電気代が高くなる原因はコレ!家電ごとの消費電力ランキング&今すぐできる節約術
「最近、電気代が高すぎる…!」と感じていませんか?
実は、その原因の多くは**“家電の使い方”や“ちょっとした習慣”**にあります。特にエアコンや冷蔵庫など、毎日使う家電は、気づかないうちに大量の電力を消費していることも。
本記事では、「電気代が高くなる原因は何か?」を明確にしながら、家電ごとの消費電力ランキングTOP10と、すぐに実践できる節電テクニックをわかりやすく紹介。さらに、省エネ家電への買い替えポイントや補助金情報まで徹底解説します。
毎月の電気代を無理なく、そしてしっかりと減らしたい方は必見です!
電気代が高くなる原因とは?見直すべきポイントを解説
電気代が毎月高いと感じているのに、「どこでそんなに使っているのかわからない…」という声は多いものです。実は、普段の生活の中に“無意識のムダ使い”が潜んでいます。
ここでは、電気代が高くなる主な原因と、いますぐ見直せるポイントをわかりやすく解説します。
電気代が高くなる主な要因3つ
電気代が高騰する主な原因は、以下の3つに集約されます。
①使用頻度の高い家電の使い方にムダがある
とくにエアコン・冷蔵庫・テレビなどの消費電力が高い家電は、使い方によって電気代が大きく変わります。冷暖房の設定温度や冷蔵庫の詰め込みすぎ、テレビの長時間つけっぱなしなどが代表例です。
②電力単価の上昇を見直していない
契約している電力会社のプランが、現在のライフスタイルに合っていない可能性も。電力自由化以降、安いプランに切り替えずに昔のまま使い続けている家庭は要注意です。
③“見えない電力消費”を放置している
実際に使っていないのに電力がかかる「待機電力」も、年間で見ると大きな無駄に。気づかないうちにじわじわと電気代を押し上げているのです。
家庭でよくある「無駄遣い」の具体例
多くの家庭でありがちな電気の“ムダ遣い”をチェックしてみましょう。以下に心当たりがある方は、すぐに改善が必要です。
-
エアコンのフィルター掃除をしていない
→フィルターが詰まると効率が落ち、電力消費が増加します。 -
冷蔵庫に食品をぎっしり詰めている
→冷気が循環しにくくなり、冷却効率が低下してムダな電力を使います。 -
トイレの便座ヒーターを1日中オンにしている
→冬場の消費電力が増え、気づかないうちに月数百円~千円単位の損失に。 -
炊飯器の「保温モード」を長時間使用している
→数時間で電力コストが数十円に。保温より冷凍保存+電子レンジ加熱のほうが経済的です。
ちょっとした使い方の見直しで、年間数千円~1万円以上の節電につながることもあります。
見落としがちな“待機電力”にも注意!
待機電力とは、電化製品を使っていないときでもコンセントに挿しっぱなしにしていることで消費される電力のことです。意外と知られていませんが、家庭全体の電力消費の約5〜10%を占めているとも言われています。
■ 待機電力がかかる主な家電
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テレビ(リモコン受信のため常に待機)
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電子レンジ
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エアコン(内蔵タイマーのスタンバイ)
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ウォシュレット付きトイレ
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パソコンやプリンター
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ゲーム機器
■ 節電対策のポイント
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使用していない家電の主電源をオフにする
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電源タップをスイッチ付きタイプにすることで一括オフ
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長期間使わない機器はコンセントを抜くのがベスト
特にテレビやAV機器は「消しているのに電気代が高い」と感じる大きな原因に。月々の電気代は数十円程度かもしれませんが、積み重ねれば年間で数千円の節約が可能です。
【家電別】電気を多く使うランキングTOP10
家庭で使う電化製品の中には、見た目以上に電力を消費している“電気代の元凶”が潜んでいます。ここでは、電力消費量の多い家電をランキング形式で紹介し、それぞれの節電対策も合わせてご提案します。
1位:エアコン – 冷暖房で消費が急増!
