の皮膚を傷つけて炎症や細菌繁殖の原因にも。
「ほどよく・やさしく」が耳掃除の基本です。
▶対策ポイント
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耳掃除は週に1回程度が目安(綿棒 or 耳かき)
-
入口付近の耳垢を取るだけでOK。奥まで入れない
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耳垢が湿っているタイプの人は、専用のイヤークリーナーもおすすめ
イヤホンやピアスの長時間使用
長時間イヤホンやピアスを装着していると、耳が蒸れて雑菌が繁殖しやすくなります。
さらに、ピアスホールやイヤホンのパーツに汚れや皮脂が残っていると、それが酸化して悪臭の元に。
とくにワイヤレスイヤホンは耳に密着するため、通気性の悪さがにおいの原因になりやすいのです。
▶対策ポイント
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イヤホンやピアスは定期的に除菌・洗浄する
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長時間使用した日は、使用後に耳のまわりを清潔に保つ
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ピアスホールはぬるま湯&綿棒でやさしくケア
加齢臭やホルモンバランスの変化も原因に
30代以降になると、皮脂の成分が変化し、「ノネナール」というにおい物質が増えてきます。
この加齢臭成分は、耳の後ろ〜首元にかけて多く分泌されるため、年齢とともに耳の匂いが気になりやすくなるのです。
また、ホルモンバランスの乱れやストレスも皮脂の分泌に影響し、においを強くする要因となります。
▶対策ポイント
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耳の裏・うなじまで含めた丁寧な洗顔やボディケアを習慣に
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ストレスや睡眠不足にも注意し、ホルモンバランスを整える生活習慣を意識する
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加齢臭対策用のデオドラント製品も耳まわりに使えるものを活用
耳の匂いを改善するセルフケア方法
耳の匂いを改善するには、「特別なケア」よりも、「日々の小さな習慣」を見直すことが重要です。
耳は顔の延長でありながら、ついケアを怠りがちなパーツ。
清潔を保つだけで、においの原因となる菌や汚れをぐっと減らすことができます。
ここでは、今日から実践できるセルフケアの具体策をご紹介します。
正しい耳掃除の頻度とやり方
耳掃除のしすぎは皮膚を傷つけて炎症を招き、逆に耳の匂いを強める原因に。
一方で、まったく掃除しないままだと、耳垢が湿って酸化し、においの元になります。
大切なのは「ほどよい頻度」と「正しい掃除法」です。
▶対策ポイント
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耳掃除は週に1〜2回程度が適切
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使用するのは、先端がやわらかい綿棒や耳かきを
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掃除は耳の入口から1cm以内だけで十分。奥に押し込まない
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湿り気のある耳垢の人は、**イヤークリーナー(液体タイプ)**の活用も◎
ワンポイント:入浴後の耳掃除は皮膚がふやけて傷つきやすいので注意。
乾いた状態で、やさしく行うのがベストです。
耳のまわりを毎日洗うことの重要性
耳の匂いの大半は「耳の中」ではなく、耳の裏・耳たぶ・耳の付け根などの「外側」に原因があります。
顔を洗うときやシャンプー時に、耳まわりを洗い忘れていると、皮脂や汗がたまり、においの温床に。
▶対策ポイント
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洗顔や洗髪時に、耳まわりも一緒に洗う習慣を
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指の腹でやさしく洗い、泡をしっかりすすぐこと
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汗をかいた日は、抗菌シートや濡れタオルで拭くケアも有効
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ボディソープを使う場合は、低刺激タイプを選ぶと安心
意識したい部位:
耳の裏・耳たぶの付け根・耳の穴のまわり・うなじとの境目など
入浴後は耳の水分をしっかり拭き取る
お風呂上がり、耳の中や周辺に水分が残ったままだと、雑菌が繁殖しやすくなり、においの原因になります。
特に耳のくぼみや耳の裏は水分がたまりやすく、乾きにくい場所です。
▶対策ポイント
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入浴後は清潔なタオルやティッシュで丁寧に拭く
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耳の中は乾いた綿棒で軽くぬぐう程度でOK
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髪の毛が耳にかかる場合は、ドライヤーでしっかり乾かすことも重要
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蒸れやすい人は、入浴後にイヤーシートなどで除菌・乾燥ケアも◎
NG行動:濡れたままの状態でイヤホンをつけたり、髪を乾かさず放置すること
枕カバー・イヤホンは定期的に洗浄を
耳の匂いは、肌に直接触れる「もの」からも影響を受けます。
とくに枕カバーやイヤホンは皮脂や汗、雑菌が付着しやすく、洗わずに使い続けることで耳まわりの清潔を保ちにくくなります。
▶対策ポイント
