雨の日に虫が増える理由とは?家への侵入を防ぐ6つの対策法を解説!
雨の日になると、なぜか家の中に虫が出てくる…。そんな経験をしたことはありませんか?
実はこれは気のせいではなく、虫にとって雨は「危険信号」でもあり「行動のきっかけ」でもあるのです。
地面が濡れて住処が流されたり、湿気を好む種類の虫が活発になったりと、雨の日には虫が一斉に動き出すタイミングが重なります。そしてその“逃げ場”や“快適な場所”として選ばれやすいのが、あなたの家なのです。
本記事では、
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なぜ雨の日に虫が増えるのか?
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どうして家の中に入り込んでくるのか?
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そして、今すぐできる虫の侵入対策とは?
といった視点で、虫の習性に基づいた防ぎ方をわかりやすく解説します。
「雨の日は虫がイヤ…」という悩みを解消し、快適な室内環境を保つためのヒントをぜひチェックしてみてください。
なぜ雨の日に虫が増えるのか?
虫にとって雨は「命がけの環境変化」
虫の多くは水に弱く、特に地面近くで生活している虫は、雨が降ることで住処が水没したり、体温が奪われて動けなくなる危険があります。
そのため、雨を避けて高くて乾いた場所=家の中に避難してくるケースが多くなります。
✅ 対策のヒント:
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雨の前後は玄関・窓の締め忘れに注意(雨の気配を察して虫が行動するため)
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ベランダや勝手口まわりの雑草や落ち葉を掃除しておく(虫の一時避難所になりやすいため)
湿気が好きな虫が活発になるため
湿度が高くなると、普段はあまり目につかないゴキブリやダンゴムシ、ナメクジ、蚊などの“湿気好きな虫”が活発に動き始めます。
とくに気温が高めの時期には、湿度との組み合わせで「繁殖」や「移動」のスイッチが入りやすくなります。
✅ 対策のヒント:
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除湿機やエアコンで湿度を50〜60%程度にキープ
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シンク・浴室・洗濯機周辺など、湿気がたまりやすい場所は換気を強化
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観葉植物の水やりは控えめに。受け皿の水もこまめに捨てる
巣や住処が流されて避難してくる
地中や植え込み、建物のすき間に巣を作っていた虫たちは、雨によって住処を失い、新しい安全な場所=人の住む空間へと逃げ込んでくることがあります。
特に一戸建てや1階の住居では、庭や外構からの侵入ルートが多くなります。
✅ 対策のヒント:
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外壁のひび割れ・サッシの隙間・通気口などを定期的にチェックし、コーキングや網で塞ぐ
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家の周囲に落ち葉・不要な鉢・ゴミ袋などを放置しない(虫の巣の温床になる)
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室内の明かりが外に漏れないよう、夜はカーテンをしっかり閉める(虫が光に集まる習性があるため)
このように、「雨=虫の避難・繁殖のタイミング」と捉えると、予防策の意識も変わってきます。
次のセクションでは、実際に家の中への侵入をどう防ぐか、より具体的なテクニックを紹介していきます。
雨の日に虫が家に入りやすい理由とは?
