けも語とは?動物なりきり界隈で使われる表現や用語を徹底解説!【けもフレ・ケモナー必見】
「けも語」って聞いたことありますか?
SNSやVRChat、創作活動のなかでよく見かける「〜だワン」「〜するにゃ」といった言い回し。それは、“けも語”と呼ばれる、動物になりきる界隈で自然に使われる特有の言葉づかいなんです。
この記事では、「けも語とは何か?」という基本から、使われる場面、代表的な表現一覧、使用時のマナーまでを徹底解説!
これからけも語を使ってみたい初心者の方も、すでに界隈にいる方も、「けも語」という文化の奥深さと魅力を再発見できるはずです。
けも語とは?
けも語とは、動物になりきる「ケモノロールプレイ」や「獣人キャラクター」になりきる際に使われる独特な話し方や言い回しのことです。主にネット上のケモナー(獣人・動物キャラが好きな人)コミュニティで使用されており、「擬獣語(ぎじゅうご)」とも呼ばれることがあります。語尾に動物を連想させる言葉をつけたり、語調を柔らかくしたりと、キャラになりきるための重要な要素です。
けも語は、単なる「かわいい言葉」ではなく、そのキャラの性格・動物のイメージ・世界観を伝えるための「演出」や「アイデンティティ」の一部でもあります。
けも語の定義と由来
けも語の定義は、動物キャラクターになりきる際に使う、独特な言い回しや擬音語・語尾表現の総称です。語尾に「~だワン」「~にゃん」「~なのだ」など、動物らしさやキャラクターの個性を表すパターンが多く使われます。
由来については明確な起源はないものの、1990年代後半〜2000年代初期のネット文化・チャット文化の中で自然発生的に広まったと考えられています。初期のインターネット掲示板や創作サイトにおいて、「ケモノなりきり」をする中で生まれた言葉が形を変えて現代にも受け継がれています。
また、「けものフレンズ」や「ポケモン」「どうぶつの森」など、動物キャラが登場するメディアの影響で、けも語が一般ユーザーにも認知されるようになりました。
使われるシーンと界隈の特徴
けも語は主に以下のようなシーン・コミュニティで使われます:
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SNS(X、Twitterなど)でのケモナーアカウントの投稿
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VRChatなどの仮想空間でのロールプレイ
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創作活動(イラスト、同人誌、小説)でのキャラクター表現
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Discordやチャットでの交流
界隈の特徴としては、「キャラクターになりきること」に強いこだわりがあることが挙げられます。けも語は、ただ可愛いだけでなく、**「自分が演じる獣人キャラの個性を伝える重要なツール」**として使われており、それぞれのキャラに合わせた語尾や口調が生み出されるのが特徴です。
一方で、けも語はあくまで「なりきりの文化圏」で自然に使われている表現のため、一般的なチャットやSNSでは理解されづらいこともあります。
「けも語」が生まれた背景
けも語の誕生には、ネット文化・創作文化・アバター文化の発展が大きく関係しています。
特に「なりきりチャット」や「オリキャラ創作」が盛んだった時期に、動物をモチーフにしたキャラクター(ケモノ)を演じる中で、キャラクター性を言葉でも表現しようとする動きがありました。