エアコンは家庭の中でも圧倒的な電気代の元凶。とくに夏の冷房・冬の暖房シーズンは、月数千円〜1万円近くの差が出ることも。
年間消費電力量の目安
約800~1,000kWh/年(使用時間・地域による)
節電対策
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冷房時は設定温度を28℃に、暖房時は20℃を目安に
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こまめなフィルター掃除で運転効率を維持
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風向きを調整し、部屋全体に気流を回す
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扇風機やサーキュレーターとの併用で電力負担を軽減
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不在時のつけっぱなしは厳禁!自動運転モードも活用
2位:冷蔵庫 – 24時間フル稼働で侮れない
冷蔵庫は24時間365日フル稼働しているため、使い方にムダがあると電気代に直結します。省エネ機種でも油断は禁物です。
年間消費電力量の目安
約300~600kWh/年(容量・年式による)
節電対策
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冷蔵庫内に物を詰め込みすぎない(冷気が循環しにくくなる)
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熱いものは冷ましてから入れる
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扉の開閉は素早く!開けっぱなし厳禁
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壁との間に隙間(5cm以上)を確保して放熱効率アップ
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古い冷蔵庫は10年以上経ったら買い替えを検討
3位:テレビ – 見ていなくてもつけっぱなし?
テレビは「見ていなくてもなんとなくついている」ことが多く、長時間使用や待機電力が電気代アップの原因に。
年間消費電力量の目安
約120~300kWh/年(1日4〜5時間視聴した場合)
節電対策
-
視聴していない時はすぐ電源オフに(BGMがわりも要注意)
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明るさセンサー機能の活用や画面の明るさを下げる
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主電源OFF or 電源タップで待機電力カット
-
長時間使う場合は省エネモードを活用
4位以下も要チェック!意外な電力消費家電たち
4位以下にも、意外と電力を使っている家電がたくさんあります。少しの工夫で大きな節約につながるので、使用状況を見直してみましょう。
ランク | 家電名 | 年間消費電力量(目安) | 節電ポイント |
---|---|---|---|
4位 | 照明器具 | 約100~200kWh | LEDへの交換/使っていない部屋の照明オフ |
5位 | 洗濯機・乾燥機 | 約150~250kWh | まとめ洗い/乾燥はなるべく天日干しに |
6位 | 電子レンジ | 約90~150kWh | 加熱時間を必要最小限に/ドアの開閉は手早く |
7位 | 便座暖房(温水洗浄便座) | 約100~150kWh | 不在時はフタを閉め、節電モードON |
8位 | パソコン/Wi-Fi機器 | 約50~100kWh | 使わないときは電源オフまたはスリープへ |
9位 | 炊飯器 | 約80~120kWh | 保温モードの時間短縮/冷凍保存+レンジ活用 |
10位 | ドライヤー | 約50~80kWh | なるべく短時間で乾かす/タオルドライを丁寧に |
年間の電気代目安も一覧で紹介
以下は、主な家電の年間消費電力量と電気代の目安を表にまとめたものです(電気代の目安は1kWhあたり31円で計算)。
家電名 | 年間消費電力量 | 年間電気代の目安 |
---|---|---|
エアコン | 約1,000kWh | 約31,000円 |
冷蔵庫 | 約500kWh | 約15,500円 |
テレビ | 約200kWh | 約6,200円 |
洗濯機・乾燥機 | 約200kWh | 約6,200円 |
電子レンジ | 約120kWh | 約3,700円 |
照明(家庭全体) | 約300kWh | 約9,300円 |
便座暖房 | 約150kWh | 約4,600円 |
パソコン/Wi-Fi | 約80kWh | 約2,500円 |
まとめ: 家電ごとの電気代を「見える化」することで、ムダな出費の原因が明確になります。日々の小さな節電の積み重ねが、年間で1万円以上の節約につながることも。次は「電気代を節約するための実践テクニック」で、さらに具体的な改善法をご紹介します!
