空耳英語・ジャパグリッシュ語一覧|笑える!間違い和製英語まとめ
「サラリーマン」「コンセント」「ペットボトル」…これら、英語っぽいけど実は英語圏ではまったく通じないってご存じでしたか?
日本で当たり前に使われている“空耳英語”や“ジャパグリッシュ”は、思わず笑ってしまうものから、海外で通じずに困ってしまうものまで様々。
本記事では、定番の和製英語から実用シーンで注意すべき表現、さらに正しい英語への言い換えまで、一覧で分かりやすくご紹介!
「なんで伝わらないの?」のモヤモヤを解消し、笑えて学べる英語力アップ記事としてお届けします。
🟦 空耳英語・ジャパグリッシュってなに?
日本語の中には、一見英語のように見えるけれど、実は英語圏ではまったく通じない言葉がたくさん存在します。それが「空耳英語」や「ジャパグリッシュ(Japanglish)」と呼ばれるものです。これらの言葉は、英語をベースにしながらも日本独自の意味や使い方に変化しており、和製英語の一種として知られています。
この記事では、そんな笑える和製英語の一覧を紹介しながら、「空耳英語」や「ジャパグリッシュ」の意味や違いについても詳しく解説していきます。英語を勉強している方はもちろん、日常の中で「これって英語じゃなかったの!?」と驚く発見があるかもしれません。
🟨 そもそも「和製英語」とは?
**和製英語(わせいえいご)**とは、英語を語源としながらも、日本で独自に作られた言葉や意味を持つ表現のことです。日本語としては広く使われていても、ネイティブスピーカーに言ってもまったく通じないケースが多いのが特徴です。
例えば、「サラリーマン(salaryman)」や「OL(オーエル)」は、典型的な和製英語。英語圏の人にとっては聞き慣れない単語で、「それ何?」と首をかしげられることも少なくありません。
和製英語は日本の生活にすっかり根付いており、言語文化の一部としても興味深い存在です。
🟨 「空耳英語」と「ジャパグリッシュ」の違い
「空耳英語」とは、実際には英語ではないのに、英語のように聞こえてしまう日本語や和製英語のこと。耳で聞いて「なんとなく英語っぽい」と誤解されがちですが、ネイティブにはまったく意味が通じません。
一方、「ジャパグリッシュ(Japlish / Japanglish)」は、「Japanese」と「English」が混ざった造語で、日本人特有の発音・文法・意味づけによって変化した英語のことを指します。つまり、実際に英語を使っているけど、文法や表現が英語らしくない状態です。
-
空耳英語:完全に日本オリジナルの造語や誤認語(例:コンセント)
-
ジャパグリッシュ:英語の要素はあるが不自然または間違っている(例:Let’s go to driving)
このように、両者にはニュアンスの違いがあるものの、どちらも正しい英語ではないという点では共通しています。
🟨 なぜ日本人は間違った英語を使ってしまうのか?
日本人が空耳英語やジャパグリッシュを使ってしまう理由は、主に以下のような背景があります。
-
教育での習慣化
学校教育や教材の中で和製英語がそのまま使われているケースがあり、正しい英語との区別がつきにくい状況が生まれています。 -
メディアや広告の影響
テレビCMや商品名、カタカナ表記などにおいて、英語風の表現が多用されており、「英語っぽくてオシャレ」=「正しい」という誤解が広がっています。 -
発音の壁
日本語の発音体系と英語の発音が大きく異なるため、正しい音を認識するのが難しく、空耳的に「こう聞こえる」と誤解しやすいのです。 -
実用性よりもイメージ重視
実際の英語の意味よりも、言葉が持つイメージや響きを優先して使われるケースも多く、「使っているうちに定着してしまった」言葉も多数存在します。
こうした要因が重なり、日本では間違っていても通じてしまう英語が当たり前になっています。
🟦 爆笑必至!空耳英語・ジャパグリッシュ語一覧【定番編】
日本語にすっかり定着している「英語っぽい言葉」の中には、実は英語圏ではまったく通じない和製英語がたくさんあります。
ここでは、特に有名で思わず笑ってしまうような「空耳英語」「ジャパグリッシュ語」の定番をピックアップ!
「え、それもダメなの!?」と驚くような言葉が続々登場します。英語学習者も必見のリストです。
🟨 「マイバスケット」→英語圏では通じない?
スーパーなどでよく見る「マイバスケット」という表現、じつは英語ではありません。
英語では「reusable shopping basket」や「personal shopping basket」などがより自然な表現になります。
「my」をつければ英語になると思いがちですが、ネイティブにとっては「何のこと?」となってしまいます。
🟨 「サラリーマン」は和製英語?
多くの日本人が自分の職業として使う「サラリーマン(salaryman)」ですが、これは完全なる和製英語。
英語でこのような言い方は存在せず、正しくは:
-
会社員:office worker
-
企業勤めの人:corporate employee
などと表現します。なお、英語圏では「salaryman」はカタカナ文化としてジョーク的に認識されていることも。
🟨 「コンセント」はコンセントじゃない!?