加えて、アニメやゲームのキャラクターが「動物語尾」を使っている例(例:~だニャ、~クマ、~ガル)を参考にしながら、ファンが独自に語尾や口調を発展させていった結果、「けも語」が定着していったと考えられます。
近年では、VTuberやVRChatユーザーによるけもみみアバターの使用が増えたことで、再び注目される表現にもなっています。けも語は、言葉によるキャラ表現の進化系であり、今後も新たなバリエーションが増えていくことが期待されます。
けも語の代表的な表現一覧
けも語には、語尾や喋り方のパターンに一定の共通点があります。それぞれのキャラクター性や動物モチーフに合わせて、多彩なアレンジが生まれており、「けも語」はまさにロールプレイのための言語表現とも言える存在です。
語尾・喋り方の特徴(例:〜だワン、〜するにゃ)
けも語の最も特徴的な部分は、「語尾」に動物を連想させる要素を付けることです。以下はよく使われるけも語の語尾例です:
語尾 | 元ネタ・雰囲気 | 使用キャラ例・想定 |
---|---|---|
〜だワン | 犬系(元気・忠実) | わんこ系キャラ、元気な少年風 |
〜するにゃ/〜だにゃん | 猫系(気まぐれ・甘えん坊) | ねこ娘、ツンデレ系キャラ |
〜だぴょん | ウサギ系(ふわふわ・跳ねる) | 明るくて無邪気な子ども |
〜クマ/〜なのクマ | クマ系(のんびり・優しい) | ぽやぽや系キャラ |
〜ガル/〜するガル | オオカミ・獣人系 | ワイルド・強気なタイプ |
〜ポン/〜だポン | タヌキ系(とぼけ・飄々) | トリックスター系 |
喋り方自体も、擬音語ややわらかい言い回し、子どもっぽい語彙の使用が多い傾向にあります。
例:
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「おなかぺこぺこだワン…なんか食べたいワン!」
-
「きょうもたのしかったにゃん♪」
-
「ガルル…オレに近づくなガル!」
けも語では、このように「語尾を変えるだけでキャラクターの雰囲気が伝わる」のが魅力です。
動物モチーフ別の口調と例
動物ごとにキャラの性格や口調のテンプレートがあるため、どの動物をモチーフにするかでけも語の表現も大きく変化します。
🐶 犬(わんこ系)
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語尾:〜だワン、〜ワンね、〜ワンかも
-
特徴:素直、元気、従順
-
例:「きょうは主さまにほめられてうれしいワン!」
🐱 猫(にゃんこ系)
-
語尾:〜にゃ、〜だにゃん、〜するニャ
-
特徴:自由気まま、ちょいツン
-
例:「ふーん、べつにあそびたくなんかないにゃ…でも、ちょっとだけなら…にゃ?」
🦊 狐(キツネ系)
-
語尾:〜じゃ、〜のう、〜じゃぞ
-
特徴:古風・ミステリアス・知的
-
例:「人間どもよ、よくぞここまで辿りついたのう…フフフ」
🐻 クマ(くま系)
-
語尾:〜クマ、〜だクマ、〜なのクマ
-
特徴:のんびり、おっとり、癒し系
-
例:「おなかすいたクマ〜、おやつまだクマ?」
🦊 狼(オオカミ系)
-
語尾:〜ガル、〜するガル、〜ぞ
-
特徴:ワイルド、リーダー気質
-
例:「オレに逆らうヤツはかみつくガル!」
これらはあくまで「テンプレート」ですが、なりきる動物によって世界観や感情表現の幅が広がるのも、けも語の魅力です。
ネットスラング化した「けも語」も存在?