電気代を節約するための実践テクニック
日々のちょっとした工夫で、電気代はしっかり節約できます。ここでは、特に使用頻度が高く、電力消費の大きい家電を中心に、今すぐできる具体的な節電テクニックをご紹介します。
エアコンの節電モード・フィルター掃除の重要性
エアコンは使い方次第で、電気代に大きな差が出る家電です。効率的に使うためには、設定だけでなく、内部のメンテナンスも非常に重要です。
■ 節電のポイント
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節電モードを活用する:最近のエアコンには「ecoモード」や「省エネモード」が搭載されており、温度調節を自動で行いながら電力を抑えてくれます。
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設定温度は控えめに:冷房時は28℃、暖房時は20℃を目安にすると無理なく節約に。
-
フィルター掃除を月1回:ホコリがたまると冷暖房効率が下がり、消費電力が1.5〜2倍になることも。
-
こまめなオン・オフは逆効果:30分以内の外出なら「つけっぱなし」のほうが省エネになる場合もあります。
冷蔵庫の詰め込みすぎNG!効率的な収納方法
冷蔵庫は常に稼働している分、使い方の見直しが節電に直結します。特に「詰め込みすぎ」は冷却効率を下げる大きな原因に。
■ 節電のポイント
-
7割収納が理想:食品はぎっしり入れすぎず、冷気が循環できるスペースを確保。とくに奥の隙間を空けておくと効果的です。
-
温かいものは冷ましてから入れる:高温のまま入れると、庫内の温度が上がり余計な電力を使います。
-
ドアの開閉は手早く:開けた瞬間に冷気が流れ出て、温度が一気に上昇します。
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冷蔵庫の上に物を置かない:放熱効率が下がり、冷却に余計な電力を消費します。
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週1で庫内整理を習慣化:不要な食品を処分し、ムダな電力と食材ロスを同時にカット。
テレビ・電子レンジなどの使用時間を見直す
テレビや電子レンジは、使っている時間は短くても、毎日の積み重ねが大きな電気代になります。
■ テレビの節電ポイント
-
「なんとなくつけっぱなし」をやめる:BGM代わりの使用は控え、見ないときは必ず電源オフ。
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省エネ設定を活用する:明るさを抑えたり、使用時間に応じて自動でオフにする設定を活用。
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画面サイズの見直しも有効:大画面ほど消費電力が大きくなる傾向があります。
■ 電子レンジの節電ポイント
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加熱時間を最小限に:1回あたり数十秒の加熱でも、頻度が多ければ年間数千円の電気代に。
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食材をあらかじめ常温に戻しておく:冷凍からの加熱よりも電力を抑えられます。
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中をのぞかない:加熱中にドアを開けると再加熱になり、ムダな電力消費に。
コンセントはこまめに抜くべき?待機電力の節約術
「使っていないのに電気代がかかる…」その正体が待機電力です。実際に使っていないときも、電化製品は微量の電力を消費し続けています。
■ 待機電力が発生しやすい家電
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テレビ
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電子レンジ
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パソコン・Wi-Fiルーター
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オーディオ機器
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温水洗浄便座(トイレ)
■ 節電のポイント
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使わない家電はコンセントを抜く or 電源タップをOFF
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スイッチ付きタップを活用:一括でオフにできて手間も最小限。
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長期不在時は「電源OFF+コンセントも抜く」が鉄則
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「年間の待機電力コスト」は1,000円〜3,000円にも
まとめ: 家電1つひとつの使い方を見直すことで、毎月数百円〜数千円の節約が可能です。日常の習慣を少し工夫するだけで、電気代が大きく変わることを実感できるはずです。
電気代を節約するための実践テクニック
毎月の電気代を抑えるには、「今ある家電の使い方を見直す」ことが第一歩。
しかし、それだけでは限界があるのも事実。**10年以上前の家電は“隠れた電気泥棒”**になっている可能性があります。
そこで次に検討したいのが、「省エネ家電への買い替え」。
以下では、節電に役立つ最新家電の選び方や、活用できる補助金制度などをご紹介します。
賢く節電!おすすめの省エネ家電とは
買い替え時のチェックポイントと補助金制度
古い家電を使い続けることで、年間1万~2万円以上も余計な電気代を払っているケースも。
買い替え時に注目したいポイントは、以下の3つです。
■ チェックポイント①:統一省エネラベル(星マーク)
冷蔵庫やエアコンなどは、家電量販店で「統一省エネラベル」が貼られています。
星の数(★)が多いほど、年間の電気代が安くなる高効率モデルです。
■ チェックポイント②:年間消費電力量(kWh)
実際の省エネ効果を見るには、「年間消費電力量」に注目。
1kWhあたり約31円で計算すると、おおよその電気代がすぐに分かります。
■ チェックポイント③:サイズや使い方に合ったモデル選び
無駄に大きな家電は、電力を余計に消費します。家庭のライフスタイルに合った容量やスペックを選びましょう。
■ 利用できる補助金制度・節税策も要チェック
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【自治体の省エネ家電買い替え補助金】
→ 一部地域では1万円〜3万円の補助金が支給されるケースあり -
【エコポイント・キャッシュバックキャンペーン】
→ 家電量販店が実施する下取りサービスやポイント還元を活用 -
【住宅省エネ2024キャンペーン(国の制度)】
→ 省エネ性能の高いエアコン・給湯器・冷蔵庫等の導入に対して補助あり(※要条件確認)
最新家電の省エネ性能に注目!