ドアや窓の開閉が多くなる
雨の音で虫の侵入に気づきにくい
雨の日は、洗濯物の取り込みや換気、荷物の搬入などでついドアや窓の開閉が増えがちです。
加えて、雨音にかき消されて虫が「スッ」と入ってきても気づきにくく、無意識のうちに侵入口を作ってしまっていることも。
✅ 対策のヒント:
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網戸やドアの隙間にモヘアテープや防虫パッキンを設置する
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玄関ドアは長時間開け放たず、出入りは手早く行う習慣をつける
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夜間は玄関ライトの点灯時間を短くする or 暖色系の照明に変える(虫は白色光に集まりやすいため)
湿気が家の中にこもりやすくなる
湿度と温度のバランスが虫にとって快適な空間に
雨による外気の影響で、室内の湿度が急激に高まりやすくなります。
ゴキブリやダニ、ナメクジ、ムカデなど多くの虫は湿った環境を好むため、家の中が快適な「住み処」に変化してしまうのです。
✅ 対策のヒント:
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湿度計を設置し、50〜60%を目安に除湿を心がける(70%以上は虫にとって最適ゾーン)
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浴室・洗面所・キッチンなど水回りは使用後に換気+拭き取りを習慣に
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クローゼットや押し入れ、靴箱にも除湿剤を置くと虫&カビ対策に効果的
換気口や排水溝からの侵入
雨天時は水回りからの侵入経路が活発になる
家の中には目に見えない小さな隙間や水の通り道が多数あります。雨天時は水圧の変化や排水の逆流などによって、外とつながる経路(換気口・排水口・エアコンのホースなど)を通って虫が侵入しやすくなります。
✅ 対策のヒント:
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排水溝にはこまめに熱湯や重曹+クエン酸で洗浄・消臭(ゴキブリ・チョウバエ対策)
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換気口には目の細かいフィルターを貼っておく(ホコリ&虫よけ)
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エアコンのドレンホースには専用の「虫よけキャップ」を装着(市販で手軽に入手可能)
🔍 ワンポイントアドバイス
「虫は隙間から入る」というより、「人間が気づかない隙間を“日常的に”開けている」ことが多くあります。
とくに雨の日は油断しがちなので、虫にとって入りやすい条件を意識的に断ち切ることが重要です。
雨の日でも虫の侵入を防ぐ6つのコツ
玄関や窓の隙間をしっかり塞ぐ
モヘアテープや防虫ストッパーの活用
雨を避けたい虫たちは、ほんのわずかな隙間からも室内に入り込みます。とくに玄関ドアや引き違い窓の下部にある小さな隙間は、見落としがちな侵入ルートです。
✅ 対策のヒント:
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モヘアテープ(すき間風防止テープ)でサッシのすき間を目隠し+遮断
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玄関ドアの下部には防虫ストッパーやドアガードを設置
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窓や網戸の破れやゆがみは早めに修理する
排水溝・通気口にネットやフィルターを設置
ゴキブリ・蚊の通り道をブロック
キッチンやお風呂場の排水溝、洗濯機まわりの排水口などは、下水とつながっているためゴキブリやチョウバエの出入り口になりやすい場所。通気口も風と一緒に虫が入り込むルートになります。
✅ 対策のヒント:
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排水溝には水切りネット+髪の毛キャッチャーを二重で設置
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通気口には100円ショップでも買える「換気口フィルター」を貼るだけでOK
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排水口に週1回、熱湯 or 重曹+クエン酸を流して清潔に保つ
部屋の除湿を心がける
除湿機・エアコンで虫の嫌う環境に
多くの虫は湿気を好み、乾燥した環境では活動が鈍くなります。雨の日は部屋全体がじっとりしやすいため、湿度をコントロールすること=防虫対策の基本になります。
✅ 対策のヒント:
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エアコンの「除湿モード」や除湿機で、室内湿度を50〜60%に保つ
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浴室・洗面所・キッチンなどの水まわりは使用後にしっかり換気・乾燥
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押し入れやクローゼットには除湿剤+防虫剤を併用するのが効果的
雨の日は照明に注意!
