コンセントが抜けやすい時の対処法｜すぐ抜ける原因と今すぐできる5つの改善策

Posted on 2025年6月20日

カテゴリ：家事ｘ節約のコツ

「気がつくと、またコンセントが抜けてる…」
電化製品の電源が突然切れたり、掃除機のコードがすぐに外れてイライラしたり——そんな**“コンセントが抜けやすい”トラブル**に悩んでいませんか？

実はこの現象、差し込み口のゆるみやプラグの形状、コードの重みや角度など、さまざまな原因が潜んでいます。放っておくと、火災や感電などのリスクもゼロではありません。

この記事では、

コンセントが抜けやすい原因
今すぐできる簡単な対処法
100均などで買える便利グッズ
やってはいけないNG行動

といった内容を分かりやすく解説します。
安全で快適な暮らしのために、まずはできるところから対策してみましょう。

コンセントが抜けやすい原因とは？

1. 経年劣化による差込口のゆるみ

原因解説：
長年使用しているコンセントは、差込口の内部金属（バネや接点）が劣化し、プラグをしっかり保持できなくなることがあります。古い住宅や、頻繁に抜き差ししているコンセントほどこの傾向が強くなります。

対策：

別の差込口に変更：同じ壁面に複数口ある場合、使用頻度の少ないコンセントに変えるだけで改善するケースもあります。
使用をやめて修理・交換を検討：差込口が明らかにゆるく、プラグがすぐ落ちる場合は、電気工事士による交換が必要です。
賃貸の場合は管理会社に連絡を：勝手な工事はNG。管理側の対応を仰ぎましょう。

2. プラグの形状や重みによる問題

原因解説：
大きくて重たいACアダプターや、直角に差し込むL字型プラグは、重力や自重で抜けやすくなることがあります。とくにタテ型コンセント（縦に並んだタイプ）では顕著です。

対策：

L字プラグやスリムプラグに変更：壁と平行になるタイプなら、重力の影響を受けにくくなります。
コードを“下向き”に配置する：コンセントの向きに合わせて、ケーブルをぶら下げるのではなく、自然に下方向へ逃がすように配置すると安定します。
プラグ用ホルダーを使う：100均にもある「プラグ落下防止グッズ」で支えると効果的です。

3. 延長コードの使い方が影響している場合

原因解説：
延長コードを何本も繋げたり、コードがピンと張った状態で差していると、わずかな力でプラグが引っ張られて抜けやすくなります。

対策：

延長コードは必要最低限に：多段階に繋がず、1本で足りるよう配置を見直しましょう。
ケーブルにゆとりを持たせる：コードに余裕をもたせておくと、引っ張りによる抜けを防げます。
床や壁にクリップ固定：コードの中間を壁や床に留めておけば、コンセント部にかかる負荷を軽減できます。

4. コンセントに負荷がかかる配置・角度

原因解説：
コンセントが家具の裏や狭い隙間にあり、プラグが押されたり曲がったりしている場合、力が一点に集中して抜けやすくなります。

対策：

角度付きの延長タップを活用：家具と壁の隙間が狭いなら、フラットで角度調整ができるタップを使うとストレスフリーです。
家具の配置を数cmだけずらす：わずかな隙間でも確保すれば、コンセントの負担が減ります。
コード巻き込みに注意する：掃除機や椅子などで無意識にコードを引っ張っていないかもチェックを。

今すぐできる！コンセント抜け防止の対処法5選

1. プラグをしっかり差し込むコツ

対策内容：
意外と多いのが、「奥まで差し込んだつもりで抜けかけていた」というケース。
プラグが斜めに入っていたり、奥まで届いていないと、軽く触れただけで外れてしまいます。

ポイント：

差し込むときに「カチッ」と感触があるまでしっかり押し込む
プラグのピン部分にゴミやほこりが付着していないかチェックする
コンセント側の差込口にグラつきがないかも併せて確認する

2. 差込口の角度を見直す

対策内容：
差込口に対してプラグが無理な角度で接続されていると、重力や張力の影響で抜けやすくなります。とくに垂直に近いコンセントでは、下向きの力が加わるとすぐ抜けてしまいます。

ポイント：

**L字型プラグ（平行プラグ）**を使用することで、壁に沿って自然な方向に接続できる
コンセントの上下の差し込み口を使い分けることでコードの角度を調整
コードが「真下」や「横」に自然に垂れるように配置する

3. 配線クリップ・フックでコードを固定する

対策内容：
コードが宙ぶらりんになっていたり、床にだらんと落ちていると、ちょっとした動きで引っ張られて抜けることがあります。コードを壁や家具に固定するだけでも安定感が大きく変わります。