「コンセント」=電源プラグの差し込み口という意味で使っている日本人は多いですが、これは完全に日本独自の空耳英語。
英語で「コンセント」と言うと、「同意・合意(consent)」と解釈されてしまうかも。
正しくは:
-
電源プラグの差込口 → outlet
-
差込口の場所 → power socket / electrical outlet
と表現しましょう。
🟨 「フライドポテト」と「ポテトチップス」の混乱
日本では「フライドポテト」=細長いポテトを揚げたもの(マックのアレ)を意味しますが、英語圏では違います。
-
アメリカ英語 → french fries
-
イギリス英語 → chips
そして、「ポテトチップス」と呼んでいるもの(薄くスライスした揚げポテト)は:
-
アメリカ英語 → potato chips
-
イギリス英語 → crisps
日本人がこのあたりをごちゃまぜにして使っていると、海外では注文を間違えられる可能性もあります。
🟨 「ペットボトル」って英語で通じる?
「ペットボトル」という呼び方は、日本特有の言い方で、英語では基本的に通じません。
「PET」という言葉はプラスチックの素材(ポリエチレンテレフタレート)ですが、英語圏ではそれを意識して呼ぶことはまずありません。
英語での自然な言い方は:
-
plastic bottle
-
water bottle(中身によって変わる)
「ペットボトル持ってる?」と言っても、外国人には「ペット?ボトル?動物用…?」と混乱される可能性大です。
🟨 「マンション」は高級住宅じゃない?
日本でいう「マンション」は、集合住宅であっても比較的高級でしっかりした建物を意味しますが、英語の「mansion」はまったく別物。
英語では「mansion」と言うと、「大豪邸」「超広い家」「お金持ちの邸宅」という意味になります。
日本の「マンション」に該当する英語表現は:
-
apartment(アメリカ英語)
-
flat(イギリス英語)
-
condominium(condo):分譲タイプの場合
外国人に「I live in a mansion」と言うと、「えっ!?大富豪!?」と勘違いされるかも。
🟦 実は危ない?通じない和製英語【実用シーン編】
日常生活ではなんとなく通じてしまう和製英語も、実際の英語圏で使うと全く意味が通じないことがあります。
特に、旅行やビジネスなどの「実用的なシーン」で和製英語をそのまま使ってしまうと、誤解やトラブルの原因になることも。
ここでは、そんな「危ないジャパグリッシュ」をシーン別に紹介し、ネイティブに通じる正しい英語表現も併せて解説します。
🟨 旅行先で通じなかった英語
海外旅行では、「カタカナ英語」で乗り切れると思っていたら通じずに困った…という体験をした人も多いはず。
以下は、特に通じにくい和製英語の一例です。
和製英語 | 通じない理由 | 正しい英語表現 |
---|---|---|
フロント(ホテルの) | frontは「前面」の意味 | reception または front desk |
モーニングコール | 日本独自の表現 | wake-up call |
ドライヤー | 英語では別の意味に | hair dryer |
バイキング(食事) | 英語圏では意味不明 | buffet(ビュッフェ) |
英語圏のホテルやレストランでは、通じる単語を使わないと全く理解されないことがよくあります。
「伝わるだろう」と思わず、現地での表現を確認しておくことが大切です。
🟨 ビジネス英語でのNGジャパグリッシュ
ビジネスの現場でも、和製英語やカタカナ英語をそのまま使ってしまうと、失礼・誤解・信頼損失に繋がることがあります。
よくあるNG表現と、正しい英語を以下にまとめます:
和製英語 | ネイティブの反応 | 正しい表現 |
---|---|---|
サラリーマン | 意味不明、死語っぽく聞こえる | employee, office worker |
プレゼン | 略語すぎて曖昧 | presentation |
スキルアップ | 通じない表現 | improve my skills |
クレーム | 苦情という意味で使うが… | complaint(正しい) ※”claim”は「主張」という意味で異なる |
ニュアンス | 意味はあるが違和感あり | implication, subtle meaning など文脈で調整 |
特にclaim(クレーム)問題は有名で、日本では「文句を言う」という意味合いで使われますが、英語で”make a claim”は「請求・主張する」というニュアンス。全く違う意味になるので要注意です。
🟨 英語学習者がやりがちな誤解ワード
英語を学び始めたばかりの人が特に注意したいのが、「カタカナで覚えた英語」が実際には意味が違う、または通じないケースです。
以下は、英語学習者がつまずきやすい“空耳英語”や“誤用しがちな和製英語”の一部です:
覚えがちな言葉 | 間違いの理由 | 本来の英語 |
---|---|---|
ノートパソコン | 英語では意味不明 | laptop または notebook computer |
シャープペンシル | 誰も使わない表現 | mechanical pencil |
ガソリンスタンド | 英語では伝わりにくい | gas station(米) / petrol station(英) |
スマート(痩せてる) | 英語のsmart=頭がいい | slim, fit, leanなどで言い換え |
ホッチキス | 固有名詞が語源、英語では通じない | stapler |
こうした言葉をそのまま覚えてしまうと、英会話でのズレが発生してしまい、通じない・意味が変わるリスクがあります。
英語を学ぶときには、「日本での意味」ではなく、英語圏で実際に使われる自然な言い回しを意識することが重要です。
🟦 通じる英語に直すとどうなる?