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枕カバーは週2〜3回の洗濯が理想
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イヤホンはアルコールシートや専用クリーナーでこまめに拭く
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ピアスやイヤーカフも定期的にぬるま湯・中性洗剤で洗浄を
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洗い替えの枕カバーを数枚用意して、常に清潔をキープ
プラスα:抗菌・防臭加工されたファブリックや、通気性の良いイヤーパッドを使うと、においの蓄積を抑えやすくなります。
耳の匂い対策におすすめのケアグッズ6選
耳の匂い対策は、毎日のセルフケアに加えて「専用アイテム」を取り入れることで、より効果的に行うことができます。
ここでは、実際に使いやすく、耳まわりの衛生とにおいケアに役立つグッズを6つ厳選して紹介します。
①イヤークリーナー(液体タイプ)
耳垢が湿りがち、においが強くなりやすい人に特におすすめなのが、液体タイプのイヤークリーナー。
耳の中に数滴垂らして使用することで、奥にたまりやすい皮脂や汚れを浮かせて落とすことができます。
▶おすすめポイント
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耳の中を濡らさず・こすらず洗える
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殺菌・消臭効果のある成分を含む製品も多い
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使用後に綿棒で軽く拭き取るだけの手軽さ
使用頻度の目安:週1〜2回
※過度な使用は避け、説明書を守りましょう。
②耳専用の抗菌ウェットシート
耳の裏や耳たぶ、ピアスまわりなどを清潔に保つのに便利なのが、抗菌タイプのウェットシート。
肌にやさしい処方のものを選べば、外出先でも気軽に使えます。
▶おすすめポイント
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外出先や汗をかいた後にサッと拭ける
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肌にやさしいノンアルコール・無香料タイプがおすすめ
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コンパクトで携帯しやすく、耳だけでなく首元やうなじにも◎
プチ情報:赤ちゃん用のおしりふきの一部も、低刺激&無添加で耳ケアに使えます。
③低刺激タイプの綿棒
耳掃除に使う綿棒は、耳の中の皮膚に直接触れるため、できるだけ低刺激で柔らかい素材を選ぶのが基本です。
特に敏感肌の方や、耳の中が傷つきやすい人は「赤ちゃん用」や「敏感肌用」綿棒が◎。
▶おすすめポイント
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コットン100%、ふわふわ素材のものが安心
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抗菌加工済みや、細い・太いなど形状違いも選べる
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耳掃除だけでなく、イヤホンの掃除やピアスケアにも活用可能
注意点:耳の奥まで突っ込まず、入口付近だけを軽くぬぐうように使いましょう。
④耳まわり用洗顔・ボディソープ
顔や体と同様、耳のまわりも皮脂や汗で汚れやすい部位です。
洗浄力が強すぎず、かつ殺菌・消臭効果のある洗顔料やボディソープを選ぶと、においケアに効果的です。
▶おすすめポイント
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低刺激・弱酸性・植物由来成分のものが◎
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加齢臭・皮脂臭ケアに特化した男性用ボディソープも耳ケアに使える
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泡立ちが良く、すすぎやすいタイプだと耳の裏まで洗いやすい
一工夫:スポンジや泡立てネットで、泡をたっぷり使うのが肌への負担を抑えるコツ。
⑤抗菌仕様のイヤホン・カバー
イヤホンは直接耳に触れるものだからこそ、抗菌仕様のパーツを選ぶことも匂い対策の一環。
また、イヤーパッドやシリコン部分が交換可能なタイプなら、定期的な洗浄・交換も簡単です。
▶おすすめポイント
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抗菌加工済みのシリコンカバーやイヤーチップが◎
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洗浄しやすい取り外し式タイプを選ぶと長持ち&衛生的
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耳垢がつきにくい素材・形状を選ぶのもポイント
合わせて使いたい:イヤホン用クリーナーや除菌スプレー
⑥消臭スプレー(衣類・髪・耳まわり用)
耳まわりのにおいが気になるときは、肌にも使える消臭スプレーを取り入れるのも一つの方法。
汗をかきやすい夏場や人と近づく場面でのエチケットとして活躍します。
▶おすすめポイント
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頭皮や首元にも使えるミストタイプのデオドラントが便利
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無香料タイプを選べば、香りが混ざる心配もなし
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衣類や枕などにも使えるタイプなら、耳のまわり全体の清潔感をキープ
注意点:耳の穴の中には使用しないこと。耳たぶ・耳裏・首まわりなどに使いましょう。
病気が原因かも?耳の匂いが強くなるケース