最新家電は、10年前と比べて年間電力消費量が半分以下というものも珍しくありません。
下記は主な家電の「旧モデルと新モデルの年間電気代比較」です。
家電名 | 旧モデル(約10年前) | 最新モデル | 年間の差額(目安) |
---|---|---|---|
冷蔵庫(400L) | 約20,000円 | 約6,000円 | 約14,000円お得 |
エアコン(6畳用) | 約18,000円 | 約8,000円 | 約10,000円お得 |
洗濯機(乾燥機能付) | 約12,000円 | 約5,000円 | 約7,000円お得 |
テレビ(50型) | 約8,000円 | 約2,500円 | 約5,500円お得 |
■ 具体的なおすすめ省エネ家電の例(2025年版)
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冷蔵庫:日立「真空チルド」シリーズ(省エネ達成率130%以上)
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エアコン:ダイキン「うるさらX」(AI自動制御+加湿除湿)
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洗濯機:パナソニック「NA-LXシリーズ」(節水・節電・自動投入対応)
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テレビ:東芝「レグザ 有機EL」(画面明るさ自動制御で消費電力最小限)
まとめ: 古い家電を賢く買い替えることで、節電+快適さ+補助金の3つのメリットが手に入ります。長期的に見れば、購入費以上の節約効果も。
「今どきの家電ってここまで進化してるの!?」と感じるほど、最新モデルの性能には注目です。
まとめ:電気代が高い原因を知って、無理なく節約しよう
「電気代が高い…」と感じても、何をどう見直せばいいのか分からないという人は多いもの。
まずは、電気を多く使っている“原因”を知ることが、節約の第一歩です。
本記事では、家電ごとの消費電力量や具体的な節電テクニック、買い替え時のポイントなどを紹介してきました。
ここでは、今すぐできる「節約の始め方」と、「無理せず続けるコツ」を改めて整理してみましょう。
まずは使用量の「見える化」からスタート
節電の最大の敵は「無意識の浪費」。
つまり、「どの家電がどれくらい電気を使っているか分からない」状態こそが、電気代が高くなる最大の原因です。
■ 見える化の方法
-
電力会社のマイページをチェック
→ 最近はスマホで「時間別・日別の電力使用量」が確認できるように。 -
スマートプラグやワットチェッカーを活用
→ 家電ごとのリアルタイム消費電力を測定できる便利グッズ。 -
月々の電気代と使用量を記録
→ 節電効果が数字で見えると、モチベーションが維持しやすくなります。
■ 見える化のメリット
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ムダな使い方にすぐ気づける
-
使いすぎている家電を重点的に対策できる
-
家族全員で「節電意識」を共有できる
小さな工夫の積み重ねが大きな節約に!
節電=我慢や不便だと思いがちですが、無理せず続けられる小さな工夫の積み重ねこそが、長く・効果的な節約につながります。
■ たとえばこんな“ちょい工夫”
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エアコンの設定温度を1℃調整(年間数千円の節約)
-
冷蔵庫の詰め込みをやめて、週1の整理整頓
-
テレビや電子レンジの「つけっぱなし」をやめる
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使わない家電はスイッチ付きタップで待機電力オフ
-
買い替え時は「省エネ性能」を第一に選ぶ
これらはすべて、「今日からでもすぐできる」節約テクニックばかり。
日常のちょっとした見直しが、1ヶ月で数百円、1年で1〜2万円以上の節約につながることもあります。
まとめとして:
節約は“気合”や“我慢”ではなく、「気づき」+「工夫」で無理なく続けられるもの。
電気代が気になり始めた今こそ、生活を少しアップデートする絶好のタイミングです。
まずはできることから、あなたの家庭にも「やさしい電気の使い方」を取り入れてみましょう。
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