近年では、けも語がネットスラング的に広がる現象も見られます。特にSNSでは、キャラになりきらずとも「ネタ」として語尾だけを取り入れる人たちが増えてきました。
例:
-
「仕事おわったワン!つかれたワン…」
-
「にゃんこ大戦争、また課金しちゃったにゃ…」
また、一部では**けも語が「語尾だけ独立して使われるミーム的な存在」**にもなりつつあり、ケモナーでなくても使うケースもあります。
一方で、こうした使われ方に対して「界隈の文化が軽視されている」と感じる人もいるため、本格的なけも語使用者の間ではTPOをわきまえる意識が強いのも特徴です。
けも語が使われる場所・メディア
けも語は、インターネット文化や創作活動の中で広く使用されている独自表現です。特にSNS、バーチャル空間、創作コンテンツなどで活発に使われており、ケモノ好き(ケモナー)たちの交流・表現の手段として欠かせない存在となっています。
SNS(Twitter・X・Discordなど)
現在、けも語が最も日常的に使われているのは**SNS(ソーシャルネットワークサービス)**です。
特に X(旧Twitter)やDiscord では、ケモナーたちが日常的にけも語でツイートしたり、ボイスチャットやテキストチャットでキャラになりきって会話を楽しんでいます。
主な使われ方:
-
キャラになりきった自己紹介や日常ツイート
例:「おはようだワン!今日も元気にがんばるワンっ!🐾」 -
リプライでのけも語なりきり会話
例:「にゃっ!?そんなこと言われたら…照れちゃうにゃ~!」 -
Discordサーバー内での「けもキャラロール」チャンネル
→ キャラ専用のトークルームでけも語ロールプレイを継続する文化も。
また、「#けも語」「#けもフレ」「#ケモナーと繋がりたい」などのハッシュタグを通じて、けも語を使う人同士がつながることも珍しくありません。
VRChatやチャットルーム内での使用例
VRChatやClusterといったバーチャル空間では、けもみみ・ケモノアバターを身につけて、けも語を駆使しながらリアルタイムで交流する文化が広がっています。
特にけも耳・ケモノアバターを使ったユーザーは、自分のキャラ設定を生かして自然にけも語を使う傾向があり、会話がより世界観に没入したものになります。
使用例:
-
アバターに合わせた喋り方での自己紹介
「ぼくは“ルーク”、森の守り神なんだガル!よろしくなんだガル〜!」 -
けも語を交えた雑談・ダンスイベントなどでのフレンドリーな交流
-
専用のロールプレイルームで、完全な「けも語」セッションを行うケースも
また、なりきり専用ワールドやけも集会イベントも頻繁に開催されており、そこではけも語が共通語のように使われています。
二次創作・小説・漫画での「けも語」表現
けも語は、創作活動(イラスト・小説・マンガなど)においても、キャラクター性を深める重要な表現技法として活用されています。
たとえば:
-
オリジナル獣人キャラのセリフに独特の語尾をつけて、性格を強調
→ 例:「ボク、森の中からきたんだワンっ!ともだちになってくれる〜?」 -
同人漫画やケモノ向け短編小説で、キャラ同士の会話をけも語で展開
-
けものフレンズ、ポケモン、どうぶつの森など既存作品の二次創作でも、原作に近いけも語調でファン作品が制作される
近年は、AIイラストや音声合成を組み合わせた「けも語ボイス付き創作」も登場しており、けも語の表現が音声・映像でも進化しているのが特徴です。
けも語が使われる場は年々広がっており、「キャラになりきる」「世界観を演出する」ためのツールとして、多様なメディアで活躍中です。今後も、VRやAI技術の進化とともに、より自然な「けも語コミュニケーション」が広がっていくと期待されています。
けも語を使う時の注意点
けも語は、ケモナー文化やキャラなりきりにおいて非常に魅力的な表現方法ですが、一方で使い方によっては誤解やトラブルにつながることもあります。以下では、けも語を使用する際に意識すべきマナーや注意点について解説します。
マナーと相手への配慮
けも語を楽しく使うためには、相手の反応や場の空気を読むことがとても大切です。
✔ こんな配慮が大切:
-
相手がけも語文化を知っているか確認する
→ 初対面の人や一般層の相手には、いきなり使わないのが無難です。 -
公共の場や他人の投稿リプでは控えめに
→ 文脈と空気を読んで、過剰にならないよう意識しましょう。 -
あくまで「ロールプレイ」であり、現実の言葉遣いとは異なることを認識する
また、なりきりであっても礼儀正しい姿勢や基本的なマナーは守るべきです。「けも語だから許される」といった感覚は、逆に界隈の評判を損ねてしまう可能性もあります。
けも語が苦手な人もいる?