虫は光に集まる。照明の種類や設置位置を見直す
虫には「走光性(光に引き寄せられる性質)」があります。特にLEDや蛍光灯などの白く強い光は虫にとって強い誘引源になります。窓際や玄関近くに光源があると、外から虫が集まりやすくなります。
✅ 対策のヒント:
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玄関・ベランダ照明は「暖色系LED」や「誘虫効果の少ないタイプ」に変更
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夜間はカーテンやブラインドで、室内の光が外に漏れないようにする
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玄関照明は人感センサータイプに変えると虫が寄りづらくなる
屋外の水たまり・植木鉢の水を放置しない
ボウフラや小虫の発生源を絶つ
雨のあとは、**ベランダや庭に水たまりができやすく、そこが虫の繁殖場になります。**特に蚊はわずかな水でも産卵するため、注意が必要です。
✅ 対策のヒント:
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植木鉢の受け皿にたまった水はこまめに捨てる
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空き缶・ビニール袋・おもちゃなどの「雨水がたまる容器」は外に放置しない
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ベランダの排水溝を定期的に掃除して、水はけを良くしておく
虫よけアイテムを玄関周辺に設置
ハッカ油、ハーブ系スプレー、超音波駆除器など
虫はニオイや音に敏感で、特定の香りや周波数を嫌います。玄関や窓の周辺に虫よけアイテムを置くことで、「ここは近寄りたくない場所」と感じさせることができます。
✅ 対策のヒント:
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天然のハッカ油を水で薄めたスプレーを玄関や窓枠に散布
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虫が嫌うラベンダーやミントなどのハーブを鉢植えで設置
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コンセント型の超音波駆除器を出入口付近に設置して虫の接近を抑える
📝まとめアドバイス
「完全な侵入ゼロ」は難しくても、虫が「寄りつきにくい」「入っても住みにくい」環境づくりが雨の日の最大の防御策です。どれか一つではなく、複数の対策を組み合わせることがポイントです。
特に注意したい虫とその対策法
ゴキブリ|湿気とエサに注意
ゴキブリは湿気・暗所・エサのある環境を好むため、雨の日は行動が活発になります。とくに排水口や玄関のすき間から侵入し、台所・洗面所などに出没します。雨音にまぎれて気づきにくくなるため、対策を徹底しましょう。
✅ 対策のヒント:
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食べかすや油汚れをその日のうちに掃除しておく(エサを絶つ)
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シンク・排水口は使用後に水気を拭き取り、フタを閉める習慣をつける
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排水管に熱湯 or 重曹+クエン酸を定期的に流して清潔に保つ
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隙間や穴はコーキングで埋め、防虫剤・コンバットなどを仕掛けると効果的
蚊|雨上がりの水たまりが危険
蚊のメスはわずか数mmの水たまりでも産卵できるため、雨のあと数日以内に大量発生することがあります。とくにベランダの受け皿や庭の植木鉢、空き容器などの雨水が温床になります。
✅ 対策のヒント:
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雨上がりは「水たまりチェック日」として習慣化する
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植木鉢の受け皿、バケツ、ジョウロなどに溜まった水はすぐに捨てる
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ベランダや庭の排水溝の詰まりを定期的に掃除しておく
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蚊取り線香や電気式虫除け器を玄関・窓周りに設置
ナメクジ・ダンゴムシ|植木鉢・玄関周りに出没しやすい
ナメクジやダンゴムシは湿った土や落ち葉、植木鉢の下などに潜んでいます。雨が続くと、こうした虫が玄関付近や家の外壁に沿って移動してくることも多く、**気づいたら玄関に…**というケースも。
✅ 対策のヒント:
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植木鉢の下にレンガやスノコを敷き、地面との接触を避ける
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玄関周りの落ち葉や雑草をまめに掃除し、虫の隠れ家を作らない
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ナメクジにはコーヒーかすや卵の殻(乾燥させて砕く)を撒くと侵入抑制に
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ダンゴムシ対策として、濡れた段ボールや木材を放置しないことも重要
☑総まとめポイント
虫ごとに好む「環境条件」や「侵入経路」は異なりますが、共通するのは「湿気・エサ・隙間の存在」。
これらを**“まとめて断つ”意識が、雨の日の虫トラブルを激減させるコツ**になります。
まとめ:雨の日対策で快適な家をキープしよう!
雨の日に虫が増えるのには、「湿気」「気圧の変化」「エサやすき間の存在」など、きちんとした理由があります。
特に家の中は、雨をしのぎやすく、虫にとって快適な「避難場所」になりやすい環境。油断していると、知らぬ間に住みつかれてしまうことも。
ですが――
侵入ルートを塞ぎ、湿度やエサとなるものを管理するだけでも、虫の侵入はかなり防げます。
ちょっとした習慣の見直しと、アイテムの活用を組み合わせれば、
「雨の日=虫が気になる日」というストレスを、大きく減らすことができます。
雨の日でも安心して過ごせる家づくりは、暮らしの快適さを一段とアップさせるポイント。
今日からできる小さな対策を積み重ねて、虫知らずの住まいを手に入れましょう。


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