おすすめアイテム：

壁に貼れる「粘着式コードクリップ」や「コードフック」
家具の裏に貼り付ける「配線ガイド」
100均やホームセンターでも購入可能

使い方のコツ：

コードの中間を壁に沿って貼りつけ、プラグの根元に負荷がかからないよう固定
配線が人の動線や掃除機の通り道にならないよう工夫

4. コンセント用ストッパーや固定器具を使う

対策内容：
物理的にプラグが抜けるのを防止する専用アイテムも多数あります。簡単に取り付けでき、見た目もすっきりした製品が多いのも特徴です。

代表的なアイテム：

コンセントカバー（プラグ差込口にかぶせて固定）
プラグロックホルダー（左右から挟んでプラグを安定）
両面テープ付きの押さえ具（壁に貼ってプラグを固定）

メリット：

工具不要で簡単取り付け
賃貸でも使える貼って剥がせるタイプが多い
ペットや子どものいたずら防止にも効果的

5. タコ足配線を避けて電源を分散する

対策内容：
1つのコンセントに複数の電源をつなぐ「タコ足配線」は、プラグの重みやコードの絡まりによって抜けやすくなる原因になります。さらに過電流や発熱のリスクもあり、危険です。

対策方法：

使用電力が大きい家電（電子レンジ・ドライヤーなど）は専用のコンセントに接続
電源タップを使う場合は定格容量を守る
延長コードは1つのコンセントにつき1本までが基本
家全体で電源の「分散配置」を見直すことで、1ヵ所にかかる負担を軽減

以上の対策を組み合わせれば、抜けやすいコンセントのほとんどが安全かつ手軽に改善できます。

100均でも買える！便利なコンセント抜け防止グッズ

1. ダイソー・セリア・キャンドゥのおすすめグッズ

最近の100均には、便利な“コンセント抜け防止グッズ”が多数登場しています。以下は、特に使いやすく人気の高いアイテムです。

【コンセントカバー（固定タイプ）】
　→ プラグを差し込んだ上からカバーで押さえることで、物理的に抜けにくくするシンプルな構造。
　→ ダイソーやキャンドゥで取り扱いあり。
【L字型変換プラグ】
　→ 重たいACアダプターでも、壁に沿う形で差し込めるので落下しにくい。
　→ セリア・ダイソーで人気商品。
【コード固定フック・コードクリップ】
　→ ケーブルが引っ張られてプラグが抜けるのを防ぐ定番アイテム。
　→ 壁や家具に貼るだけで使えるタイプが多く、セリアのデザイン性も◎。
【コードまとめバンド】
　→ 長すぎるコードが絡まったり、重さで引っ張られるのを防止。
　→ マジックテープ式やシリコン素材のタイプがダイソーに多数。

2. 工具不要の簡単アイテム

100均グッズの魅力は“誰でもすぐ使える”こと。
どれも工具や工事不要で取り付けできるため、DIYが苦手な人や賃貸住まいでも安心です。

取り付けは「貼るだけ」or「差すだけ」
　→ 両面テープ付きのグッズは、壁や家具に貼るだけでOK
　→ プラグ固定器具は、差し込んでカバーを被せるだけ
取り外しも簡単
　→ 賃貸物件でも、退去時にキレイに剥がせる粘着式を選べば安心
　→ 試しに使ってみて合わなければ交換もラク

3. 子どもやペットがいる家庭にも◎

小さなお子さんやペットのいる家庭では、コンセントの抜けやすさだけでなく「安全性」も重視されます。100均グッズなら、その両方を手軽にカバーできます。

【コンセント安全カバー】（誤差し込み防止）
　→ 子どものいたずら防止に。プラグを完全に覆う設計で、誤接触を防ぐ
　→ ペットのかじり防止にも効果的
【ケーブルボックス】（コード隠し）
　→ コードやタップをまとめて収納でき、見た目スッキリ＋安全性アップ
　→ ダイソーやキャンドゥでサイズ豊富に展開
【コードガード・カバー】
　→ ペットの噛みつきからケーブルを守る保護チューブ
　→ これも100均で複数種類あり

まとめ：
「コンセントが抜けやすい」問題は、100円で解決できる時代です。
ちょっとした工夫と100均アイテムを組み合わせれば、安全かつ快適な電源環境が整います。自宅の状況に合わせて、ぜひ活用してみてください。

公式通販ダイソーネットストア

それでもダメなら？コンセントの交換・修理を検討

1. 専門業者に頼むべきケース

コンセントが物理的に劣化していたり、何をしてもプラグがしっかり差さらない場合は、電気工事士の資格を持った専門業者に依頼するのが安全です。

こんな場合は要注意：

差し込み口がグラグラしている
差し込んでも電源が不安定・通電したりしなかったりする
コンセントまわりに焦げ跡や異臭がある
長期間使っているうちに差込口が緩くなってきた

※無理に差し込み続けると、発火や感電のリスクがあるため要注意です。

自分で修理するのはNG！
電気工事は「電気工事士」の有資格者でなければ行ってはいけないと電気工事士法で定められています。DIY感覚で交換・分解をすると、法的にも安全面でも大きなリスクが伴います。

2. 費用の目安・所要時間

業者に依頼した場合の料金相場や作業時間の目安を押さえておくと安心です。

項目	費用の目安	所要時間
コンセント1箇所の交換	約3,000円〜8,000円（出張費別）	約30分〜1時間
プレート（外枠）の交換	約1,000円〜3,000円	約15〜30分
配線や回路の調査含む修理	約10,000円〜20,000円	状況により変動