けも語は可愛らしく個性的な表現ですが、すべての人に受け入れられるわけではありません。
よくある反応:
-
「子どもっぽすぎて読みにくい」
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「世界観に入り込めない」
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「キャラになりきっているのが恥ずかしく感じる」
特にけも語を知らない人からすると、“ふざけている”ように受け取られてしまうこともあるため、むやみに押し付けたり多用したりするのは避けるのが賢明です。
対応のポイント:
-
相手の反応を見てトーンを調整する
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使いすぎない・意味が通じにくい表現は避ける
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説明なしに連投・長文で使わないよう注意
「自分はけも語が好き」でも、相手の気持ちを尊重することが界隈全体の信頼感にもつながります。
界隈外での誤解とトラブル事例
けも語は、あくまで**ケモナー文化やロールプレイの中で使われている“特殊な表現”**です。そのため、界隈外の人たちには意味や意図が伝わりづらく、誤解や炎上の原因となることもあります。
よくあるトラブルの例:
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SNSで一般の投稿にけも語で返信し、“荒らし”や“ネタ扱い”と誤解される
-
チャットルームで文脈にそぐわないけも語使用で退室を求められる
-
ゲーム内VCなどでけも語を使い、「気持ち悪い」「寒い」などと中傷される
特に不特定多数が参加する場では、「内輪ノリと取られないか」「場にそぐわないキャラづけになっていないか」を意識することが重要です。
対策:
-
公共の場では最初に「なりきり」スタイルであることを説明
-
あらかじめルールがあるチャットやサーバーでは、ローカルルールを確認
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使用前に「このキャラでいきます」と断りを入れることで誤解を防ぐ
けも語は本来、「キャラになりきる楽しさ」や「共通言語での一体感」を味わえる素敵な文化です。だからこそ、周囲への思いやりと配慮をもって使うことが、けも語を楽しく広げるための鍵となります。
まとめ|けも語は文化の一部
けも語は、単なる「変わった話し方」ではなく、**ケモナー文化やキャラクターなりきりの中で自然に育まれてきた、ひとつの“文化的表現”**です。
その語尾や言い回し、キャラ性の反映などには、創作とコミュニケーションの楽しさが詰まっています。
SNSやVR、創作ジャンルの広がりとともに、けも語は単なる流行語ではなく、共通言語としての役割を持つようになってきています。
けも語を通して広がるコミュニティの魅力
けも語が使われる界隈には、独自のあたたかさや仲間意識があります。
-
自分のアバターやキャラを活かしながら、自由に表現できる
-
同じように「けも語で話せる相手」と出会うことで、共通の世界観での会話が楽しめる
-
言葉だけでなく「性格」や「雰囲気」を含めたコミュニケーションが取れる
このように、けも語は“ただのネタ”を超えた、創造的で共感性の高いコミュニティツールになっているのです。
また、SNSやVRChatをきっかけに「けも語から仲良くなった」「けも語で気軽に絡めた」という声も多く、人との距離を自然に縮めてくれる力も持っています。
初心者でも楽しめる「けも語」入門のすすめ
「けも語って難しそう…」「独特で入りづらいかも?」と思う人もいるかもしれませんが、実はとてもライトに楽しめる表現方法です。
初心者向けの始め方:
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よくある語尾(にゃ・ワン・だポンなど)から軽く取り入れてみる
-
SNSで“けも語ユーザー”の会話を観察して、雰囲気に慣れる
-
自分の好きな動物キャラになったつもりで、短い挨拶文から使ってみる
例:
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「おはようにゃ!今日はがんばるにゃ~♪」
-
「やったワン!うれしいワン!」
このように、「かわいく喋る」くらいの感覚で試してみると、すぐにけも語の楽しさと温かさに触れることができます。
また、けも語を通じてキャラの設定を深めたり、創作意欲が湧いたりする人も多いため、表現を広げたい人にもぴったりです。
✅ 最後に
けも語は、ケモノ文化の一部として自然に広がり、今も進化を続けている言語スタイルです。
使い方次第で、なりきりの楽しさも、人とのつながりも、創作活動もぐっと広がります。
「ちょっと面白そう」「使ってみたいかも」と思ったら、ぜひ気軽にけも語を取り入れてみてください。
大切なのは、“楽しく・相手を思いやる気持ち”を忘れないこと。そうすれば、あなたもすぐにけも語コミュニティの一員になれるはずです!


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