ここまで紹介してきた「空耳英語」「ジャパグリッシュ」ですが、じゃあ実際にはどう言い換えれば正しく・自然に通じる英語になるのでしょうか?
このセクションでは、和製英語の代表例を正しい英語表現に言い換えた一覧と、ネイティブが日常で実際に使うナチュラルな表現を解説します。
旅行・ビジネス・英会話すべての場面で役立つ、即使える英語フレーズをまとめました!
🟨 空耳英語の正しい言い換え一覧
下記は、日本でよく使われる“通じない英語”を、英語圏でもスムーズに伝わるように修正した言い換えリストです。
❌ 和製英語 | ✅ 通じる英語表現 |
---|---|
サラリーマン | office worker / company employee |
コンセント | outlet / power socket |
マンション | apartment / condo(分譲) |
ペットボトル | plastic bottle / water bottle |
フライドポテト | french fries(米) / chips(英) |
シャープペンシル | mechanical pencil |
ホッチキス | stapler |
バイキング(食べ放題) | buffet |
ガソリンスタンド | gas station(米) / petrol station(英) |
クレーム(苦情) | complaint |
スマート(痩せている) | slim / fit / lean |
スキルアップ | improve my skills / skill development |
ノートパソコン | laptop / notebook computer |
モーニングコール | wake-up call |
フロント(ホテル) | front desk / reception |
多くの場合、日本語では「それっぽく聞こえる」英語がそのまま広まり、本来の英語とは意味がズレているのがわかりますね。
🟨 ネイティブが実際に使う表現
単に「正しい英単語」を覚えるだけでなく、ネイティブが自然に使う英語表現やフレーズを知ることで、英語コミュニケーションの質は大きく変わります。
以下に、よくある日常シーン別でのネイティブ表現をいくつか紹介します:
🔹 ホテルで
-
❌「Can I ask at the front?」
-
✅「Can I check with the front desk?」
-
❌「I want a morning call.」
-
✅「Could I get a wake-up call, please?」
🔹 レストランで
-
❌「I want a Viking style meal.」
-
✅「Is it a buffet-style restaurant?」
-
❌「Give me fried potato.」
-
✅「Can I get some french fries?」
🔹 仕事で
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❌「We need a skill up session.」
-
✅「We should organize a skill-building session.」
-
❌「I got a claim from a customer.」
-
✅「We received a complaint from a customer.」
🔹 会話中に
-
❌「He is smart.(=痩せてる)」
-
✅「He’s fit.」または「He looks slim.」
-
❌「She lives in a mansion.」
-
✅「She lives in a nice apartment.」または「She has a luxury condo.」
英語では「正しさ」よりも「自然さ・伝わりやすさ」が重要。ネイティブの言い回しを真似することが、最短の上達法です。
🟦 まとめ|笑えるけど注意!空耳英語は使い方に気をつけよう
「サラリーマン」や「ペットボトル」、「コンセント」など、日本で当たり前のように使われているカタカナ英語の多くが、実は英語圏ではまったく通じないという事実に驚いた方も多いのではないでしょうか?
こうした“空耳英語”や“ジャパグリッシュ”は、ユニークで面白く、思わず笑ってしまうものばかり。でも、使い方を間違えると誤解やトラブルに繋がる可能性もあるため、特に実用シーンでは注意が必要です。
🟨 日本独自の英語文化も魅力的
とはいえ、和製英語には日本ならではの創造性や文化的背景があり、それ自体がユニークな「言語の進化」の一例とも言えます。
たとえば「リモコン(remote controller)」や「オーダーメイド(custom-made)」のように、本来の英語とは少し異なる形で独自に定着した言葉も、日本人の生活に深く根付いています。
日本で使う分には全く問題ありませんし、外国人にとっても「カワイイ日本語」として興味を持たれることもあります。
つまり、「間違っているからダメ!」と否定するのではなく、日本独自の英語文化として理解したうえで、TPOに合わせて使い分けることが大切です。
🟨 でも国際的な場面では正しい英語を意識しよう!
ただし、海外旅行・留学・ビジネスなど国際的な場面では、「通じる正しい英語」を使わないと、誤解されたり意思疎通がスムーズにいかなくなってしまいます。
たとえば、
-
「I live in a mansion.(→豪邸に住んでいると誤解)」
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「I want a morning call.(→意味が通じない)」
-
「I got a claim.(→“主張した”と誤解される)」
といったように、たった一語で相手の理解がズレてしまうケースもあるのです。
普段は和製英語でもOK、でもグローバルな場面では“本物の英語”に言い換える意識を持つ。
この使い分けができるだけで、英語力もコミュニケーション力も一段階アップします。
📝最後に一言:
空耳英語は、笑って学べる英語トラップ。
でも「正しい言い換え」がわかれば、もう怖くない!
ちょっとした“言い換え”が、あなたの英語を一気にネイティブライクにしてくれますよ。


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