耳の匂いは、汚れや皮脂の蓄積によるケースが多いものの、まれに病気が関係していることもあります。
とくに「膿っぽい」「ドブのような強いにおい」など、普段と明らかに違う匂いが続く場合は、自己判断せずに耳鼻科を受診しましょう。
ここでは、耳の匂いが強くなる病気と、そのサインについて解説します。
慢性中耳炎や外耳炎などの耳の病気
耳の中に炎症が起きると、分泌物(膿や滲出液)が発生し、それが強い悪臭の原因になることがあります。
とくに慢性中耳炎・外耳炎・鼓膜炎などは、耳垢とは異なるにおいが出ることが多く、注意が必要です。
こんな症状があれば要注意
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耳の中から膿のような匂いがする
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耳だれ(黄色〜白っぽい液体)が出る
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耳の中がズキズキ痛む、かゆい
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聞こえにくくなったり、耳鳴りがする
▶対策ポイント
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耳掃除のしすぎ・不衛生な器具の使用が原因になることも
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気になる症状があれば、早めに耳鼻科を受診
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放置すると慢性化や難聴のリスクもあるため、早期対応が大切
膿のような匂いがする時は早めに受診を
「なんとなく臭い」レベルを超えて、腐敗臭や膿のようなツンとしたにおいがする場合、
それは体が出している明確な異常サインです。
匂いとともに、耳だれ・痛み・かゆみ・圧迫感があるなら、炎症や感染症の可能性が高まります。
▶対策ポイント
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市販薬で済ませようとせず、耳鼻科での検査と治療を優先
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自分で耳の中をいじらないこと(悪化の原因になります)
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医師の処方による抗生剤や点耳薬で適切にケアすることが回復の近道
耳は非常に繊細な器官です。
自己流ケアを続けるよりも、プロの診断と処置を受けたほうが、安心・安全です。
皮膚疾患や糖尿病が関係することも
耳のにおいが「炎症もなく、清潔にしても改善しない」場合は、体質や内科的な要因も考えられます。
代表的なものが、脂漏性皮膚炎・アトピー性皮膚炎・糖尿病などの慢性疾患です。
とくに糖尿病になると、免疫力が低下して細菌が繁殖しやすくなるため、耳の周囲でもトラブルが起きやすくなります。
▶対策ポイント
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耳だけでなく頭皮・顔・首などの皮膚の状態も観察する
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「治りにくい肌荒れ」や「かさつき・湿疹」があれば皮膚科を受診
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生活習慣病や血糖値の異常がある場合は、内科での定期的なチェックを
においは、体の不調が“におい”として現れていることもある。
外側だけでなく、内側からも健康を見直していく視点が必要です。
まとめ|耳の匂いは毎日のちょっとしたケアで変わる
耳の匂いは、特別なケアをしなくても**「意識」と「習慣」を変えるだけで、確実に改善が期待できる」ものです。**
耳は顔の延長線上にありながら、洗い残しやすく、見落とされがちな部位。
けれど、少し手をかけるだけで、匂いの悩みから解放され、自分自身の清潔感にも自信が持てるようになります。
「耳も顔の一部」として意識しよう
耳のまわりには皮脂腺や汗腺が多く、顔と同じくらい汚れやすいエリアです。
けれど、「耳を洗う・ケアする」という意識を持つ人は意外と少なく、洗顔時に“ついでに”洗っている程度の人も多いのではないでしょうか?
でも実は、耳こそが第一印象や清潔感を左右する“盲点ゾーン”なのです。
▶ケア意識のポイント
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毎日のスキンケアや洗顔と同じように、耳まわりもセットでケアする
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「耳の裏・耳たぶ・付け根・うなじ」までを一体として考える
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鏡を見たときやシャンプー時に、耳を“忘れない”意識を習慣化
清潔に保たれた耳は、見た目にもきれいで、におい対策にもつながります。
「耳も顔の一部」──その気づきが、匂いケアの第一歩です。
におい対策は“清潔・通気・抗菌”がキーワード
耳の匂い対策においては、「何かを足す」よりも、まず余分な皮脂や汚れを取り除く=清潔が基本。
さらに、耳まわりの**“通気性”と“抗菌環境”**を意識することが、匂いを根本から防ぐカギになります。
▶覚えておきたい3つの基本キーワード
① 清潔:
毎日きちんと洗う。耳掃除は適度に。タオルやイヤホンも清潔に保つ。
② 通気:
蒸れないようにピアスやイヤホンは長時間つけすぎない。
髪型で耳が密閉されないような工夫も◎。
③ 抗菌:
イヤホン、ピアス、枕カバーは抗菌・消臭効果のあるものを選ぶ。
必要に応じて、耳まわりに使える抗菌シートやスプレーを活用。
これら3つを日常に取り入れることで、耳のにおいは確実に改善していきます。
手軽な工夫でも、続ければ清潔感は“習慣化”され、匂いに悩まない自分に変わっていけるのです。


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